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監獄島編②

まだ自分の置かれた状況も分からぬまま、辿り着いた街並みは中世欧州を思わせた。

人々の服装も古き欧州風で、ただ顔立ちは何処か二次元的な雰囲気を持っていた。

何故か言葉が聞き取れて、これなら、と声をかけてみたが、怪訝そうに無視される。

空腹と不安で押し潰されそうになった時、体を支えるように触れていたのが、町の中心に設置されていた王族の銅像だった。

「汚い手で触るな!」

怒声が聞こえ――叫んだのは如何にも身分の高そうな格好の若い金髪の男――指をさされると、軽鎧と槍を持った数名が走ってくる。

直ぐに捕まり、こちらの事情を説明しようとするが、集団で殴られ、蹴られ、ボロボロにされた後、連行された。

今なら全員、皆殺しにできるのに。

監獄島での半年で、精神を病まないはずもない。

初めてコロシアムで人を殺した時は、自分も死にかけていて、後から震えた。

一月で甘さを捨て、人はどんな環境にも慣れるのだと痛感する。

肉体も心も変化して、強くなったのか、ただ残虐になったのか、自分では判断できなかった。

グレイニアに会って、懐かしい知り合いに会ったような気分になってしまった。

彼女を自分の物にしたのは、当然、好きな時に性欲を満たしたい欲求もあったが、このまま分かれては、もっと酷い目に遭うのは目に見えている。

男と対戦すれば、より徹底的な凌辱をされ、女と対戦すれば、羞恥で動けない彼女は殺されるだろう。

首輪に鎖を繋いだグレイニアを連れて、男の集団房に戻ると、下卑た笑いと興奮した息遣いが聞こえてきた。

「女だ!」

「すげえ、エロい女だ」

身を硬くしたグレイニアの胸元と股間を隠す手の力が入る。

「ひ……」

「入るぞ」

「ここに!? い、いや……」

彼女が何と言おうと、ミキナガの物になったのなら、彼の居場所が生活する場所になる。

本来なら女子の集団房に入れられるはずのグレイニアだが、どちらが彼女にとって幸せかは定かではない。

噂では、女子の集団房の方が、虐めが酷いらしい。

一つの集団房にはおよそ二十名が入れられていた。

男ばかりの牢獄に、女はグレイニア一人。しかも彼女は、とびきりの美少女であり、むっちりと頭部大を超える爆乳に、そそる肉付きをしたお尻と、飢えた男らには刺激の強すぎる見た目なのだ。

ここでも全員が全裸で、男ら全てが勃起したのが、直ぐに確認できる。

「来い。こっちで休むぞ」

今にもグレイニアの襲いかかりそうな男らであるが、実はその心配はなかった。

正方形状の牢獄の中、角の一つがミキナガの決まった居場所である。

黒髪に異国の顔立ち。それだけでも警戒されたのはまだ良かった事だ。ここでは珍しいルックスの者はだいたい不気味な力を使う事が多いようだ。

鑑定のような能力がここにはなかったのも幸いした。そして、不気味な力を確かにミキナガは持っていた。

アナライズの能力は囚人の機嫌の悪さまで教えてくれるから、そういった奴には近付かず、基礎だけでも複数の属性の魔法が使える者もレアだった。

最初の戦いで生きて帰ってきてからは特に、周囲の警戒心も上がっている。

「うう……」

角に座ったミキナガに隠れるように、グレイニアが後ろに来た。かなり狭いスペースだろうに、無理に押し入ったので、デカすぎる胸の肉果が背中に押し付けられる。

二十名近い男らの視線はずっとグレイニアに注がれていて、早くもオナニーを始めた奴までいた。

「なあ、お前よ。その女、どうしたんだ?」

自分たちよりも前に戦った勝者だけは、檻に戻される前に次の対戦だけは見る事ができたが、他は事情を知らない。

「こいつと戦って、勝ったから、俺の物にした」

ここに来たばかりの頃にはオドオドするばかりだったが、半年生き残れば、中堅以上か。この檻の中でも半数以上は自分よりも後から入ってきた者だ。

「か、貸してくれよ」

想定通りの反応だ。

ミキナガの肩に置かれたグレイニアの手に力が入る。

「嫌だね。こいつには誰にも触れさせない」

グレイニアの体がピクっと反応したように感じた。

「いいから貸せって、言ってんだ!」

最初に声をかけてきたのとは別の男――大柄で、全員筋肉の鎧を纏ったようなスキンヘッドに顎鬚――が、強引にグレイニアを奪おうとしてくる。

「きゃ――」

令嬢の小さな悲鳴を聞いたが、その直後、男が吹き飛ぶ。

長くここにいる連中は、馬鹿な奴、と鼻で笑った。

勝者の報酬として与えられた物に他人は許可なく触れる事はできないようになっていた。

暴力も禁止。そういう結界のような物がここには施されている。

だから、虐めるなら、暴力と判断されないギリギリを行う。

数日で帰らなくなった美少年が、ここに入れられて直ぐにフェラチオをさせられたのは記憶に新しい。

無理矢理にグレイニアを奪おうとした男は、まだここに来て三日。捕まる前には、何十人も殺した凶悪犯であったようだが、ここにはそいつよりも強い連中はゴロゴロいる。

――ハンコック・バダ。レベル29か。弱点は、氷結系の魔法か。

暴力禁止である為、ここでは攻撃魔法も使えない。ただ、せっかく手に入れた魔法は早く試したいものだ。

「て、てめえ……」

ハンコックが、まだ体を痺れさせながら、睨んできた。

「こいつを手に入れたかったら、コロシアムで俺と戦って勝つ事だな」

欲しければ、コロシアムの対戦で勝つ。それが唯一の方法。

ここで暴力が禁止されているのは、全てコロシアムでの対戦を盛り上げる為だ。

「いいだろう。おい、看守、聞こえてるんだろ! 次のマッチアップ、こいつと戦わせろ!」

勝手に決める事はできないが、面白いと思われれば、マッチアップされる確率は高い。

――これからは、俺との戦いを望む男の囚人も増えそうだな。

半分憂鬱。もう半分は、戦う事に意味が生まれた喜びだ。

憎まれた悪役令嬢であっても今の自分のとっては守りたい宝だ。

その感情の要因が性欲だけであろうと。

「あの……、お花摘みに行きたいのですわ」

「お花摘み? ああ、小便の事か」

振り返るとグレイニアが真っ赤になっている。会話は他の男らも聞いていて、ニヤニヤしていた。

「うう、連れていって」

「トイレならそこだ」

牢獄の中、一つぽっかりと空いた穴がある。そこで小便も大便もするのだが、衝立なんて立派な物はない。

「な……。あ、あそこでしろ、と」

「他にない」

「嫌ですわ。あんな、み、見られて……」

「なら、そこで漏らすか? 女の尿の臭いなんて、男らを興奮させるだけだな」

穴はかなり深いようで、意外と強くは臭ってこない。

「あ、あそこで、しますわ。けど、お願い。傍に……」

自分だって、初めての時には嫌で堪らなかった。特に大便の時には。

ましてや、女がこれからする経験の羞恥はそのまま穴に飛び込んで死にたいくらいだろう。

トイレ穴のまでの移動でも常にグレイニアには男らの視線が纏わりつく。

両手で胸元と股間を隠し続けているグレイニアであったが、穴を跨ぎ、しゃがみ込めば、一斉に周囲に男らが群がってくる。

「ああ、嫌……ぁ。あっちに行って! わたくしは、公爵家の……」

そんな事を暴露すれば、余計に男らを興奮させるだけ。

――仕方がない。ちょっとは隠してやるか。

とか思いつつ、ミキナガはグレイニアの尻の間近に顔を寄せる。

「そ、そんなに顔を近付けないで」

「お前の小便なんて、さっきも見せてもらっただろ。早くしないと、ずっと見られたままだぞ」

「うう、この変態下衆」

しかし、覗き込んだグレイニアの肉裂から、尿水よりも先に淫蜜が糸を引いて垂れていた。

――見られて興奮しているのか? どっちが変態なんだか。

ギリギリまで股間を隠しつつ、ぶるっと震えたグレイニアが、プシャっと尿を放った。

「見ないで……、いやぁ……」

劣情の籠った笑いが彼女の周囲を廻り、やはり肉棒を扱く者も多かった。

――――

ハンコックが望んだマッチアップはもう次の日には組まれた。

二日連続で戦うのは初めてだ。

ただ、昨日は女を犯しただけで、体にダメージは受けていない。

牢から出された時には、グレイニアも一緒に連れてきた。

蒸し暑い控室で、彼女と二人きりになる時間ができた。

グレイニアはあまり眠れなかったようだ。

「壁に手を付いて、尻をこっちに向けろ」

昨日から貴族の令嬢には、とても耐えらない経験ばかりだったグレイニアだから、観念したように言った通りにしてくれる。

「流石に、あの連中の見ている前では遠慮したが、我慢がもうできない。犯すぞ」

「か、勝手になされば」

セックスしたかったのは事実だが、もう一つ、確認したい事もあった。

背後からグレイニアに近付き、片手を彼女の股座に添える。

「ん……」

ピクンと直ぐに反射があって、ラビアはもう濡れていた。粘膜の割り開くと、濃い淫蜜がどろっと零れ落ちていった。

「お前もずっと発情していたな」

「そ、そんな訳……、あ、ありませんわ」

ここに来てから、男から見られない時間はなかったグレイニアだ。恥辱に牝を反応させる彼女にマゾヒズムを見る。

「俺の背中にずっとくっついていて、勃起したコリコリ乳首を擦り付けていただろ」

「貴方の勘違いですわ。あ……」

肉棒の先端を女陰に当てれば、グレイニアの呼吸が乱れてきた。

「はあ……、ああ、また犯されますの? ハァ、ハァ……」

性欲が逸る。ぐっと腰を前に、ペニスを押し込めば、膣口のヒクつきが感じられ、昨日よりも緩み、すっかり受け入れる準備がされている。

ヌプッ! 抉り込み、直ぐに温かさに恍惚感が湧いた。

「んっ、ああ……。入って……。あっ、あ……」

ぬるぬるした膣粘膜が快感を与えてきて、顫動しながら奥へと吸い込んでくる。

直ぐに最奥まで肉棒の先端が届き、まずはゆったりと浸った。

「お前、名器だな」

「え?」

「こんなオマンコを知ったら、もう他の女じゃ満足できなくなる」

「そ、そうなんですの?」

ちょっと嬉しそうだ。

ズンと強く叩き込む。

「ぁひぃ、ん……。あ、あ、まだ、ちょっと痛い……。けど……」

グレイニアの頬は桜色に染まり、半開きの唇から温められた息が吐かれた。

前後に腰を動かせば、肉壺内の無数のヒダが絡み付き、甘え、媚びてくる。

「イイんだな?」

「ちが……、あっ、あん、あん、ハァ、ハァ、んっ……、ああ、あん……」

腰で大きな尻を叩けば、プルプルと揺れ動き、視覚への刺激も増してきた。

彼女から立ち昇ってくる牝汗の香りと蒸れを鼻孔に吸い込めば、より興奮も高まる。

「勝って……」

「ん?」

「勝ってくださいませ。あっ、あっ……」

肉棒で膣を掻き回し始めてから、少し素直になったか。

「ずっと俺の女でいたいのか?」

「か、勘違いなさらないで。他の男より、マシというだけで……、んあ、そこ……」

肉棒の反り返りで、カリ首が苛烈に牝粘膜を削ぎ込んでいく。結合部では、吸着する膣口が引きの動きに伸ばされ、大量の淫蜜を滴らせていった。

――グレイニアは誰かに必要とされたがっている。

「安心しろ。俺は勝って、お前を誰かに渡したりはしない。こんな、極上の牝、その本当の価値も分からない連中には触れさせたりもしない」

「わたくしが、極上……。んんっ、あ、ああ……、ハァ、ハァ、痛いより、気持ちが大きくなって……」

男にサービスするように、グレイニアの腰が波打つように動かされてきた。

前屈みになり、垂れ下がった爆乳の質量と重量感がより際立ち、大きく回転しながら揺れ動く。全身が汗ばんで、タプタプ揺れる乳房から雫が飛び散った。

悪戯に巨尻を叩けば、

「ヒイ……っ! や、やだ、お尻叩かれたのに、そ、それジンジン来てしまいますわ」

「叩かれるの、好きそうだな」

「そ、そんな事は……」

また思い切り平手を飛ばした。

「ぁひぃ、いいん! ハァ、ハァ、ハァ、子宮に響きますの。あ……、あー、あー、イイ……」

上半身を倒して、腕を伸ばし、大きく揺れ続ける爆乳の裾野から掴む。少しだけ力を込めて、引き絞った。

「や……、乱暴ですわ。ああん、でも、どうして感じてしまいますの?」

乳肉を捏ね回しながら、腰の動きを速める。どうしても速まってしまうのだ。

「いいぞ、グレイニア。ほら、出してやるから、イけ」

キュッと肉壺の締め付けが増して、膣全体でペニスを感じたいのだと主張しているように思えた。

ヌズブブ――。大きな抜き差しにしながら、亀頭で何度も子宮口を叩く。

「ぉひぃ、イイん! おっ、おお……。また、あの感じ……、来ちゃいますわ。ああ、あー、あー、イ……」

「そうだ、イけ」

加速的に膨張する衝動のままに、性器の結合の快感に酔いながら、射精に向けて、より苛烈に穿り返した。

溜り込んでくる性感に頭が心地好く締め付けられるように感じ、狂おしさが暴発へと誘ってくる。

「ぐ……、出る」

ドビュルッ! ビュク、ビュクッ、ドプドプッ!

跳ね上がる肉棒。亀頭が子宮口を激しく擦りながら、ザーメンを大量に放出していく。

「中で、弾けて……、これ、凄い。イク……。ほおぉ、イクぅ!」

仰け反るようになって、膝をガクガクと震わせて、プシャっと失禁までした悪役令嬢。

淫らな呼吸音だけが控室に響き、淫猥な秘め事の匂いで満ちた。

――はぁあああ、やべえ、こいつとのセックス、気持ち良過ぎ……。

「ホーリーファンタジア」の攻略対象の一人、リーベルン王国の第一王子は、何て勿体ない選択をしたのか。

さて、自分の力を確認してみる。

レベル53。今度もまた大量の経験値を得て、大幅にレベルアップしていた。

ただし、新しい魔法は得られていない。

――セックスでイかせると、戦闘に勝ったのと同じになるのか。グレイニアは強いからな。

羞恥と媚薬の影響がなかったら、昨日も簡単に負けていたはずだ。

グレイニアから肉棒を引き抜いたところで、看守が呼びにやってきた。

令嬢は慌てて胸と股間を隠したが、股座から白濁水が垂れていくところは見られただろう。

コロシアムには二人で赴く。

グレイニアは賞品扱いで、端っこで鎖に繋がれた。セックスしたばかりの彼女は、昨日よりも色香が増して見えた事だろう。

反対側のゲートからハンコックが現われる。

「百人殺しの異名を持つ、俺様に喧嘩を売ったんだ。覚悟はできているんだろうな」

互いに全裸で、最初は武器も持たないが、グラウンドには得物が置かれていた。

開始早々に、ハンコックが走り、大きな斧を取る。

ミキナガはその場から動かず、ただ一言で魔法を発動させた。

「氷の女王……」

昨日得たばかりの氷結属性最上級の魔法だ。

前に伸ばした掌の先に魔法陣が描かれ、青白い半透明の髪の長い女が現われる。

それは一直線にハンコックに向かい、ギョッとする彼に抱き付くと、刹那に全身を氷漬けにした。

出来上がった氷の墓標。戦闘開始から十秒程度で決着がついて、観客も唖然とし、騒然とした。

ただ一人、立ちあがって拍手を送ってきたのが、白い仮面の彼女だった。

「ブラボーっ! 驚いたよ、そんな最上級魔法なんて、今まで使っていなかったじゃないか」

自分の持つ、特殊なスキルについては、秘密にしておきたい。

「元々、氷結属性の魔法は使えた。ここに来て、強くなり、覚えたんだ」

「これまで基礎攻撃魔法しか使っていなかったのに? 一足飛びで最上級とはね。いや、そんな事もあるだろう。これだから、殺し合いは面白い」

嫌な趣味だ。もしかして、彼女の趣味で囚人同士の殺し合いは始められたのか。

「勝者の要求をしていいか?」

「ああ、どうぞ」

「個室が欲しい。体が清潔に保てるような」

少し検討する時間がとられるかとも思ったが、即決だった。

「いいだろう。一番居心地のいい独房を用意させる。期待の証だ」

仮面の下で、彼女が楽しそうに笑っている気がした。

――――

集団房に戻る事無く、本当に直ぐに独房が用意された。

喜んだのはグレイニアであった。

分厚い鉄板の扉であったが、中にはベッドがあり、窓もある。ただし、基本的に収容施設は地下にあるので、細長い穴が斜め上方に伸びて、景色は見えなくて、太陽光がどうにか入ってくるだけ。

「ああ、これで、あの連中の視線に晒される事はないのね」

「俺の目はあるぞ」

「貴方はどうせ、いやらしい命令をしてくるのでしょ。それだけなら全然マシですわ」

広さは六畳もなく、長方形の空間だ。

――ずっと、硬い石の床で寝ていたから、ベッドはありがたいな。

グレイニアが壁に手を添えて、歓喜する。

「放水の魔道具までありますわ!」

「何だ、それは?」

「知りませんの? ぷっ、これだから、田舎者の平民は」

「俺の方がずっと進んだ文明で生活していたんだ。で、説明しろ」

壁の紋様のような物にグレイニアが手を翳すと、天井から水が降り注いできた。

「はあ……、やっと体が洗えて……」

「シャワーか! おい、俺に使わせろ」

「ちょ、降ってくる範囲は狭いのですわ。あん……」

まともに体を洗うのはいつ以来か。気紛れに、体を洗える時間が設けられる事はあったが、一週間以上間が空く事もざらだった。

「ふう、気持ちいいな」

「ブー、まったく……。ああ、いいですわ。わたくしは、歯を磨きます」

歯ブラシまで置いてあったが、一本だけだ。

落ちてくる水流の横で、うがいをして、歯を磨いていくグレイニアを羨ましく見てしまった。

「し、仕方ありませんわね。はい、口を開けて。わたくしが使った後ですが、一本しかありませんから、文句は言わせませんわよ」

口を開けると、正面から爆乳を押し付けてきたグレイニアに歯を磨かれる。

「臭い口で、体中を舐め回されたら、堪ったものではありませんもの」

何だか、楽しそうな悪役令嬢だ。

――こ、こんな感じも悪くないな。

されながら、髪も流し、場所を交代する。

結わいていた髪を下ろし、気持ち良さそうに自分の体を洗っていくグレイニアを見つめた。

――やっぱりいいな。綺麗な女が体を洗っているシーンは。

グレイニアと出会ってから、ずっと勃起したままの気がする。

トイレは相変わらずの穴だけだが、蓋があるだけ随分と良くなっている。

食事は日に一度の配給があるが、それもここまで持ってきてくれるようだ。

「う……」

「どうかしたか?」

「い、いえ、その……、お腹の調子が……」

「ああ、糞か」

グレイニアが真っ赤になった。

おしっこは羞恥を押し殺して、どうにかしてきたグレイニアであったが、確かに大便はしていなかった。

それに慣れない囚人食も影響があるだろう。

「うう、見ないでくださいませ。後、臭いも嗅がないで」

「いいや、見る。そして、した後のケツ孔の臭いも嗅いでやる」

「変態! ド変態! ああ、ダメ……」

慌てて、トイレの蓋を外して跨る悪役令嬢。

だが、小水は出るも、なかなか、大は出てこない。

「まだか?」

「だから、見られていては、出るものも出ませんわ! 寝ている間に首を絞められたくなかったら、向こうを向いて!」

「いや、暴力はできないぞ、ここでは」

「そうでしたわ! ああ、お腹の痛みだけが続いて……」

躾と調教はまだまだ足りていない。

――そのうち、一番恥ずかしい状況で見てやろうか。

下衆な興奮を覚えつつ、反対側を向いてやる。

それから少しして、下品な排泄音を聞くのだった。

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