監獄島編③
脱獄。ここの囚人なら誰もが一度は考えた事はあるだろう。
最悪の環境から脱したとはいえ、外の世界では食うにも困るとは予想できるのだが、それでも自由を欲する。
立ちあがってグレイニアを抱き締めながら、唇を重ねた。セックスよりもキスの方がハードルの高い女も多いとは聞くが、彼女に抵抗感は感じられない。
愛情を表現するよりも、性欲が強く、唇を啄ばみ合うと、直ぐに舌を互いに突き出していた。
「はあ……。んっ、んちゅ、ハァ、ペチャ、レロぉ……」
最初はゆっくりと唾液に濡れた舌を擦らせ合い、絡ませていく。
唇を吸いつつも、舌は伸ばしたままで、ずっと接触させたままでいた。
ピチャピチャと脳内に響く音がとても卑猥で、興奮していく息遣いを注ぎ合う。
二人の唾液は混ざり合い、それを更に舌で掻き混ぜ、喉に伝っていくのだが、更に溢れてきた。
「ハァ、ハァ、もっろ……」
段々、性欲に素直になってきたグレイニアも淫靡に舌を使い、ミキナガの口内を舐めてくる。
舐め返してやれば、甘えて唇を接触させて、刺激で溢れる唾液が涎になって垂れていった。
しつこくベロチューを続け、終わり間際まで、舌先を擦らせ合った。
「はー、無精髭、チクチクしますわ」
「粗悪なカミソリしかないからな。お前も腋の下とか、随分……」
赤くなるグレイニアだ。
「だって……」
「まあ、俺は嫌いじゃないが」
ムダ毛の処理をしている女の囚人もいないだろうし、実際、この文明レベルで、まめに処理する習慣はあるのだろうか。
グレイニアの反応からすれば、貴族はしているのだろうが、平民の女はそこにお金をかける余裕はなさそうに思えた。
「それより、しゃぶってくれ」
そのままの距離間で、グレイニアが膝をつき、顔を肉棒へと寄せてくる。
と、その前に、思い出したように、胸の巨果実で挟み込んできた。
「こっちがお好きではなくて?」
パイズリは元の世界では経験がなくて、ここでグレイニアに初めてしてもらった。その時に、やけに感動してしまって、それを彼女は覚えている。
柔らかく豊満過ぎる肉厚でペニスが挟み込まれ、温かな心地好さに包まれた。
「どっちも好きだが……、そのまましながら聞いてくれ」
「何ですの?」
独房に来てから慎重に盗聴などがされていないかを確認し、大丈夫であるとやっと確信が持てた。やはりここは何処よりも分厚い壁と金属の扉で囲まれている。
勿論、できるだけ小声にはした。
「脱獄を計画している」
「ん……」
グレイニアも周囲を気にした。パイズリを続けつつ、乳肉の合間から出ている亀頭に唇を近付けていく。
「俺の使った『氷の女王』はお前からコピーしたものだ。俺には『寝取り』という特殊なスキルがある」
「ペチャ、ハァ……。聞いた事がないスキルですわ。どんな効果がありますの?」
鈴口に接吻されると、微かであるが確かな刺激と、興奮が高められる。
「セックスでイかせた女から一つ、スキルや魔法を複写して得られる。それから、戦闘で勝ったのと同じ効果で経験値が得られる」
舌が亀頭を舐め回してくるから、ピクピクと肉棒が震えてしまった。
「ん……、ほれで、計画はどのような?」
舐めながら喋られるとくすぐったい。
「脱獄に必要なスキルを集める。女から」
パクッと唇で亀頭を銜えながら、グレイニアの上目遣いがジト目になっていた。しかし、彼女の舌は蠢き続けている。
ここに連れられてきて半年。ずっとどうやったらここから逃げられるかを考えてきた。
必要な情報は噂話を集め、自分なりに正しいのか間違っているのかを選別する。
「わたくひのように、犯ふのれすね」
少し不機嫌に見えた。
感情をぶつけるように、グレイニアの美麗な顔が揺さぶられてきた。伴って、快感が増してくる。
「それしか手はない。ふう……」
必要なスキルは「開錠」または「アンロック」の魔法。
それから「隠密」のスキルは必須か。
周囲の探索ができるスキルも欲しい。この島全体の地形を把握している訳じゃない。
罠の解除もできると助かるだろう。
飛行できる能力は便利そうだが、コロシアムから飛んで逃げようとして、直ぐに落とされた者がいたらしい。
空の見張りは特に手厚い可能性が高い。
「んぱぁ、わ、わたくしも一緒に……」
「当然だ。お前は俺の所有物で最大の宝だ」
一気に乳房の揺さぶりもフェラチオも情熱的になった。
我慢する必要はない。
「いいぞ。一発、出すぞ」
頷いたグレイニアの動きが早まり、搾り取ろうとする意思を感じた。
込み上げてくるものを尿道の奥から感じて、睾丸がきゅっと締まってくる。
ドピュルルルッッ! ドブドブッ! どびゅんっ、どくどくっ!
気付いた事だが、この世界に来てから、精液の量が増していた。
「ぁふっ……、ふぅ、ん……」
最初は直ぐに咽ていたグレイニアであったが、うっとりとした表情を見せ、まだ舌を動かしている。
肉棒全体を舌で綺麗にするお掃除フェラを最後にして、唇を離すと彼女はゴクッと喉を鳴らした。
――――
マッチアップは自分では決められないし、どの女囚が必要なスキルを持っているか、知る機会は少ない。
そこで、次のコロシアムの死合で勝者となった褒美として、一日女子収容所見学を頂いた。
他の女を値踏みしてきたせいか、グレイニアの機嫌が悪かった。
因みに、独房を頂いてからは、戦いの間は彼女をそこに置いてきている。どうしても裸で大観衆の前に出るのに抵抗は拭えないようだ。
「それで、見付けましたの?」
「ああ。何人かいた。バラバラだが」
ここに入れられる時に、確か身体検査のような事をされた。
そこでは使えるスキルや魔法も確かめられたと思う。
鑑定やアナライズのスキルではなく、大掛かりな道具で確認された。
グレイニアにも確認したが、覚えられるスキルや魔法の系統は決まっている。
その後、成長しても他の属性の魔法や、系統のスキルを覚える事はない。
例えば、盗賊や暗殺者など――特に優れた者に限られるが――は、開錠や隠密のスキルを持つ。
そういった能力を持つ者だけは、定期的に検査されるようだが、他は最初の一度きりで、再検査をされる事はなかった。
脱獄に必要なスキルを持つ者が集まらないように、別々の檻に入れられている。この事実は、スキルや魔法を集めれば、脱獄は可能であるとの証明だ。
――さて、それはそれでいいんだが……。
驚愕の事実が判明した。それはミキナガだけの驚きだろうが。
アニメもされた漫画「勇者ちゃんが魔王城に引き籠る」に出てきたクノイチがいたのである。
ここは「ホーリーファンタジア」の世界と思っていたが、違うのか?
二つの作品は原作者も違い、世界観は全く違うはず。
自分が関係を知らなかっただけかもしれない。
――まあ、ここがどんな世界であろうとも、それを楽しめる状況じゃないしな。
この次の戦いで、勝利の褒美として、自分から対戦相手を指定できる権利を得た。
――――
クノイチのツキヨ。「勇者ちゃんが魔王城に引き籠る」という作品は、コメディだが、登場する女の子たちは充分に肉感的で魅力的だ。
ストレートの焦げ茶色の髪をして、ポニーテールにした彼女は、作中で最も大きな乳房を持っている。
職業的にむっちりしているのはどうかと思うが、それは漫画だからこそ、だった。
しかし、その彼女がリアルにそこにいる。
ツキヨ。レベル43。
独房ではやる事がないので、グレイニアと無茶苦茶セックスしまくって――彼女の裸体に飽きる事無く、ずっと新鮮な興奮と快感があった――ミキナガのレベルは62まで上がっていた。
――普通なら負ける相手じゃないが、彼女には「隠密」のスキルがあるからな。
気配を完全に消されると、そこにいるはずなのに、見えないし音も聞こえない。
二万の観衆の前で全裸でもツキヨは気にしていない。
何度もここで戦わされて、何度か犯された事もあるようだ。
それでも警戒はされている。
こちらから女を指定しての戦いなのだから、当然、犯す事を目的にしていると思われただろう。
目的はスキルを得る事だが、手段はまさにそれだ。
「下衆め。ハァ、ハァ……」
やはり媚薬を飲まされているようだ。
顔立ちは日本人的で、かなりの美女である。まあ、やる気にさせてくれる女でないと、意味はない。普段、グレイニアを抱いているのだから、なおさら。
釣鐘状の巨乳で、引き締まった腰回り。臀部も相応に肉付き、媚薬の影響でほんのりと汗ばんでいた。
乳首もぷっくりと膨らみ、股座からだらだらと淫蜜を垂らしている。
――黙っていても脱獄計画の手助けをしてくれるとはな。
媚薬は公開レイプをさせたい為だけだが、これによってツキヨを絶頂に導く確率は上がった。
それでもこういった経験を以前にもしているツキヨは、直ぐにスキルを使ってきた。
彼女の姿を二万の観衆でも見付けられなくなる。
ただ、注意深く観察すれば、ヒントはあった。
滴り落ちた淫蜜が、どの方向から近付いてくるかを教えてくれる。
「そこか!」
直ぐに柔らかな肉にぶつかった感覚があって、抱き付けば、ツキヨの姿が現われた。
これには「隠密」の弱点も教えられた。
――強めの衝撃は厳禁だな。
抱き付きながら、押し倒す。
ドスンと地に倒れ込みながら、ツキヨの体が腕から擦りぬけようとしている事に気付いた。
その前に「スタンショック」で痺れさせる。
「うあぁああ――」
電流は自分の体にも及んだが、レベルの違いもあって、自分はまだ動けた。
大いに劣情を含んだ歓声が聞こえてくる。
「うぐ……、こ、この程度で……」
どうやらまだ少しは動けるようなので、もう一度スタンショックを与えようと考えた。
女体をアナライズ。
「へえ、流石はクノイチ。拷問慣れしているって訳だ」
匍匐前進のような格好になっているツキヨに後ろから近付き、掌を彼女の股座に当てた。
ぐっしょりと濡れている肉裂で、ぬるぬると指先が滑り、ラビアを挟み込みながら、
「スタンショック……」
女陰に直接電流を流してやった。
「ひぎぃ! あ、あああ――」
生暖かい物が手を湿らせていく。
――ハァ、ハァ、こ、こんな酷い事を女の子にしているのに、すげえ興奮してしまった。
確かにここにいて、かなり嗜虐的な部分が膨張してしまっているが、自分の歪んだ性欲を満たす為だけではない。
「はあ、アヘ……、こ、こんなしゅごいの、は、初めて……」
アナライズで確認した結果、痛みに強いドMと判明した。
腰を持ち上げ、下半身だけ膝を立てさせ、大きなそそるお尻を突き上げさせる。
「いいぞ、犯せ!」
客席から聞こえてきた。
――悪いな。手段は選んでいられない。
彼女がどうして捕まり、囚人となったのかは知らない。
もしかして自分のような些細な罪で、こんな地獄に送られたのかもしれない。
「や、やめろぉ」
ただツキヨの表情は明らかに興奮していた。
女囚収容所でアナライズしまくった中で、一定数は飢えた牝の目を向けてきていた。
――こいつも楽しんでやがる?
遠慮はいらないのなら、と腰を引き付けるようにして、淫蜜と小水で濡れた肉裂にペニスをぶち込む。
「んぎぃ――、き、来たぁ!」
ヌズブズブッ! 抉り込んだ途端に、きゅんきゅんと何重にも締め付けてきた。
痺れた体で上半身は動かぬままのツキヨであったが、腰だけは自分から振ってくる。
そんな淫乱な体の反応をしていても、
「お、おのれ……、大勢の目の前で、こ、こんな恥辱を……。ふう、ふぅ……」
顔は下品に悦びを見せていた。半開きの口から濡れた舌を伸ばし、恥知らずな卑猥なよがりを発してくる。
「おっ、おほぉ、おおん……。媚薬ぅ、効くぅ! おくしゅりれ狂わせるなんて、ハァ、ハァ、ハァ、卑怯者めぇ」
被害者である事に興奮している様子だ。
パシッと尻を叩いてやった。
「ドスケベに尻を揺らしやがって。チンポ好き過ぎだろ」
体力をそれほど消費する事無く、ぶるんと尻肉を揺らし、勝手に盛り上がってくれている。
――このまま勝手にイってくれそうだが、徹底的に楽しませてやる。
女体をアナライズして、一番の弱点を探った。
既に全身が汗ばんで、柔肌に朱色が差し込んできているが、子宮口を小突きあげると、ビクンと背筋が跳ねる。
「しょ、しょこっ!」
ぬっぷ、ぬっぷ、とリズミカルに抉り込み、子宮を震わせる度に、聞いている方が恥ずかしくなるような喘ぎ声が発せられていった。
「おおっ、おぼっ、おほっ、おおんっ、イっちゃう。もうイかされてるぅ」
自身の力を確認すると、レベル63。一つだけ上がっていた。
『スキル、寝取り、の効果で、対象者から魔法、スキル、のいずれかから一つ、コピーできます』
相手の絶頂が確認できて、条件を満たしたようだ。
欲しいスキルは最初から決まっている。
――よし、これで「隠密・極み」を覚えた。
通常の隠密と違うのは、発動者に触れている者にも効果があるという事だ。グレイニアと一緒に逃げるなら、これでなくてはならなかった。
目的は果たしたが、こんな中途半端では終われない。
「んほぉ――、まらイクぅ! こ、こんな大勢に、イってるとこ、見られぇ、ええ――」
ある意味、ここでは彼女のような女が正常なのかもしれない。
地獄のような監獄島で心を壊さずにいるには、マゾヒズムを肥大させ、犯される事も愉しむしかないのだ。
衝動が高まってくる。狂った観客らを満足させる為に、肉棒を引き抜くと、急いで前に回り、ツキヨのポニーテールを乱暴に掴んだ。
すっかりアヘた顔に肉棒の先端を寄せて、自分で扱き立てる。
ドプッッ! ドビュルルルッッ、ドプドプッッ!
顔射を決めて、ザーメンで埋め尽くしてやった。
「あひぃ、イイん……。ひゃあ、ひゃ、ああ……、私の顔、汚されちゃったぁ。ハァ、ハァ、あ……、ああ……」
プシャっとお漏らしして、ツキヨが精液塗れの顔に恍惚を見せてくる。
既に痺れは抜けているはずだが、彼女はぐったりと倒れて動かない。
「しゅごかった……。はぁ、ハアア、また、指名してえ」
最初に睨んできていたのは演技だったのか、途中で溺れたかは分からないが、観客からの揶揄を浴びながら、ツキヨは余韻に浸り続けていた。
――――
独房に戻ると、直ぐにグレイニアが寄ってきて、体臭を嗅いでくる。
「他の女の臭い……。こっちに来て。体を洗いますわ」
かなり機嫌が悪い。
「いや、まずは生きて帰ってきた事を――」
「分ってる! ホッとしていますわ。けど、もう、あんな思いは嫌なの。他の女に取られるとか、我慢できない」
原作ゲームでは、ヒロインと第一王子がベッドで愛し合うシーンがあり、アニメ版ではほのめかす描写があった。
「勘違いするな、所有者は俺であって、お前は……。ああ、いい。好きにしろ」
シャワーを浴びせられながら、グレイニアの両手が痛い程体を擦ってくる。
「捨てないで……」
水流に混じって、涙を零しているように思えた。
頭を撫でる。
――こんなに嫉妬されるとはな。
婚約者に裏切られたと思っていただろう。
「えっと……、安心しろ。お前の方が気持ち良かった」
「…………それの何処が安心ですの!」
きつく肉棒が握られた。レベル78の力で。
「……痛い」
「いいえ、ここは特に念入りに洗わないといけませんわ。この! この!」
もしかして、ヤンデレ気質がある?
だからこそ、自分の婚約者に近付く女に対して、攻撃的になったのだろう。
「いつから俺の事、好きになった?」
「は、はあ? な、何を言ってますの。公爵令嬢たるわたくしが、こんな下衆な犯罪者の事を……」
「違うのか?」
頬を赤らめ、ぷいっと顔が横に向けられた。
「だって、このわたくしが、好きでもない相手とのセックスであんなに感じるはずはありませんし、それに……、他の男に使わせなかったのも嬉しかったし……、何度も求められるのは、わたくしの事……って、思って」
「つまり?」
「ああん、認められるはずはないじゃないですか! 自分を辱めた男ですのよ」
ここまで言わせれば充分か。
「お前、可愛いな」
「は、はあ!?」
肉棒を握る手から力が抜けてくれた。
「だから、ケツ孔を使わせろ」
「アホですの! どうして、その台詞の流れから、そうなります? ああ、もう……」
背中を向けて、壁に手を付いたグレイニアがお尻を突き上げてくる。
「し、仕方ありませんわね。わたくしのお尻の匂いで、他の女の臭いを消して差し上げますわ」
で、案外チョロい。
彼女とのアナルセックスは初めてだ。
「詰まってないか?」
「つ、詰まっていませんわ! いちいち聞かないでくださいませ。貴方がいつもニヤニヤしながら見てくるから、いない間に……。ああん、もう、こんな排泄の場所でセックスしたいなんて」
だが、期待するように皺孔がヒクヒクとしている。
「興味あったんじゃないのか?」
「そんな訳……、ああ、当たって……」
亀頭をアナルに添わせ、押し込みを開始した。
「さっき出したばかりだが、俺のチンポは最高に勃起している。お前だからな」
「そ、そう言われて喜ぶとでも? あっ、きつ……」
ズブ! 強張った尻孔に肉棒を果敢に攻め込ませる。
「痛……っ、う、うう……、裂けそうですわ」
亀頭が生暖かさを感じてきた。
「力を抜け……。大丈夫、オマンコと一緒だ。直ぐに好くなる」
「そ、そう言われましても。んあ……」
ズブズブ――。少々強引に抉り込み、カリ首まで入り込めば、そこからゆっくりと引き、再び刺す、を繰り返しながら奥まで進ませた。
「ま、待って……。本当に痛いんですの。ハァ、ハァ……」
ただし、グレイニアの肛門は弾力性が強いようで、皺目が広がりながら、裂けたりはしていない。
「お前のケツ孔が良過ぎて、待っていられない」
ズンと穿り、一度届く限界まで攻め込んだ。
「はう! うう……、こんなの変態ですわ」
「ケツの匂いで、他の女の臭いを消すんだろ? ちゃんと開発してやるから」
アナライズしてもまだ感じやすい部分はなさそうだ。
なので、ゆっくりと腰を前後させて、様子を確認していく。
――その前に、俺の方が先に搾り取られそうだな。
膣よりも直腸は全体でぴっちりと肉棒を包み、締め付けてくるのだ。
「んあぁ、ハァ、ハァ、苦し……」
「初めてのアナルセックスだ。ほら、お前の肛門が俺のチンポの太さに広がって、腸がチンポの形になっているぞ」
引きの動きで、肛門が長く引き伸ばされて、それを見下ろすだけでも卑猥に感じる。
「ハァ、ぐ……、少しだけ慣れて……」
「この辺りはどうだ?」
スキルを使わないで、本人に確認していく。
「も、もう少し浅く……、あっ、そこなら、ちょっと、イイ……」
なんだかんだで、健気に男を満足させようとしてくれる。
徐々に腸液で滑りだして、腰の動きも加速できてきた。
「んっ、んっ、お尻、ヒリヒリして……、熱くなってきましたわ」
同時に快感も膨らんできて、心地好さが体中を廻ってくる。
グレイニアから痛がる様子もなくなってきて、リスミカルに腰を振る事が可能になった。
「あ……、ホント、良くなって……。ああん、お尻なのに……」
戸惑いを口にしながらも苦悶から蕩ける表情に変わってきた。
「なら、今後も他の女をやった後は、アナルセックスだな」
「うう……、脱獄に必要な事とはいえ……」
「本音は?」
「嫌ですわ! ああ、わたくしだけが貴方の物でいたいと思ってしまいますの。あ、ああ……、ハァ、ハァ、このエッチなチンポ……、他の女に使わせたく、んはぁ、あっ、あっ、ありませんわ」
彼女の上半身を上げさせ、背中越しに胸の巨果実を揉みしだく。
うなじに舌を這わせると、ピクッと牝の裸体が反射を見せた。
「イけそうか?」
頷くグレイニア。
「貴方もイってくださいませ。わたくしが必要だと、思わせて」
腰を激しくたわわな尻肉に叩き付け、跳ね返りを楽しみながら、狂おしさを高めた。
脳内が性欲だけに支配される刹那、本能に突き動かされる掻き回しで、熱い物が昇ってくる。
「ぐ……イクぞ」
どびゅんっ、どくどくっ! ドピュルルルッッ! ぶびびゅるるっっ!
グレイニアの為に残してあったように、大量のザーメンが噴き上がった。
「あぁあああ――、凄く、熱いのが……、イク……、お尻で、イクぅ!」
ビクビクビク――、と激しい痙攣を起こす女体を後ろから抱き締める。
彼女と共に未来を掴もうと思え、その為には、まだ何度か嫉妬されるのだろう。
それは決して憂鬱ではなかった。
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