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監獄島編④

囚人同士の殺し合いは興行だ。観客を喜ばせないと意味はない。

「タッグバトルですの?」

「ああ、そうだ。俺とお前でペアを組んで、相手も男と女になる。男の方は忘れたが、女の方は女騎士ヴァネッダ」

「どうして、女だけ覚えていますのよ。あっ、ヴァネッダと言えば……」

ソーシャルゲーム「ミストレスラグナロク」に登場する美しさと凛々しさを兼ね備えた女騎士。

「知っているのか、グレイニア?」

三日前からグレイニアは全裸ではなくなっている。

魔法「アンロック」を得る戦いの時の勝利報酬として、グレイニアの着衣を要求した。脱獄に成功した後、衣類を探すのも手間になる。

とはいえ、競泳水着のようなぴっちりしたボディスーツで、背中は大きく開き、極端なハイレグなので、見ようによっては裸よりもエロかった。臍の周りも露出している。

「有名ですわよ。第二大陸だけでなく、わたくしのいた第三大陸にまでその名が轟く、強者」

この世界の地理的な情報もグレイニアから得ていた。

ミキナガが最初にこの世界に迷い込んだ場所は第三大陸で、リーベルン王国の王都から少し離れた町で捕まったようだ。

ツキヨが元々いたのが第一大陸で、どうやらそれぞれの作品の舞台は別々の地域だ。

そして、この監獄島があるのが、第三大陸から離れた島国から更に南方に位置し、世界中から犯罪者が収監される。

重罪人が多いのに、ミキナガがここに収監されたのは、不敬罪が重く、外国人であったからだ。

これもグレイニアから聞いた話だが、リーベルン王国の民は選民的な思想が蔓延し、特に貴族や王族にその傾向は強い。

「ホーリーファンタジア」には、その辺りの描写がなく、主人公側の見え方でストーリーが進むから、そこにフィルターがあったとしても、プレイ、あるいは見ている者には分からない事だ。

「ヴァネッダは、罠解除のスキルを持っている」

「ん……。はあ、分かりましたわ。協力しますわよ」

運営側の思惑は理解している。

男女のタッグを組ませ、勝った方に対戦相手の女の方を凌辱させる。男はできれば殺さずに、それを見せ付けたいのだ。

反吐が出る。

お前が言うな――であろうが、つくづくこの世界にはろくでもない連中が多い。

「男の方は、ヴァネッダといい仲の男なのか?」

「さあ? わたくしたちは特別な待遇になっていますでしょ」

「それは勝ち取ったものだ。誰に文句は言わせない」

他に自分達と同じようになったペアがいるとは聞いていない。

ただ、もしもヴァネッダに勝って、自分の物にした男であるなら、かなりの強敵になる。

――前に女囚房に行った時に確認したが、その時のヴァネッダのレベルは72だった。

隠密のスキルを使う手もあるが、それは隠しておかないと脱獄計画に影響する。

基本に立ち返り、アナライズで見付けた弱点を突いていくしかないか。

「頼りにしているぞ、グレイニア」

グレイニアの使える魔法は氷結属性、風属性、闇属性の三つ。ただし、全て最上級が行使できた。他に、特殊なスキルを持つ。

ミキナガは、火、水、氷結、風、土、雷、光、闇と全ての属性が使えるが、ここまでレベルが上がっても、グレイニアから得た氷の女王を除けば、基礎攻撃魔法しか使えない。

「ええ、どんどんわたくしを頼ってくださいませ」

必要とされるのが、本当に嬉しいようだ。

「なあ、俺に魔法を教えてくれないか?」

「構いませんが……、正直、難しいかと」

「そうなのか?」

「魔法を覚えるには、二つ。師に教わり、コツを掴む事。もう一つは強くなる過程でランクアップする。まず、ミキナガはわたくしと戦った時点でそれなりに強かったのですが、あの強さなら、もう中級魔法が使えてもいいはずなのです」

言われてみれば、確かにそうだ。

「お前を師に、覚える事は?」

「強くなる過程でもランクアップしないのなら、それが限界という事ですわ」

「な――」

軽く絶望した。

「で、でもほら、ミキナガには特別なスキルがありますわ。それで、得れば……。ああ! そ、それでは他の女と……。何ですの、このジレンマ」

「落ち着け」

「まあ、強くなったぶん、基礎攻撃魔法でも威力は上がっているはずですわ」

そうなのか。このところ、動けなくさせて、犯すような方法ばかりをしていたからな。

「せめて、魔法を融合させたりできれば……。いや、ひょっとして……」

魔法で物理現象を起こさせる事ができるのなら、試してみる価値はありそうだ。

ただ、ここでそれはリスクが大きい。

「そのひょっとして、聞かせていただけませんこと」

グレイニアも興味を覚えたようだ。

――――

対戦の当日。反対側のゲートから現われた女騎士ヴァネッダとパートナーの男を見て、思い出した。

男の方は名をアシュロと言ったが、思い出したのはその格好からだ。

白銀の鎧に、両手の大剣。爽やかそうな黒髪で、大人しそうな顔立ち。

「僕はアシュロ。陰謀により無実の罪で収監されたヴァネッダを救う為に、ここに自ら入った。そこのお嬢さんもお前を倒して解放する」

溢れる正義感。彼こそ、ソーシャルゲーム「ミストレスラグナロク」の主人公。プレイヤーの分身であり、名前は任意で付けるので、それではピンと来なかったのだ。

尚、ミキナガもプレイヤーであった。複雑な気分だ。

「あの彼は、何を言ってますの?」

ゲーム内では登場する女の子のほぼ全員から好意を寄せられる主人公だが、グレイニアの好みではないようだ。

直ぐにアナライズしてみる。

レベル72。ヴァネッダと同じか。決まった弱点はないようだが、際立って耐性の強い属性もない。

――ペアとしての戦力なら、互角か。

欲しいのはヴァネッダの持つ、罠を無効化するスキルだ。

そのヴァネッダだが、真っ赤な少し癖のある髪を肩まで伸ばして、黒革製のミニドレスにロングソードを持っていた。聞けば、彼女はここで無敗。装備は勝者の褒美として得た物だ。

気の強そうな顔立ちの美女で、ミストレスラグナロクにはそういった女性キャラが多く、Mっ気のある男性に人気があった。

「ミキナガ、どうしますの?」

「そうだな……」

以前のようにギリギリ勝つのでは意味がない。無論、負けてはお仕舞だ。

ヴァネッダを犯して、イかせるだけの体力は残しておかないと。

戦闘開始の合図がされた直後、グレイニアの喉を掴んだ。

「動くな。動けば、この女を殺す」

飛び込んできそうだったアシュロが止まった。

「な――、卑怯だぞ!」

「アシュロ、狼狽えるな。あの二人は親密な仲なのだ」

「だが……」

初手で二人に完全な隙ができた。

そのタイミングでグレイニアが闇の最上級魔法の一つを放つ。

ディープダークバイオレーション――アシュロとヴァネッダの二人に闇が柱状に降り注ぎ、悲鳴が聞こえた。

肉体的なダメージの他に精神を侵すこの魔法は、暫くの間は恐怖に支配され、その間、徐々に魔力を削っていく。

こちらは全裸で装備はない。グレイニアだって、ボディスーツを身に着けているが、他には武器も追加効果のある装備もないのだ。

だから、接近させる前に叩くしかない。

「グレイニア、畳みかける。狙いは――」

二人で同時に氷の女王を放つ。

ようやく闇魔法の効果から立ち直り始めたアシュロに直撃させた。

「ぐあぁ――」

凍り付かせ、動きを封じる。

「アシュロ!」

当然、ヴァネッダは庇いに走る。

「グレイニア!」

「ええ、魔空の章、第一節、分断!」

実際にプレイした事はなかったが、ゲームでプレイヤーを苦しめたグレイニアの魔力消費系の特殊なスキルだ。サイトで公式が上げていた動画を見てみたが、パーティメンバーがランダムに強制退場させられていた。

再び戻るまでに数ターンの経過が必要で、それまでは防御が鉄則らしいが、リアルとして見ると、ヴァネッダが反対方向に走っていた。

「え? こ、これは!?」

剣術の攻撃力の高いヴァネッダにはかなり効果的だ。

彼女が気付いて戻る前に、再び氷の女王でアシュロを襲う。

「がっ、あが……」

叫びすら絶え絶えになったところに、しつこくスタンショックでアシュロを動けなくした。

「おのれぇ!」

鬼のような形相で近付いてくるヴァネッダに向けて叫ぶ。

「あと、一撃だ! 止まれ! あと一撃で、こいつは死ぬぞ!」

今度こそ、本当の人質である。

――あーあ、これじゃあ、エロ漫画や小説の悪役だな。

甘さを完全に消さないと、ここでは生き残れなかった。

自分達の未来を掴む為には、生贄が必要なのだ。

睨み付けてはくるが、ヴァネッダは指示に従い止まっている。

この流れに、観客も今後の展開を予想できたようで「早く、脱がせろ」「犯せ」「生意気な女を泣かせてくれ」と興奮は高まっていった。

目的はセックスで絶頂を与え、必要なスキルを得る事である。

ただ、脱がせないと観客は納得しないだろう。下衆な連中から評判がいいから、女ばかりを対戦相手に指名しても歓迎されているのだ。

だから、最近ゲートから出る時の紹介でも「黒髪の性獣」とか呼ばれるようになっていた。

相手への同情は捨てろ。どんな手を使おうと、勝者こそが絶対だ。

「脱げ。裸になるんだ」

「ぐ……、この下衆め」

知っている。その蔑みに心を締め付けられる事もなくなってしまった。

少し筋肉質の裸体が二万人以上の瞳に晒されていく。

初めにここに連れてこられた時には彼女も全裸で戦ったはずだが、それから着衣を得ているから羞恥に慣れてはいないようだ。

それに、最初から裸なのと見られながら脱いでいくのでは違う。

そう言えば、アシュロはどうやってあの装備を得たんだ?

「ぬ、脱いだぞ」

グレイニア程ではないが、なかなかの巨乳で、ドーム型の形良い膨らみをしている。腹部には僅かに割れて、引き締まりながらも大きめのお尻と流石のプロポーションだ。

近付けば、汗ばんだ肌の匂いが強く届いてくる。

「動くな。ちょっと体を弄ぶだけだ。言う通りにしてくれれば、二人とも生き残れるぞ。こっちも死にたくないからな」

「変態……」

「ふん。なら、殺されたいか? 相手を殺さずに、自分も生き残るにはこれしか手はない」

「む……」

完全に嫌悪だけの感情が相手に残ると、絶頂に導くのが難しくなる。

今回の対戦では、媚薬は使われていないのだから。

近寄って、女体に顔を寄せる。

「臭うな。最後に体を洗ったのはいつだ?」

「や、やめろ……」

同時にアナライズをした。

――弱いのはクリトリスか。

どんな女でも、といった個所だが、そう分析されるなら特に弱い事になる。

「立ったままでいい。腕を頭の後ろに組んで、股を開け」

「く……。こ、これで、いいのか?」

無数の視線に晒されながら、全裸を解放させるポーズに、ヴァネッダが食い縛っている。

「ああ、ヴァネッダが……、あ、あんな格好で……」

自分の事はいいから――といった台詞でも吐くかと思ったが、今のところ、アシュロからは聞かれない。仲間の女が恥ずかしい姿を強要されているのに、彼は興奮しているように見えた。

「アシュロ、見ないで……」

消え入りそうなヴァネッダの声が聞こえていたのか、それともいないのか。アシュロは血走った目で女騎士を見ている。

――あいつ……。正義くんじゃないのか?

どうも胡散臭い。

「おい、アシュロ、お前、どうやって、その鎧と剣を手に入れた」

「こ、これは俺の――」

「そうじゃない。ここでは取り上げられるはずだ」

「そ、それは……」

何かありそうだ。

とにかく、当初の目的を達成するのが優先だ。

ヴァネッダの前で、膝をつき、顔を彼女の股間に寄せていく。

手入れなんてされていない濃い恥毛には粘膜と小水の臭いが溜まり込んでいて、それらを分けて、肉芽を見付けた。

「う、うう……」

羞恥と触れられる刺激を堪え、涙目になりながら震えるヴァネッダ。

背後からの視線を強く感じる。アシュロが見たがっている。

「なかなか大きなクリトリスじゃないか。ドスケベな証拠だな」

大声で言ってやる。観客が笑うが、聞かせたいのは、アシュロに、だ。

顔で局部を隠しながら、指先で肉芽を摘まむ。

「ひ……。や、やめ……」

感じやすいのなら、より敏感なのだろう。だから、まずは優しく推してやる。

「うっ、ぐ……」

包皮の上から擦り、膨らんでくるのを待つ。

「そ、そこばかり……、や……」

刺激にイヤイヤと首が横に振られた。

膨らみだしても包皮は捲れてこないので、唇で吸い付く。

「あ、ああ――、や、やめ……ろ」

唾液を肉芽に塗しながら、舌を使って包皮を剥いていった。

「くっ、うあ……、ああ、ハァ、ハァ、だから、そこばかり……」

包皮を剥きあげ、クリトリスの本来が露出する。刺激に慣れていないそれに吸い付けば、膝が大きく震えてきた。

「駄目……。う、うっ、うぐ……」

顔を離すと、しっかりと淫蜜は垂れてきたのを確認する。

「濡れてきたな」

「言うな! う……」

歓声が沸く中。背後から興奮している息遣いが聞こえた。

立ちあがり、素早くヴァネッダの背後に回ると、片手を伸ばして彼女の股間を隠してやる。

「ああ……」

と残念そうな声を漏らしたのはアシュロだった。

「こいつのオマンコが見たいか?」

「そ、そんな事は……」

氷が溶けてきて、しかしまだ膝までが氷漬けにされているアシュロは動けない。

「いいぞ、見せてやっても」

「ホントか! あ……」

好きな男が自分の秘部を見たいと言って、ヴァネッダはどんな気持ちだろうか。

「ただ、一つ教えてくれ。どうして、裸にされていない?」

隠しつつ、指先でヴァネッダの肉芽を擦る。剥かれたばかりのそこは、できるだけ優しくして、痛がらせない程度に。

「そ、それは……」

「すげえぞ、ヴァネッダのオマンコ。弄られて、ぐちょぐちょに濡れて、物凄くドスケベになってやがる」

客席から「俺たちにも見せろ」と叫ばれた。

なので、ヴァネッダの太股を掴み、幼女におしっこをさせる時のような格好で持ち上げた。当然、アシュロには見えないように、体を捻る。

「いやぁ――」

泣き叫ぶ女騎士に嗜虐が煽られた。

そのままの状態で、移動を開始して、客によく見えるように端に近付いていく。

「見ないで!」

「手は動かすな。羞恥に泣く顔も見せてやれ」

男らが最前列に群がり、血走った瞳で視線をヴァネッダの女陰に注いできた。

「ああ、殺してやる。この恥辱……」

客の男らも口々に感想を吐き続け、

「うひょ、確かにとんでもなくやらしいマンコしてやがる」

「はは、もうぐしょ濡れじゃねえか」

「うわ、臭そう。強烈な牝臭で、男を誘いやがって」

その輪に入れないアシュロが叫んだ。

「罪人を捕まえてきたんだ!」

ミキナガは顔だけを振り向かせた。

「罪人?」

「貧民街の連中は、なんだかんだで、非合法な事をして、どうにか生計を立てている。そいつらを捕まえて、ここまで連れてきて……」

「ああ、なんだ。つまり、お前は囚人じゃなくて、主催者側とか、看守側?」

「そうだ! さあ、喋ったぞ」

羞恥とは別の震えがヴァネッダに生じた。

「貧民街って……、まさか、あの子達を……」

ゲームのイベントで、貧民街の子供達を救うイベントがあった。

「違う。大人だけだ」

「大人って、あの子達の親でしょ!」

「そ、それは……」

ちょっと気になって、聞きだす為の悪戯であったが、どうやら二人の間に大きな溝ができたようだ。

約束通り、大きく股を開かせたヴァネッダをアシュロの目の前に連れていった。

「ハァ、ハァ、すげえ……。ヴァネッダのオマンコ……」

女騎士の怒りの矛先が変わった。

充分に見せたやった後、ヴァネッダを下ろし、ミキナガは仰向けに寝る。

「自分で腰を沈めてこい」

「ん……」

もしもアシュロに愛想を尽かし、彼が死んでも構わないと思ったなら、反撃される事も考えた。

ただ、グレイニアはいつでも動ける状態で、武器も防具もないヴァネッダだから、スタンショックを食らわせる手もある。

ヴァネッダが腰を跨いできた。そのままM字の開脚をしながら、尻を落としてくる。

「お、おい、ヴァネッダ。そ、そこまでは……」

「黙れ! 貴方が正義を貫く人だと思ったから……、なのに……」

どうやら他の男とセックスする事で復讐するつもりのようだ。自暴自棄ともいう。

女騎士が肉棒を握ってきた。

「ああ、これが男性器……」

「初めてか?」

そうだろうと思って、わざと自分でさせてみた。我ながら酷い。

「ああ……。けど……」

肉棒の角度が調整されて、濡れた女陰に当てられる。亀頭が直ぐに淫蜜に塗れてきた。

「う……、ハァ、ハァ、初めてなのに、こんな大勢に見られて、自分から……、お前は、本当に酷い男だ」

「ああ、分っている」

「でも、自分に都合にいい正義だけを行う奴より、ずっといい。んあ……」

豪傑な一面を持つ女騎士ヴァネッダ。思い切って、腰を沈ませてくる。

ヌズブ――ッ! きつい処女孔だが、彼女は一気に奥まで先端を到達させた。

「ふぎ……、ハァ、ハァ、ど、どうだ。入ったろ?」

「大した女だよ。なら、初めてでも気持ち良くなれるように、もっと前に倒れ込んで、クリトリスが擦れるようにするんだ」

「こ、こうか……。ん……」

膝を地面に付かせながら、前に屈んでくると、泣きそうなヴァネッダの顔が近付いてくる。

強烈な殺気を感じた。

グレイニアが、物凄い顔でこちらを見ている。

対して、泣きそうな顔だが、確かに興奮しているのが、アシュロだ。

「ヴァネッダが他の男と……」

「そこで、見ていろ。最後にお前の命は、私の辱めで助けてやる。その後は、もう、会わない」

自分から腰を動かしだす女騎士。痛みはありそうだが、それを消すように、積極的に肉芽を擦りつけるようにしている。

「あ……、ハァ、ハァ、ハァ、んっ……、刺激、強い……」

しかし、こんなにも直ぐに女心は変化するものか。だいたい、ハーレム要素のあるゲームの女の子はチョロいが、それだけに極端だ。

――俺も気を付けよう。

グレイニアが強烈な嫉妬を殺気にしているうちは大丈夫と思いたい。

手を下腹部に移動させ、指先で肉芽を捉える。

「はう! そ、そこ……」

「気持ち良くなれるように男も努力しないとな。この位の力でいいか?」

「あ、ああ……」

女騎士がパートナーの目の前で犯され、泣き叫ぶところを期待していた観客は静かになった。

――まあ、あの狂った連中を喜ばす為にしているんじゃないしな。

クリトリスを弄りだすと、肉壺の滑りが高まってくる。すると、ヴァネッダの膣の全容が感じられた。

きつい締め付けだけだったそれが緩んできて、内粘膜の無数の粒々が程好く擦り付けてくる。

「ふう……、いいオマンコだ」

「そ、そう? 自分では分からない。でも……、貴方のチ、チンポがいいのは分かるわ」

そう言って、ヴァネッダの視線はチラッとアシュロに向けられた。

少年は泣きそうなでありながら、やはり興奮した顔で見詰めてきている。

「なんだ、もう膣性感を覚えたか」

「あ、貴方のチンポがエッチだから。ハァ、ハァ、んっ……」

アシュロに見せ付ける意味もあろうが、反応は明確に絶頂に向かっているように見えた。元々、丈夫で痛みに強いのもあっただろうが、新しい汗が柔肌全体を煌めかせ、表情が蕩けてきている。

「あっ、ああっ、ハァ、んあ、ホント、気持ちいい痺れが来て……、こ、これが、セックスぅ……」

擦らせ合う性器から、ぬちゃぬちゃと卑猥な摩擦音が響きだし、ヴァネッダが仰け反りだしてきた。

「いいぞ、そのまま、イけ」

「ああ、初めての膣イき、こんな大勢に見られちゃうぅ!」

言葉遣いまで女っぽさを醸し出し、もう羞恥も忘れてセックスを楽しんでいる。

ミキナガもそろそろ射精への欲求が膨張してきた。

ぬっぷ、ぬぷっ、ぬぶぶ――っ! 下から激しく突き込んで、それを苛烈に伝えていく。

「あひっ、ゴリゴリって、あ、ああ……、イイ……」

クリトリスを摘まみ指先にも力が入っていったが、痛みより性感の反応を見せてきた。

「そ、そこ……、クリっ、もっとぉ!」

牝の本能を剥き出しにして、猛烈な勢いでヴァネッダの腰が跳ね上がった。

それは当然、ミキナガへの刺激も増大させる。

「ぐ……、出すぞ」

「いいわ。そのまま、出してぇ!」

肉芽をきつく摘まみあげると、濡れた舌を突き伸ばして、全身を痙攣させながら、ヴァネッダが失禁した。その震えが肉棒に伝うと、

ドブッ! ドピュルルッッ! ビュクビュクッ!

快感の熱に包まれながら、精液を勢いよく噴き上げる。

「んぁああ――、子宮に雪崩れ込んでくる。あ、はぁあああ――」

スキルを得る条件が整った。

つまり、ヴァネッダが絶頂に至ったのだ。

目的のスキルを得れば、安堵も伴って「ふー」と息を吐いた。

直後、強烈な殺気を思い出す。

必要な事と頭では理解しているが、感情は別なのだろう。

グレイニアを宥めるのに、この後いったい何時間を費やするのか。

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