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第1話:アイドルのサキュバス

「うわあああああああああぁぁぁぁぁっ!」
「あ、こらっ」

俺は叫び、逃げ出した。
憧れの、ガチ恋したはずのアイドルから、必死に逃げようと走り出した。
もうわけがわからない。
わけがわからないが、逃げろと、全速力で逃げろと俺の中の何かが叫んでいた。

荒っぽく教室の扉を開け、廊下に逃げ出す。
それとほぼ同時に、クラスメイト達が動き出して、ガヤガヤと騒ぎ出した。
魅了の魔法とやらの効果が切れたのだろうか。ちょうどいい、彼女がクラスメイトに気を取られているうちに、このまま逃げよう。
この学校に来たばかりなら、どこに何があるかなんて、まるでわからないはずだ。
誰も来ないような場所に逃げて、隠れてしまおう。

俺は走れるだけ走って、普段あまり使われない、学校の隅っこにある教室に入った。
少人数で補習をする時に使われるような、来客の控え室に使われるような場所。
その教卓の中に、俺は身を隠した。

「はー……っ。はー……っ。くっそ、なんだよこれ……! でも、ラミナちゃん……だよな? あの翼も尻尾も、見間違えじゃないよな? ああ、もうっ……! 何がどうなってるんだよっ……!」

その瞬間、また、また甘やかな風が吹いた。
再び学校全体を覆い尽くさんばかりに吹いた風に、俺は身震いする。もしかしてこの風は、俺の居場所を見つけるために吹かされたのではないかと。
やがて、コツコツと聞こえてくる、足音。
その足音は、俺の隠れている教室の目の前で止まり、そして───

「見ーつけた」
「うわあぁっっ!?」

急に、突然、教卓の中に隠れる俺を、ラミナちゃんが覗き込んだ。
扉を開ける音が聞こえていないのに、まるで”すり抜けて入ってきた”かのように、いつの間にか教室に入って、俺を見つけたのだ。

「チャームスキャンの範囲内なら、動いてる人は察知出来るんだよね~。無駄無駄、ウチからは逃げられないよ」
「ひ、ひっ……! あ、あのっ……!」
「あははっ。そんな怖がらないでよ。別に痛いことしようってわけじゃないんだから」

そう言って、ラミナちゃんは”教卓を片手で持ち上げてどかす”と、やはり”俺の身体を片手で軽々と持ち上げて”、黒板を背に立たせた。
異常な力だ。
その背中に生えた翼といい、尻尾といい、明らかに”人間じゃない”。

「クラスのみんなは、ちょっと記憶を操作しておいたから大丈夫だと思うよ」
「あ、あ、あ、あの……っ」
「だから、そんな怖がんないでって。ほら、みんなのアイドル、綺羅野ラミナちゃんだぞ? アゲていこーよ!」

言いながら、にへっとしたいつもの明るい笑みを向けるラミナちゃん。
俺は、俺の知っている彼女の笑顔を見て、ほんの少しだけ落ち着きを取り戻した。

だがその落ち着きは、あっという間に焦りに変わった。
急にラミナちゃんが身体を擦り寄せてきたのだ。突然の距離の接近に、思わず、反射的に身体が彼女の身体を避ける。
しかしラミナちゃんは、逃がさんとばかりに腕を伸ばし、俺の身体に抱きついてきた。
柔らかい女の子の身体、甘いラミナちゃんの香り、そしてむにゅっと当たる凶暴な長乳に、俺はどうにかなってしまいそうだ。

「らっ、ラミナちゃんっ!?」
「なんだよ逃げんなー。……って、そういえば自己紹介してもらってないなあ。オタクくん、お名前は?」
「つっ、釣沢奏芽ですっ……!」
「なるほど、釣沢くんね。ウチは綺羅野ラミナでーす。てかそんなの知ってるか。あははっ」
「ひっ。はひっ」
「でも、”こっち”は知らないよね?」

ラミナちゃんの尻尾が伸びて、俺の頬をすり……っと撫でる。
尻尾の先は、ハートマークのような形に平べったくなっており、温度は人の体温よりも少しだけ低いようだった。
その感触は、なんというか、猫の肉球に近いような気がする。ぷにぷにだ。

「なんでウチに、こんな翼や尻尾が生えてるのか。知らないよね?」
「しっ、知りませんっ」
「なんだよ~、タメ口でいいって~。ウチと釣沢くんの仲じゃん」
「じ、じゃあ、あの、知らない……けどっ」
「でもなんとなく察しはついてたり?」
「さ、サキュバスっぽい……というか。写真集にあった小悪魔衣装のイメージ、そのまんまみたいだなって……」
「おっ、あの写真集も買ってくれてたんだ! ありがとありがと~! ……そんで、大正解。なんとウチ、マジもんの”サキュバス”でーす」
「えっ」
「異世界から次元を越えてやってきた、サキュバス族。良質なオスの精力を糧にして、魔法なんかを扱ったりするの。釣沢くんはそういうのにも詳しいでしょ?」
「ま、漫画や小説でよくある設定……」
「そうそう、あのまんまって感じ」
「えっ、嘘、ラミナちゃんが本当にサキュバス?」
「そうでーす、ウチはマジのサキュバスでーす。……さてここで問題です。次にウチは、釣沢くんに何をするつもりでしょうか?」
「つ、つ、次って……?」
「そう、次」

ずいっと、ラミナちゃんの顔が俺の顔に近づく。
ラミナちゃんの甘いにおいと、推しの顔が強い女の子が間近にあって、もはや脳がまるで働かない。

「わ、わ、わかんない。わかんないけど、なんかいやらしい感じがする……っ」
「あははっ。ほとんど正解。……釣沢くんは魅了走査
チャームスキャン
で、ウチのお眼鏡にかなっちゃったので」
「お、お、お、お眼鏡に、か、か、かなっちゃったので?」
「かなっちゃったので、精力……、精液をいただいちゃいまーす♡」

つー……っと、ラミナちゃんの細い指が俺の股間を撫でた。
ついこの前、俺と握ったあの手が、綺麗な水色のグラデーションネイルの指が、ラミナちゃんの身体を感じて勃起しつつある股間を撫でた。

「あ、えっ。ちょっ、えっ!?」
「言っておくけど、拒否権は無いよ〜。てか、力じゃウチには敵わないから諦めてね? 骨、折られたくないよね?」
「ひっ……! じ、上位存在……!」
「おとなしくしててくれたら、痛いことなんてしないから。むしろ、気持ちくしたげるからね~……♡」

カリカリ……♥ カリカリカリ……♥

水色のネイルが的確に俺の竿と亀頭を見つけ出し、その裏筋をカリカリと引っ掻く。
他人に、しかも女の子、さらには推しのアイドルに密着されているというこの状況で、俺の童貞ペニスが我慢なんて出来ようはずもない。
あっという間に最大限まで勃起して、股間をむくくっと膨れ上がらせる。

「うわ、ズボンの上からでもおっきいのわかるよ。釣沢くん、いいの持ってんね♡」
「い、いやあそれほどでも……。……って、ほ、本気でヤる気!? お、俺から、その……!」
「ん? 本気だよ? 釣沢くんのオスちんぽ、びゅるびゅるーって射精させちゃって、その精液全部いただくから♡ ああ、もっかい言うよ? 抵抗しても無駄♡」

抗うなんて不可能だった。
もちろん、抱きつかれた上に、力じゃ敵わないなんて言われたということもあるが、何より推しの身体の柔らかさに、ラミナちゃんの身体から漂うにおいに、完全に脳が焼き切れてしまっていた。
柔らかい長乳の感触をもっと堪能したい、甘いにおいをもっと嗅いでいたい、ラミナちゃんに抜いて欲しい。
ガチ恋勢たる俺が、抗えようはずもなかった。

そうだ。そうなんだ。
突然、急に、サキュバスであると正体を明かされた上に、学校に転校してくるや否やこんなことをされて。
そのスピード感に圧倒されてしまい、頭の中がぐちゃぐちゃなんだ。
されるがままになるしか、今の俺には出来ないんだ。

「あははっ。それじゃあ、早速ご対面しちゃおっかな♡」

そう言いながら、ラミナちゃんはその場に、がに股でしゃがんだ。
膝をついて俺の股間を目の前にすると、嬉しそうにベルトを外し始める。

「これこれ、この瞬間ってマジでアガるよね。精力つよつよちんぽ見つけて、開封の儀っての? する瞬間ってさ♡」
「あっあっあっ」
「ねえ釣沢くん。釣沢くんって童貞?」
「どっ、どどどどどどどど」
「その反応、童貞だ♡ あははっ、ウチがちゃんとリードしてあげるから安心して♡」
「アッヒ」
「はい、それじゃあ童貞ちんぽ、ご対面~♡」

トランクスごと一気にズボンをずり下ろされる。
瞬間───

ぶるんっっ♥

「えっ……?」

最大限にまで勃起していたペニスが、下げられるトランクスのゴムに引っ掛かり、その反動で勢いよく飛び出てしまった。
ペニスは先端から我慢汁を溢れさせつつ、ラミナちゃんの頬を叩き、のっしりと重たく彼女の顔に乗っかった。
その様にラミナちゃんは目を見開き、唖然としている。

「え、えっ……。嘘、でっっか……♡ ヤバ、何これ♡ マジ凄いんだけど♡ 長ちんぽのオスくんは結構いたけど、これ、釣沢くんのちんぽ、なっっがくて、ふっっとぉ……♡ し、しかも、オス臭いにおいが、なんか……♡」

ラミナちゃんは、すんすんと、竿を鼻でなぞりながらにおいを嗅ぐ。
糸を引いて垂れた我慢汁が、彼女の髪に付着しても、構わずに。
その鼻は次第にペニスの根本の方へと移動し、そこに近づいた途端───

「ん゛ふっっっ♡♡♡」

ぷしっ♥ じょろっ♥ じょろろっ……♥

急にラミナちゃんの身体が震えたかと思うと、彼女は股間に、ペニスの根本に鼻を埋めながら、スカートの中から大量の液体を漏らした。
液体は、おそらくはパンツからじょろじょろと溢れ、床に池を作ってしまう。
お漏らしかと思ったが、液体は透明で、アンモニアの臭いがしなかった。
これ、もしかして、潮吹き?

「……ん、ふっ、んふふふっっ……♡」
「あ、あの、ラミナ……ちゃん?」
「大当たりの、大当たり、だぁ……♡ ぢゅろろろろろろろ♡」
「うわあぁっ!?」

ラミナちゃんが顔を真っ赤にして、とろけた声でそう言ったかと思うと、いきなり俺のペニスを喉奥まで飲み込んでしまった。
ぬめぬめとした粘膜の感触。
亀頭の裏筋を舐め回す舌の感触。
推しの小さな口に、俺のペニスがぐっぽりと飲み込まれている、美味しそうにフェラされている。
ラミナちゃんの可愛らしい唇に塗られたピンクのリップが、俺のペニスに付着している。

それらはあまりにも衝撃的で、凄まじい快感が腰とお腹の奥から湧き上がってくる。
俺は欲望を押し止めることも出来ず、無様にも射精していた。
ラミナちゃんの、口内に。

「うあああああぁぁっっ!」

びゅるるるるるるるるるる♥ ぶびゅるるるるるるるるるるる♥ びゅーーー♥ びゅーーー♥ びゅーーー♥ びゅるるるるるるるるるるるる♥

「んっぐ♡♡ んっ♡ ん゛っっ♡♡」

思わず腰が引けそうになってしまった俺を、ラミナちゃんの腕がガッチリ押さえる。
とても人間とは思えないような力で腰に抱きつかれたまま、俺は亀頭を舌で舐め回されながら、何かを吸い取られるような感覚の中で精液を吐き出し続ける。

ぶびゅるるるるるるるるる♥ ぶびゅるーーー♥ びゅるるーーー♥ びゅるるるるるるるるるるるる♥

「んっ……♡ ぢゅー……っぽ♡ ぢゅー……っぽ♡ ぢゅー……っぽ♡」

どくんどくんと激しく脈動して精液を吐き出し続けるペニスを、ラミナちゃんは顔をゆっくり前後に動かしながら、俺に思う存分射精させようとしてくる。
とてもあのラミナちゃんとは思えないような、口を窄めたあられもない顔を恥ずかしげもなく見せつつ、その窄めた唇で尿道に残った汁を搾り出した。

「あ、あっ……! ラミナちゃんっ……!」
「ぢゅー……っぽ♡ ぢゅぽっ♡ ちゅぽちゅぽちゅぽちゅぽちゅぽちゅぽ……♡」
「ひっ!? せ、先端だけそんな、小刻みに何度もっ……! あ、あっ。最後の一滴まで搾り取られてるっ……!」
「れるれるれるれるれるれるれるれるれるれる♡」
「うあああぁ……っ。ね、念入りに亀頭フェラ……っ! 先端から裏筋の皺の隅々まで、全部舐められてっ……!」
「んー……♡ ぢゅぽぉっ……、ん♡」

ようやく口を離してくれたラミナちゃん。
彼女の唇とペニスの間に、精液の真っ白い糸が何本も引いている。
するとラミナちゃんは、その口を大きく開けて、俺に見せた。

「んへぇ……♡♡」

ぐぱぁ……っと開いた口の中は、俺の精液のプールだった。
ねっとりと、でんぷん糊のような濃い精液の中で、舌がくるくると泳ぎ回っている。
だまのようになった塊が、いくつか浮いているのが見えた。
もの凄い精液のにおいが、ラミナちゃんの口から漂っている。俺の、俺の精液のにおいが、ラミナちゃんの口から。

すると彼女は、不意にその口を閉じた。

「ぐじゅぐじゅぐじゅぐじゅぐじゅぐじゅぐじゅぐじゅぐじゅ♡♡」

閉じた口の中から聞こえる、粘ついた水音。
この音は、知っている、歯を閉じたまま口の中を濯いでいる音だ。
ぷっくりと頬を膨らませながら、口内粘膜に、舌に、歯に、歯茎に、俺の精液を纏わり付かせて味わっているんだ。
だまになった塊も、これで唾液と混ざって、でろでろに溶けるのだろう。

「……ごくんっ♡ ごくっ♡ ごくっ♡ ごくんっ♡ ごくっ♡」

そしてラミナちゃんは、俺に喉を見せつけながら精液を飲み始めた。
綺麗な肌、綺麗な喉が鳴り、蠢き、胃の中に俺の精液を落とし込んでいるのがわかる。
俺はその光景に異様な興奮を覚え、ペニスは射精を終えて萎えるどころか、逆にずっと勃起を続けていた。

ラミナちゃんはそんなペニスを見つめ、嬉しそうに微笑みながら、「ぷはぁ……♡」と精液臭い息を吐く。
名残惜しそうに、食事後の猫や犬のそれのように、舌が唇を舐めていた。

「ふっ……、ふふっ……、あははっ……」
「あ、あの、ラミナ……ちゃん?」
「……早漏なのは、まあ童貞だからってことで許しちゃおうかな。それ以上に、ウチに搾精されても勃起したままのちんぽと、この味……っ♡♡」

ラミナちゃんは、自身の身体をぎゅっと抱きしめて、ふるふると震えた。
それは感動と満足からくる、喜びの表現のように見えた。

「なんって凄い精力……っ♡♡ ねっとりと粘膜に絡みつく極上の喉ごしっ……♡ 飲み込んでもまだ胃の中で熱く、精力を放ち続けてるっ……♡ しかも、普通のオスくんならカサカサになるほど射精したのに、まだこんなに勃起してっ……♡ ……これはもう、”逃がすわけにはいかない”よね。”試してみたいこと”もあるし」

ニコっと微笑まれ、ズボンをぐいっと上げられ、ガシっと腕を掴まれる。
嫌な予感がする。気持ちいい予感じゃない、間違いなく嫌な予感だ。

「釣沢くん、ちょっと付き合って。意見は認めない」
「は、はひっ……!」

瞬間、俺の身体はバサっと大きく広がった、ラミナちゃんの翼に覆い尽くされた。
翼にくるまれて、むぎゅうっと長乳の谷間に顔を押し付けられる。思っていた通りの、ぽよんぽよんのたぷんたぷんで、大変いいにおいがする。

すると突然、身体が謎の浮遊感を感じた。
空を飛んでいるのとは少し違う。なんというか、無重力空間というのはこんな感じなのかというような、重さを感じなくなる感覚だった。

そして次の瞬間には、俺はくるまれていた翼から放り出されてしまった。
惜しくもラミナちゃんの長乳と女の子のにおいから解放されると、「おっとと」なんて言って、ふらつきながらもなんとかその場に立つ。
何が起こったのかと周囲を見渡すと、なんと俺は、学校とはまるで違う場所にいた。

「えっ……。どこ、ここ」

俺達は、どこかの学校とは違う建物の、階段下の物陰にいた。
おそるおそるそこから出ると、大理石でも敷き詰められているのかというほどの、綺麗で広いロビーに出た。
受付には綺麗なお姉さんがいて、何人もの警備員が常駐しているようだ。
最初はホテルか高級マンションの入口かと思ったが、どうも様子が違う。

「ほら釣沢くん、こっちこっち」
「あっちょっと、ラミナちゃんっ!?」

いつの間にか翼も尻尾もしまい込んだラミナちゃんに、ぐいっと強く手を引っ張られ、一緒に階段を上がる。
途中すれ違ったスーツ姿の人達が、ラミナちゃんに深々と挨拶をしている。ラミナちゃんは「おはざいまーす」なんて応えている。
いったいこれは、どういうことなんだろうか。

「ここはね、ウチの所属事務所の本社ビル。ほら、芸能プロダクションって奴」
「は?」
「ごめんね。ちょっと試したいことがあって、”扉の魔法”……まあ何? ワープ的な魔法で連れてきちゃった」
「はあ!?」
「はいはい、こっち来てこっち~」

俺の感情も思考も完全に置いてけぼりにして、ラミナちゃんは事務所の中をずかずかと歩いていく。
その途中、一人の女性がラミナちゃんの前に立った。
スーツ姿の、眼鏡をかけた若い女性だ。

「あらラミナ」
「おっ、マネちゃん」
「今日は学校って言ってなかった? 確か……転校とかどうとか……」

そう言って、おそらくはラミナちゃんのマネージャーと思しきその女性が、スマホとメモ帳を取り出し何かを確認している。
ラミナちゃんはそんな彼女に、ギャルピースを向けた。

「”魅了操作
チャームストリングス
“」

局所的に吹き抜ける、甘やかな風。
途端、マネージャーの顔がとろんっと虚ろになり、目の焦点が合わなくなってしまう。

「マネちゃん、今日のウチはオフでーす」
「……はい……、ラミナは……オフ……」
「それと、”お客さん”を連れてきたから、上の小会議室をずっと使いまーす。誰も入れちゃだめだよ?」
「……はい……小会議室……使用するので……出入り禁止……」

ぶつぶつと呟くように、マネージャーが新たに予定を書き込んでいく。
オフなのに会議室を使うという矛盾も、気付くことはおろか、当然であるかのように言われたまま従っている。
操っているんだ。
魅了の魔法とやらで、こうやって誰も彼も命じて、操作して、自分の思う通りにしているんだ。

「そんじゃマネちゃん、あとよろ~」
「……よろ~……」

ふらふらと立ち尽くすマネージャーの横を通って、俺達は件の小会議室へと向かう。
小会議室は建物の七階にあるらしい。そもそも、ビルがまるまる芸能プロダクションの物だなんて、どれほど巨大なんだか。

エレベーターを使い、七階で降りる。
七階は実に静かで、人の気配が無かった。他にも会議室がいくつかあったが、この時間は誰も会議をしていないのだろうか。
小会議室に入ると、そこは地区の集会所の会議室くらいの広さだった。そこにホワイトボードが設置され、長机と椅子が置かれている。

「よっしよっしよっし……!」

ラミナちゃんは、なんだかワクワクした風に肩を揺らしながら、掴んでいた俺の手を離してホワイトボードの前に立った。
そしてボード用のペンを手に取ると、再びギャルピースを、ペンとボードに向ける。

「いっくよー!」

言葉と同時に、薄いピンク色の煌めく光がラミナちゃんの周囲に現れ、原子構造の電子のように彼女の身体を中心に回転し始めた。
そしてラミナちゃんは、ペンを使ってホワイトボードに書き込んでいく。
何かの台詞のような。
何かの詩のような。
何かの物語のような。
しばらくしてようやく、俺はそれが、”歌詞”であると気付いた。
俺の知らない、見たことも聞いたこともない歌詞が、溢れるようにホワイトボードに書かれていく。

「あはっ。あはははっ。うっわ、凄い! 凄いよこれ! ねえ凄い! どんどん浮かんでくる! どんどんっ!」

嬉しそうに、興奮したように、ホワイトボードに文字を書き込むラミナちゃん。
やがてボードはびっしりと黒い文字に覆われ、果たしてそこに何が書いてあるのかすら、判別しづらいほどになっていた。

「はー……! あは、あははっ。マジすっごい。ねえ見てよ釣沢くん、これ! この溢れ出るウチの言葉!」
「これ……、歌詞だよな? でもラミナちゃんの歌で、こんなフレーズ見たことない」
「おっ、さすがウチのファンだね。その通り。この歌詞全部、釣沢くんの精液に含まれている膨大な精力を使って、今まさに書き出した物なんだよ!」
「お、俺の……精液で?」
「サキュバスは、精液に含まれる精力を糧にして魔法を使うって、さっきも言ったよね? ウチはね、良質な精力を手に入れて、それを歌、歌詞を作る時に注ぎ込む、サキュバスアイドルなの」
「う、歌に精力を注ぎ込む、サキュバスアイドル……!?」
「もちろん、ウチがサキュバスだって知ってる人はいないけどね。事務所の社長もマネちゃんも、誰も知らない。てか、人間の世界にサキュバスが紛れ込んでるだなんて、そりゃもう大事件になっちゃうからね。だから内緒。釣沢くんも内緒にしててね?」
「わ、わかったよ」
「で、ウチの歌はウチが歌詞作ってるのは知ってるでしょ? 今みたいに精力を使いながら歌詞を考えると、ぱぱぱーって凄い閃きが良くなるんだ。そうやって作った歌は、よりファンのオタクくん達を虜にしちゃうんだよ」

歌詞のことは知っていたけど、そうやって作っていただなんて。
なるほど、彼女の人気はそんなとこからもきているんだ。

「そうやって素晴らしい曲を作り上げて、もっともっとファンを集めて、さらに良質な精力を手に入れてるってわけ。サキュバスにとって、オスくんの精液って大事な魔法の供給源だからね! ご飯を食べれば生きてはいけるけど、精力が無いと魔法は使えないし、翼も尻尾も隠せなくなっちゃう。だからこういうサイクルを作っておくと、便利なんだよね~。ウチが歌とルックスでオタクくんを喜ばせて、オタクくんはウチに精力を! WinーWinの関係だね!」
「ういんういん……」
「まあ他にも、魅了走査
チャームスキャン
をする理由はあるんだけど……。まあそれは今は話すことじゃないし、とりまこんな感じってことで」

ラミナちゃんの話す言葉が、耳から入ってもう片方の耳から抜けていく。
聞こえているのに、聞こえてこない。頭の中に留まらない。あまりにも突飛で非現実的すぎて、何もかもが信じられない。
同時に、モヤモヤとした感情と一緒に、色々な疑問が頭に浮かぶ。
ラミナちゃんが本当に精力を搾り取って魔法を使い、それによって歌を作るということは、つまり───

「……んっふふ。釣沢くんが今考えてること、当ててあげよっか?」

言いながら、ラミナちゃんは長机の上に腰掛ける。
足を組み、むっちりした太ももを重ねて、まるで俺を誘惑しているかのようだった。

「こいつ魔法を使ってアイドルになったのか? こいつ魔法でズルして歌詞作ってるのか? そうやって精力を搾り取るって、こいつまさかビッチなのか? ……とか?」
「あ、あ……、えっと」
「あははっ。だいたい当たりって感じ? じゃあ一つずつ答えてこうかな。……まずウチは、魔法を使ってアイドルになったわけじゃないよ」
「そ、そうなんだ」
「誰も操ったりせずに、ちゃんとオーディション受けてアイドルになったの。アイドルはマジのマジ、本気でやってるんだからね?」
「な、なるほど」

俺はそこで、ほっと胸を撫で下ろす。
俺が推してきたアイドルは、そんなずるいことはしていなかったのだ。

「次。歌詞はね、魔法を使えば勝手に出てくるもんじゃないんだ。良質な精力を使って、頭をすっきりさせるというか……、閃きを出やすくするというか? 人間だって、なにか作業をする時に、コーヒーやエナジードリンクを飲んだりするでしょ」
「ああ……、そういう」
「良質な精力は、まさに良質なエナジードリンクって感じなの。こんな風に、凄い歌詞がズバズバ出て来ちゃう。てかさ、すっごい魅力的な歌詞がポポポーンって出てくる魔法なんて、あったら教えて欲しいくらいだって。まあそんなのあってもつまんないから、ウチは使わないけどね」
「そうなの?」
「当たり前じゃーん。そんな風に出てきた歌詞は、きっとウチの言葉じゃない。ウチが目指す、全世界のオタクくんをアゲてく歌詞じゃなくなっちゃう。……ていうか、ウチはそんだけ真剣にアイドルに打ち込んでるの。確かに精力を集めたいってのはあるけど、オタクくん達をアゲて楽しませてあげたいってのは、マジの本気だから」
「うう……」
「釣沢くん、俯いちゃって。どした?」
「俺の推しがイメージそのままで、嬉しくてペンラ振りたくなってきた……!」
「あははっ。ウチがサキュバスでも、ちゃんとアイドルやってて安心しちゃった? 振っとけ振っとけ。心の中で山ほど振っとけ~」
「うおおおおおおおおおお!」

俺は両手を上げて、ペンラを振るように手を振った。
大好きな推しは、やっぱり推しのままだった。
オタクくんをアゲてくれるラミナちゃんは、嘘でも偽りでもなく、そのままの彼女であったのだ。

「んで次。ウチがビッチなのかって話」
「う……っ」
「たぶんここが一番、気になってるよね?」

そうだ。当たり前だ。
大ファンで、憧れて、グッズも買い集めて、ガチ恋して、何度もオナニーをして。
そんな綺羅野ラミナちゃんが、精力……魔法のために、男達から精液を搾り取っているだなんて、考えたくもない。
推しのそんな姿を、ほんの少しでも考えたくなかった。

「ま、ビッチって言われればそうかもね。サキュバスの精力補給は、”ここ”を使うから」

そう言ってラミナちゃんが指差したのは、自分の口と、股間。
組まれた足、むっちりとした太ももの向こう。膣。
ズキっと、胸の奥が痛む。

「でも精力を補給しなくちゃ、ウチは翼も尻尾も隠せないんだよね。せっかくこっちの世界に来てアイドルになったのに、それもやめなくちゃいけなくなっちゃう」
「あ……っ。そうか、そうなるのか」
「サキュバスと人間の倫理感って違うし。それをやめろって言われても、そりゃ無理だわってなっちゃう」

なるほど、生物として違うのなら、そうなってしまうのか。
ビッチというよりも、サキュバスとしてそう育てられてきた、と言った方が正しいのかもしれない。
人間とは何もかも、力も習慣も違うのだ。

「……でも信じて欲しいんだけど、ウチは気持ちいいことしたいからアイドルやってるわけじゃないよ。毎夜毎夜乱交パーティ開いて……なんて、そんな暇ないって! ウチはオタクくんを喜ばせるために、歌詞はもちろん、演出とかも常に考えてるんだから」
「ら、ラミナちゃん……!」
「ていうか、単純に精力欲しいだけなら、その辺の男捕まえて搾ればいい話だしね。ウチがアイドルやってるのは、アイドルをしたいから」

納得、といえば納得出来る話だ。
単純に精力、精液が欲しいだけなら、ラミナちゃんのルックスならどうとでも出来るだろう。

「そこで釣沢くんに提案」
「提案?」
「釣沢くんの精液、精力、マっっっジで極上だったわ。てか見てこれ、この歌詞の山! こんなに閃いたの初めてだし、こんな全身に精力が満ち溢れるのも初めて! てかちんぽのにおい嗅いだ瞬間に潮吹きして甘イキしちゃったもん! 自慢していいよ、マジで最高のオスくんで最高の精液だから」
「そ、そうなんだ……? よくわかんないけど」
「しかもね、普通はサキュバスが搾り取っちゃうと、だいたいのオスくんはカッサカサになっちゃって、一回限りのそれっきり。しばらくは勃起もままならず、はいさよなら。……なんだけど、釣沢くんは萎えなかった、むしろ勃起したまんまで、二回戦バッチコーイな感じだったじゃん。ちんぽも精液も最高のオスくんなんて、会ったこともないし今後会えるかもわかんない。……だからさ、組まない?」
「組む……って」
「釣沢くんが、ウチ専用の精力補給係になるってこと。そうしてくれれば、ウチはオタクくん達のために素晴らしい歌詞を考えてあげられるし、釣沢くんは気持ちいいこといっぱい経験出来る。……もし嫌なら、魔法で記憶を消すよ」
「っ……!?」
「だって嫌っしょ? 推しのアイドルが実はサキュバスで、ビッチで……なんて。人間のオスくんはショックだもんね。だから今ここで聞いたこと、魔法で全部忘れさせてあげる。いっそ、ウチに対する興味だって消してあげてもいい。まあウチとしては一緒に組んで頑張っていきたいけど、さすがに無理強いは出来ないからさ。……でも、もし良かったら、ウチとそういう”お付き合い”……してみる?」

悩む……ことはなかった。
きっと初めから、悩むことなんてなかった。
俺は彼女を生涯推すと決めたんだ。俺は彼女とちょっとでもお近づきになりたいという可能性に賭けていたんだ。
握手会の時に感じたそれが、今や現実に、目の前にあるんだ。
それを、みすみす捨てるなんて、とんでもない!

ビッチ? 違うだろ、さっきも自分で考えただろ。
彼女はサキュバスってだけだ、俺達人間とはそもそも何もかもが違うんだ。
彼女は種族として、魔法を使うために精力を集めているんだ。
しかもその魔法は、おそらくほとんどが歌詞と、質の高い精力のオスを見つけるためのスキャンに使われている。
アイドルをして、乱交しまくりの爛れた人生を送りたいわけじゃないんだ。
逆だ。わざわざ魔法を使ってまで、彼女はアイドルをしたいんだ。
俺がラミナちゃんと組めば、質の高い精力を探す必要がなくなる。その分、歌詞の方に注ぎ込めるじゃないか。

なら、答えは一つだ。

「……よろしくお願いします!」
「おっ」
「俺、ラミナちゃんのために頑張るよ。気持ちいいことしたいからじゃない、ラミナちゃんが推しだから、サキュバスでも俺が大好きなラミナちゃんのままだから、俺が出来ることをしたいんだ!」
「っ……♡♡」

きゅんきゅんっ♥

「あは、あははっ……♡ ヤバ♡ 今ので子宮、疼いちゃった……♡ 釣沢くん、ちょっとかっこいいじゃん……♡」
「え、そ、そう?」
「じゃあ交渉成立、ってことで。今日から釣沢くんはウチ、綺羅野ラミナと組むってことで、よろ~」
「が、頑張る!」
「……まあそれはそれとし、て」

言いながら、ラミナちゃんが長机に腰掛けたまま、足を開く。
むっちりと、少し汗ばんだ太ともの向こう。魅惑的なピンク色のパンツが、少しふっくらと盛り上がったパンツが露わになる。
俺は目を見開き、食い入るように見つめた。

「気持ちいいことしたいからじゃない……とはいえ、気持ちいいことはしたいよね?♡」
「もっ、ももももももももももちろん!」
「じゃあ気持ちいいこと、しよ♡ 精力補給させて欲しいな♡ ……”ここ”で♡」

ラミナちゃんが人差し指を俺に向け、クンっと、引き寄せるように動かす。
すると魔法の力なのか、俺の身体が見えない力に引っ張られ、彼女の身体に密着する。
あっという間に勃起してズボンを押し上げるペニスが、ふっくら盛り上がったパンツに擦り付けられる。
ズボン越しでもわかる、おそらくは大陰唇の柔らかさ。ぷにぷにのふにふにだ。

そんな風に感動する俺を満足そうに見つめながら、ラミナちゃんはブラウスのボタンを外していく。
プチプチと外されていく度に、その向こうの長乳が露わになった。
パンツと同じピンク色の大きなブラに包まれ、長いI字の谷間を作っている、たゆんたゆんの長乳。

ボタンを全て外し、ブラのホックを外した途端、締め付けから解放された長乳が、だゆんっ……と零れ落ちた。
たっぷりとした重量感の長乳。
大きめの乳輪の上で勃起して主張する乳首。
何もかもが夢見た、写真集でずっと妄想していた、ラミナちゃんの衣服の向こう側だった。

「……ウチね、よっぽど気に入った人とじゃないと、セックスなんてしないから。そこも勘違いしないでね」
「あ、は、はひ……っ」
「釣沢くんのこと、すっごい気に入っちゃったってこと、だからね……♡」

ぢゅうっと、ラミナちゃんの唇が俺の首筋に吸い付く。
おそらくはきっと、キスマークを付けられているのだろう。

「……これで釣沢くんは、ウチの物。浮気すんなよ~?」
「し、し、しませんっ!」
「あははっ。よしよし」

ラミナちゃんの手が、俺のズボンに伸びて、再びベルトを外す。
さっき射精したばかりのペニスは、やはり萎えもせず、むしろ推しとセックス出来る喜びに満ち溢れ、先端から精液混じりの我慢汁を垂らしていた。

「うっわ、マジででっっか……♡ ふっといちんぽ、最高……♡」

きゅんきゅんきゅんっっ♥

「ヤッバ……♡ マジで子宮疼く♡ ウチの中のメスが、このちんぽできもちーことしたいよーって騒いでる……♡」
「あ、ありがとう。なんか嬉しい」
「てかさあ、釣沢くんのちんぽ嗅いで潮吹きしちゃって、もうこのパンツの中、愛液でぐっちゃぐちゃなの……♡ 前戯とかいいから、ハメちゃってよ……♡」
「あっ、わっ、わ、わかった。……え、えっと、コンドームは……」
「え? ……ぷっ。コンドーム? 釣沢くんは持ってんの?」
「持ってない……」
「だよね~。ウチも持ってない」
「ど、どうしよ。さすがにコンドームがないと」
「……いいこと教えてあげるね、釣沢くん。サキュバスってねー……、魔法で排卵をコントロール出来るんだよ……♡」

どくんっと心臓が跳ねた。
おそらく、きっと、次に出てくるラミナちゃんの言葉に期待して。

「てかさ、コンドーム着けたら、おまんこで搾精出来ないじゃん?♡ ……つまり」
「つ、つまりっ……!?」
「生で、しよ♡」
「っ……!」
「生♡ 生ハメ♡ 生のちんぽで生のおまんこにハメちゃうの♡ きもちーよ♡ ぬるぬるのおまんこの襞を、ぶっっといちんぽで抉るの……♡」
「う、あっ……!」

呻くように声を出す俺の前で、ラミナちゃんがパンツを脱いで片足に引っ掛ける。
そして、ぬ゛ぢゃぁ……っと、指で濡れた膣を左右に広げた。
初めて見る、女の子の生の膣。陰毛は生えておらず、ふっくらと充血した大陰唇の真ん中に、薄いピンク色の膣口が見えた。
膣は、ぬめぬめと愛液で濡れて光っており、濃厚なにおいを放っている。
ラミナちゃんの体臭とも、香水の香りとも、サキュバスの甘い香りとも違う、おそらくは発情したメスのにおい。

すると、再びラミナちゃんの背にコウモリの翼が生え、尻尾が伸びた。
尻尾はくるんっと俺の腰に巻き付き、自身の方へと引き寄せる。

「ね? もうおまんこ、準備万端……♡ そのかっこいい精力つよつよちんぽ、生ハメして……♡ ウチに精力補給させてよ……♡」
「ごく……っ」
「生ハメセックス、しちゃお……♡」
「ラミナちゃんっ……!」

ぬぷぷぷぷぷぷぷぷぷ……♥

膣口に亀頭の先端をあてがった途端、ラミナちゃんの尻尾と腕が俺の腰を引き寄せ、勝手に膣内に埋まっていく。
あっという間に亀頭がぬめぬめの粘膜に覆われ、ねぶられるように絡みつく。
俺の我慢汁と愛液が混じり合い、ねちゃねちゃと水音を立てている。

推しとセックス。
俺、今、推しと生ハメセックスしようとしてる。
俺のペニスが、推しの、オタクに優しいギャル系アイドルの膣に、入ろうとしてる。

「えいっ♡」
「うあ゛っ!」

ぬ゛ぷんっっ♥

一気にラミナちゃんが俺の腰を引き寄せたかと思うと、あっという間に亀頭がカリ首まで膣に飲み込まれてしまった。
ラミナちゃんのにおいを間近で感じながら、生温かい膣粘膜に包まれている。
信じられない、本当にラミナちゃんとセックスしてるんだ。

「んお゛っ……♡♡ あははっ……♡ やっぱり、おっきぃ♡ マジでっかい♡ ウチのおまんこ、亀頭でみっちみちに広げられちゃって、る゛っ……♡」
「あ、あああぁっ……! すごい、ぬるぬるで、ヤバい……っ! これ、これが女の子のおまんこっ……!」
「んっふふ♡ そだよ~?♡ 女の子、しかも日本中の人が熱狂するオタクに優しいギャル系アイドル、綺羅野ラミナのおまんこに、釣沢くんのぶっっといちんぽが、ぬちゅぬちゅ入ってきちゃってんの……♡」
「ラミナちゃん、のっ……!」
「ねえねえ、ウチで何回オナニーした? ウチを思って何リットル射精した?」
「わ、わかん、ないっ。けど、いっぱい出したっ……!」
「……その妄想した女の子のおまんこに、今、釣沢くんは自分のちんぽハメちゃってるんだよ♡ 生♡ な・ま♡ 生ハメで♡」
「んぐっ……!」

どちゅんっっ♥

「んお゛っっ♡♡」

目の前で煽ってくるラミナちゃんに我慢が出来ず、俺は彼女の腰を掴んで、ペニスを一気に根本まで挿入した。
我慢汁でべとべとの亀頭が、何か壁のような物に突き当たった。
もしかしてこれが、子宮なのだろうか。だとすると、亀頭に当たっているのは子宮口かその周辺?

ああ、でも、なんでもいい。
とろっとろにとろけた膣内は、むっちりと肉厚で、俺のペニス全体に絡みついてくる。
このふわとろの膣でペニスを扱けるのなら、あのラミナちゃんの膣に生ハメが出来るのなら、もうなんでもいい。
いっぱい、気持ち良くなりたい。

ぬっぷ♥ ぬっぷ♥ ぬっぷ♥ ぬっぷ♥ ぬっぷ♥

「おっ♡ んおっ♡ すごっ♡ ぶっといちんぽっ♡ すごっ♡ サキュバスおまんこ、ぬぽぬぽ突いてるっ♡ 凄いぃっ♡ エッグいカリの段差が、おまんこの襞、ぞりぞり擦ってるっっ♡♡」
「ラミナちゃん、ラミナちゃんっ、ラミナちゃんっっ」
「あははっ♡ すっご♡ 凄いよ釣沢くんっ♡ おっ♡ んおっ♡ ふっっとくてぇ、なっがいのが奥まで……♡ お゛っ♡ なっが♡ 長いぃ♡ これ長い♡ ちんぽ長くて、精力たっぷりでヤバいぃっ♡♡」

その時、不意にラミナちゃんの身体が、薄いピンク色の光に包まれた。
先ほどホワイトボードに歌詞を書いていた時ほどではないが、僅かにキラキラと煌めいているようにも見える。

「ねえ見て♡ 我慢汁から漏れた精力が、こんな、こんなに力を与えてくれてんの♡ マジでヤバくない?♡ 普通のオスくんだったら、一回の射精でようやくこれくらいの力が得られるのに、我慢汁でこれだもん♡」
「そ、そっか、俺の精力が、我慢汁から……!」
「もう絶っっ対逃がさない♡ ウチの傍にいてもらうから♡ そんで、目指しちゃうからね♡」
「目指す?」
「アイドルのてっぺん! オタクに優しいギャル系アイドルは、アイドルのてっぺん目指して、全世界、全宇宙のオタクくんをアゲアゲにしちゃうんだから!」
「……もう」
「え?」
「もうラミナちゃんは、アイドルのてっぺんだよ……! 俺が憧れて、推してるアイドルは、もうとっくに……!」
「……ありがと。釣沢くん……♡」

そっと。
優しく。
触れる。
ラミナちゃんの、リップが塗られた唇が、俺の唇に。

「こんな精力つよつよのオスくんが、優しい釣沢くんで……良かった♡」
「ラミっ……!」

きゅんきゅんきゅんきゅんっっ♥

ぎゅうぅっと膣肉がペニスを絞り上げ、疼くように震える。
これがラミナちゃんの言っていた、子宮の疼きなのだろうか。
俺はその疼きをペニスに直接受けてしまい、抗うことも出来ずに、上がってくる精液をそのまま膣内に射精していた。

びゅるるるるるるるるるるるるるるっ♥ ぶびゅるるるるるるるるるるっ♥ びゅーーーっ♥ びゅーーーっ♥ びゅるるーーーっ♥ びゅーーーっ♥ びゅるるっ♥ ぶびゅるるるるるるるるるるるるるるっ♥

「うあ゛っ! あ゛っ! でっ、出てるっ! 出てるっ! ごめっ、ごめんラミナちゃん、中にっ……!」
「お゛おおおぉぉっっっ♡♡♡ いい、からっ♡ いいからっ♡ そのまま中に出してていいからっ♡ いっぱい出して♡ つよつよ精液いっぱい出して♡ そこらへんのオスくんじゃ絶対敵わないつよつよ精力、いっぱいちょうだいいいぃぃっっっ♡♡♡」

ぷしゃあああぁぁっ♥ ぷしっ♥ ぷしゃっ♥

俺の射精と一緒に、身体を仰け反らせ長乳を振り乱し、潮を吹き散らかすラミナちゃん。
気持ち良さそうに放たれた潮は、俺の股間を濡らし、その温かい感覚を受けて、俺はさらに射精する。

ぶびゅるるるるるるるるるっ♥ びゅるるるるーーーっ♥ びゅるるーーーっ♥ びゅるるるるるるーーーっ♥ ぶびゅるっ♥ びゅるるるるるるるるっ♥

「んお゛っっ♡ お゛っっもい゛っ♡ 精液おっもい゛っ♡ 釣沢くんの精液、どっぽどっぽ出てるっ♡ お゛っ♡ まだ出てるっ♡ 子宮重い♡ お腹重いよ、ねえ♡ 釣沢くん、これヤバいいぃっっ……♡♡」
「ごめっ、ごめんっ! 止まらないっ! 大好きなラミナちゃんに射精してるの、嬉しくて、気持ち良くて、止まらないっ……!」
「これ゛っっ♡ こんなの、ちゃんとコントロールしないと、妊娠っ♡ 孕んじゃう♡ これヤバっ♡ つよつよ精液、気ぃ抜いたら孕んじゃうからぁっ♡ おっ♡ んお゛っっ♡♡ ヤバっ、ヤバいいぃっっっ♡♡♡」

お互いがお互いの身体を求めつつ、快楽を貪る。
お互いがお互いの腰を押し付け合って、絶頂を味わう。

ペニスは、どくんっどくんっと脈動し、睾丸から精液をポンプのように送り込む。
俺はペニスに纏わり付く肉襞から、急激に力を抜き取られていくような感覚を覚えながらも、しかし腹の底から湧き上がる射精欲を無尽蔵に吐き出し続けた。

ようやく射精が終わった頃、俺はゆっくりとペニスを膣から抜いた。

ぬ゛ろおぉ……っ♥ に゛ちっ♥ ぶりゅっ♥ ぶぴっ♥

粘液質の音を響かせ、亀頭が膣口から抜け落ちる。
同時に、卑猥な音と共に、こってりでんぷん糊のような固形精液が、ラミナちゃんの膣から逆流し、長机を伝って床に落ちた。

精液と泡立った愛液で真っ白になり、濃厚なオスとメスのセックスのにおいを放ちながら抜かれた、依然として萎えないペニス。
推しの膣内でたっぷり気持ち良くなって、キスされた表紙に中出しまでしてしまったペニスを、俺は荒く息を吐きながら見つめていた。

「んっふふ……♡ きもちかった……♡ ねえ釣沢くん、舌伸ばして……♡」
「え、舌? えと、こう?」
「そうそう、そんな感じ。えぅー……♡」

伸ばした舌に、同じように伸ばしたラミナちゃんの舌が絡んだ。
唾液をたっぷり塗した舌が、俺の舌を弾いたり、絡みついたりしてくる。

「えるえるえるえる……♡ れろっ♡ れろぉっ……♡ えるえるえるえるえる……♡」
「ん、んぅっ……♡」
「こら、逃げんな……♡ セックス終わった後は、ちゅーするの……♡ えるえるえるえるえる……♡ ちゅっ♡ れりゅっ♡ れろぉっ……♡」

ラミナちゃんの舌は、俺の舌だけでなく、唇も舐めまくる。
キスというよりは、口を貪り喰われているかのような感覚だった。
俺はそんな彼女のいやらしいキスに、セックスしていた時よりも、頭の中がとけていっているような感覚を覚えた。

「んー……、ちゅっ♡ えへ、えへへ……♡ つよつよ精液、ごちー……♡ てか、うっそ……♡ まだ勃起してんじゃん……♡ ヤバ……♡」
「は、はは……。なんか、全然萎えなくて……」
「マジでビンゴの大当たり引いたかな、ウチ♡ ”見込み”ありそう♡ ……ふふっ、あははっ♡」

笑いながら、パチンっと指を鳴らすラミナちゃん。
途端、俺達を汚していたセックスの痕跡は、あっという間に消えて無くなった。

「あははっ。マジで精力がみなぎってる。凄すぎるんだけど!」

今度は、再び俺を翼で包んで、ギャルピースを空に向ける。
するとまた俺の身体は浮遊感を感じて、次の瞬間には、おそらくは事務所ビルの別の部屋に移動していた。

豪華で綺麗な部屋の中で、ソファに座っていた初老の男性。
俺達の突然の登場に目を丸くしながらも、彼はすぐにラミナちゃんにギャルピースを向けられ、甘い風をその身に受ける。

「魅了操作
チャームストリングス

「へうっ……」

おかしな呻き声を上げて、男性は虚ろな目をしながらその場に立ち上がる。
俺は、もはや何が起こっているのか何もわからないまま、ただその光景を見ていることしか出来なかった。

「ねえ社長! 今日からこの子、釣沢くんはウチのプロデューサーとして雇ってもらうから!」
「ふぁい……、釣沢くんは綺羅野ラミナのプロデューサー……」
「これから先は、彼がウチのパートナー。彼と一緒じゃないと仕事しないからね?」
「ふぁい……、彼がいないとラミナは仕事しない……」
「そんで、ウチは釣沢くんの学校に転校したんで、そこんとこもよろ~」
「ふぁい……、転校したんでよろ~……」

そんな感じで、社長と呼ばれた男性は、ふらふらとソファに崩れ落ちた。
目の前で繰り広げられるやり取りに、額から大量の汗を流す俺を、ラミナちゃんはいつもの、にへっとした笑みを浮かべて見る。

「てわけで、これからよろしくね! つよつよ精力のプロデューサー!」
「は、ははっ……、はははははははは……」

俺は掠れた声で笑いながら、考える。
そういえば学校、サボっちゃったな、と。

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