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第3話:ライバル!

「あっちの雑誌もラミナちゃん、こっちの雑誌もラミナちゃん……」
「んっふっふ。どうよどうよプロデューサーくん、この綺羅野ラミナの人気!」
「お見それしました」
「オタクくん達をいっぱいアゲアゲ出来たし、満足満足!」

事務所の一室で、長机の上に並べられた雑誌の山を眺める俺とラミナちゃん。
全てラミナちゃんについて書かれた雑誌なのだが、数が多すぎて長机をいくつか占領してしまい、俺達は仕方なく立って移動しながら眺めているという有様だ。
情報がスマホで手に入る今の時代に、これほど雑誌に記事が書かれ、しかもそれが売れているというのは、驚くべきことなのだろう。

新曲を発表してからというもの、彼女の人気はさらに上昇し、関連グッズや登場したCMの商品も爆売れ。
放課後は連日のように取材や写真撮影。
さらにその勢いは海外にまで届き、他国のヒットチャートにまで名前が出るようになってしまっていた。
全く、凄まじいの一言である。

「それとほら見て釣沢くん、こっちの雑誌! この記事!」

ラミナちゃんはそう言って、俺に雑誌のとあるページを見せた。
そこにあった記事には、”綺羅野ラミナ人気の裏側に敏腕プロデューサーの影が”、などと書かれていた。

「これきっと、釣沢くんのことだよ」
「え、俺? や……、やだなあ困っちゃうなあ敏腕プロデューサーだなんてそんな」
「でも実際、釣沢くんの精力を貰うようになってからなんだよね。ここまで人気が出たのって」
「そうかな? 見てる限り、そこまで影響してるとは思えないけど……」
「数字って正直だよ。それまではグッズの売上とか、ブレーキがかかったみたいに頭打ちになっちゃっててさ、売れてはいるけど、伸びがスローペースになってたんだ」
「そっか……数字、なるほど」
「それが釣沢くんから精力を貰って歌詞を作った頃から、急に跳ね上がったみたいになっちゃって。あははっ。そりゃ敏腕プロデューサーとか言われるわけだよ」
「いやあ……、俺ほとんど何もしてないよ」
「謙遜すんな~」

にへっと笑って、ラミナちゃんは正面から俺に密着する。
そして制服の上から、柔らかいたゆんたゆんの長乳を俺の胸板に押し当ててきた。
すり……っと頬を俺の首筋に擦り付け、そんなまるで猫のように甘えつつ、俺のジッパーを下ろして中からペニスを取り出す。
ラミナちゃんの身体を感じて半勃起になっている竿を、彼女はゆっくり扱く。
ペニスはすぐにむくむくと凶悪なまでに張り詰め、先端から我慢汁を溢れさせた。

「ウチにガチ恋してくれるかっこいいオスちんぽのお陰で、アイドルのてっぺんまで、あともう少しってとこなんだから……♡」
「も、もうほとんど、てっぺんみたいなもんだと思うけど」
「ううん、そんなことないよ。”伝説”には、まだ届かない」
「伝説……?」
「あははっ、まあそれは置いといて。……とにかく、オタクくん達にもまだまだいっぱい歌を届けたいし、だからもっとつよつよの精液が欲しいな〜♡」

にちゃぁ……っ♥

ラミナちゃんの人差し指が、溢れた我慢汁を掬い取る。
大粒の水滴のような粘液を、ラミナちゃんは躊躇いもなく舌を伸ばし、美味しそうに舐め始めた。

「えぅー……♡ にちゃ♡ れるっ♡ ちゅぷっ♡ れちゅっ♡ れるれるれる……♡」
「あ、ああっ……。俺の我慢汁、めっちゃ舐めてる……っ」
「メスに求愛してる我慢汁、マジ美味しい……♡ ウチを俺だけのメスにするっ、ウチを山ほど突きまくって繁殖してやるっ、……そんな想いでいっぱい♡」
「ごくっ……!」
「ここで、しちゃおっか……♡ すっごい歌詞作るために、またいっぱいウチのおまんこに注いで……♡」
「ラミナちゃん……!」

お互いを抱き寄せ、唇を重ねてセックスを始めようとした、その時───

「ラミナ、釣沢くん、いる?」

急に入口のドアが、コンコンと鳴った。
俺達は慌てて離れ、俺は露出していた勃起ペニスをなんとか隠した。
ジッパーに挟みそうになってしまったが、頑張った。危なかった。

「ああ、やっぱりここか。雑誌見てたの?」

扉が開くと、ラミナのマネージャーさんが現れた。
彼女もラミナちゃんの魔法、魅了操作
チャームストリングス
で、俺をプロデューサーとして認識している。
なので、俺がこの事務所にいるのも、俺とラミナちゃんが一緒にいるのも、おかしいこととは思わない。

「な、なーにマネちゃん。写真撮影の時間にはまだ早いよね? ウチら、作戦会議してたんだけど」
「それはごめんなさい。でもね、社長がお呼びなの。……釣沢くんを」
「え? 俺?」

驚いた。てっきりラミナちゃんに用事があるものだと思っていたから。
しかもまさか、社長からの直々の呼び出しとは。

「社長室でお待ちよ。ちょっと来て。せっかくだから、ラミナも一緒に」

俺とラミナちゃんは、顔を見合わせる。
ラミナちゃんも不思議そうな顔をしている。どうやら彼女も、どうして俺が呼ばれたのか知らないようだった。
ひとまず俺とラミナちゃんは、マネージャーさんについて社長室に向かうのだった。

───社長室に着くと、そこには初老の男性、社長が大きな机に座ってPCの画面を眺めていた。
俺達が部屋に入ると、社長はその視線を俺に移した。

「やあ来たね、釣沢くん。それにラミナも」
「はい。……えっと、俺に何か用事でしょうか?」
「今ラミナの歌や関連グッズの売上を見ていたんだ。釣沢くんがラミナに付くようになってからというのも、まさにうなぎ登りでね」

俺の横でラミナちゃんが、えっへんとばかりに胸を張る。
彼女の言っていた通り、だったというわけだ。

「そこで、だ。釣沢くんには、他のアイドルも同じように伸ばしてもらいたくてね。ラミナと”その子”のプロデュースを兼任してもらいたい」
「え……っ。兼任、ですか」

慌てて横目でラミナちゃんを見る。
彼女は驚いた表情をして、目をぱちくりさせていた。まさに、社長の言葉が寝耳に水といった感じに。
俺はおそるおそる視線を社長に戻し、浮かんだ疑問を口にする。

「す……すいません、俺がその、つまり、ラミナちゃん以外にもってことですよね? それ、誰ですか? 新人のアイドル……とか?」
「ああ、早速紹介しよう。実はここに呼んでいるんだ。……入りたまえ」
「はぁーい」

社長が扉に向かって声を投げると、間延びした女の子の声が返ってきた。
その声に即座に反応したのは、誰であろう、ラミナちゃんだった。
彼女はギリっと歯軋りをして、扉の向こうの女の子に、敵意すら向けているように見える。

「しっつれいしまーす」

扉を開けて入ってきたのは、一人の女の子。
俺より少し低い背丈に、気怠げな表情。眠たそうに半分閉じた、ジト目のような目。
セミロングの黒髪はサイドテールにしており、紫のメッシュが入っている。
紫のリップに、紫のシャドウ、紫のネイル。顎には黒のマスクを引っ掛けて、耳にはシルバーのピアスを着けていた。
制服の上に薄手の黒のカーディガン羽織っており、萌え袖をしている。

そして何より特筆すべきは、大きく開いてブラチラまでしている胸元である。これでもかと豊かな谷間を見せつけていた。
歩く旅に、どぷるんっばゆんっと弾む巨乳だ。ラミナちゃんの長乳とは少し違う。
確か彼女、バストは94のGカップと言っていたはずだが、とてもそうは見えない。

俺は、彼女を知っている。
彼女の名は───

「む、紫崎
むらさき
ルルカ……、ちゃん?」
「はぁーい、そうでーす。紫崎ルルカですー」

新人なんてとんでもない。
オタクくんに興味無さそうだけど実は優しいギャル系ダウナーアイドルで、ラミナちゃんと人気を二分するほどの、大人気アイドルだ。
俺のプロデュース、精力のお陰で、ラミナちゃんの方が頭一つ抜けた感はあるが、依然として人気は高い。
そして矢澤の推し、まさにその人でもある。

ラミナちゃんと同様、ファンをオタクくんと呼び、多くのオタクくんを虜にしている。
ダウナーな中のキラリと光るデレが……みたいなことを矢澤が言っていたが、なるほど、確かに雑誌やネットの記事で見るよりも、気怠そうで何にも興味が無さそうな雰囲気を醸し出している。
彼女のジト目に加え、なんとなくつまらなそうな表情がそれを表していた。

「知っての通り、彼女は紫崎ルルカ。綺羅野ラミナと同い年のアイドルで、別地域に設置した当社支部所属のアイドルでもある」

推しではなかったから気にしていなかったが、そうか、同じ事務所だったのか。
そして何故か、ラミナちゃんがルルカちゃんに向けて、ずっと敵意剥き出しの視線を向けているのが気になる。
もしかして、仲が悪いのだろうか。

「釣沢くんの、ラミナの人気をさらに引き上げてくれた腕を買って、ルルカの本社移動と同時にそのプロデュースも頼みたい」
「……とっくに人気のルルカちゃんに、釣沢くんのプロデュースはいらないと思いまーす」

社長に続いて、不満げにそっぽを向いたラミナちゃんが言う。
やっぱり仲、悪いのかもしれない。

「てか社長、このままウチがアイドルのてっぺん取れば、別にそれでいいじゃないですか」
「ラミナ、そういうわけにもいかないんだ」
「どうしてですか」
「考えてもみてくれ。もし万が一、君の身体に何かあった場合、この事務所はどうなる? 稼ぎ頭が突然、怪我や病気になったとしたら?」
「っ……!」
「最初はいいだろうが、徐々にその影響は表に現れてくる。その過程で、大事な他の所属アイドル達を手放さなければいけなくなる可能性もある。そんなことは、あってはならないんだ。そこで、今当社の中でも伸びが著しいルルカをラミナと同じレベルにまで引き上げ、二人が頑張っている間に、続く後進を育てるという計画なんだ」
「で、でも社長、そこまでしなくたって、今のルルカちゃんの人気なら……!」
「ラミナ、これは決定したことなんだ。この事務所が今後も続いていくということは、ラミナにとっても必要なことだろう? ラミナを信じていないわけじゃない、けれどラミナだけに頼るわけにもいかないんだ。だから今以上に、ルルカの成長が必要なんだ」
「それがルルカちゃんである必要性は? わざわざ本社に来てもらう必要だって」
「確かに当社の所属アイドルは多い。だがこれは単純な話、ラミナのレベルに近く、すぐに伸びが期待出来る人材がルルカだったというだけだ。……わかってくれ。別にラミナから釣沢くんを取り上げようというわけじゃない。兼任だ、二人一緒に同じようにプロデュースする、というだけの話なんだ」
「で、でも、それだと……!」
「それだと? 何か問題があるのかね?」
「……いえ。何でもありません、わかりました」

いつになく厳しい表情で、納得など全くしないまま頷くラミナちゃん。
俺もラミナちゃんだけに集中出来なくなるのはつらいけど、しかし、そこまで反対するようなことだろうか。
もしかしたら、俺は単に精力供給をしているだけで、碌にプロデュース力も無いということがばれてしまうのを恐れているのか?
いや、ラミナちゃんのいつにない必死さからは、どうもそんな理由ではないことを窺わせる。

「釣沢くんも、いいね?」
「あ、は、はい社長。俺は特に……、俺でいいのかっていうこと以外には、問題ありません」
「結構。……それでは、ラミナはこれから写真撮影の仕事だろう? そっちへはマネージャーと共に向かって、釣沢くんはルルカとこれからの打ち合わせをしてくれ」
「えっ……」
「部屋は、小会議室を取ってある」

そう社長が言うと、ラミナのマネージャーさんが俺に会議室の鍵を手渡してくれた。
打ち合わせと言っても、何をどう話せばいいのやら。

すると横で、ラミナちゃんが必死に目で俺に何かを訴えていた。
しきりに目をぱちぱちさせ、口をもごもごと動かしている。何なのだろう。

「……はぁーい釣沢プロデューサー、アタシと一緒に小会議室行こー」
「あっ」

そんなラミナちゃんから俺を奪うように、ルルカちゃんが俺の腕に抱きついて、引っ張って急かしてくる。
俺の腕が、ぷるんっぷるんの巨乳に挟まれてしまった。
なんだこれは、弾むような弾力とほかほかの体温。ぱるんっぱるんの巨乳に、俺の腕がサンドイッチされている。

それと同時に、俺はあることに気付いた。
ルルカちゃんの身体から漂う香りだ。
ラミナちゃんと違う甘い香り。それを俺は、どこかで嗅いだことがあるような。

「はい、それじゃあラミナ、現場に行きましょ」
「あ、あのマネちゃん、ちょっと待っ……!」
「ごめんね、ちょっと時間無いから。用件なら車の中で聞くわ」
「ちょちょっちょっ……!」

ラミナちゃんはマネージャーさんに引っ張られて、社長室から出て行ってしまった。
最後まで彼女は俺に何かを合図していたけど、何なのだろう。何もわからない。

「はいはーい、じゃあプロデューサーさんはこっちー」
「うわ」

腕を巨乳に挟まれた状態で、俺はルルカちゃんに連れられて社長室を出た。
男の俺をずるずると引きずるくらいの、凄い力だった。
そしてお互い無言のまま、エレベーターに乗り、廊下を歩く。
そして、いつかラミナちゃんがホワイトボードを埋め尽くすほどの歌詞を書き出した、あの小会議室に入ったのだった。

ルルカちゃんは机をどかして椅子を対面に並べると、その片方に腰掛け、もう片方の椅子を指差した。
俺に腰掛けろ、ということらしい。
促されるまま、俺は対面の椅子に腰掛ける。
ルルカちゃんはそんな俺に、相変わらずの気怠げで、つまらなそうな表情を向けていた。

「えっとー、まずは自己紹介ー。紫崎ルルカでーす。よろー」
「あ、はい。釣沢奏芽です……よろしく」
「まあー……、今日は打ち合わせって言っても、顔合わせっていうかそんな感じでー」
「あ、そうなんだ? なんか色々と、お仕事の話をしないといけないのかなって思ってたんだけど」
「まあその辺りは、後でじっくりとねー」
「そうなんだ。そっか……」
「そうー」
「……」
「……」

会話が止まってしまった。
顔合わせということなのだから、これからよろしくねといった挨拶をして、お互いをより詳しく知るような話題に花を咲かせるべきなのだろう。
なんかそういうの、アイドル育成もののソシャゲでも見たことある。楽しく話して良いコミュニケーションを取る奴だ。
しかしどんな話をすればいいのか、碌に女の子と会話をしたことのない俺にとって、これは難関である。
ええいままよとばかりに、俺はとりあえず頭に浮かんだ話題を口にした。

「え、えっと……、ルルカちゃんって、何か趣味とか、ある?」
「えぇー? いきなり何ー?」
「や、いや、成り行きとはいえ、今後もお付き合いをしていくわけだから、お互いのことを知っておくべきかなーって……」
「別にそんなこと気にしなくていいしー。変に気を遣わないでいいからー」
「そう……そっか。じゃあ、好きな動物とか……」
「特にー」
「特に……。そっか……」
「……」
「……」

想像以上の怠っぽさだ。
ほんの少しもこっちの話題に乗ってくれないし、話を振ってきてもくれない。
ラミナちゃんといる時は、彼女自身がアゲアゲな雰囲気にしてくれるので、特に会話に困ることもなかった。
けどルルカちゃんはご覧の通り、一筋縄ではいかないようだ。
矢澤お前、これがいいのか。どういう神経してるんだお前。

そんなことを考えていると、不意にルルカちゃんの手が動いた。
彼女の手は、指は、紫メッシュの入った髪を、くるくると巻いて遊ぶ。

「ねぇー……」
「あ、はいっ」
「なんか他に話題無いのー?」
「……な、なんか……。えっと、なんか……なんか」
「んー……?」
「え、えっと、えっと、そのっ……!」
「なんか言えないのー?」

ジト目が俺を見つめている。呆れたように見つめている。
ルルカちゃんは足を組んで頬杖をつき、「はー……っ」と息を吐く。まるで、何か面白いこと言えよとばかりに、急かしているようだ。
俺は焦ってしまって、つい無言で口をパクパクさせながら、手をわたわたと動かす。
けれども彼女の表情は、つまらなそうなそれのまま。
居たたまれなさだけが、無尽蔵に積み重なっていくようだった。

だがその時、彼女は笑った。
そんな俺の姿を見ていたルルカちゃんが、不意に笑みを見せたのだ。
馬鹿にしているでもなく、本当に、ただ普通に、楽しそうに。

「ぷっ」
「え?」
「ウケるー。慌ててるとこ、かわよー」

そんなことを言いながら、ルルカちゃんはポケットから何かを取り出し、俺の口にモニュっと何かを詰めた。
甘い。りんご味の飴だった。

「おやつ。美味しいよー」
「あ、ありがと……」
「えへへ。でしょー? アタシの好きな飴ー」
「……りんご、好きなんだ?」
「うん、好きー。そのまま食べるのも、ジュースも好きー」
「覚えておくよ、俺!」
「なーに、必死すぎじゃーん。変なプロデューサーくんだなー」
「そ、そうかな……?」
「でもまあー、これならアタシと、いい”お付き合い”出来そうだねー」
「え?」
「だってプロデューサーくん、かわよだもーん。くふふっ」

言いながら、へにゃっと笑顔を浮かべるルルカちゃん。
先ほどのつまらなそうな顔から一転、おやつを貰った柴犬みたいな顔になった。

「かっ……!」

可愛い。可愛いぞ。なんて可愛いんだ。
これか。これなのか。このデレにやられるのかみんな。
つまらなそうな表情と突き放すような言葉、そこからの、へにゃっとした笑顔に実はからかっていただけの優しい言葉。
小悪魔感がある、いたずらっ子なオタクに優しいギャル。
矢澤は、彼女のファンは、これにやられたのか。

「そんな緊張しなくてもいいってー。アタシそんな怖い子じゃないからー」
「アッハイ。ハイ」
「てか凄いねー。アタシやラミナちゃんと同い年なのに、社長直々のご指名を受けちゃうプロデューサーだなんてさー」
「いやあ、それほどでも……」
「しかも以前は、ラミナちゃんのファン、オタクくんだったんでしょー? アイドルオタクー? それが大抜擢なんて、マジ凄いねー。そんな人にプロデュースしてもらえるなんて、なんかラッキー的なー?」
「あはっ、ははは、いやいやいや……」

素直に煽ててくるルルカちゃんに、俺はすっかり有頂天だ。
彼女へのイメージがくるっと反転してしまったこともあり、俺は自分でも気付かないうちに、デレデレになってしまっていた。

「これから釣沢くんとお仕事出来るなんて、アタシ嬉しいかもー」
「そ、そう? そうかな? 俺も嬉しいよ」
「なんかー、ラミナちゃんみたいに、輝かせてくれそうだしー」
「はっはっは。いやいや、はっはっは」
「そんでさー、ラミナちゃんとは何発ヤったのー?」
「はっはっはっ……、は?」

唐突にルルカちゃんの口から飛び出た言葉に、急に冷静になる俺。
そして、耳を疑った。ふるふると首を左右に振って、目をぱちぱちした。
何? 何だ? ラミナちゃんと何だって?

「ラミナちゃんと何発ヤって、何回”精力”を供給しちゃったわけー?」
「せ、精力? 供給? ちょ、ちょっと待って、ルルカちゃんって……!?」

その瞬間だった。
突然、バサっとルルカちゃんの背からコウモリのような翼が生え、スカートの中から尻尾がにゅるっと生えた。
そして周囲に漂う圧迫感と、甘い彼女の香気。
驚く俺の目の前で、彼女はギャルピースを俺に向けて、こう言った。

「魅了走査
チャームスキャン

ぶわっと吹き抜ける、甘い香りの突風。
その香り、間違いない、この前学校の廊下で嗅いだあの香りだ。
ということは、まさか───

「こ、これって……!」
「……なるほどー。やっぱ動けちゃうんだ、アタシの魅了走査
チャームスキャン
の効果範囲内でー」
「る、ルルカ……ちゃん、まさか……っ」
「さすがに気付いちゃうよねー。そうー、実はアタシもラミナちゃんと同じ、サキュバスだよー。よろろー」

気怠げに、けれどへにゃっとした笑みを浮かべ、ぺろっと舌を出すルルカちゃん。
可愛い、可愛いが、今の俺にはその顔が悪魔の笑みに見えた。

「ま、まさかラミナちゃんの他にも、サキュバスアイドルがいた……ってこと?」
「そゆことー。ラミナちゃんとは、サキュバスの世界で家がお隣さんで幼馴染みなんだー。お互い昔から負けず嫌いでさー、何かにつけて張り合ってたんだよー」
「サキュバスの世界にもお隣さんとかあるんだ……」
「そんでね、ラミナちゃんが急に人間界に行ってアイドルになるーって言うから、じゃあアタシもーって来てみたの。そしたらなんと、同じ事務所に、ほぼ同じ時期にオーディション受かっちゃってー。そこからライバルみたいなー?」

そして今では人気を二分する間柄、と。
なるほど、ラミナちゃんが渋い顔をするわけだ。

「アタシもねー、魅了走査
チャームスキャン
でファンの中から美味しそうな精力持ってるオスくんを探してたんだー」
「ラミナちゃんみたいに、歌詞に注ぎ込むため……とか?」
「そうそうー。そしたら最近ねー、なんかラミナちゃんが転校したって聞いてー。しかもすっごい歌作っちゃったじゃん? これはなんかあるなーって思って、ラミナちゃんの学校をこっそり探ってたのー。そしたら、魅了かけても動いた男の子がいたってわけー」
「魅了かけても……って、俺のこと? じゃあやっぱり、あの時学校の廊下で嗅いだ香りは、ルルカちゃんが使った魔法だったのか」
「ピンポーン、大正解ー。ぱちぱち」

一人、とぼとぼと学校の廊下を歩いていた、あの時。
あの時は、甘い香りの突風の後にすぐラミナちゃんが現れたから、彼女が俺を探すために魅了走査
チャームスキャン
を使ったものだと思っていた。
だが、違った。
あれはルルカちゃんの放った魔法で、ラミナちゃんは単純に”扉の魔法”で戻って来たら、偶然にもすぐに俺に出会えたというだけなのだろう。

「ラミナちゃんが女子と一緒に帰っちゃった隙に、とりま魅了走査
チャームスキャン
を使ったら、効果範囲内なのに廊下を歩いてる釣沢くんを見つけてさー。あー、この子がいるから転校したのかーって思ってー。そしたらすぐにラミナちゃん戻ってきて、しかもなんか、釣沢くんとラミナちゃんがヤっちゃってんじゃん? その上、何発も射精しててー。すっげー、サキュバス相手にマジかー、そりゃラミナちゃんが転校するわーって思ってー。やっぱさ、アタシの今の魔法に抵抗出来たってこともそうだけど、相当な精力の持ち主なんだねー」

なるほど、そういうことだったのか。
ラミナちゃんと学校で会う前に嗅いだ香りが、ルルカちゃんから漂う理由。
ラミナちゃんがルルカちゃんを敵視する理由。
ラミナちゃんが異常に目配せしてきた理由。
そして、不満げでありながら、さっきの社長室でラミナちゃんが魔法を使わなかった理由が、やっと理解出来た。
あの場で魔法を使って社長を操ったとしても、操り返されてしまうからだ。
ルルカちゃんは、ラミナちゃんの小さい頃からのライバルで、サキュバスだったから。

「そんで社長におねだりしてー、アタシも釣沢くんにプロデュースしてもらおうって思ったってわけー。まあ社長もラミナちゃんだけじゃだめーって思ってたらしいから、一石二鳥みたいなー?」
「え、えっと、それって……つまり?」
「つまりー……、アタシにもさ、ラミナちゃんにあそこまで売れちゃう歌を作らせちゃった釣沢くんの精液、分けて欲しいなーって……♡」

舌を伸ばし、大きく口を開けるルルカちゃん。
その舌をれろれろとゆっくり回し、人差し指と親指で輪を作って、手コキフェラのポーズを俺に見せてくる。
少なからずテレビで見たアイドルが、可愛いアイドルが、俺に向けて「フェラしてあげるよ」と誘惑してきている。
動揺と同時に、ガチ恋の推しを裏切るという、異様な罪悪感が湧き上がった。

「てかさー、釣沢くんのプロデュースって、そういうことでしょー? ラミナちゃんに精液どぴゅどぴゅしまくって、極上の精力を供給してんでしょー?」
「そ、そういうことだけども! ……そっか、ラミナちゃんが嫌がるわけだ。ただのプロデュースを指してたわけじゃないんだもんな。昔からのライバルに、俺っていう同じ精力の奪い合いになるもんな」
「んー? んふふ、まあそんだけじゃないと思うけどねー。”見込み”があったから、プロデューサーにしたんだと思うなー、アタシはー」
「え?」
「まあその辺りは置いといてー……」

言いながら、ルルカちゃんが俺に人差し指を向ける。
くるくるっとその指が円を描いたかと思うと、急に俺の身体を、何か見えない力が椅子から立ち上がらせ、手と足を十字の形に固定してしまう。
それと同時に、やはり何か見えない力でベルトが外され、トランクスごとズボンを脱がされてしまった。
ペニスは、ぶるんっと勢い良く跳ねて飛び出た。
先ほどのラミナちゃんの愛撫で昂ぶり、そして今ほどのルルカちゃんのフェラ誘惑で興奮し、ペニスは立派に勃起してしまっていたのだ。
それを見て、ルルカちゃんは目を大きく見開く。

きゅんきゅんっ♥

「え……っ? わっ……、わぁ……♡ でっっか……♡ 太くて、なっっがぁ……♡ え、マジでなっっが……♡ 人間のオスくんにしては、なかなかやるねー♡ いいにおいもするしー、子宮が疼いちゃったー……♡ てか、アタシのフェラポーズでそんなに興奮しちゃったー?♡」
「い、いやあの、これは」
「あ。あー……、なるほどぉ。もしかして、ラミナちゃんといいことしてる最中に呼び出されちゃった感じー?」
「うぐっ……!」
「あー……、図星なんだー。ごめんね気が利かなくてー。……お詫びに、アタシが昂ぶったおちんちんに、たっぷりいいことしてあげるー……♡」

翼を大きく広げ、舌なめずりしながら俺に近寄るルルカちゃん。
嫌な予感がする。なんとなくではなく、確実にとても嫌な予感がする。
罪悪感もそうだけれど、あの時、そうだ、初めてラミナちゃんが俺のペニスを嗅いだあの時、あの再現が起こるような気がしてならないんだ。

「ま、ま、待ってルルカちゃん! それ以上はっ……!」
「ラミナちゃんが推しなんだもんねー。ファンのオタクくんとしては困るよねー。でも、アタシもラミナちゃんが夢中になっちゃうようなおちんちん、精力、味わってみたいんでー……♡ てか、それがサキュバスアイドルのプロデューサーとしての、仕事でもあるでしょー……?♡」
「そっ、そうだけど! そうだけどそうじゃなくて!」
「そうじゃないー? 何がー?」
「とにかくやめた方がいい気がするんだ! だから考え直して!」
「んー? よくわかんないけど、とりまにおいだけでもー……」
「それがだめなのおおおおおおおお」

見えない力によって磔状態にされている俺は、まるで身動きが取れない。
だから、勃起して我慢汁を垂れ流すペニスを、オスのフェロモンを振りまくペニスを隠すことは出来ない。
そうこうしているうちに、ルルカちゃんは俺の前に足を閉じたまましゃがんで、股間に顔を埋めたのだった。
途端───

「んあ゛っっっ♡♡♡」

ぶじゅっ♥ ぷしゃっ♥ じょろっ♥ じょろろっ♥

彼女の制服のスカートの間から、大量の液体が床に零れ落ちた。
ペニスの付け根のに鼻を近づけた途端、彼女は濁った喘ぎ声のような音を発し、腰を震わせて潮吹きをしたようだった。
まさに、まさにあの時をなぞるようだった。
ラミナちゃんが俺の股間に顔を近づけ、潮吹きをした、あの時を。

「あ゛ー……♡ これ、ヤバぁー……♡」
「あ、あの……、ルルカ……ちゃん?」
「すうううぅぅっっ♡♡ すんすんすんっ♡ すんすんっ♡ あ゛っ♡ あ゛へっ♡ すううぅぅっっ♡♡」

ぷしっ♥ ぷしゃっ♥ じょろっ♥

俺の股間に、その鼻をこれでもかと直接押し付けて、何度も何度もにおいを嗅ぐ。
その度に、ルルカちゃんは潮を吹いて床を濡らすのだった。

「や、やっぱり……! ラミナちゃんの時も俺のにおいを嗅いで、そんな風にイっちゃったんだよ。だからルルカちゃんもって思ってたんだけど、やっぱりか……!」
「なるほどー……、ラミナちゃんも……。……なるほど、なるほどー……♡」

へにゃっととろけた笑みを浮かべて、ルルカちゃんは鼻を竿に擦り付ける。
そこにあるにおいを、自分の鼻に移し替えるような勢いで。

「ラミナちゃんがハマるの、わかるー……♡ これ、極上の精力のにおいだー♡ メスを発情させるオス臭いにおい、サキュバスを虜にするにおいー……♡ ふはぁ……♡ すんすんっ♡ ふはっ♡ くふふっ、こんなの絶対逃がしたくないよねー……♡ ラミナちゃんがする以上に、何度も何度も何度も何度も、たっっぷり搾精しまくるしかないじゃーん……♡」
「ほらああああぁぁ! こうなるからやめてって言ったのにいいいぃ!」
「……これさあ、においだけでサキュバスがイっちゃうんだったら、精液……精力を味わったら、どんな風になっちゃうんだろうねー……♡」
「あ、あのさ、俺には推しがいるから。ラミナちゃんが推しなので、あの……!」
「だーかーらー、こーれーはー、お仕事でしょー? アタシのプロデューサーになったってことは、こういうことでしょー? 嗅いでイってこうなっちゃっても、それって必然でしょー? しかもラミナちゃんは、わかりましたーって納得済みだし、何も問題無いよねー……?♡」
「そうでしたああああああああ」
「それじゃあ遠慮無く、いただきまーす♡ んあー……、むっ♡ ぢゅっ♡ ぢゅるるるるるるるるるるるるるるっ♡」

ルルカちゃんの小さい口が、その先端が、ぷにゅっと亀頭の鈴口に吸い付いた。
そして舌先で鈴口をほじくるように割り開きながら、ずぞぞぞぞっと音を立てて中の我慢汁を吸い上げる。
俺の目を見ながら。ジト目のような、けれどとろけた視線で、俺を見ながら。
いつの間にか俺の亀頭には、ルルカちゃんの紫のリップがべっとりと付着していた。

「ぢゅるるるっ♡ れぢゅれぢゅれぢゅっ♡ ぢゅずずずずっ♡ ぢゅぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞっ♡ ぢゅずっ♡ ぢゅっ♡ ぢゅっ♡ ぢゅぞぞぞぞぞぞっ♡」
「あ、ああっ……! ぷにゅぷにゅの唇ヤバい、ヤバすぎっ……!」
「ぢゅぽんっ♡ ……んへぇ♡ 我慢汁、うっっまあああぁぁー……♡♡ なにこれ、マジヤバで美味しいんだけどー♡」
「あ、あっ、あのっ、それくらいで許してもらえると……!」
「だめー♡ 精液味わうまで、許してあげないからねー……♡ ぢゅっ♡ ぢゅぽっ♡ ぢゅぽっ♡ ぢゅぽっ♡ ぢゅぽっ♡ れるれるれるれるれる……♡ ぢゅぽっ♡ ぢゅぽっ♡ ぢゅぽっ♡ ぢゅぽっ♡ ぢゅぽっ♡ ぢゅぽっ♡」
「それっ、激しっ! 腰、腰引けるっ……!」
「んぅっ……♡ こらー、だめだってー♡ 腰引いちゃだめ♡ 我慢汁ちょうだーい♡」

ルルカちゃんは顔を前後させ、何度も何度も、亀頭をカリ首まで咥え込んでは先っぽまで引き抜くという動作を繰り返した。
窄まった唇と、やわらかくねっとりした唾液に塗れた口内粘膜が、まるで狭い膣口を往復しているかのような快感を与えてくる。
時折、彼女は舌先で裏筋を舐め回し、それは強い刺激となって俺に襲いかかった。

「れろれろれろれろ……♡ ぢゅぽっ♡ ぢゅぽっ♡ ぢゅぽっ♡ ……んぅ♡ おちんちん太くて熱いなー……♡ こんなおちんちんでおまんこ擦られたら、どうなっちゃうんだろうなー……♡」
「はーっ。はーっ。はーっ」
「ねえねえ、それでさー、ラミナちゃんとは何発ヤったのー?♡」
「わ、わかんない……くらい」
「じゃあ、アタシともいっぱいヤって、いい歌いっぱい作ろうね、プロデューサー♡ あー……ん♡ ぢゅるるっ♡ ぢゅるっ♡ れろれろれろれろれろれろれろ……♡」

ぬっち♥ ぬちっ♥ にゅりっ♥ ぬちっ♥ にゅちっ♥

はむっと亀頭だけ咥えて舌で舐め回しながら、竿を手で扱き始める。
本格的なもう一人のサキュバスのフェラに、腰の全てを持って行かれそうになりながらも、なんとか俺は射精しないように耐えていた。
これがサキュバスアイドルに対するプロデュースとはいえ、ガチ恋の推し以外の子に射精するのは良くないと思ってしまったからだ。
けれど射精しないならしないで、ルルカちゃんは極上の精液でいい歌を作れない。
ルルカちゃんはラミナちゃんのレベルにまで行けなくなる。

社長の言っていたことも、今思えばもっともな話だった。
もしラミナちゃんに何かがあった場合、事務所が、ラミナちゃんとルルカちゃんのアイドルとしての居場所が危うくなる可能性もある。
大きな事務所だし、他にもアイドルはいるけれど、みんながラミナちゃんほどに稼げるかというとまだ心許ない。
だからルルカちゃんをもっと伸ばす、というのはわかる話だ。
でも、だからといって、これは。

「よいしょっとー……♡」

不意にルルカちゃんが俺から口を離すと、ブラウスのボタンを外して、大きなブラに包まれた巨乳を取り出した。
ぱるんっ、ばゆんっと弾むように飛び出る巨乳。
ブラを外すと、大きな乳輪が露わになり、ブラの締め付けから解放された巨乳は、さらに勢い良く弾んだ。
俺はその巨乳に、目が釘付けになった。

「あんまり大きいから下品だって言われて、逆サバしてるおっぱいだよー……♡ 酷いよね、下品とかさぁー……♡」
「ぎゃ、逆サバ……!?」
「公式は94とかゆってるけど、実は……、100センチのJカップー……♡」
「でっっっっっっ」
「でしょー……?♡ そしたらこのおっぱいで、このおっきなおちんちんを、こうやってぇ……♡」

むぎゅぅっと、弾むような巨乳に俺のペニスは包まれ、先端が谷間から顔を覗かせる。
ラミナちゃんの長乳とは、肌の感触も何もかもが違う。
むちっもちっと押し返す弾力を持ちながらも、肌はしっとりとしていて、ペニスを隙間無く包み込んでいた。

「ほら見てー……? アタシの100センチおっぱいで、釣沢くんのおちんちんをサンドイッチー……♡」
「おっぱい、むちむち……っ」
「アイドルパイズリ……、どうかなー……?♡ ずりずり……♡ ずりりー……♡」

反り返ったペニスを包んだ二つのずっしり巨乳を、亀頭が抜けるかというところまで下から持ち上げると、重力に任せてだぷんっと落とす。
そしてまた持ち上げる……ということを、ルルカちゃんは何度も繰り返した。
ルルカちゃんの唾液と俺の我慢汁が混ざり合って潤滑油となり、胸の間からはいやらしい水音が聞こえてくる。
その音と一緒に、だんだんと精液が上がってきているようだった。

ずりりり……っ♥ だぷんっ♥
ずりりりりり……っ♥ だぷんっ♥
ずりっ♥ ずりりっ♥ ずりずり……♥ だぷんっ♥

「重っった。重たいっ。ルルカちゃんのおっぱい、重たくて、弾んで、気持ちいいっ」
「みたいだねー……♡ 気持ち良さそうな顔しちゃってー♡ ほらー、谷間からこんにちはしてるおちんちんの先っぽ、これを舌先で……♡ れるぅっ♡ れるっ♡ ちろちろちろちろちろ……♡」
「あ、あっ。舌先ヤバいっ……! 我慢汁っ、全部舐め取られてるっ……!」
「出して、ほらぁー……♡ アタシのぷるんぷるんおっぱいに挟まれて、いっぱいオスくんの精液出しちゃえー……♡」

れろぉ……っと舌を伸ばし、我慢汁全部飲むとばかりに左右に動かす。
巨乳を上下させる速度が上がり、たぽたぽずりずりと竿を、亀頭を擦る。
俺はルルカちゃんの胸でセックスでもしているかのような感覚に陥り、今にも射精しそうになっていた。

「すー……っ♡ すんすんっ♡ あ゛ー……♡ おっぱいの間から、すっごいオス臭いにおいが漂ってくるー……♡ 我慢汁に精子混じっちゃってるんじゃないー……?♡ これ、精液出そうなんだー……♡」
「う、うんっ。出る、出るよルルカちゃんっ。もう出るっ……!」
「いいよ、プロデューサー♡ アタシのおっぱいにいっぱい出して、精力補給させてよぉー……♡」
「うああぁっ!」

ぶびゅ♥ びゅ……っ♥

尿道を精液が駆け上がり、尿道の我慢汁を押し出して噴出しようとした、まさにその瞬間だった。
ルルカちゃんが急に左右から巨乳で圧力を加え、吐き出されるはずの精液を堰き止めてしまった。
ぐつぐつと煮え滾り、恐ろしい快感だけがそこに留まっているという異常さ。
快感だけが宙に浮いて、射精が出来ないもどかしさ。

ルルカちゃんは一転、出会った時の、まるで何にも興味も無さそうな、気怠げでつまらなそうな表情を俺に向けている。
ペニスを巨乳でぎゅうぅっと圧迫して、ただ俺をジト目で見つめていた。

「るっ、ルルカちゃ……っ」
「……えい♡」

急に、へにゃっと笑顔になるルルカちゃん。
同時に、巨乳の圧迫が消えた。

ぶっっっっっっっっびゅっっ♥♥

「んえ゛っっっ♡♡♡」

尿道に押し止められた精液が、堰き止められていた精液が、間欠泉のように一気に噴出した。
尋常な勢いではない。
でんぷん糊のような、もったりとした重たい精液が、彼女の舌どころか、鼻を直接叩き、額や髪にまで飛んだのだ。
俺はただ、声にもならない快感を得ながら、ただただ精液を吐き出していた。

ぶっっっっっびゅるるるるるるるるるっ♥ ぶびゅーーーっ♥ びゅーーーっ♥ びゅるるーーーっ♥ びゅーーーっ♥ ぶっっっびゅ♥ ぶびゅっ♥ ぶびゅるるるるるるるるるっ♥ びゅっっっぶ♥ ぶびゅるっ♥

「え゛ふっっ♡ あ゛っ♡ 多っ♡ なに、これえ゛っ♡♡ はふっ♡ えぷっ♡ 鼻に入っちゃ……っ♡ んぶっ♡ んあ゛♡ でも、美味し♡ なにこれ、美味しい♡ すっっっごい精力ー……♡♡ んへぇっ♡」

ルルカちゃんは驚いたようにしながらも、必死にれろれろと舌を動かし、精液を飲み込んだ。
舌に精液が付着する度に、美味しそうにそれを喉へと落としていく。
すると彼女は自分のスカートをたくし上げ、足を開いてがに股になり、可愛らしい水色のパンツの中に手を入れ、ぐちゃぐちゃとオナニーを始めた。
俺の精液を味わいながら、その精力を感じてオナニーをしているんだ。

「れぢょっ♡ れぢょぉっ♡ れぢゅっ♡ ねぢゅっ♡ んへぁー……♡ 美味しい、これ美味しいー……♡ 最高だよ釣沢くん……っ♡ れぢょぉ……♡ んぢゅっ♡ ぶぢゅっ♡ んびゅ♡」

びゅるるるるるるるるるっ♥ びゅるっ♥ びゅーーーっ♥ びゅーーーっ♥ びゅるるーーーっ♥ ぶびゅるるるるるるるるるるっ♥

「まだ出てるー……♡ 鼻に入っちゃったし、おでこもべっどべとだしー……♡ やだ、髪にまでねっとり付いちゃってる♡ でもこれぇ、すっごい美味しいー……♡ この喉ごし、極上の味わい……♡ こんなのラミナちゃんだけ独占なんて、ずるすぎなんだけどー……♡ れろぉっ……♡ ねちゃっ♡ ぴちゃっ♡ れぢゃぁ♡ ぢゅるっ♡ ぢゅるるっ♡ れぢょぉっ♡」

べっとりとルルカちゃんの顔や髪に付着した精液。
鼻筋から眉間、額にかけて一直線に、一番濃いでんぷん糊のような精液がへばり付き、そこから放射状に広がっている。
まさにぶっかけたという表現そのままに、ところどころ塊を作った精液を、ルルカちゃんは指で掬って、舌を伸ばして舐め、啜り取っていった。
さながらそれは、猫がミルクを飲む時のような。

きゅんきゅんきゅんっ♥

「あ゛ー……♡ 子宮疼いちゃった……♡ すっっごい美味しい精液舐めちゃってぇ、アタシのメスも疼いちゃったー……♡ しかもまだ萎えてないとか、ヤバー……♡」

ルルカちゃんは、うっとりと目を細め、未だ萎えないペニスを細い指で撫でる。
あり得ない物を見るかのように、けれどもそれを、愛おしく想うかのように。
すると、彼女はすっくとその場に立ち上がり、パンツを脱いだ。
ねぢゃぁ……っと、パンツと陰毛の生えていない膣の間に愛液の糸が引いて、そこから凄まじいメス臭を漂わせていた。

そして、彼女はスカートをたくし上げ、足を少し開いて、濃厚なメスのにおいを放つ、ぐちゃぐちゃの股間を見せつける。
俺のペニスはその光景に反応し、ぶるんっぶるんっと跳ねるように脈動した。
ルルカちゃんはそれを見て、とろけたような笑みを浮かべると、再び膣に自分の指を挿入して、俺の目の前でオナニーを始めた。

ぐっちゃ♥ ぐちょ♥ ねちょっ♥ ぐちぐちぐちぐちっ♥ ぬちっ♥

「あっ♡ んあっ♡ あー……♡ おまんこ、気持ちいいー……♡ 釣沢くんの精液味わいながらオナニーしたら、もう手、止まらないよー……♡」

俺の精液で顔をどろどろに汚したまま。
俺の精液を鼻から垂らしながら。
俺の精液を舌の上でにちゃにちゃと味わいながら。
中指と人差し指を膣内に挿入し、愛液をとろぉ……っと床に垂らしながら、凄まじいメスのフェロモンを漂わせオナニーしている。
欲しい、欲しい、オスのペニスが欲しいと、訴えているかのようだった。

きゅんきゅんきゅんっ♥

「んあ゛っ♡ あ゛ー……♡ おまんこ疼くの止まらない……♡ アタシのメスの部分が、釣沢くんのオスを欲しがってるー……♡ 精力欲しいどころじゃないよー、種付けされたがって疼いてるー……♡」
「るっ、ルルカちゃ……っ」
「ねえ……、いいよねー……?♡ アタシのプロデューサーなんだからさー……♡」

不意にオナニーしていた手を抜き、愛液塗れの手を俺に見せる。
その愛液に塗れた手で、ルルカちゃんはペニスを扱いた。

にぢゃあぁっ……♥

「あははー……♡ 疑似セックスー……♡」
「うっ、わっ……! メス臭い愛液が、ほかほかあったかい愛液が、ねっとりちんぽに絡みついて……っ」
「ヤろ♡ おちんちんとおまんこ、こうやってぬぽぬぽぬちゃぬちゃしてー、粘膜も粘液も混ぜ合わせようよー……♡ ……てか無理♡ ヤるね♡」
「あ」

ぬちっ♥

未だに磔状態で、ほぼ身動きが出来ない俺の中で唯一、脈動するように跳ね回るペニスが、ルルカちゃの膣口にあてがわれて動きを止めた。
そしてゆっくりルルカちゃんが俺に密着し、あてがわれたペニスは、そのまま立ち正常位の体勢で膣内に沈んでいく。

ぬぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷ……♥

「んあ゛っ♡ あ゛っっ♡ ねえ入っちゃったー……♡ ねえほら、紫崎ルルカのぬるぬるおまんこに、釣沢くんのおちんちん入っちゃったのわかるー……?♡ ラミナちゃんと人気を二分する、オタクくんに興味無さそうだけど実はオタクに優しいギャル系アイドルの紫崎ルルカのおまんこに、なっっがいの入っちゃったよー……?♡
「う、わっ。せ、狭いぃっ……! ぬるっぬるでとろとろで……っ」
「でしょー……?♡ めっちゃ気持ちいいおまんこでしょー……?♡ てかこれ、マジおっっき……っ♡♡」

ゆっくりゆっくり沈んでいくペニス。
狭い膣内をゆっくり突き進むと、みっっちりと密着した無数の襞が、ぎゅるぎゅると引き絞るように絡みついてきた。
亀頭のカリがその襞を抉る度に、ルルカちゃんの腰が跳ねる。

「あ゛っこれだめっ♡ これだめっ♡ ゆっくりヤバぁっ……♡♡ このおちんちん凄い♡ あ、なっっが♡ ながっ、長いぃっ♡♡ なにこれ、なにこれなにこれええぇぇっっっ……♡♡♡」

ぷしゃあああぁぁっ♥ ぷしっ♥ ぴゅるるるっ♥

「うあ゛ああぁぁっっっ……♡♡♡ イ゛ったぁ♡ イ゛っちゃったあ゛っ……♡♡ 精力つよつよおちんちんで、イ゛かされちゃったあぁー……♡♡」
「締め付けヤバっ……! あ、あっ。吸い取られる、吸引力凄いっ……!」

膣肉が尿道を擦り上げ、少しでも精液を吸い出そうとして蠢いている。
ラミナちゃんよりもむっちりした太ももを俺に密着させ、腰をぐりゅぐりゅと擦りつけながら、俺というオスを搾り取ろうとしていた。
やがてその腰の動きは、すぐに、セックスの前後運動へと変わる。

ぱっちゅ♥ ばちゅんっ♥ ばっちゅ♥ ばちゅっ♥ ばちゅっ♥

「あ、あっ♡ うあ゛っ♡ これ、気持ちいい♡ セックス気持ちいい♡ 釣沢くんとのセックス気持ちいい♡ なんで♡ なんでこんなに気持ちいいのー……♡ あ、あ♡ んあっ♡ やっぱ、精力つよつよだからかなー……♡♡」
「わ、わかんない……けど、俺も気持ちいい……っ」
「だよねー……♡ めっちゃ気持ち良さそうな顔してるしー……♡ ……ねえ、ちゅーしよ♡ ちゅー……♡」

ルルカちゃんが俺の首に手を回し、顔を近づける。
密着する柔らかい身体と、ぷるんっぷるんの巨乳。
すると、今まで動かせなかった俺の手が何故か動くようになり、そのまま自然と彼女を抱きしめ、キスを返した。

「んー……、ちゅ♡ ちゅっ♡ はむっ♡ ちゅっ♡」

触れ、啄み、じゃれるように何度も唇を重ねる。
ルルカちゃんは嬉しそうに、甘い息を吐きながら、俺とのキスを楽しんだ。

「ちゅ……♡ ちゅっ♡ ……アタシ、キス好きなんだー……♡ だからー、手を動かせるようにしてー、ぎゅーって抱きしめ合ってキスしたくて、動かせるようにしたのー♡」
「なるほど……んっ、んっ」
「ちゅ♡ ちゅっ♡ ……てかさー、釣沢くんキス上手くないー?♡」
「え? そ、そうかな」
「上手いよー……♡ ねえ、もっとちゅーして♡ キスハメ♡ ちゅー……♡ ……んっ♡ ちゅ♡ ちゅっ♡」

ぐっぽ♥ ぐっぽ♥ ぐっぽ♥ ぐっぽ♥ ぐっぽ♥

キスをしながら打ち付けられる、ルルカちゃんの下半身。
勢いが激しくなるにつれ、柔らかいお尻がぱゆぱゆと揺れて、聞こえる水音も粘液質の度合いが強くなったように思える。
興奮して、彼女の中のメスが疼いて、愛液を濃くしているのだろうか。

「あっ♡ はっ♡ うぅっ……♡ あっあっ♡ 中出し欲しいー……♡ ねえ釣沢くん、中出し精液欲しいよー……♡」
「で、でも」
「サキュバスのこと、聞いてるんじゃないのー? アタシ達、排卵をコントロール出来るから大丈夫だってー……♡ ねえ、してー……♡ サキュバスアイドルのおまんこ、釣沢くんのどろっどろ精液注ぎ込んでよー……♡ ……それとも釣沢プロデューサーは、アイドルのおまんこに膣内射精も出来ないような、情けない人なんですかー……?♡」
「むっ……」
「発情してるメスのおまんこにー、中出しもしてくれないような、雑魚おちんちんなんですかー……?♡ くふっ♡ くふふふふっ♡」
「こ、このっ……!」

急に煽られて、ついカっとなってしまった。
同時に、それまで我慢していたものが、一気に噴出した。
動かせるようになっていた手を使って、俺はルルカちゃんのお尻を鷲掴みにすると、思いきり彼女のお尻を引き寄せては離す動作を繰り返す。
まるで大型のオナホをガッチリと掴んで、無理矢理自分の腰に叩き付けるように。
このメスを逃がさない、種付けするとばかりに、俺は彼女の腰を俺の腰に叩き付けた。

ぐぽぐぽぐぽぐぽぐぽぐぽぐぽぐぽぐぽぐぽぐぽぐぽ♥

「さっきからおとなしくしてれば、いい気になって! 勝手にフェラして、勝手に話を進めてっ! 俺はプロデューサーなんだから、俺の言うことを聞けっ!」
「あ゛っ♡ んあ゛っ♡ おちんちん、ぬぽぬぽ凄いー……っ♡♡ くふっ、くふふっ♡ ちゃんとアタシを、プロデュースしてくれるんですかー……?♡ あ゛っ♡ あ゛っあ゛っ♡♡ ラミナちゃんみたいに、キラキラにしてくれるんですかー……?♡♡」
「とっくにキラッキラだけど、もっとキラキラにしてやるっ! 俺の精液、精力を吸い取って、ラミナちゃんに何かあっても大丈夫なくらいにっ!」
「くふ、ふっ♡ アタシも推してくれるんですかー……?♡ あ、あ゛っ♡」
「俺の推しは! ラミナちゃんだけだっ! 生涯、ただ一人っ! けど、俺はプロデューサーとして、しっかりルルカちゃんも応援するっ!」
「え……?」
「プロデューサーなんだからっ! 大事なアイドルを応援して支えるのは当然だろ!」
「っっ……♡♡」

すると不意に、ルルカちゃんが俺の後頭部を撫でてキスをした。
少し、少しだけ長めのキスだった。

「……ちゅ♡ ちゅっ♡ んっ♡ ……くふふっ♡ 一途なんだー……♡」
「お、お、推しなのでっ」
「でも、アタシも支えてくれるんだー……♡」
「それは当たり前で……」
「なんかー……、そういうとこー、ちょっとかっこいい、かなー……♡
「っ……!」
「好きになっちゃうかもー……♡」
「っっ……!?」
「……なーんて♡」
「こ、っっの……!」

ぶびゅるるるるるるるるるるっ♥ びゅるるるるっ♥ びゅーーーっ♥ びゅーーーっ♥ びゅーーーっ♥ びゅるるるるっ♥ ぶびゅるるるるるるるるるるるっ♥

もはやそれは、暴発に近かった。
俺を磔状態にして好き勝手弄んでおいたアイドルを、お仕置きだとばかりに責めていたところに、うっとりとキスをされてかっこいいだの好きになっちゃうかもと言われる。
ただでさえ女の子に慣れていない俺の中身が、耐えられるはずもなかったんだ。

だがむしろ、それは好都合だった。
最後に、なーんてなどとからかったルルカちゃんに、とどめのお仕置き中出しだ。
もはや俺は遠慮も無しに、精液の熱を感じて仰け反る彼女の身体を思いきり引き寄せて、子宮口に亀頭をくっつけながら精液を注ぎ込んだ。
暴発射精、溢れ出る大量の精液、たくさんの精力を、一気に注ぎ込んでルルカちゃんをイかせてやる。

「あ゛あああああぁぁぁっっっ……♡♡♡ 熱っ……♡ 熱っつー……っ♡♡ 精液、すっごい精液、アタシのおまんこに、いっぱい出てるー……っ♡♡ なっっが♡ なっっがいおちんちんから、びゅるっびゅる出てる♡ びゅるびゅるーって……っ♡♡」
「そうやって、からかってばかりでっ……! くそっ……! ほら、もっと飲んで! 俺の精液、ごくごくっておまんこで飲めっ……!」
「んあ゛っっ♡♡ つよつよおちんちん、すごー……♡♡ あっあっあっあっ♡♡」

びゅるるるるっ♥ びゅぶっ♥ ぶびゅるっ♥ びゅーーーっ♥ びゅーーーっ♥ びゅるるるるるるるるるるるるるるるっ♥

「あ゛っ♡♡ まだ出てる♡ まだ出てるっっ♡♡ おまんこにっ♡ 子宮にいっぱい出ちゃってるっっ♡♡ あ゛ー……♡ これヤバー……♡ 子宮に重っったいのが、どっぽどっぽ溜まってる……♡♡ 注ぎ込まれてる……♡ これぇ、コントロールちゃんとしないと、排卵しちゃうってー……♡」

きゅんきゅんきゅんきゅんっ♥

「あ゛ー……♡ アタシのメスが疼いてる♡ 子宮疼いてる♡ 孕みたい、妊娠したいってきゅんきゅん疼いてる♡ ヤバ……っ♡ 美味しいけどぉ♡ すっごい精力強い、けどぉっ……♡ これ、ヤバ……ぁっっっ♡♡♡」

ぶぴっっ♥ ぶりゅりゅっ♥ ぶりゅっ♥ ぷしゃああああぁぁっ♥

ルルカちゃんの足腰がガクガクと震えたかと思うと、急にペニスが膣から抜けて、そこから大量の精液が逆流してきた。
それと一緒に、大量の潮が吹き出した。
ルルカちゃんは俺の身体にしがみつきながら、精液も愛液も潮も漏らし、とろけた顔で余韻に浸っている。
とどめのお仕置き、成功だ。

やがてルルカちゃんが落ち着いた頃、彼女は「もったいないー……♡」などと言いながら、濃厚なオスとメスのにおいを放つ白濁液を手で掬う。
そしてそれに舌を這わせ、ぢゅるぢゅると飲んだ。
俺は息を荒く吐きながら、そのいやらしい光景をじっと眺めていた。

「くふっ……♡ くふふっ♡ すっっごい美味しい♡ しかも、いっぱいイかされちゃったしー♡ これ、いい歌詞が浮かんできそうな気配だなー……♡」
「そ、そう。それは、良かった……」
「これからも、たっくさん精力搾らせてねー、釣沢プロデューサー……♡」

精液をぢゅるぢゅると啜りながら言うルルカちゃんを眺めながら、俺は思う。
矢澤ごめん。俺、お前の推しに手を出してしまった、と。
そして、ラミナちゃんはこんなことしている俺をどう思うかな、と。

*

───車内。スタジオへ移動中───

「……? どうしたのラミナ、さっきから怖い顔して黙っちゃって」
「……別に」
「そういえば、何か話があるんだっけ? 聞くわよ」
「ううん、マネちゃんには特に無いよ」
「そう? ならいいんだけど」
「……」

「……釣沢くん……」

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