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基本走行(左カーブ)

「うっ……!」
「じゅぱ……んっ♡ じゅるちゅ……あっ♡ れろれろ……」

絶頂に達する――ぐちょぐちょ、ぞりぞりと耳奥を舐められながら果てるのは夢見心地なのだが、最初の射精のような、全身が弾けるような絶頂ではない。
唇を噛みしめ、運転を続ける。

「んはぁ……四回目ともなると、量も濃さも目に見えて落ちてきましたね。すぅ……じゅるじゅるじゅるるるるる♡!」
「っ……!」
「んくっ……残留精子も少ないですし、味も薄くなってます」

四回目ともなると、荊妻さんの行うコンドーム回収、お掃除フェラ、コンドーム装着の流れも淀みない。

まぁ、最初から処女とは思えないほどスムーズだったが、回数を重ねたことでより事務感が増した……中々どうして、賢者タイムを軽減してくれる。

時間は……30分残っている。

7分ほどで二回目の射精を迎えたときには、どうなることかと思ったが、三回目は12分地点、四回目は20分地点と、一〇回ペースではあるものの、徐々にインターバルが長くなっている。

数を重ねたことによる精力の低下、責めへの慣れ、そして何より運転技能の成長が目覚ましい。

やはり人間、緊張感があると成長が段違いになるのか、この外周コースはマスターしたと言っても過言ではない。

運転が上達した分、ご褒美による攻撃があるが、おっぱいトラップはもう食らわないし、ご褒美と言って全力で責めるのは気が引けるのか、荊妻さんはそれなりの速度の手コキや、耳舐めしかやってこない。

……こうして比べてみると、楓さんのご奉仕は、本当に容赦なかったことがわかる。

「……一度、発着点に行きましょう」
「は、はい」

発着点……前の時間は寄せきれなかった。
スピードを思い切り落として、寄せる時間を確保、ゆっくり寄せて……この辺か? 車体を真っすぐにして、停止。さっきよりは寄せれた気がするが……どうだろう?

「……後輪はいい感じです。ただ、車体が曲がってます。外に出て、見てきてください。もちろん、ペニスを出したまま」
「は、はい……」

抗議をしても意味はないので、透華たちの車の位置を確認――ちょうど、発着点の横を通り過ぎていった。

「っ!」

ドアを開け、ダッシュで車の前へ――確かに、前輪のほうが縁石から離れてしまっていた。

「はぁ、はぁ……!」

急いで運転席に戻る――き、緊張した……。

「はい。運転中も、今くらい注意して安全確認をしましょう」
「わ、わかりました……」
「車体を真っすぐにするときにハンドルを切り過ぎましたね。今の進入角度であれば、もう少し浅く、短くてもよかったです――では次、右カーブはかなりよくなってきたので、左カーブを練習してみましょう」

……そうきたか。
いや、できるようになったから、次のステップに移行するのは当たり前なのだが、本当にチンポにダメージを与えることに特化したルールだ。

「では、ハンドルを切って、車体を逆向きにしながら、内側の車線に入ってください」
「は、はい」

しかし、だ。
向きが反対になったとはいえ、新しいことをするわけではない。右カーブでやったことを、左カーブでもやるだけ……!

「……ん?」

曲がれる速度を作って、会心のタイミングでハンドルを切るが、思ったよりも曲がらない。ハンドルを切り足すが、まだ足りない。
結果、反対車線に出ることはなかったものの、大きく膨らむことになった。

「左カーブは右カーブよりも、運転席からカーブの内側が遠くなるので、膨らみやすいです」

……なるほど。
右カーブを初めて曲がったとき、早く切り過ぎたのはカーブの内側がよく見えていたからで、今回はその逆――侮っていた。

「内側の縁石や白線から車体が離れていかないよう意識して、ハンドルを切りましょう――ただし、早く切り過ぎないように。車はカーブの際、前輪よりも、後輪のほうが内側を通るので、縁石に乗り上げてしまいます」
「わ、わかりました」

やはり、そう簡単に行かないか……。
甘んじて、責めを受けよう。カーブ時の膨らみは耳舐めとかだろうか?

「……んっ」

布が擦れる音――またおっぱいか? その手には乗らな……。

「――――」

チンポの側面に、何かが当てられた。
手よりも硬く、そして温かい――何だ?

左カーブの際、カーブの先を見ようとすれば、自ずと周辺視野には助手席が映るので、そのタイミングで確認する。

「なっ……!」

思わず声が漏れた――一瞬、ハンドルを切り遅れそうになるが、何とかカバー。直線に入る。

……危なかった。今のカーブでミスっていたら、僕は簡単に射精してしまっていただろう。

「踏んでいるわけではなく、ただ当てているだけなのに、ビクビク震えていますけど、大丈夫ですか?」
「いや、だって……」

あくまで事務的だった荊妻さんが、自ら足コキを仕掛けてくるなんて、誰が想像できる?

正直、コンドームをつけているので、温かみは感じれても、ストッキング足コキの強みである、ストッキング特有の感触、そして、靴の中によって極限まで高められた蒸れを感じることはできない。

なのに、荊妻さんが僕のおちんちんに足裏を当てているという事実が、どうしようもなく胸と股間の奥を滾らせる。

――早く、扱いてほしい。

「――っ!」

駄目だ。切り離せ。運転に集中しろ。

「……画餅さん、陸上をやられていたと聞きましたが、何の競技をされていたんですか?」
「……?」

雑談? 確かに、ただ話しかけられるだけでも脳のリソースの結構な部分が持っていかれる。
まだ、運転操作が体に染みついていない僕に、会話を振るのは簡単かつ効果的な攻撃だ。

「えっとですね……」

大丈夫。落ち着いて、比較的、考えることの少ない直線に入ってから、答えを返す。

「ぱっとしないですけど、メインは800mです。400mにも出てたりしました」
「短距離寄りの中距離走者といったところですか。失礼かもしれませんが、絶対にやりたくない距離ですね」

僕の専門種目を話して、「へ、へぇー」と返ってこなかったのは初めてかもしれない。

詳しい解説は省くが、高いスピードを長く保つトレーニングをしなければいけない。
400mに至っては、『陸上で一番過酷な競技』と評されることもある――まぁ、過酷じゃない競技なんてないと思うが、人体の構造的に、という話だ。

しかし、この距離の辛さをわかっているということは、もしかして陸上部だったのか?

「いえ、バレー部でしたけど、陸上部のない学校だったので、走り幅跳びに出場させられたことがあります。その際に、それらの競技の辛さを垣間見たというだけです」

なるほど、バレー部か――引き締まっていて、かつ、ボリューム感のある素敵な下半身は、幾数もの跳躍によって生まれたもの、精液を一滴残らず吸引する心配能力は、長いラリーを制するためのものだったのか。

だが、そうか……バレー部……。

「……うっ!?」

カーブの際、がんっと車体が揺れた――瞬間、車が止まる。どうやら、荊妻さんが補助ブレーキを踏んだようだ。

車が傾いている。ということは……。

「縁石に乗り上げてしまいましたね」
「す、すみません」
「前輪は通っても、後輪が乗ってしまった――これが先ほど言った内輪差ですね。このようなときはそのまま進まずに、ギアをRに入れて、バックしてください。安全確認は忘れずに」
「は、はい」
「ハンドルはそのまま――すると、元の位置に戻れるので、やり直すことができます」
「な、なるほど」
「それで、何を妄想しましたか?」

黙秘はさせてもらえないだろう、ここは正直に答える。

「け、荊妻さんのユニフォーム姿です……」
「本当に仕方ない人ですね……さて、『脱輪』ということで、全力足コキに移行させてもらいます」
「っ!」

荊妻さんはもう一つの足をこちらに伸ばし、ユニフォームに悦んでいる僕のペニスを両足の裏でサンドした。

「と言っても、上手くできるかわかりませんけどね。これは練習していないので。痛かったら、言ってください――まぁ、やめはしませんが」
「ぐっ……!」

ずりゅずりゅと、捻じるような刺激――手コキと違って、柔らかさも繊細さも皆無。
しかし、この、到底手では再現できない乱雑さから生み出される、ただひたすら強い刺激がどうしようもなく、体をビクビクと痙攣させる。

「どうしました? ビクビクしてないで、発進してください」
「む、無理ですっ……! 荊妻さんの足、きもち……よすぎっ……」
「『命令無視』は、今の罰に加え、射精一回分の追加になりますが……いいですか?」
「はいっ……! 最高ですっ……!」
「足コキの感想を聞いたわけではないのですが……気持ちよ過ぎて、馬鹿になってしまいましたか。はぁ……仕方ないですね。ほら、こちらを向いてください」

言われるがまま、荊妻さんのほうを向くと、
「んっ……!?」
ぐいっとチンポペダルを、足裏で押し込まれた。

「やはり、正面を向いてもらったほうが踏みやすいですね」

僕の体と荊妻さんの足裏でサンドされる形になる。

「どうですか……? こう、やって、ペニスの裏側を、足裏で……んぅ♡ し、シコシコされるのは……」
「ああッ……!」

自分の喘ぎ声なんて聞きたくない――だが、そんな理性では、到底押さえつけられる快楽じゃない。

横からでは、支えがなく、力が逃げる。
足裏同士でのサンドイッチも、エロさで言えば全然負けていないのだが、足裏を合わせるようにして何かを挟んでかつ、上下の刺激を与えるのは難しい。

この、正面から押し込むというのが、足でペニスに射精を促すうえで、最も効率がいい……!

「凄い顔をしていますよ。蕩けてしまいそう……写真を撮ってみせてあげたいくらいです。しかし、蚊帳さんの推測通りでしたね」
「……え?」
「画餅さん、この際だから、自覚させてあげますね」
「っ……」

開いているほうの足の指で、陰嚢を触ってきた――それに合わせて、ペニスを踏みつけるほうの足の上下運動も加速していく。

「あなた、マゾのきらいがあります」
「――――」
「自覚してますか? 普通、空になっても弄られ続けたら嫌になるものです。蚊帳さん、驚いてましたよ? これだけ素直に責めさせてくれて、ちゃんとイってくれる男の子はいない、と」
「それは……楓さんが上手いから……」
「では、私に踏まれて悦んでいるのは、どうしてですか?」
「そ、それは荊妻さんが……エロいから……」
「そうですか……」

そこで、荊妻さんは足を止めた。

「私たちの勘違いでしたか。では、足でするのはやめますね。マゾでもない子のペニスを踏みつけるのは、可哀想ですから」
「…………」
「ふふっ……どうしましたか? 何か、言いたそうですけど」
「――っ」

荊妻さんは首を傾げて笑った――わかった。
自覚させられて、彼女の笑顔が僕に刺さる理由がわかった。

切れ長の目を細めて、口角を少し上げる、余裕に満ちた彼女の微笑みは、全てを見透かされているようでゾクゾクするのだ。

「……安心してください。あなたがマゾだからって、私たちはあなたを軽蔑しません。私たちは皆、年下の男の子を責めるのが好きなサド寄りの性癖を持っていますから。ですから――認めてしまってください。僕はマゾの変態ですって」

ここでフォローを入れてくれるなんて、やっぱり、不愛想だけど優しい人なんだろう――そして、エッチな人だ。

……この優しさとエロさに免じて、認めよう。

そうだ。僕はこうやって、優しく、手のひらの上で転がされるように、女性に責められるのが大好きだ――もちろん、足の裏で踏まれるのも。

「――お願い、します……足で、イかせてください……!」
「わかりました。仕方のない変態さん」
「っ!」

再び、足の裏でペニスの裏を、ごしごしと擦られる。

「んっ♡ どうですか……? マゾ自覚して、年上の女に、乱暴にペニス踏まれるのは……はぁっ♡」
「最……高です……!」

マゾであることを認め、認めてもらったことで、心のどこかにあった『足でイかされるなんて、マゾみたいで嫌だ。引かれるかもしれない』というセーブが外れ、足コキによる快楽を100%、心身で感じることができている。

「んぅ……もうイキそうですね?」
「も、もう、すっかりおちんちんの理解者ですね……!」
「ええ。慣れたら、こんなグロテスクなものでも可愛いと思えるものですね――さて、マゾの画餅さん、罵倒とかしてみますか?」

荊妻さんの、淡々とした義務罵倒……まずい。想像したら、ペニスに精液が流れ込んできた……!

「イっ……!」
「んっ……♡」

ぶぴゅるぶぴゅると五回目とは思えない量の射精。あっという間にコンドームの先が膨らんでいく――それだけではない。
頭が真っ白になって、手足の先がピリピリとして心地いい――全身でイった証拠だ。

「ふぅ……お漏らし、しちゃいましたか。しかも、前回より射精量が多い……」

荊妻さんは絶頂の余波に震えるチンポからコンドームを外し、ポケットから別の使用済みコンドームを取り出す。

「ほら、見てください。こっちが四回目のザーメンで、こっちが今のザーメン――回数を重ねて、量が多くなるなんて……よほど、私の足コキを気に入ってくれたみたいですね」
「すぅ……ふぅ……!」

女性が僕の精子が入った使用済みコンドームを、両手に持っているこの光景、いい意味で下品過ぎる――賢者タイムを貫いて、ペニスが震えた。

「では、掃除しますね……」
「あ、あのっ……」
「何ですか?」
「そのっ、できれば、このまま足コキしてほしいです……」
「……それは、汚れたままのペニスを、コンドームなしで踏んで欲しいということですか?」
「は、はい……駄目、ですかね?」
「……はぁ」

冷たい嘆息の後、僕に向けられたのは、じっとりとした視線だった。
荊妻さんのジト目――可愛いな……。

「あなた、それがどういう意味か、わかって言ってるんですか?」
「っ……!」

イったばかりのチンポペダルをまた、足裏で押し込まれる――ただでさえ、チンポ触りのいい、さらさらのストッキングだが、微かに湿っていることでチンポへの攻撃力はさらに高まっている。

――そう、この炎天下の靴の中で熟成された蒸れを味合わずして、足コキを堪能したとは言えない。

「このっ、んっ……♡ 先っぽについた、ザーメンやカウパーの残り汁を、ストッキングに染みこませろってことですよ? はぁ……♡ 変態過ぎやしませんか?」

ストッキング、汗、そこにザーメンとカウパーが加わることで、ぬめりが生まれ、快感が強まる。

「ほら、ふぅ……♡ んん……聞こえますか? ぬちゃ、ぬちゃって……き、気持ち悪い音♡」

快感が強まることで、尿道に残っていた精液が漏れ、我慢汁が湧き、さらにぬめりが高まる。

「擦れば、擦るほど……んっ♡ はぁ♡ ……足の裏が、くっさいローション塗れになって……ああ、絶対、臭い取れませんよ。一生、あなたのザーメンの臭い♡ ふぅ……それに、私はこのストッキングを穿いたまま、靴を履かなければいけないんですよ?」
「ぬ、脱げば……」
「いいんですか? んぅ……♡ 気位さんの妹さんは気づきますよ? あれ? この人、教習始まる前はストッキング穿いてたのに、何で裸足? と。すぅ、ふぅ……♡ それでもいいなら、喜んで脱ぎますけど」
「す、すみません……」
「ふふっ……♡ どうしましょうか、午後の授業。靴とストッキングの予備なんて持ってきていませんし、新しく買いに行くにしても……んっ♡ 公衆の面前を、ザーメン塗れの靴で歩くことになるんです。まるで、変態です。画餅さんのような、仕方がないド変態♡」

……ここに来て、荊妻さんに、色気が浮かんできた。喘ぎや台詞に、メスが混じっている。事務的を装っているのが、バレバレで――とてつもなく興奮する。

「あはぁ……♡ まだ、まだカウパー出てきますね……これじゃあ、歩く度に、ぬちょぬちょって音が出て、すれ違う人たちに変な目で見られるかもしれません。最悪です。最低です。はぁ、はぁ♡ ねぇ、聞いてます? マゾチンポビクビクさせてないで、もっと謝ったらどうですか……?」
「んくっ……」
「んっ……♡! ぺ、ペニスで返事して、どうするんですか? ~~っ♡ 本当に、かわ……んんっ、仕方のない人ですね。もう、ここまで汚れたら、どこまでだって同じです……足の裏で受け止めてあげますから、空になるまで射精してしまってください――ほら♡」
「!?」

絶え間ない足コキ淫語責めに眩む視界に差し出されたのは、足コキに使っていないほうの足だった。

「私があなたのくっさいザーメンの臭いで不快な思いをしているので、あなたも私の汗で蒸れたくっさい足裏を嗅いでください。お返しです」

なんて最高のお返しなんだ……しょうがない。甘んじて受け入れよう。
脚を上げているのは辛いだろうから、腕で支え、足裏に鼻を押し当てる。

「――っ♡」

荊妻さんから、喘ぎが漏れる。

もちろん、こちらの足も汗で湿っていて、靴を脱いでしばらく経った今でも、ほんのりと温もりが残っている。

臭いは……女性だからと言って、汗が臭くないわけがない。むんわりとした臭いが、鼻腔を通り、腔内に広がる――しかし、多くの男の汗にある、つんざくような刺激はない。

むしろ、嗅いでいると段々癖になってくるような……。

「そ、そんなに嗅がれたら……っ♡」

くすぐったそうに、足が動く――感じているのか? 今日の教習で、彼女に快感を還元できる数少ないチャンスと見た。

鼻を押し付け、すんすんとわざとらしく音を立てながら、足裏を擦り上げる――すると、汗の臭いを一瞬、ストッキングについた柔軟剤の甘い香りが打ち消した。

最近の柔軟剤は、布が擦れると匂いが広がったりするものがあるが、これはいい。

汗、柔軟剤、汗、柔軟剤、汗、柔軟剤。
塩味と甘味、人間はこの緩急に抗えない――どれだけだって嗅げる!

「あんっ♡ が、画餅さん……っ。またカウパーが……私の足裏の臭いで、こんなに……興奮できるなんて……本当に、仕方ない変態……♡」
「んっ……!」

荊妻さんの足コキの速度が最高潮になると共に、心臓の鼓動も最高潮になる。
どくどくどく。
まるで、肺に入った、荊妻さんの足のエッチな空気を、全身に届けようとしているようだ。

「ほら、イけ……イけイけ、イけ! 変態ザーメン、足裏にどぴゅどぴゅまき散らせ……♡!」
「イっ……くぅ……!」

淫靡な泡に塗れている足裏に照準を定め、股間に思い切り力を込める。

ぶぴゅる! どくどくどく、どぴゅぴゅう、ぴゅぴゅぴゅう!

止まらない。
膨れ続ける浮遊感も、精液も止まらない――荊妻さんの足を汚しているという背徳感が、もっと、もっと汚せと射精感を後押ししてくる。
限界まで、絞り出す……!

「――っ♡」
「――はぁ、はぁ……!」
「はぁ♡ すぅ……ふぅ……出し過ぎです。本当に、出し過ぎ……」

渾身の射精――体感的には、六回目にして、一回目に次ぐ射精量。
半透明のザーメンが、荊妻さんの足裏のおよそ半分を覆っていた――徐々にではあるが、重力を受け、糸を引きながらチンポに垂れてきている。

沢山出そうと意識はしたが、我ながらよく出た――今回の射精だけの話ではなく、全体量もそうだ。確実に、昨日のドリンクのおかげだろう。

「はぁ……♡」
「っ……」

色っぽい嘆息と共に、荊妻さんはくちゅくちゅと足裏についた精液を、チンポに塗り始める。

「車についたら面倒ですので、少し、受け持ってください」
「は、はい……!」

竿や陰毛に、半分ほどの精液をなすりつけたところで、
「はぁ……」
今度は冷たい嘆息。

「脚、離してもらっても?」
「す、すみません」

射精直前から今まで抱え込んでいた荊妻さんの足を離す――鼻には未だ、汗と柔軟剤の香りや、生温かさの余韻が残っている。

「…………」

荊妻さんは僕に嗅がれていた足を靴に入れた後、少しの間、躊躇って、精液塗れの足を靴へと閉まった。

ぬちゃりという卑猥な音が、エンジン音を貫通して聞こえてきた。

「……気持ち悪い」
「す、すみません……」

賢者タイムに入って、かなり暴走してしまったことを自覚する――多分だが、彼女も少し冷静になったのだろう。

「……いえ、コンドームなしを許したのは私ですので。しかし、すんすん……午後一番の技能は、確か女子大生だったような気がしますが、バレないといいですね」
「――――」
「はぁ……準備万端ですね。では、発進してください」

――――――――

「お疲れ、ウリ君」
「お、お疲れ……」
「本当に疲れてるねぇ」
「まぁ、結局、一〇回イかされたからな……」
「ん? なんて?」
「あ、いや、あの惨状だったからな……!」
「あはは、反対車線に止まっているときはさすがにびっくりしたよ――でも、最後のほうは上手くできてたじゃん」
「少しは慣れたかな……それで、遠華さんはどうだった?」
「んー、思ってたよりちゃんとしてたけど、どうかな。誰にでも私と同じように接してるなら、ちょっとフランク過ぎるかも」
「……してそうだな」
「うん、態度が悪いってクレーム来てないか不安だよ……ウリ君のほうの、綺麗な人は?」
「荊妻さんは……一見、厳しそうというか、実際、厳しいんだけど、ちゃんとフォローしてくれたり、丁寧に教えてくれたり、いい先生だと思う」
「へー、まぁ、あのお姉ちゃんの面倒見てくれてるっぽかったし、いい人じゃないわけないか」
「確かに」
「ところで、受付さんがくれた飲み物、これ何だろ?」
「……栄養ドリンクだって」
「栄養ドリンクかー、飲んだことないんだよねー。ウリ君は?」
「部活で死ぬほど疲れたときは、結構飲んでたな」
「へー、じゃあこれ、ウリ君にあげる! 天ぷら食べて、栄養ドリンクもいっぱい飲んで、明日もがんばろー!」
「お、おー……」

――――――――

荊妻弓が住んでいるアパートは、自動車学校から車で約20分の隣町にある。

「…………」

帰宅した荊妻は、足早に風呂場へと向かう――靴を履いたまま。
脱衣所すらスルー。服を着たまま、朝のうちに洗っておいた空の湯船に、すっぽりと入る。

彼女が致すときは、いつもこの場所だ。
すぐに体を洗えるというのもあるが、一番の理由は他にある。

「……はぁ♡」

まず、荊妻は靴を脱いだ。そして、すぐさま中を覗き込む。

靴の中では、精液で作られた白濁のメレンゲが、妖しく輝いていた。

「――っ」

数時間、靴の中に封じられていた悪臭が解放され、瞬く間に精液の臭いが充満する。

夏の暑さで乾くかもしれないと思っていたが、靴の中の密封性のおかげか、乾くことなくここまで来た。

歩いているときに卑猥な音を立てるものだから、人が近くにいるときは音が鳴らないように、歩き方を工夫しなければいけなかった。

帰りの車の中でも、アクセル、ブレーキを踏むたびにぬちゃぬちゃと……彼に強いていることの理不尽さを、少しは知ることができた気がする。

まぁ、やめる気はない――というか、今日、なくなった。

「はぁ、んっ……♡」

続いて、ストッキングを脱ごうとするが――抱えに抱えた欲に腕が震え、うまくいかない。

「っ……!」

どうせ使ったら捨てるのだ。破ってしまえ――そう、爪を立てて、ストッキングを破りながら脱ぎ、そして、ザーメンに汚れた足裏の部分を手に取る。

「すんすん……あはぁ……♡ 臭すぎっ……♡」

ザーメンが顔につくのも気にせず、鼻に押し当て、絞り出すように嬌声を漏らす――ここでいっぱい、彼のペニスを気持ちよくしてあげたんだ。

――舐めたい。お掃除フェラのときは、何でもない風を装ったが、正直、癖になってしまった。
しかし、さすがに数時間放置したものを、口に含むのは雑菌が怖い。

これだけ発情していながらも、性格は出るものだ。

「んっ……」

なので、他のことに使うことにする――指にたっぷりと纏わせ、その指を局部へ。

「んはぁ……♡」

割れ目の部分が目に見えて変色している、黒のショーツをずらす――ぬちゃぁと、彼のザーメンに負けない、淫靡な音が鳴る。
彼に足コキをしてあげているときから、ずっとこの調子で、帰りの車の中でもキュンキュン疼いて、スカートまで染み出してくる勢いだった。

「ふぅ♡ んっ、ふぅ……♡!」

彼の精子と、マンコの入り口を濡らす自分の愛液を混ぜ合わせてから、ぷっくり勃起しているクリトリスに触れる。

「んっ……♡ くうぅ――あ゛っ♡!」

軽く触れただけで、体をビクンと跳ねさせる荊妻――明利が我慢した約一時間をはるかに超える焦らしによって、クリトリスの感度はかつてないほどに上昇していた。

「はっ……♡! んっ……あっ……♡! ふ、ふぅ……♡!」」

敏感過ぎて、思い切り触れない。彼が射精を堪えるときにやっていたように、息を強く吐いて、快感を堪えながら、指を肉豆に押し当てる。

「あぁ……♡ すぅ……っ♡ はぁ……♡ お、おお゛……♡」

ゆっくり――今度は耐えるのではなく、慣らすように指を動かす。

蚊帳のように、仕事中に堂々と処理できるくらい、エッチだったらよかったのだろうが、生憎、荊妻は処女を拗らせた変態――ムッツリスケベである。

「はぁ♡! はぁ♡! むり……むりむりっ……♡」

快感に溢れた涙が瞳を潤ませ、指が加速していき……
「イっ……くぅぅ――っ♡!」
絞り出すような絶頂――ぐんっと体が仰け反った。

「お゛っ――ぐぅ……んはぁ♡!」

体勢を元に戻そうとするが、余波にもう一度、体が仰け反る――頭を湯船に強打するが、
「はぁ……♡ はぁ……♡」
気づいていない。

一回の絶頂では、少しも満ち足りない。マンコを弄ることだけに淫する。

「足りない……もっと、もっとぉ……♡」

一心不乱にスーツの中から取り出したのは、五つの使用済みコンドーム。

「んっ……!」

服を脱ぎ捨て、全裸に――しわになるのも気にせずに、湯船の外に放り投げる。

そして、コンドームの結び目を解きにかかる――が、うまく解けない。

「――もうっ!」

じれったさに叫びながら、荊妻は脱衣所へとダッシュ――剃刀片手に湯船へと戻ってくる。

「はぁ……♡ はぁ……♡」

爛々と目を輝かせながら、内側からプリプリザーメンに押し込まれ、膨らんでいる部分に刃を入れる。

「んっ……♡!」

開いた穴から、どくどくとザーメンが零れた――まず、健康的な太ももを穢す。

「もっと……♡」

一つ、二つ、三つとザーメンを開放していく度、端正な顔に、たわわな胸に、しなやかな腕に、くびれた腰に、スカートに隠されていた巨尻に――ありったけの精液を浴びていく。

「臭い……本当に臭い……♡」

声を弾ませつつ、四つん這いに――ずっと、この体勢でイクと決めていた。

シチュエーションは……教習中に性欲が暴走した彼に、バックで犯される。何回もぶっかけられて、体はどろどろ、最後は我慢できずに……。

「だめっ……もう、時間だから♡ 画餅さん……あっ♡!」

人差し指を彼の立派なペニスに見立て、膣に挿入――ずっと何かが入ってくるのを待ち望んでいたおマンコが悦んで、もの凄い力で指に吸いついてくる。

「っ♡ だめですぅ……クリトリスでイったばかりなのに、そんなに突かれたら――お゛っ♡ 汚い、声がっ……♡!」

――やはり、人差し指だけじゃ、物足りない。
中指を追加……いや、練習用にもらったディルドを持ってきて――そこまで考えて、理性が働く。

――やめよう。初めてのとき、ちゃんと彼に悦んでもらえるように、できるだけおマンコは開拓したくない。

没入感は、処女としての妄想力でカバーする。

両腕を引かれながら、突き上げるようにパンパンされたり、体を起こして、胸を揉みしだかれたり……。

「おおぉ……ん゛っ♡ おっおっおっ……♡ んお゛ぉぉ……イかされるっ……年下早漏ちんぽの下手くそピストンで、中イキする――んぅっ♡!」

低音オホ声を漏らしながら、指を出し入れする度に、卑しい水音が湯船に響く――湯船に愛液風呂ができる勢いで、びちゃびちゃと湧き出てくる。

荊妻は濡れやすく、愛液の量が多い体質だ。
ベッドの上で致そうものなら、ただ指を出し入れするだけで、おもらし、潮吹きと同等の被害が出る。
だからこそ、彼女は風呂場をオナニーの場としているのだ。

「イ……ぐっ――――っほぉ……♡!」

噛みしめるように、二回目の絶頂――体の力が抜けたように、愛液塗れの湯船にへたり込む。

「はぁ……はぁ……♡」

――何をやってるんだ、私は。
荊妻はそう、自分に問いかける。

いつもそうだ。ストレスの解消方法が、オナニーしかない変態。

私は仕方がない変態だが、『裏コース』には反対だった。
私は、優良な運転者を増やすために――『あんな目』に遭う人間が少しでも減るように、自動車学校の教官になったのだ。決して、エッチをするためじゃない。

なのに……。

『え、笑顔が素敵で……』

彼が、『あの子』と同じことを言うから……。

「くそ……」

もっと、女をオナホールとしか思っていないようなクズだったら、普通の授業をした後、辞退させてもらおうと思っていたのに……。

「何で……」

どうして、悔しいくらい性癖にマッチしていてる男の子が来たんだ……。
私は変態だから、簡単にペニスに負けてしまう……。

「ごめん……」

見えない誰かに謝って、荊妻は腰を持ち上げた。
湯船に手の甲を当て、指を立てる――疑似的な固定ディルドを作り、脳内を妄想で満たす。

「んっ、んっ……♡ ど、どうしたんですか♡? 私が大人しくイかされっぱなしだと……♡?」

学生時代は跳躍に使われていた立派な下半身を使って、腰を振りつける。

「おっ、おほぉ゛……♡ こ、腰振りが止まりましたよ♡? ほら、さっきの勢いはどうしたんですか♡? ほら、ほら……おっおっおっ♡ ふふっ、やっぱりマゾですね……ペニス、自分でパンパンしてるときよりも元気……んぅ♡ え? 出そう? いいですよ、出しても……抜いてくれ? 嫌です♡ ここまで、好き勝手にぶっかけてきたんですから、次の射精場所は私が決めます……あんっ♡ 仕方のない人ですね――大丈夫。きっと、さっきの射精で空になりましたよ♡ ええ……だから、中でイっても大丈夫です。だから、一緒に腰打ちつけ合って、一緒にイキましょう♡? すぅ……」

大きく息を吸って、準備完了――ゆっさゆっさと、尻を思い切り振り下ろす。

激しい腰振りに乳がゆっさゆっさと揺れ、湯船に乳首が擦れる。
鍛えられたデカ尻も乳に負けないくらいの揺れ――アナルが見え隠れするほど、縦横無尽にぶるんぶるんと暴れている。

「んっんっんっんっ……♡ おぉおほぉお゛っ……♡ おぉおんぉ……♡ んふぅっ♡! イグぅ、またイグイグぅ、イグイグイグイグぅうううううう――んほぉっ……♡! 出てる、いっぱい出てる、画餅さんの熱々ザーメン、子宮の中で私の卵子探してるぅぅうう……はぁん♡! 私もイってる……一緒にイってりゅ……な、中出し、ぎもぢい――おぉ……ほぉ……♡ はぁ……はぁ……♡ んはっ……♡」

マンコから指を引き抜くと同時に、完全に腰が抜けて、愛液に濡れた湯船に転がる。

「はぁ……んほぉ……♡」

――妄想でこれだけ気持ちいいのなら、実際はどれだけ気持ちいいのだろう?

「少し、イメージトレーニング、しておかないと……」

愛撫練習やセックス教習の際、強くなった彼のペニスに陥落して、責められ続ける――なんてことにはなりたくない。

元々、連続射精に強いペニスだ。一回一回の射精のインターバルが長くなったら……経験豊富な他の教官たちすら脅かすポテンシャルを秘めている。

理想は八割がこっち主動。二割で責められるくらいがいい。
多分、向こうもそう思っているはず。

「……そうだ。キスの練習……しておかないと……」

――彼を幼少期から知る気位に教えられたのだ。

彼はキスが大好きだと。
経験がないので、してあげることはできなかった――次までに練習しておいて、悦ばせてあげたい。

「…………」

しかし、キスは何で練習すればいいのか。

「……仕方がない。ディルドにしますか」

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