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入れていいところ、入れてはいけないところ

「じゃあ、次はいよいよマンコの構造な」

遠華さんは顔を僕のザーメンで汚したまま、授業を再開する。

「よいしょっと」
「え?」

靴を脱いで、机に上がる遠華さん――いったい、何をするつもりだろう?

「何って、マンコ見てもらうんだよ――ほい」
「っと」

靴下を脱いで、こちらに投げてきた。何とかキャッチする。

「弓ちゃんからの引継ぎで、『足裏のにおいを嗅いで興奮してました』ってあったから、嗅いでいいぞ」
「い、いや、いいぞって言われても……」
「…………」

裸足になった遠華さんは机の上で腕を組んで、仁王立ち。こちらをじっと見つめてくる……しょうがない。

「……すんすん」
「どう?」
「だから、どうって言われても……」
「ははっ、いいよ。言わなくても。チンポが答えてくれてるから――デカいくせに、可愛いチンポだな」
「っ」

恥ずかしいが、チンポが悦んでいるのは事実――賢者タイムはすでに貫いていて、遠華さんの靴下の香ばしいにおいに、ぴくぴくと悦んでいる。

「ほんと、スケベに育っちゃったなー」
「そ、そりゃあ、近所のお姉さんにキスされて育ちましたから……って、何脱いでるんですか!?」

遠華さんはホットパンツのチャックを下ろして、すでに片方の脚を抜いていた――レースが施された深紅のショーツが丸見えになっている。

「だから、マンコ見せるって言ってるだろ」
「っ」

彼女がショーツに指をかけた瞬間、思わず目を閉じる。

「……お前、本当に透華の言う通りなんだな。足のにおいに興奮する変態のくせに……」
「?」
「いいよ、見て」
「い、いや、でも……」
「見ろ」
「……は、はい」

慎重に目を開ける。

「っ」

瞬間、股間と心臓がどくんと脈打った。

目の前にあったのは、幼馴染の姉で人妻の遠華さんが、下半身を露出させ、テーブルの上に仰向けになり、脚を抱え、陰部を誇示している姿だった。

「で、でっか……」

初めて見るマンコよりもまず目に入ったのは、その尻だ。

思わず口に出してしまうほどのボリューム感――この大きさをもしエロ漫画で表現するとしたら、見開きでかつ、ほとんど余白なしで描き、『プリ♡』や『ムチ♡』という擬音をでかでかと、あちこちに配置しなければいけないだろう。

「気にしてんだから言うなよー。子供できてからデカくなる一方なんだ――まぁ、ウリはこんぐらいデカいほうが好きだろ? 楓の爆乳にも、弓ちゃんの脚や見せてないケツに興奮してたらしいじゃん」
「くっ……」

こんな情けない姿だというのに、変わらず飄々と言う遠華さん――しかし、引継ぎをしっかりされているようで……仕事熱心な教官たちに見てもらえて嬉しい限りだ。

「よしっ、これからあたしがおまんこの部位の名称を教えてあげるから、ちゃんと覚えるんだぞ――ほら、ちんこ握って。ここは楓とやったように、チンコに刻み込め」
「…………」

言われるがまま、ガチガチになっているチンポを握る。

「そしたら、先っぽをマンコに近づけて」
「こ、こうですか?」

何だか怖くてまだ直視できないので、お尻の位置から逆算して、チンポをセットする。

「もっと近く……ストップ」
「……っ」

亀頭が熱気を覚える辺り、本当に触れる直前じゃないのか、これ……。

「じゃあ、行くぞ? ちんぽ、シコシコしろ♡」
「は、はい……!」

と言われても、普通に上下に扱いたら一瞬でイってしまいそうなので、まずは親指で亀頭を撫でる程度にする。

「まずは……ここ」

遠華さんは、太ももに回している手を股間まで伸ばして、厭らしく指を走らせる。

「マン毛が生えてるところ、恥丘な」
「恥丘……」

言われて、彼女が指す場所にピントを合わせる――薄っすらと生えた陰毛を指に絡ませて遊んでいる。

「別に触られても気持ちいいわけじゃないけど、焦らすときに触るのはありかもな。変態なら悦ぶかも」
「は、はい……」
「ちなみに、ウリはマン毛あったほうが好き? パイパン派?」
「ど、どっちも好きです……」

生えていてもありのままって感じで興奮するし、パイパンに至っては字面だけで興奮できる。

「ははっ、スケベすぎるだろ」
「す、すみません」
「褒めてんの。じゃあ、次は――」

遠華さんは指を少し下に、そして大きく円を描くように動かす。

「おまんこの輪郭、大陰唇――ウリの大好きな唇だな」
「ぷ、ぷりぷりですね……」

周りの尻や太ももと比べて、若干黒ずんでいて、ぷっくりと盛り上がっている――スパッツでも穿いたら、マン筋どころか、もっこりと全体像が浮き出てしまいそうだ。

「中身を守るための場所だからな、脂肪が多いらしい。おっぱいほどじゃないが、個人差がある。あたしはくっきりしてるほうだな。透華も結構プリプリだった気がする」
「き、聞いてません……」
「嬉しいくせに――で、次、これが小陰唇。マンビラとか言われるやつな」

大陰唇の内側――名前の通り小さい唇のようだし、俗称の通り、びらびらと揺らめきそうな薄い形状をしている。

「こうやって開くと、花びらみたいだろ?」
「っ……」

指二本を使った唐突な『くぱぁ♡』に息が詰まる。

「んー? 手ぇ、止まってんぞ? どうしたんだぁ♡?」
「……ふぅ」

笑顔に煽られ、亀頭撫でを再開する――が、漏れてきた我慢汁で滑りがよくなってきた。亀頭を弄るのはやめて、竿をゆっくり揉み込むように弄ることにする。

「じゃあ次はお待ちかね、陰核――クリトリスだな。見えるか? 小陰唇の上のほうにあって、ちんこと同じで皮に隠れてるから、こうやって……」

遠華さんは人差し指と薬指で小陰唇の上部を抑え、中指を使って、包皮の中から肉豆を露出させる。

「クリトリスは撫でると、んっ……♡ ほら、勃起してきただろ♡?」

中指に愛撫されたクリトリスはぷっくりと膨れて、真っ赤に充血する。

「ここは……あっ……♡ すっごくエッチな部位でな、んっ……♡ 性的興奮を感じるためだけの部位なんだ、ぞっ……♡」
「すぅ……ふぅ……」

しばらく、くりくり、くりくりと自慰を続ける遠華さん――気のせいか? マンコがてらてらと妖しく光り出したような……。

「はぁ……♡ それで、興奮してくると、膣前庭……ビラビラと、クリの内側から、汁が出てくる……これとぉ……♡ これから教える膣で分泌される液を総じて、マン汁って言う……ほら、くちゅくちゅって♡ ウリも竿ばっかり弄ってないで、聞かせろよ、我慢汁の音♡」
「くっ……は、はい……!」

指示されたのなら仕方ない――指にカウパ―を絡ませ、亀頭をくちゅくちゅと弄る。

というか、今気づいたのだが、これ、相互オナニーというやつじゃないのか? しかも、ほんの少し腰を突き出せば、マンコに触れてしまうような至近距離で……。

それを自覚した途端、とある予感が過る――この流れ、十中八九、膣の位置も教えてくれるはず。

そのとき、僕は挿入せずにいられるのか……?

「次はぁ……ここ、膣前庭の上のほうにある穴が、外尿道口……はぁ……♡ おしっこの穴な♡? ここに入れるんじゃないぞ……♡? それで、下のほうの穴が……」
「っ……」

クリトリスをそうしたように、人差し指と薬指を使い、ぬちゃあ♡と音を立てて、ご開帳。

「膣口な。ここから、ちんこを……あんっ♡」

真っ赤に煌めく膣内に、中指が吸い込まれていった。

「ずぷ、ずぷぅって、んはぁ……♡ 入れて……ふっ♡ 出して……あんっ……♡ を、ぉお♡ くり、返す……んっ♡! そして、一番奥の、おん゛っ♡! し、子宮にぃ……♡ びゅるるるる♡! って、ザーメン発射してぇ……あ゛っ♡! 赤ちゃん作る、ところ……♡」

遠華さんのメス声に、チンポを握る手が加速しそうになるが――何とか止める。

「あっ……あんっ♡! はは……すまん、声、漏れる……んっ♡! さ、さすがにこんだけ弄ってると、んおっ♡ 余裕、ぶれないな……んっ♡! はぁ、はぁ♡!」

遠華さんは中指を膣に出し入れしながら、親指でクリを弄り始めた――膣や膣前庭からじゅわぁと愛液が溢れ、ついには机を濡らす。

「……あっ♡! んん……♡ んっんっんっ♡ はぁ……♡ おっおっ……あぁんっ♡!」

少しの間、自慰を続けた遠華さんは、ゆっくりと中指を抜いて、改めて、太ももを抱えた。

「はぁ……♡ じゃ、この授業の仕上げとして――その、カチカチの指示棒を使って、今、教えた部分をつんつんってして、名前を答えてもらうから」
「……へ?」

自分のものとは思えない、間抜けな声が漏れた。

「どうした♡? ほら、早くしないとチャイム鳴っちゃうぞ♡?」

今にも暴発寸前のペニスを、このトロトロに蕩けた人妻マンコに当てろって言うのか?

「くっ……」

覚悟を決めて、チンポを握る――まずは、陰毛目がけて発進。

「ここは……」
「駄目。ちゃんと亀頭くっつけろ」
「っ……こ、ここは恥丘、です」
「正解」

柔らかい陰毛の感触――亀頭を離すが、我慢汁が名残惜しそうにマン毛に絡みついている。

……高速で扱けと言われているわけではないので、射精することはない。

「こ、ここは、大陰唇」
「正解」

ぷにぷにの大陰唇の感触を、パンパンの亀頭で楽しんでから――その内側のビラビラを左右に撫でる。

……しかし、終着点がいけない。

「ここが、小陰唇……」
「いいぞ。それで……?」

自ら皮を剥いてくれる遠華さん――触ってほしそうに隆起しているお豆に亀頭を当てる。

「これが陰核……クリトリス……」
「ぁん♡!」
「――――」

クリの想像以上の硬さ、そして僕が生み出した遠華さんの喘ぎに、頭が白くなりかける。

「せ、正解……ああ゛っ♡ おちんぽにクリトリス、クリクリってされるの、んぎもぢぃ……♡」
「そ、それで……」

チンポを当てたまま、下に滑らせる――それだけなのに、くちゅっと淫靡な水音が鳴った。濡れるとは聞いてたけど、女の人のここって、こんなに水浸しになるものなのか……。

「こ、ここが外尿道口……おしっこするところ、です」
「うんうん、それで?」
「っ……こ、ここが――」

さらに下へ――小陰唇をかき分け、ついに終着点にたどり着く。

「もっと」
「……え?」
「もっと押しつけて」
「い、いや、でも……」
「この体勢だと、どこ指してるか見えないの♡ チンポ押しつけて、ちゃんと伝えろ♡ ほら、早く♡」

なんでここへ来て、今更……というマジレスは通じないだろう。
腹をくくる。

「っ!」

亀頭から滲む我慢汁と、ナカから漏れ出てきた愛液が混ざる――熱い。今すぐにでも、チンポを咥えたいと叫んでいるようだ。

――それは、僕のペニスも同じ。

入れたい。入れたい。入れたい。

「ま、まだですか……!?」
「もっと♡」

僕の尿道口が、遠華さんの膣口に隠れる。

「も、もう……!」
「駄目。もっと♡」
「くっ……そ!」

頭の中を反響する『入れたい』という、体中の全細胞の声を無視して――ゆっくり、ひたすらにゆっくり、膣を押し広げていく。

「――はい、おっけー♡ で、ここは?」
「はぁ……はぁ……!」

――亀頭の、ちょうどカリ首の手前までが、自分の体温ではない温かさに包まれている。

「ここ、は……膣口、です……」
「何を、どんな風にする場所?」
「ち、ちんこを出し、入れして……」
「チンコをじゅぼじゅぼ、パンパン出し入れして?」
「お、奥で、射精……して――っ」

入れたい。入れたい。入れたい。入れて――射精したい。射精したい。射精したい。射精したい。射精したい。射精したい。

あと、ほんの十センチ、腰を突き出すだけで、遠華さんの人妻マンコに中出しできる。

射精したい。射精したい。射精したい。射精したい。射精したい。射精したい。

これはもう、完全に誘ってるだろ?
『先っぽだけ』を自分で強要して、それでナカに出されたって、文句は言えないはずだ。

射精したい。射精したい。射精したい。射精したい。射精したい。射精したい。

それに遠華さんはきっと、『あーあ、出しちゃった♡ しょうがないなー、ウリは♡』と許してくれるに違いない――というか、むしろ自分の魅力で、僕の理性をぶち壊したことを悦んでくれると思う。

僕に性を教えてくれた人に、びゅくびゅくザーメン中出しできるなんて――男冥利に尽きる。

「っ!」

腰を――引く!

「うわっ!」

自分の我慢汁か、はたまた机の愛液が床まで垂れていたか、足を滑らせる――後ろにあった椅子をガシャンと吹き飛ばし、床に腰を打った。

「いって……」
「――驚いた」

遠華さんは体を起こして、床に座る僕を見下ろした。

「あたしの予想では、中出ししちゃうか、入り口でシコシコして、おまんこにぶっかけするか、どっちかだと思ってた――なんで我慢できた?」

不思議そうに首をかしげる遠華さん――僕も不思議だ。

だが……もったいないと思ってしまったのだ。

「初めてのセックスは、一緒にイきたいなーって思ったんです」
「――――」

遠華さんは性癖が捻じれてるから、僕が一突きでイっても、おチンポ負けさせた背徳感で気持ちよくなるんだろう――だが、それは多分、絶頂ではない。

もちろん、僕はマゾだから年上女性にあっけなく負けて射精するのも大好きだ。だが、初めてのセックスくらいは一緒にイきたいと思ったのだ。

僕が何のために、毎日、空になるまで射精させられているのか――それはお互いにとって、最高のタイミングで射精するためだ。

だから――少なくとも僕は、このタイミングで射精するのは互いにとって、最高ではないと判断した。

「――ははっ、面白いな。チンポはまだまだ早漏なのに、メンタルはもう最高じゃないか」

遠華さんは愛らしく、にっこりと笑った。
――この、チンポ待ちのおまんこよりも輝く、ザーメン塗れの笑顔を見れただけでも、我慢した甲斐があった。

「じゃあ、頑張ったウリにはご褒美をやらなきゃな……」

そこで、チャイムが鳴る――あっという間の50分間だった。

「……まずいな。休みが出ちゃってさ、次の時間、高齢者講習しなきゃいけないんだよ」

なるほど、だから今日は一時間だけになったのか。

「まぁ、そんなに時間かかんないか! ウリ、椅子に座れ!」
「え? は、はい……」

とりあえず、吹き飛ばした椅子を元に戻して、腰かける。

「これは、もうちょっと先にやろうと思ってたんだけど……」
「何を……って!?」

僕が椅子を直している間に、遠華さんが素っ裸になっていた。

腰から腹部にかけてのくびれが露わになったことで、よりケツの破壊力が増すが――それよりも、おっぱいだ。おっぱい。

僕が見たことのある生おっぱいは、荊妻さんの服の間から露出させたものだけなので、こうして完全な裸体としてのおっぱいを見るのは初めてだ。

条件が違うので、一概に比べることはできないが、荊妻さんの乳は引き締まってるというか、デカいのに形がしっかりしている、綺麗な巨乳といった感じだったが、この乳は語彙が消失するほど、ひたすらにデカい。

それでも何とか例えるのなら……風船に、割れる寸前まで水を入れたような、そんなパンパンに膨れた塊が二個、ぶら下がっている感じだ。

それに、デカいのはバストだけではない――乳房の面積に見合った、特大の乳輪とスイッチのように突き出た乳首……もう、理屈ではない。
本能的にしゃぶりつきたくなってくる、濃艶なおっぱい。

ホットパンツのせいで下半身にばかり気を取られていたが、この胸こそが、僕に初めて窃視をさせたドスケベおっぱいなのだ。

「ちょうど、張ってきたと思ったんだよなー」
「?」

圧巻のおっぱいに絶句している間に、僕の脚の間に屈んでいた遠華さんは、重そうな爆乳を持ち上げ、厭らしく揉み込んでいる――何をするつもりだ?

「じゃあ、行くぞ……」

遠華さんは乳房に食い込ませた手を、蠱惑的な乳輪へと伸ばす。
親指、人差し指、中指の三本で乳輪を摘まみ、そして――ツンと勃起している乳首のほうへと、きゅっと引っ張った。

瞬間。

「んっ♡」
ぴゅっ♡

「…………」

――頭が、乳首からペニスへ向かって放たれた純白の液体のように、白く塗りつぶされる。

「んんー……しょ……♡ はは、やっぱり溜まってた……♡ 今朝、あんまり飲んでくれなかったんだよなー。んっーしょ♡」

びゅー、びゅー♡ と、右乳、左乳、交互に液体をかけられ、ペニスはあっという間にびょしょ濡れになる――遠華さんの、母乳によって。

「――っ」
「あっ……♡ おちんちん悦んでる……♡ もっといっぱい、かけてやるからな……んっ♡」
びゅびゅ♡ びゅぅう♡ びゅっびゅ♡

そ、そうか、小さい子がいるから、母乳が出るのか……!

さっそく、新しい性癖の扉が開く音が、股間の奥から聞こえる――相手が子持ちだからこそできるプレイという背徳感、そして、赤ちゃんプレイとして捉えることもできる。

それに、乳首から液体が噴き出る光景がシンプルにエロ過ぎる……!

さすがに、この程度の水勢でイクことはないが……いや、このままかけられ続けたらわからない。
それだけ、チンポがビクンビクンと発情させられている……!

「あっ、そうだ。ウリ、透華に電話かけてくれないか?」
「な、なぜ……!?」
「休みが出た関係で、ちょっと残業しなきゃなくて。今日、実家に子供預けてんだけど、迎えに行くの遅れるって言っとかなきゃ……んあっ♡」
「い、いや、後で連絡すれば……」
「マジレスすんなよ……電話プレイのための言いわけだ。察しろ! くらえっ!」
「っ」

顔に、ぴゅっ♡ と母乳をかけられる。

「電話、かけるまで……んっ♡ おっぱいミルク、かけるのを、やめないからなっ……♡」
「っ、わ、わかりました……わかりました……」

母乳攻撃に負けて、仕方がなくスマホを手に取る――時刻は11過ぎ、午前授業と言っていたし、もしかしたらまだ授業中である可能性があるので、それに賭けるしかない。

『も、もしもし、ウリ君!? ど、どど、どうしたの!? 電話なんて……!』

希望は、ワンコールで砕かれた。

しかし、慌ただしい声……電話に出たということは、授業中ではなかったのだろうが、何かしている途中だったのだろうか?

「い、今、大丈夫か?」
『う、うん! 全然へーき、だいじょーぶ!』
「そ、そうか?」
『そのっ、ウリ君と電話するの、初めてで緊張してるだけ……だから』

言われてみれば、連絡先はお互いにスマホを買ってもらった頃から知っていたが、使ったのは初めてかもしれない――ん? 微かに『ひゅー』とか、『きゃー』とか、色めき立っている女性の声が聞こえた気がする。

『し、しー……ご、ごめんね。今、友達も一緒で……』
「あ、ああ、何かすまん」
『だ、だから大丈夫!』

「おいウリ、イチャイチャしてないで、本題に入れ。じゃないとスマホにかけるぞ♡?」

魅力的な脅しだが、とりあえず本題に入る。

「あー、え、遠華さんがさ、透華に用があるらしいんだ」
『え? お姉ちゃんが? でも、何でわざわざウリ君に……まぁ、いいや。おかげで電話できたし……』
「? とまぁ、そういうことで、変わるぞ」
『あ、うん。お願い』

「は、はい、遠華さん」
「うむ、ありがと」
「?」

遠華さんは受け取ったスマホを耳に当てず、僕の腹の上に置いた。
いったい、何をする気だ?

「もしもし、透華?」
『なに、お姉ちゃん』
「!」

スピーカーに切り替えたようで、部屋に透華の快活な声が響く。

「あのなー、ハルのことなんだけど……」

スマホに向かって話しながら、自らのおっぱいを持ち上げ、ペニスの元へと運ぶ遠華さん――ま、まさか……。

「今日、残業だから迎えに行くのちょっと遅れる……っ♡」
「くっ……!」

巨大な乳房の谷間に、おっぱいミルクを浴びて、元気いっぱいになっているチンポが吸い込まれてしまった――谷間から尿道口だけが、苦しそうに顔を出している。

しかし、ここでパイズリか――チンポをミルク塗れにしていたのは、このための伏線だったのか……。

『え? そうなんだ、わかった。お母さんに言っておく……って、直接お母さんに連絡すればいいじゃん。そもそも、何でウリ君に……』
「んー? 妹へのプレゼントだ……よっ!」
「っ……」

ぎゅぅと両側から爆乳を押し込んで、チンポを扱き始める透華さん――乳がむにゅうと変形するほど強く押し込んだ衝撃で、乳首からは、ぶしゃー♡ と勢いよくおっぱいミルクが噴射する。

『お、お姉ちゃん……! ウリ君近くにいるんでしょ……そういうこと言わないでよ……!』
「大丈夫だって。ふぅ……♡ ウリには聞こえてないから……♡」

――サイズの小さいシャツを使った、楓さんの超高乳圧パイズリほどの乳圧ではないが、乳圧の差を埋めて、あまりある母乳ローション、そして扱く度に漏れ出ているミルクという人妻専用オプション。

相互オナニーで限界だったペニスに、耐えられるはずがない……!

「いっ……っ!」

声だけは出ないよう、自身の指を噛んでから――ザーメンを吐き出す。

「っ……♡」

ぶぴゅるる! どぴゅるる! どくどくどく、ぴゅっぴゅっ! ぴゅるっ! ぴゅるるるる! ぶぴゅっぴゅぴゅぅうう!

――おっぱいミルクに負けないくらいの勢いで、おチンポミルクが飛び出ていく。

あまりに強烈で、深い絶頂に、全身がビクンビクン痙攣するが――腹に乗ったスマホだけは意地でも落とさない。
透華に不信感を与えるわけにはいかない……!

「っ♡ っ♡ っ♡」
「~~っ!」

そんな僕の決意を、荊妻さんの如く踏みにじる、追撃パイズリ――二種類のミルクが混ざり合ってできたブレンドローションが、ぐっちゃぐっちゃと下品な爆音を奏でる……これは、位置的に絶対、音を拾ってしまってる……!

『? お姉ちゃん、ぐちゅぐちゅって、何の音?』
「っ」

ま、まずい――今すぐ、やめさせなきゃいけないのに……駄目だ!
気持ちよ過ぎて、動けない……!

「あー……パスタだよ♡」
『へ?』
「ソースたっぷりのカルボナーラ♡ 白い濃厚ソースを今、麺に絡ませてる♡」
『ふーん……でも、まだお昼休憩じゃなくない?』
「早弁だよ、早弁♡」

誤魔化してくれている……そして、ここでようやくチンポも解放される。

「はぁ……はぁ……」

苦し言いわけだが、何とかなりそうだ……。

『は、早弁って、学生じゃないんだから……もう、ハルちゃんの世話で忙しいのはわかるけど、ちゃんと朝ご飯は食べてよー』
「お? 姉貴に説教するつもりかー? なら……ほら、ウリ」
「?」
「あーん」

遠華さんはそう言って――ミルクと精液に汚れたおっぱいを、顔面に押しつけてきた。

「むぐっ……」

『ちょ、お姉ちゃん!?』
「ほーら♡ ウリ、早く吸えよ♡」

ま、まだ続けるのか?
もう勘弁してほしい――理性ではそう思うのに。

僕の底に眠っていた、母性を求める本能がそうさせない。

いくら、想い人との電話中だからって、口元に母乳が出る人妻おっぱいを置かれて、吸わないことなんてできない……!

「じゅうぅう……!」

特大の乳輪をまるごと口の中に収めて、思い切り吸いながら、乳首の先までスライドさせていくと――ぶぴゅうううう♡! と大量のおっぱいミルクが口腔内を満たした。

「んくっ……」

優しい甘さ。喉を通った後に感じる性的興奮……美味しいし、エロいなんて、なんて最高の飲み物なんだ。吸いつく口が止まらない……!

「じゅっぱ……! じゅるるる……んく。じゅう、じゅう……!」
「っ♡ んー、恥ずかしい? そ、そりゃあそうだよなー、ははっ……くっ♡」
『う、ウリ君を困らせないでよ!』
「悪かった悪かった。じゃ、じゃあな、透華!」
『え? お姉ちゃ……』

と、そこで通話が打ち切られる。

「あっ♡ ウリ、吸い過ぎだって……んぉ゛っ♡!」

途端に、遠華さんが叫ぶように喘ぐ――この、乳輪から乳首にかけて、ぐっぽりとバキュームされるのが随分と気持ちいいようだ。

「だ、だって……じゅう……ぱっ!」
「はぁん……♡!」
「遠華さんのおっぱいミルク、美味し過ぎて……!」
「はぁ♡ ん゛っ……♡! わ、わかった。そのまま、ちゅぱちゅぱしてるんでちゅよー♡? ウリちゃん♡ くぅ……んぉ゛ぉお……♡!」
「んじゅう……」

顔面をデカチチで覆われているので、何が起きているかわからないが……もうどうでもいい!

おっぱい! おっぱい!

おっぱいミルクおいちい!

――だ、駄目だ、頭が馬鹿になってる……母乳には、人を赤ちゃんに還らせる効力でもあるのか!?

「ま、マンコに先っぽ入れても我慢したくせに……本当にスケベなんだな、お前っ……最高っ♡ あっあっあっ♡ んぉお゛ぉ……♡! んほぉ……♡! おっぱいミルク吸われながら、おマンコ弄るのぎもぢぃいおぉ゛……あっ、ダメっ♡! だめだめだめ……♡ もうイグっ♡! おっぱい噴き出しながら、いぐぅ……潮も噴いて、イっちゃうぅううう♡! イグイグイグイグぅぅ――んはぁっ♡!」

ぶしゃっ!

「っ!?」

特大の水音――そして、股間へと走った衝撃で、我に返る。

「んく……」

とりあえず、口に残ったミルクを飲み込んで、乳首を離すと、
「~~あっ……♡」
「っと……」
遠華さんの身体から力が抜けて、こちらに体重を預けてきた。

「はぁ……♡ んはぁ……♡」

耳元で聞こえる喘鳴――もしかして、イったのか?

乳首を吸われてイったにしては、どうにも疲労が濃いような気がする――母乳に洗脳されていたので、あまり覚えていないが……もしかして、自分でマンコを弄ったのだろうか?

「ふふ、ふふふ……♡」
「え、遠華さん?」

呼吸するだけで精いっぱいなのかと思ったら、急に笑い出した。

「ああ……気持ちよかったぁ……♡ すんごい潮吹きアクメしちゃった……♡」
「――――」

と思ったら、今度は絞り出すような小声で囁いてきた――あまりにも可愛らしくて、心臓がきゅんと跳ねる。

「ウリ、ちゅー」

ゆっくりと体を起こした遠華さんは、こちらに唇を突き出してきた――その頬は、微かに紅潮して、目は潤んでいる。

子供の頃の記憶にはない、遠華さんのメスの顔。

「んっ」
「ん-まっ♡」

ちゅぽんと僕の唇を吸って、遠華さんは僕の上から降りた。

「って、やばっ。もう始まる……ウリ、片づけよろしくっ!」
「え……?」
「じゃ、またエッチしような」
「ちょ、遠華さん!?」

あっという間に服を着て、遠華さんはC教室から走り去っていった――顔にザーメンがつきっぱなしだし、脚も体液だらけだったが……ホットパンツのまま、高齢者講習に臨んだりはしないだろうし、着替えのときに掃除してくれるはず。

……不安だが、信じるしかない。

しかし、イレギュラーな形ではあったが、遠華さんにも気持ちよくなってもらえてよかった。

彼女のアクメ顔を見損ねたのは残念だが……それは初セックスのときまでお預けということで。
焦らさせるのは大好きだ。

「…………」

さて、片づけをしなければいけないので、改めて教室を見渡してみるが――おっぱいミルクと透明な液体(遠華さんの言葉から察するに、これが潮か……)、愛液がある分、楓さんの授業のときとは桁違いの散らかりようだ。

……とりあえず、受付さんに言って、掃除道具を貸してもらうか。

「――――」

――受付に行くために、服を着ようと思ったときだった。

ダブルミルクのブレンドローション塗れだったはずのチンポが、透明な液体に塗れていることに気づいてしまった――僕のちんぽに、遠華さんのイキ潮が当たったのか……。

「――っ」

――――――――

「あのっ、受付さん……」
「んー? お疲れー。随分、お楽しみだったようでー」
「は、はい……それで、掃除道具借りたいと思って」
「ん-、いいよー。そっちのロッカーにー……」
「そ、それと……もう一つ」
「?」
「ひ、久しぶりにヌいてもらえませんかね……」
「……ふふっ、いいよー。どれだけ成長したかー、おねーさんが確かめてあげるー♡」

――――――――

「お疲れ、焚品
たしな
ちゃん」
「お疲れー、遠華ちゃん」
「んー? 嬉しそうだな。何かあった?」
「ふふー、秘密ー」
「ふーん……まぁ、いいや。それで、透華のことなんだけど」
「んー、妹ちゃんがどうかしたー?」
「いやさ、あいつ、ウリのこと、しゅきしゅきだいしゅきだからさ、これから一緒に来ることが増えると思うんだよ」
「あー、技能はともかくー、学科を一緒に受けに来たらー、『裏コース』を進められないってことねー」
「そう。だから、どうしたもんかと考えてたんだけど」
「ほーほー、それで遠華ちゃんはどんな案をー?」
「透華も『裏コース』に入れちゃえばいいんじゃね?」

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