恋する乙女の絶頂
「じゃあ、早速始めようか。これ、おまんこに入れてね」
蚊帳さんからディルドを受け取り、
「んっ……♡」
準備万端のおまんこに挿入。
やはり、お姉ちゃんの置いていったディルドよりも大きいし、質感もしっとりしてる。何より……。
「こ、これ……気持ちいいとこ、当たるかも……♡」
冷めた体が、一瞬でまた発情してしまった。
これが、相性がいいってことなのかも?
「へぇー、下半身まで両想いなんだね」
「な、何か言いました?」
「ううん、何でも――じゃあ出発しようか。外周で慣らして、後はひたすらS字の練習だね」
ディルドを入れたままの運転――確かにエッチだけど、エッチの練習になるのかな?
とりあえず、エンジンを入れて……。
「っ……♡!?」
エンジンがかかった瞬間、ナカのディルドが小さく震え始めた。
「うん、ちゃんと動いてるみたいだね。よかったよかった」
「こ、これは……? んっ♡」
入れているだけでも気持ちいい相性完璧なディルドなのに、振動なんてされたら、もちろん声なんて抑えられない。
「車のエンジンと連動する特製電動ディルド――本体も気に入ってくれたようだし、張り切って作った甲斐があったよ」
「つ、作った……?」
「わたし、こう見えて機械に強いんだよね。実はそっち系の大学出てるから」
確かに意外だけど……エンジンとディルドの連動なんて、機械に強いどころじゃない。
っていうか、『本体も……』ってことはディルド部分も自作ってこと?
「そっちは完全な趣味かな。それと同じ型のディルド、今度あげるね」
「あ、ありがとうございます……」
ディルド作りが趣味って聞いたことないよ……蚊帳さんのことは『ザ・年上お姉さん』って評していたけど、もしかしてお姉ちゃんに負けないくらいの変態なのでは?
……まぁ、仕事しながら学生に手を出すくらいだから、そりゃあ変態か。
「ふぅ……♡」
ハンドブレーキを下ろし、ギアを入れて、アクセルを踏む。
「ひっ……♡!」
車の速度に合わせて、ディルドの振動が強く大きくなる。
しかも、ハンドルを切った方向に、曲がってきて……!
「んっ……♡ あぁあぁっ……♡ こ、こえ、ふるえぢゃうぅぅ……♡!」
「まずは初回ってことで、透華ちゃんのマンコがどれだけ強いのか調べるから、できるだけイかないようにしながら運転してね」
「わ、かりましたぁあ♡! んっ、うぅぅっ……♡!」
何とかコースには入れたけど、すぐにカーブがやってくる。
横方向への刺激は新鮮で気持ちよかった――けど、カーブは絶対にスピードを落とすから、震えも弱まる……。
「ぃい゛ぃい゛っ……♡!?」
カーブの前でブレーキをかけた途端、ディルドがガッ! ガッ! ガッ! とピッチ短め、それでいて強烈に震えた。
ぶ、ブレーキかけたときにも震えるの……!?
これじゃあ、休めるポイントがない……!
「――っ♡ んぅうぅ……♡」
いきなりの衝撃におまんこが驚き、悦んでいるところで、カーブによる追い打ち――膣壁を押し込まれることで、振動を強く感じてしまう。
「あぅ……♡ や、やばい、かも……♡ もうイキそうだよぉ……♡」
「直線は50キロ出してね、透華ちゃん」
「――っ♡ も、もも、漏らしても知りませんからねっ♡!」
半分やけくそで、アクセルを踏み込む。
「くぅんうう゛う゛ぅ゛……♡ む、むりむりむりぃい……♡」
車のエンジンにも負けない唸りを上げて、ディルドが高速振動する。
出し入れしているわけじゃないのに、おまんこ全体がかき回されてるみたいで……すぐに、ディルドの音すらもかき消す、ぐちゅぐちゅという卑猥な音が聞こえてきた。
こんな下品な音、私のおまんこから鳴るんだ……そう思った瞬間、全身の感度のギアが上がった。
「ンンンっ……♡! あっあっ、あぁ――っ♡! あ゛ぁ……♡ い、イクよぉ……♡ んくっ……♡」
おまんこの中で錬成された、熱々で甘々の快感が、脳天に突き刺さる。
「――っ♡♡♡ んぅう……♡♡♡」
――絶頂に体が震えあがって、視界が真っ白になる。
体がビクンと反って、ヘッドレストに頭を打つ――さらに、ピンと伸びた脚でアクセルを踏み込んでしまい、ディルドがさらに震える。
「やぁあぁ゛ああぁ゛♡!? イってるのにぃいぃいいい゛っ……♡ もっと――っ♡ ううううぅうう……っ♡♡♡」
「そろそろカーブだよ? ブレーキ踏める?」
「む、むりぃ……むりですぅ……♡!」
こ、こんな状況でブレーキ踏んだら――おまんこガンガン揺らされたら……!
「そうだよね、無理だよね……」
さすがに、蚊帳さんもそこまで鬼じゃない……。
「じゃあ、わたしが補助ブレーキ踏むね?」
ガッガッガッガッ!
「う゛んっう゛んぅう゛ん゛っおぉおぉお゛っ……♡! っ♡!」
さっきよりもスピードが出た状態でブレーキをかけたからか、振動がさらに強くなってる……!
それに、おまんこの中で暴れ回るディルドを、絶頂中の膣ががっちりホールドしちゃってるから、おマンコ全体が揺れる――絶頂しているのに、さらに上に昇っちゃう……!
「――っ♡! っ♡ ……っ♡」
スピードが落ちて、振動が弱まっても――声が出せない。
背もたれに寄りかかって、ビクンビクン、体を跳ねさせて、体に溜まった快感を処理するしかない。
「オナニー好きなのに、凄い敏感だね――慣れないで、開発されてるって感じかな?」
蚊帳さんの言葉も頭に入らない――が、彼女がハンドルを取って、車を端に寄せてくれているのは辛うじて確認できる。
…………。
3分ほど経って、ようやく会話できるまでに回復した。
「透華ちゃん、イった後にマグロになるのは、まぁ、それはそれでエッチだけど、できるだけやめたほうがいいかな」
「――は、はひ……」
意気揚々とディルド突っ込んでおいて、一周する前にイっちゃうなんて……気持ちいい悔しい恥ずかしい!
でも、ポジティブに行こう。
これで、ウリ君との初めてのエッチで一人だけ先にイって、そのあとマグロ状態で呆れられて破局……みたいなことは避けられた。
「おまんこ敏感なのは凄くエッチだと思う。早漏と違って、イキやすいのは武器になるから。気持ちよくなってるって相手に伝わりやすいから、悦んでもらえるし――ただ、いっぱいイクことになるから、トばないように体力つけなきゃね」
「わ、わかりました」
何だろう、真面目にエッチの練習する雰囲気に慣れない……ちょっと恥ずかしい。
「あとは、そうだね……イクときに声を抑えようとするの、癖になってるかも。オナニー好きに多い――って、勝手に思ってる癖なんだけど」
「それはあるかも、です……」
両親の部屋は一階で、私の部屋は二階――軽い喘ぎくらいなら全然平気だけど、あんまり叫ぶとさすがにバレるから、絶頂するときは注意してきた。
でも確かに、それが癖になって、親がいないときでも無意識に声を抑えてしまってる気がする。
「声を堪えてイクのも可愛いけど、声を出しながらイクのも練習してていいかも。状況に応じて使い分けられるようにね。それに、単純に全部さらけ出すのも気持ちいいし、淫語叫ぶのも気持ちいいから、アクメの楽しみ方が増えるよ」
「ごくり……」
妄想の中ならアンアン喘いで、イクイク叫んでいるけど、実際にやってみたことはない――ここなら、やっても大丈夫なんだ……。
……ちょっと、鳥肌が立った。
「次、イキそうになったら、思いっきり叫んでみてね」
「は、はい。やってみます」
「じゃあ9番で曲がって、信号交差点を右、S字に行こう」
そ、そうだ。
エッチなことだけ考えてちゃいけない。ちゃんと運転も上手くならないと……。
「はぁ……♡ んっ♡」
絶頂は収まったが、おまんこは元気なまま――こんな状態で上手く運転できたら、どんなことがあったって、冷静に、集中して運転できると思う。
「――あんっ♡」
おまんこを広げられながらカーブ、信号交差点は赤か……。
「あっあっあっ……♡! はぁ……♡ ふぅ……♡」
やっぱり、ブレーキ時の振動が一番の難所――力強くピストンされてるみたいで、意識がトんでしまいそう……。
停車時の弱い振動も、侮れない。
絶え間なく膣内に刺激を与えられることで、溜まった快感が熟成されてるみたいで……ちょっとずつ、絶頂メーターの針が進んでいる気がする。
「透華ちゃん、対向車だよ」
「はぁ……♡ え?」
言われて、同じく信号を待っている対向車がいることに気づく――教えてもらわなかったら、信号が青になると同時に右折していたかもしれない。安全確認、ちゃんとしないと……。
「画餅君も辛そうだね」
「っ♡」
そ、そっか。ウリ君が運転する車か……。
蚊帳さんの言う通り、ウリ君は唇を噛んで、凄く切なそうな顔をしている――お姉ちゃんの体勢的に、手でしているわけではないと思うけど……。
「う、ウリ君もこういう、おもちゃでやってるんですか……んっ♡」
「いや、車と連動できる電動オナホはまだ開発中。仮免取得までには導入できるかな。ディルドは元々作ってたからノウハウがあったんだけど、オナホは画餅君が来てから作り始めたから、ちょっと時間がかかってるの」
「へ、へぇ……んっ♡ はぁ……♡」
じゃあ、どうして今、気持ちよさそうなんだろ?
「足でやってるんじゃないかな? 弓ちゃんに足コキされてから、大好きになっちゃったみたい」
足か……言われてみれば、お姉ちゃんの体がだいぶ、運転席へと向いている。
「あっ……♡」
ふと、ウリ君と目が合った。ウリ君の姿に、胸とおまんこがキュンキュン悦んでいる――ホントに私、ウリ君のこと好きなんだなー。
「手、振ってみたら?」
「え……?」
「おまんこにディルド突っ込んで気持ちよくなってる中、他の女におちんちん責められてる好きな人に手を振る――興奮しない?」
「はぁ……♡ い、いいですね……♡!」
にっこり笑って、手を振ってみる。
さてさて、ウリ君は――驚いたように目を見開いた後、辛そうに笑って、手を振り返してきた。
いや、可愛いな……って、今、びくんって身体が震えたような……。
「イったみたいだね――透華ちゃんの笑顔で」
「わ、私の笑顔で――」
――全身の毛穴が、ぶわぁと開いていくのがわかった。
信号が青に変わる。
「んっぅう……♡」
振動に耐えながら、交差点の真ん中まで進み、直進のウリ君が通り過ぎるのを待って、右折。
「うぅ゛っ♡ んっ……はぁ♡」
ハンドルに合わせて、ディルドも曲がってくる――肉汁でも搾るように、じゅわじゅわ愛液が溢れているのがわかる。
「じゃあ18番、S字に行ってみようか」
「は、はいっ……♡!」
S字コースに左折で侵入――左側の膣肉からも、熱々の愛液を搾られる。
……腰がガクガク震えてきた。もう、ペダルを踏む足の感覚も曖昧で、どれくらい踏み込んでいるのかもよくわからない。
ハンドルを握る手も、気を抜いたら滑らせてしまいそう……。
これ、何回イクことになるの……?
しかも、このコンディションで、一番苦手なS字――アクセルは踏まないから、震動は弱いけど……。
「んっうんぅうぅぅ……♡!」
すぐにやってきた最初の右カーブ――短いスパンで、こんなにおまんこ、ぎゅっぎゅって左右に搾られたら、愛液枯れちゃう……。
「はぁん――っ♡ んうっ♡!」
そしてすぐに左カーブ――頭の中が、パッシングみたいに明滅してきた……もうちょっとで、また……!
「切り過ぎだね」
「えっ……あっんっ♡!」
蚊帳さんの言葉のすぐ後、車体が大きく揺れて、車が傾いてしまった。
「ぉお゛っ……♡ あっ……んはぁ……♡! あ゛はぁ……♡」
揺れによる衝撃に加え、蚊帳さんの補助ブレーキによる意識外から一撃――下半身全体がじんじんと痺れていて、思わず腰が曲がってしまう。
「バックしてやり直して」
「は、はひ……」
ギアをRに入れて……。
「ああ、言ってなかったけど」
「……?」
「バックしてるときは、100キロで走ってるときと同じくらい震動するからね」
ドゥルルルルルルルルルルルル!
「んあああ゛っああああ゛っああ゛っぁああああああ゛っ……♡♡♡! イグよぉこんなのイグイグイグイグ♡! イクぅおああああああああぁあ♡♡♡♡♡ イクっ、イクッ♡! おまんこデカディルドに壊されりゅううううううううううううううう♡♡♡♡♡♡!」
おまんこの快感が大爆発、全身で絶頂を迎える。
真っ白。真っ白。真っ白。
関節という関節、全部に力が入って、体がビンッと反り返る――首も目も、上へと向いてしまう。
「あ゛――♡ んあ゛っ――♡」
「ほら、ギア戻さないとまた脱輪しちゃうよ?」
「むっ……むいっ……♡ むい、むい……♡!」
ゆるゆるの活舌で、何とか訴える。
眩んだ視界じゃあ、ギアがどこにあるかもわからない。
快感で痺れる手足じゃあ、掴めているかも、ブレーキを踏めているかもわからない。
こんな状況じゃあ、ギアなんて変えられない……!
「お、おへがい、でしゅから……と、とへ、て……じゃなひと……♡!」
今はおまんこの感覚も絶頂で吹き飛んでるけど、バック中ってことは未だにディルドは猛威を振るってる……早く止めないと、本当におまんこ壊れちゃう……!
「んー、止めてあげたいんだけど、遠華ちゃんに厳しくしろって言われてるんだよねー……」
「~~っ♡!」
お姉ちゃんの馬鹿ぁ……!
おまんこが、ついに振動を捉え始め――。
ドゥルルルルルルルルルルルル、ドゥルルルルルルルルルルルル!
「んおおお゛ぉイグイグイグイグっ♡♡♡! イグっ♡♡♡! またイグっ♡♡♡! ははっ♡! あはははははははは♡!」
――おかしくなっちゃったのかな、私。
おまんこ気持ちよ過ぎて、何だか楽しくなってきた……笑いが止まらない!
「んひっ……♡! い、いい、イってるのに、こんなきもぢよぐされたらぁ……っむりむりぃ……トんじゃうよぉおおおほぉ♡♡♡ あはははははははっ♡♡♡! ディルドぎもぢぃいいい♡♡♡! ああ゛ああ゛あああぁ♡♡♡♡♡♡! ~~っ♡ イくよぉおおおイグイグ……イ゛ッ――あ゛ん゛ッッ♡♡♡♡♡♡!」
――――。
――――。
――――――――
「――い。おーい、透華ちゃーん? 聞こえる?」
「――んっ♡ は、はひ……♡」
「うん、じゃあ今の連続絶頂だけど……凄くよかった! 本当に声出してイクの初めて? 特に二回目、笑い出したときはびっくりしちゃった」
「あ、あひはほう、ほはいはふ……んぐっ♡」
「透華ちゃんはやっぱり笑顔が可愛いね! それに、あれだけ楽しそうに、気持ちよさそうにイってもらえると、見てるだけで笑顔になっちゃうし、エッチな気分になっちゃう――画餅君もきっと、一晩中抱いてくれるよ!」
「う、うり、きゅん……へ、へへ♡ うりきゅんと、いっぱいせっくしゅ……♡」
「あっ、そういえば言うの忘れてたんだけど……」
「?」
「そのディルド、画餅君のおちんちんがモデルなんだよ」
「――――うりきゅんの、おちんちん? うりきゅんの……うりきゅん♡ ……うり、きゅんっ♡! んぐっ! おあ゛っ! いっくぅ――♡ う゛っ――――」
ビクビク、ビクンッ――じょわぁ♡
「あらら、アへ顔お漏らししちゃった。でも本当にエッチで可愛いなぁ、この子。アへ顔でも可愛いし、おっぱいも大きいし……でも、男の子と違って、お掃除が大変なんだよね――まぁ、最近はコンドームなしでやっちゃうことも多いし、画餅君のほうも大変なんだけどね」
ビクンっ、ビクンっ。
「うん、おまんこもビンビンで、イキ方も潮吹き覚えてもらえば完璧。後は色々と技を仕込めば、もう立派なドスケベJKの完成――さすが遠華ちゃんの妹。これから頑張っていこうね? 透華ちゃん」
「――は、はひ♡ がんばりましゅ……♡」
――――――――
「はぁ……」
「はぁ……」
「め、珍しいな。透華がそんなぐったりしてるなんて――上手くいかなかったか?」
「ま、まぁね……んくっ!」
「と、透華!?」
「んくっ……ぷはぁ、意外と美味しいね。栄養ドリンク」
「ほ、本当に疲れたんだな……じゃあ、僕も……んく」
「……頑張ろうね、ウリ君」
「あ、改まってどうした?」
「いや、今日、強く思ったのですよ。私は」
「? と、ところで、今日、うちで昼飯食べないか?」
「……へっ!?」
「いや、うちの親がいつもご馳走になってるからって、色々作っていったんだ」
「イクイク――じゃなくて、行きます! 行かせてください!」
「きゅ、急に元気になったな……」
「この栄養ドリンク、即効性強めなんだよ!」
「そ、そうか……?」
全然そんなことはなく、お昼を食べた後、片づけもしない内に画餅家のテーブルに突っ伏してしまった。
せっかくウリ君の家にお邪魔できたというのにもったいない――そう、目が覚めた瞬間、唇を噛み切りそうになったのだが、同じテーブルでウリ君も寝てしまっていて、私は小学生以来の『一緒にお昼寝』を達成したのだった。
いやーしかし、ウリ君の童貞が確約されて、エッチを教えてもらえて、特殊プレイで連続絶頂できて、ウリ君の寝顔も堪能できて――最高の一日なのでは?
「すぅ……」
「…………」
ところで、疲れていたはずのおまんこが、ビクビク疼いてるんですけど。
触ってないのに、ウリ君の寝息を聞いているだけで、マン汁じょぼじょぼなんですけど。
――絶対、受付さんからもらった栄養ドリンクのせいだよね?
…………。
…………。
ウリ君の寝顔と――その隣にある、ウリ君が使っていたお皿とお箸が目に入る。
……ウリ君、私に内緒でお姉ちゃんたちとエッチしてたんだから、これくらい許してくれるよね?
「やっちゃお……♡ んっ……♡」
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