巨乳キャラあつめました 巨乳のキャラクターが登場する漫画や小説を集めたサイト

【下】フェラ・パイズリ・正常位・騎乗位

お漏らしを片付ける。
腰が冷えてもいけないので、泣く泣く濡れた袴も脱いでもらう。
敷いたマットが吸水するのも限界みたいなので、ついでに取り換えた。

オトメ先輩はゆっくり呼吸を整えて、ありがとう、粗相の片付けまでさせてすまない、と言った。
疲れ果ててなお律儀なひとである。
袴が無くなると上の羽織だけだから、みょうにフェチな感じでえっちな恰好だった。
月光に映える。

言うなれば和製お姫さまって感じで、陶器のように白い肌、
婀娜
あだ
っぽい胸元、バツグンのスタイルに長い手足、ふっくらとメリハリのある筋肉と脂肪の共存した肢体。

「やっぱ先輩めちゃんこ美人ですね」
「……そんなに褒めても何もでないぞ」

照れ顔が引き出せる以上、軽率に褒めていくべきだとおれは思った。

「次どうしましょっか」

おればっか責めでも退屈かな、と思い振ってみる。
案の定食いつく。

「あの、だな。私もその……スる側に回ってみたいんだが、その、よいだろうか」
「おっけです」

攻守逆転、先手代わりましてオトメ先輩のターン。
だんだん色事の雰囲気に慣れてきたのか、いくぶん固さが抜け、楽しむ余裕が現れてきている。
良い兆候だ。
この調子でセックス中毒、ならぬ交尾大好き、ならぬイチャラブ性交嗜好の泥沼に沈めていきたい。
彼氏として。

「さ、触るまえからなんか、改めてその……すごいな。おっきくて、熱い」
「ばちぼこに興奮しているので。オトメ先輩のせいですよ」
「そ、そうか。なんかすまない」

じっさいガチガチにいきり勃っている男根。
処女
おとめ
の膣穴に入りきるかと言えば、試してみなければなんとも、というサイズ感。
周辺の温度も数度高いような、熱した鉄ごて染みた狂暴な質感。

手コキはさっき堪能したのでお口でお願いします、と言うと、お口!? 咥えるのか!? とひどくカルチャーショックを受けた表情でオトメ先輩は固まった。
止めてもいいですよ、とつまんなそうな顔で言うと、いや、やる、なにがなんでもやる、と反骨精神たっぷりな彼女の闘志に火が付いた。

「あ。フェラには作法があって、まず亀頭、つまり先っちょのとこにキスしてから始めるんですよ。これは古事記にも載っている由緒正しい方法なのでお忘れなく」
「そ、そうか。わかった。ん……ちゅっ♡」
「うぐおっ」

美少女のフェラ前ちんぽキスはビジュアルに破壊力があった。
思わず変な声が出た。
ぷるりと瑞々しくも柔らかい唇、それが敏感な亀頭に触れる感触が感動的にきもちよい。

「ちゅっ♡ ちゅっ♡ ちゅっちゅっ♡」
「あ、それ、マジで最高です」

キスの雨が降る。
教えてもないのに肉棒の幹のほう、陰嚢つまり玉袋のほうまでしっかり唇を落としていく。
思わず腰がぶるりと慄いた。
じわじわと溢れ出る我慢汁に唇を汚しながらも、彼女は構わずちんぽキスをし続け、気が済むとようやく肉棒にかぶりついた。

「あ……むっ。れろ、れろ……♡ ぷはっ、あ……むっ♡ れるれるれるれろ……♡」
「おー……咥内あったか……」

ひかえめに先っちょが咥え込まれて、亀頭のあたりをぺろぺろと舌が擽る。
淡い快感、初心な舌遣いがなんとも心地よい。
一方でもっとガツンとした強烈なきもちよさがあるとメリハリがついてよいというか、まだるっこしいというか、物足りなさがあるのも事実。

「あー、そこそこ……上手っすよ、オトメ先輩」
「ん……?♡ ちゅぷ、れる、れろれろ………♡ そ、そうふぁ……?♡ はむ、ちゅ、ちゅぷ、む……♡」
「夢中なフェラ顔かわいーです。ただもうちょっと、その、喉奥のほうまで」
「ん……む?♡ んー……♡ ぐっ、ん……♡ えほっ♡ ん……ぐ、ん……ふっ、ふっ♡」

健気にもがんばって、ゆっくりと彼女はディープスロートを始める。
すこしえづきそうになりながらも、くぽくぽと喉奥まで使って絞るような口淫を始める。
ちょっと涙目。
どうにも愛おしくなって、頭を撫でる。
いっそう彼女のフェラチオに熱が入る。

「がんばれがんばれ。オトメ先輩、その調子です……あー、効く、マジで効くっ……上目遣いの征服感エグイっす」
「んっ♡ ふっ♡ おぶっ♡ んっ♡ んっ!♡」

愚直なまでに一生懸命に、ペースの速い喉扱きピストン。
おれはあっという間に射精感がこみ上げてきた。

「あっ、でます、射精しますからっ。舌で受け止めっ、てくださっ……ぐっ」
「んっ♡ はぶっ、んっ!♡ んぐ、んっ、ごくっ、ふぐっ♡ ん、んー……♡」

だいぶ濃いのが
射精

た。
ぐつぐつと煮え滾る白濁が勢いよく噴き出して、彼女の口腔粘膜をまっしろに染め上げていく。
白い海のなかに、ひょこっと紅い舌が顔を出しているのはとても淫靡な光景だった。

「まだ飲んじゃ駄目ですよー。お口のなか見せてくださーい。うわっ、完全にまっ白になってますね。じゃあしっかり舌で唾液とかき混ぜて、噛んで味を確かめてから、はい、ごっくん。おー、よくできました」

「んっ……♡ けぷっ♡ な、なまぐさっ……♡ はあっ♡ これ、飲むの、たいへんっだなっ……♡ 喉に、しつこくっ、絡んでっ……♡ けほっ♡」

「美味しかったですか?」
「すっごく、ぅぇ、まずいからなっ、ばかものっ。わ、私だって、おまえのじゃなければ飲めない……」

逆に言えばおれのなら飲んでくれるってことで、わしゃわしゃと頭を撫でる。
だんだん癖になってきた。
もはや犬のしつけみたいなワンパターンさである。
彼女がセックスの仕方を覚えて、おれが褒めて頭を撫でる。
独特のペース感。
ふたりだけのやり方というのが、生の文脈上で構築されて行っているのがなんとなく面白い。

「あちょ、いま射精したばっかで敏感なんでっ……まてって……! こらっ!」
「あむっ♡ ちゅぷ、むふぅ、れる、かぷっ♡ ちゅ、ちゅぷっ♡ ろーら、よごれてるから、ちゅぷっ♡ そうじ♡ しへ、やっふぁぞっ……♡」
「なに言ってるかわかんねっすけど、まあお掃除フェラ出来て偉いっす」

本能でお掃除フェラという概念に行きついたというのか、この無知処女娘、とおれは戦々恐々だった。
オトメ先輩は、やはりセックスの才能の塊だ。
この広大な才能の白いキャンバスを自分好みに塗り染めてよいというのだからたまらない。
どんな絵にしていくか悩む、ぜいたくなきもちだ。

「そろそろ本番いきましょっか」

言葉にすると空気が引き締まる感じだった。

「薄いゴムと厚いゴムがあります。どっちにします」
「ち、違いがわからない」
「薄いと触感がはっきりするぶん早く終わるかもです。厚いと一回が長持ちするぶん感触が鈍い」
「じゃ、じゃあ。薄いので」
「おっけです。それじゃ
挿入
いれ
やすいように寝っ転がって」

わかった、と頷くオトメ先輩に指示して、膝をもってゴロンとマット上に転がるM字開脚をしてもらう。
彼女の顔は、これまで味わったセックスですでに快楽の味を覚えたのか、期待感で喜色満面だった。

「い、いつでもっ……いい、ぞっ……!♡ こ、こいっ……!♡」
「ははは。果し合いじゃないんですから」

巌流島で決闘する武蔵と小次郎かよってくらい、オトメ先輩は真剣な声だった。
気楽に挑んだ方が実力出せますーっと茶化して、肉槍の切っ先を秘所の割れ目、陰唇の穴ぽこ、まんこの入り口、膣穴にあてがう。
すでに丹念なほぐしのあとだから、抵抗感はなく、つるりと挿入はすんだ。
正常位の挿入。

「んっ……ぐっ……!♡ うぃ、ぃっ……!?♡ くっ、ぅう゛……♡」
「っと……いま膜破りましたね。痛かったっすか?」
「ぃ、ゃ……だ、だい、じょうぶ、だからっ……♡」
「いやいやどーみても。いったん止めますね」

半ば、七割ほどを肉鞘のうちに納刀して停止する。
たとえるなら鯉口を切ったような感じ。
オトメ先輩の下腹部は、大きすぎる肉棒の挿入にぽっこりと膨らんだ感じがした。
破瓜の痛みをこらえる顔がみょうに色気があって、おれはそれを眺めながらじっと耐え忍ぶ。

じっさい動きたくってたまらなかった。
けれど処女膣というのは無理が利くようなものじゃないから、こ


れるまで時間をかけたほうがよいし、どうせ時間は腐るほどあるのだし焦る必要もなかった。
いましか味わえないマンキツを満喫するべきだ。

「はっ♡ はっ♡ くそっ……♡ お、思ったより、痛いっ、なっ……♡ 破瓜、というのはっ……♡」
「痛いの我慢してくれて、ありがとうございます」
「ん……♡ い、いらんっ……♡ 感謝の言葉はっ……♡ べつに、したくて、してるだけだし……♡」

まったく不器用な感じで彼女は言った。

「もう、大丈夫、だ……♡ すきに、うご、け……♡ はあっ……♡」
「ほんとっすか?」
「むしろ、うごいてくれたほう、がっ……気がまぎれる……♡」
「……そういうことなら」

ほんと気を使いたがる人だなあ、と思いつつ、ここは厚意に甘える。
極力力を入れず、割れ物を扱うように繊細な腰つきで奥の奥を目指して突き入れる。
これが苦しい。
たとえば筋トレで、ハイスピードで重しを持ち上げるより、スローで重しを降ろす方がきついことがある。
あれと同じだ。

がっつきたい気持ちを我慢しながら、ゆっくり丁寧にセックスするというのは負荷がかかる。
それもこんな極上の、天上は数の子みたいにざらついていて、襞は折り重なった複雑な絞り器、うねうねと蠢く膣内はまさに淫魔の名器と言ってよい。
むっちりとした肢体は抱き心地が最高で、豊満なバストがおれの胸板でつぶれ、肉感的なおみ足が目を楽しませ、腰に巻き付く。

「……ぐ、ぅ……ど、う、ですか。いちばん奥、着きましたけど」
「はっ……♡ はっ……♡ ぐ、ぅ……♡ は、はいった……なっ……♡ ほんと、にっ……♡」
「はい。先輩ががんばったからですよ。えらいえらい」

抱き合って密着する、それを楽しむ。
正常位というのは、お互い正面で、その形を、存在を確かめ合いながら結合できるのがよい。

「うおっ。締め付け、やばっ……」
「ふ、ん♡ んぁ♡ ぐっ、ぅぃ♡ ぁ♡ おく、ごりごりっ♡ するのっ♡ すごっ♡ いっ♡ トントンっ♡ あ゛っ♡ ん゛っ♡」

しつこくポルチオをこつこつと叩く。
非常に反応がよい。
処女の癖にポルチオの良さを覚えているなんて、やはり淫乱の素質じゅうぶんである。

「ここよい感じですか」
「う゛♡ ん゛っ♡ ふかい゛っ♡ お゛ぐのどこっ、にっ♡ ぅぁ゛っ♡ きもちい゛いのがっ♡ あ゛るっ♡」
「きもちい?」
「ぎも゛ぢぃ゛いっ♡」

ならよかった、と安心してガン突き。
ぐちゅぐちゅと水気の多い音が接合部から流れて、ぐつぐつに煮えた熱い膣奥をひたすらに亀頭で穿つ。
ごりごりと抉るたび弾力があって跳ね返してきて、小刻みな腰の使い方でそれを愉しむ。
叩き続けるうちにすっかり膣内は貪欲の快楽嗜好に蠢くようになってきて、ぴっちりと肉襞が吸いついて離れない。
運動している人間特有の締まりの良さに天稟の名器は鬼に金棒というもので、あっという間に搾り取られそうになる。

「あ……そろそろ、
射精

そうっ」
「わがっ、た……ッ!♡ わだし、もっ……♡ も゛ぉっ……♡」

彼女がぎゅっとしがみつき、脚を腰に絡めてくる。
腰の退路を断つ構え。
おれは受けて立つと宣言するように、ぐりっと一気に奥に踏み込み突く。

「うぅ゛っ♡ ぁ゛♡」

オトメ先輩が啼く。

「でっ、るでる、でますっ」
「きてっ♡ いっしょにっ、ぃ、ィ……ぐぅ、ん、むっ、ん……──~~~~っ♡ ふ、むっ♡」

射精する。
本日3発目でも衰え知らず、むしろ1、2発目よりも出がよかった。
増産されたばかりの新鮮な白濁が蛇口をひねったみたいに鈴口のところから射出され、ゴムが風船みたいに膨らんでいく。
焼けつくような絶頂感が脳に焼き付く心地。
その勢いでキスした。
オトメ先輩はやさしいから、その意図を言わずとも汲んでベロキス射精を堪能させてくれた。
よくできた処女、いや元処女である。

「ちゅぷ、むっ、ぷはっ…………♡ ぅ゛っ……♡ ぁ……♡」

ずるりと滑り気のままに肉棒を鞘から引き抜く。
ぽっかりと開いた元処女穴の入り口、べっとりと本気汁がトロトロと垂れ、よく見るとゴムの外側も白い牝汁でべとついている。
取り外したゴムの口を結んで、惚けた彼女の鼻先にぺちゃりと置く。
人によってはごちそうさまと言いたくなるほど淫靡な光景だが、あいにくまだ収まりはつきそうになかった。
我ながらご立派さまは、たいへん元気がよろしかった。

「お掃除、お願いできます?」
「ん……わかっ、たっ……♡」

覚えたばっかりのお掃除フェラ、間髪入れず復習である。
さっきより上手に、べったりとくっついた精液を肉棒からこそげ取っていく彼女。
じゅうぶん金とれそうだなコレ、とか失礼なことを考えながら、射精したばかりの敏感肉棒をやさしく擽る生暖かい舌の感触に耽溺する。

「ちゅぷ、じゅ、むっ……♡ んー……♡ れぇー……♡」
「おー。おくちのなか見せられて偉いです。もう飲んでいいですよ」
「ん……♡ ごきゅっ♡ ん、ぷはっ♡」

覚えがよくて何よりである。
フェラ後の咥内チェックは抜かりなく行われた。
無知っていいなあ仕込みやすくて、と頭を撫でながら思った。

「処女喪失のご感想は」
「ぃ……ぃたかった……」
「さようですか」

ちょっと自信があったのでしょんぼりする。

「で、でもっ……ゃ、ゃさしくしてくれてっ……あとは、きもちよかった、から……」

上目遣い。
ちょこんと手を握ってくる。

「も、もっかい、しよっ……」

はあ、可愛いかよ、とおれは愕然とした。
いつものお堅い武士口調ではなく、歳頃な砕けた言葉使いが新鮮で、なんだか非常に股間にキた。

「そ、それじゃあ遠慮なく。もっかい、しましょう」
「ぅ、ぅんっ……!♡」

ぱあっと表情を輝かせて、先と同様の姿勢で寝転がるオトメ先輩。
しかし待ったをかける。
不服そうにM字開脚のまま抗議してきた。

「な、なんでっ。はやくっ、シよっ」
「パイズリしてほしいっす」

オトメ先輩は頭上にはてなを浮かべた。

「ぱ、ぱい……なに?」
「パイズリです。男の夢、巨乳にしかできないとされるセックスの究極奥義のひとつです」

というわけで一から指南してパイズリしてもらうことになった。
わざわざ道着を上だけしっかり着直してもらって、着衣ズリにしてもらう。
オトメ先輩は初心者なので、豊満な肉体が豊満に腕からこぼれてしまう全裸パイズリより、着衣で胸元をキュッと締めながらする着衣ズリのほうがしやすいだろうという配慮である。
けっして、そうけっして着衣パイズリが大好物だからではない。
ないったらない。
気遣い、気遣いである。

「はさむ……挟む。これでよいか?」
「あ、そう、そんな感じ……あー、最高。めっちゃ具合がいいっす。滑り気出すために、ぐっ……ローションなんかを付けるのが一般的なんですけど、ぉ。ないんで、涎を……あー亀頭に垂れてくる感触えぐっ」
「な、なんかきもちよさそうだな……? そ、そんなによいのか……? 私の胸……」

おっぱいで包んだだけで、おれがひっ迫した声を出すものだから、オトメ先輩はふしぎそうに俺の顔を覗き込んできた。
おれは思わず手で隠した。

「ちょ、見ないといてくださいって。いまめっちゃ変な顔してるんで」
「な、なんだとっ。私のはいっぱい見たじゃないか、その、ヘンな顔っ。みせろっ」

ずりずりと乳肉の谷間に揉まれる肉棒、しつこいくらいの追撃。
おれは低いうめき声が出た。

「ちょ、しつこいっ。おらっ」
「んひっ♡ ちょ、やめっ♡ 乳首抓むなっ♡ わかったっ♡ わかったからっ♡」

おれは必死に妨害した。
感じる顔を見られるのは嫌だ。
ひとのを見る分にはいいけど。
見られるのは断固拒否である。

「むーっ……♡ ふこうへいだ……」
「可愛くむくれないで下さいっす」

まあ胸で挟むのが弱点だと分かったし、次回以降に見てやる、とオトメ先輩はにやりとした。
おれは、今度パイズリされるときは主導権を奪われるかもしれんな、と思った。

「それで。次は何をするんだ」
「次は……そーですねー」

パイズリされて思ったが、やはりオトメ先輩は美巨乳である。
和美人は貧乳と相場が決まっているものだが、オトメ先輩は清楚可憐な顔の下にドエロいムチムチ恵体なのだからたまらない。
その点を踏まえて思案すると、そうだ、巨乳なら騎乗位だよな、と公式が頭のなかで導き出される。

「今度はおれが下、先輩が上で」
「上か。わかった」

ごろんと寝っ転がり、その上にオトメ先輩が跨る。
じっと裸体に視線を移すと、恥じらいで胸元を隠される。

「いやセックスした仲じゃないっすか」
「そ、それでも恥ずかしいものは恥ずかしいんだっ! とくに、私は無駄に大きいからっ。防具を付けるときも突っかかって。そのっ。……コンプレックスなんだっ」
「デカパイはお嫌ですか」
「デカパイ言うなっ! こんなものは人体に無駄な駄肉だっ」

デカい胸、デカい尻、男の理想どおりの身体だが、オトメ先輩はそうではないらしい。
駄弁りながら新ゴムを開け再装着。
今度は彼女につけてもらった。
もちろん口だけ使って、と指示して、なぜと聞かれれば作法だから、と返した。

「……そ、それじゃっ。挿入するぞっ。よいなっ」
「おっけーす」
「ん……ぐっ♡ んっ♡ ん~~~──……♡」

オトメ先輩は腰を落とそうとして。
なかなか落ちない。
肉棒がめりめりと膣肉を広げて飲み込まれていくのだが、しかし緩慢だ。
だらだらとしている。

「おっき……♡ はあっ♡ これっ♡ 挿入っ、するのっ……たいへんっ、だなっ♡」
「足ぷるぷるしてますよ」
「うっ、うるさいっ♡ なんか恥ずかしから言うなっ♡」

足をぷるぷるさせて、膣内もぷるぷる微細に痙攣させてゆっくりと腰を落としていく彼女。
おれは寝っ転がって待っているだけなのでヒマである。
彼女の苦闘ぶりを眺めながら、のんきに挿入待ち。

「がーんばれ、がーんばれっ」
「やかましっ♡ あっ♡ やばっ♡ あ゛♡」

おれの茶々に眉根を釣り上げた直後に、ぐらりと腰が崩れて一気に奥まで挿入される。
勢いよく。
どちゅんと盛大な水音を立てて、体重+重力の破壊力を一身に子宮口で引き受けたオトメ先輩は、腹の底の深いところで低く呻いた。

「お゛っ♡ お゛ぐっ♡ ぅ゛う゛っ♡ あィ、ッ、ィ……♡ ぐっ、ぅん……♡」
「おお。ギリギリで堪えた」

ぴくぴくと末期の蝉みたいに震えながら、オトメ先輩は不意打ちの衝撃wなんとかこらえ、絶頂の間際で踏みとどまった。

「えい」
「あ゛っ♡ ぁイぐっ♡ イグ♡ い゛っ……おぉおお゛おぉおぉ……♡」

下から腰を突き上げ、ドスンとひと突き。
くたばりかけの弱ったところを逃さず叩け、宮本武蔵も言っている。
オトメ先輩は容赦なく崖を突き落とされ、絶頂の海に溺れた。

「ほら、先輩うえなんですから。動かなきゃ」
「あ゛っ♡ まって♡ どまっ♡ でぇ♡」

とうぜん待たない。
下から深いところを穿ち、とちゅうの凸凹とした弱点膣イボを抉り、ざらざらの数の子天井を愉しみ。
ぷちゅぷちゅと媚肉を磨り潰す。
リズミカルに突きこむたび、低い声が吐息と一緒に漏れて、ぐでんぐでんに崩れ落ちていく女体。
暴れ馬に翻弄され馬上にて力尽きた美姫といった感じ。

「ぅ゛♡ ぅ゛ん゛っ♡ お゛っ♡ ぐ、ぅぅうん゛っ♡ こしがっ♡ ぬけっ♡ ちゃっ……♡」
「ほらがんばって。一緒に動いた方がきもちよくなれますよー」
「う゛♡ ん゛♡ がんばるっ♡」

がんばって迎え腰するオトメ先輩。
上下するたび巨乳がばるんばるん揺れて視覚が楽しい。
おっきなお尻が打ちつけられるたび、甘く鈍重な衝撃が腰から伝播する。
肉と肉がぶつかり合い、ぱちゅんぱちゅんと淫水が跳ねる。

「ぉ゛♡ ぉ♡ イくっ♡ もおっ♡ ずっとイってっ♡」
「すごいうねってますよ、膣中」

もはや数時間前まで処女とは思えない熟れた媚肉である。
乞食のように浅ましく快楽を求める彼女の腰使いは縦の動きのみならず横にグラインドしたり斜めに揺らしてみたり、天性の才覚に導かれ淫靡極まりない。
そんな凄テクが本能の赴くままに実行でているにもかかわらず、本人の表情は涙や汗でぐちゃぐちゃになって、ぽかんと開いた口から涎まで零れている。
あほっぽい表情で可愛い。

「めちゃ可愛いです」
「あ……ふぇ……?♡」
「そろそろフィニッシュしますね」

腰を手でつかみ、乱暴に上下する。
オナホ扱いみたいな。
すでに過熱した性欲は限界であって、気遣える余裕は消えていた。
ぐつぐつと陰嚢が燃え滾るような熱を帯び、肉棒は破裂寸前の状態に痙攣し、背骨のあたりを伝って回びな電流が脳を駆け巡る。

「……ッ、でる」
「ぉ?♡ おっ……♡ くぅ……♡ ィ……♡ ッ♡ ッ!♡ イぐ、イ……ぐぅ……!♡ ぅーっ……♡」

ドロドロの表情で最後の深絶頂を味わっている。
おれは本日一の会心の射精の余韻に浸った。
ゆっくりと引き抜くと、狂暴な肉槍はようやっと人並みレベルに落ち着いて、しかし萎え知らずに屹立していた。
ふとオトメ先輩に視線を戻す。
さすがに体力を使い果たして、失神したように意識を失っていた。

「……えーっと」

ぐったりと力の抜けた媚態に、ムラっとくる。
ゴムを外し、口を縛り、彼女のデコにぺちゃりと置き。
新たにゴムを取り出して、装着し、再度挿入。

「朝までって話ですしね」

それからオトメ先輩は眠姦に絶頂し、その衝撃に目覚めては再絶頂で意識がシャットダウンされ、再び失神した。
おれは夜が明けるまで彼女の肉体をむさぼり続けた。

あれから数日が過ぎた。
バレンタインはとうに過ぎ去って、街頭を歩いても売れ残りの安チョコがまばらに残っている程度の頃合い。
チョコの一件以来、すっかりオトメ先輩はセックスの味を覚えてしまって、毎日のように交尾しよう交尾しようと連絡が来る。

『ん。これでよいのか?』
「はい。おけです」

スマホの画面には、オトメ先輩の顔と、背景に彼女の部屋が写っている。
和室である。
着ているのは
作務衣
さむえ
である。

『見えているか? しっかり、その、角度とか……』
「大丈夫ですよー。ばっちり」
『よ、よし。なら始めるぞ』

いそいそと股を開き、指でクリトリスを弄る彼女。
甘い喘ぎが電話口から聞こえる。
おれも肉棒を取り出して、扱き始めた。
忙しくて会えない平日には通話相互オナニーする、ということを提案したのはオトメ先輩のほうであった。

『んっ……♡ み、みえるかっ?♡ ここ、もう濡れて……』
「めちゃ欲求溜まってますね」
『だ、だって週末じゃないとかまってくれないから……っ! んっ♡ あ、いいとこみっけたっ……♡』
「オナニーも上手になっちゃってまあ」

すっかり色情狂である。
なんでも授業中にもペンヘッド使ってオナニーしたりしてるらしい。
バレんようにしてくださいよ、と呆れまじりに言うと、もちろんだ、委細問題ないと意味のわからんドヤ顔で胸を張って答えてきた。

『こ、今週の日曜っ……♡ その、シないか……?♡』
「いいですよ。デートついでに致しますか。しっかり禁欲してくださいね」
『う、うんっ……♡』

絶頂間際のぶるりと背筋の震える気配に、オトメ先輩は指を止める。
なんとか我慢できたらしい。
こうして平日は相互にオナニーをしながら、きちんと禁欲できているかを確認するのである。

「そういえば。チョコって昔は媚薬だったそうですよ」
『へ、へぇ……♡ そ、そうなのっ、かっ……?♡』

指三本を膣の入り口に突っ込みながら、オトメ先輩は返事する。

「まんこ弄りの片手間に返事しないでくださいよ。傷つくなあ」
『そ、そっちだって扱いてるじゃないかぁ……!♡ んんっ……♡ 太いの、入れ、たいぃ……♡』
「ちゃんとイくの我慢してくださいね。週末まで」
『ぜ、善処するぅ……♡ んぉぉお……♡』
「まったくもう。悪い遊びおぼえちゃって」

おれもゆるゆると絶頂感が昇って来たので、扱く手を止めた。
じんわりと甘い痺れ。
いざセックスを頼んだことで一歩先の恋人関係に進めたのだし、こうして通話したりの頻度も増えたし、バレンタインに感謝だ。

「そうだ先輩、今度デートするときは合わせコーデとか──……先輩。ちょっと先輩? オトメ先輩? あ、こらっ! ズルイキすんな!」

前傾姿勢でクリと乳首を弄るオトメ先輩はもちろん絶頂我慢に失敗して、禁欲破りのズルをしたので週末にこってりお仕置きアクメを味合わせることになるのだが、それはまた別のお話。

他の漫画を見る