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第一話「純真無垢な少年の精通は褐色爆乳美女の手淫にて」 1

「うん、だいぶ良くなってきてると思います」

とある民家の中、ベッドに横たわる老婆の容態を診ていた少年は、小さく頷いた。

「今まで通り、この薬草をお湯で煎じて、朝と夜の二回に分けて飲み続ければ、じきに治りますよ」

「リュンちゃん、いつもありがとうね」

「これがボクのお仕事ですから」

頭を下げた老婆に朗らかな声を返した少年は、女子と見紛うほどに華奢で可憐だった。生まれた場所が場所なら、好事家の男性に目をつけられても囲われてもおかしくない、それほどまでに愛くるしい容姿だ。

「明日も来ますね。今日もゆっくりお休みになって下さい」

民家を出た少年――リュン・ハニライトは、朗らかな晴天の下で小さく背伸びをした。

(よし、これで今日の仕事は終わりだよね)

リュンの暮らすリアド村はこじんまりとした村だ。主要な交易路から遠く、国境付近に位置するので、人口も少ない。しかし、人が少ないながらに隣人同士、互いに助け合って暮らしている温かな土地だ。そして、リュンはこの長閑な村が心底好きだった。

「おお、リュンじゃないか」

家までの帰り道を歩いていると、大柄な体躯の男が声を掛けてきた。

「こんにちは、アレドさん」

「こんにちは。今、帰りかい?」

「はい」

「それならちょうど良かった。ちょっと待っててくれ」

アレドは家の中に入っていくと、兎を数羽持ってきた。

「今日の収穫は大量だったんだ。家に帰って食いな」

「うわぁ、ありがとうございます!」

度々、リュンはこのように貰い物をする。両親を早くに亡くし、若いうちから自立した生活を余儀なくされている生い立ちが、村人達の庇護欲を刺激するのだった。勿論、見かけの愛くるしさが要因の一つという可能性は無きにしも非ずだが。

アレドから受け取った兎達を両手に抱え、リュンは再び帰路に着く。長く続く坂道を登っていくと、小高い丘の上にポツンと佇む一件の家が見えてきた。リュンの家だ。

帰宅すると、庭に同居人の姿を目に留めた。軽装の鎧を身に纏い、真紅のマントを風に靡かせ、見惚れるような剣捌きで虚空を幾度となく斬り付けている。どうやら、いつもの日課である素振りの最中らしかった。

「イネルヴァさん、ただいま」

リュンが声を掛けると、ダークエルフの美女は稽古の手を止め、彼の方を向いた。

「ん、帰ったのか……その兎は?」

「アレドさんに貰ったんだ」

「そうか。じゃあ、私が腕によりをかけて調理してやろう」

「うわぁ、楽しみ!」

時刻は過ぎて、夕食の席。

「美味しい!」

食卓に並べられた兎肉を使った肉鍋に、リュンは舌鼓を打った。

「イネルヴァさんって凄いね! どんな料理でも美味しく出来て」

「まぁ、それなりに長く生きてるからな。料理を覚える機会も多かった」

少年の純粋な賛辞に、ダークエルフの美女はくすぐったそうに両目を細めた。

「そうだよね、ダークエルフって、人間より凄く長生きだものね」

和やかに進む夕食の最中、

「……なぁ、リュン」

おもむろに、イネルヴァが口を開いた。

「私の存在は、お前の迷惑になってはいないか?」

いきなりの重い問い掛けに、リュンは食器を置いて彼女をまじまじと見つめた。

「どうしたの、イネルヴァさん」

「私はダークエルフだ。村で、お前が私と共に生活している事に嫌悪感を抱く人も少なからずいる事は知っている」

「それは確かに、そういう事を言う人はいるけど……」

ダークエルフという種族は、人間の世で広く嫌悪されている。差別や迫害の対象である事は勿論、懸賞金のかけられたお尋ね者も大勢いる。

住民が生来穏やかな気質のリアド村では露骨に態度に示す者こそいないが、それでもリュンに対して、「ダークエルフなんて追い出した方がいい」「家に置いておくとロクな事にならないぞ」と、親切心で忠告してくる者も少なからずいるのだった。

「でも、ボクはそんなの気にしてないよ」

ダークエルフ美女の瞳を真っ直ぐに見つめ、リュンはハッキリと言いきった。

「お母さんもお父さんもいなくなって、一人で生活するようになって……最初は辛くて悲しかったけど、イネルヴァさんと暮らすようになって、新しい家族が出来たって思えて、そしたら毎日がまた楽しく感じるようになったんだ」

リュンの両親は彼がまだ幼かった頃、魔物の襲撃によって命を落とした。二人は村の外から移り住んできており、リュンに身寄りは無かった。

イネルヴァと出会ったのは、独り暮らしを始めて数ヶ月が過ぎた頃だった。近所の森で朝の日課である薬草採集に勤しんでいる最中、いつも休憩に利用している洞窟の奥で倒れている彼女を発見したのだ。

酷い怪我を負っていたダークエルフの女剣士に応急処置を施した後、リュンは彼女を自宅で介抱した。

やがてイネルヴァの傷は完治したものの、彼女自身に行く当てが無いという事もあり、暫くリュンの自宅で共同生活する事になった。その「暫く」が「当然」と化して、現在に至るのだった。

「だから、ボクは今、凄く幸せだよ。イネルヴァさんと一緒に過ごせて」

「リュン……」

少年の純粋な気持ちをぶつけられ、感極まったイネルヴァは胸が詰まった様子だったが、程なくして、

「ありがとう」

と、感謝の言葉と共に微笑んだ。

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