巨乳キャラあつめました

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遥の敗北

僕の腕の中で遥が崩れ落ちる。
力の抜けた体は人形のようでありながらとても重い。
そんな遥を何とかソファーに横たえて僕は一息つく。

それにしてもなんだったんだ。
立花のおっぱいを大きくしたときは気を失うなんてことは無かった。
それ以上に遥の体中から匂い立つ、女の匂いに正直ビビった。

あれはやっぱり逝ったって事なんだろうな。
遥の必死に堪えながら漏れ出す声はまさにAV女優が発する声と同じだった。
それに体を震わせながら崩れ落ちてゆく姿。
所詮はAV女優の演技と思って見ていた動画と同じ。
女体の神秘は所詮男では分からないって事だよな。

それにしても女の体は興味深い。
気を失っているはずの遥の頬を手で軽くなでてやると感じているのだろう、体がピクリと跳ねるのだ。
平らのおっぱいには色気など無いと思っていたがシャツを押し上げるおっぱいの中心にあるポッチの大きさに遥の女を感じてしまう。
沸き立つような女の匂いにもだ。
スカートから漏れ出るその匂いがどこから湧いているかぐらい、僕にもわかる。
スカートの中を覗き込みたくなる衝動を何とか抑えて遥の顔に視線を向ける。

細面で長いまつげ、小ぶりの唇、その唇がテカテカと光っているのはリップクリームのせいだろう。
眺め続けて、顔のパーツの配置が整っているんだなと気づく。
手入れの行き届いた艶のある髪が顔を引き立てている。
まあ、髪を染めているのは減点だな。
僕は艶のある黒髪が好きなんだ。
でも、悪くない。

もう少し眺めていたい気がしたが、そうもいかないか。
僕は遥の頬を軽く叩いてやる。

その刺激で遥の瞳が開く。
最初はうつろだったがくるくると動く瞳が僕を捉えたとたん遥の口が動く。

「えっ、なに。勇気君私に何をしたの」

両手を組みおっぱいをかばう仕草。
なんだよ。僕に襲われたと思っているのか。

ムッとして、文句の一つも言ってやろうとした途端、遥の顔が喜色に染まる。

「うそ、おっぱいが大きくなっている」

そう言って自分のおっぱいを揉み出す遥。
男の前でやることじゃないと思うんだが、僕のことなど眼中にないようだ。

しばらく、おっぱいを揉みつける遥。
そして、唐突にその手が止まった。
僕の存在をやっと思い出したようだ。

「ねえ、見てた?」

「ああ、見てたよ。随分と熱心におっぱいを揉んでたな」

「嘘、ちょっとだけ。ちょっとだけよ。
だって膨らみを感じたのよ。
私のおっぱいの脹らみよ。
凄い、凄いでしょう」

どうなんだろう。随分とバイアスが掛かってるよな。
実際はそんなにすぐに大きくならないし、そもそも一回じゃダメだしな。

「喜んでるところ申し訳ないがそんなにすぐに効果は出ないぞ。
まあ、これから一日掛けて少し大きくなるって感じだからな。
ああ、その間、おっぱいにちょっと違和感が出るけど気にするなよ。
まあ、元がゼロだからちょっとでもすごく大きくなったとも言えるけどな」

「なによ、ゼロって。AAカップなんだからゼロじゃないわよ。
君に感謝したのがバカみたいじゃない」

「感謝はして欲しいぞ。実感してるんだろう。
もっとも、そのパッドなしで同じ大きさ……Fカップか。
そこまで育てるには二ケ月は掛かるけどな」

「うそ、たった二ケ月で私のおっぱいがFカップになるの。
うそ、うそ、夢みたい」

「二か月間、毎日僕におっぱいを揉まれる必要があるけどな」

なんでもないように彼はとんでもないことを言う。
二か月間毎日、勇気君におっぱいを揉まれる。
あの快感を毎日与えられる。
無理、無理、おかしくなる。

「まあ、僕にはどうでも良い話だけどな。
今日で終わりでも何の問題も無いからな」

今日で終わり。
それは嫌。
おっぱいが大きくなる。
この喜びを手放すなんてできない。

「私はどうでも良く無い。
Fカップのおっぱいが欲しいの。
だからお願い、明日からも付き合って欲しい」

「まあ、付き合ってやっても良いけど。
頻度はちょと考えるぞ。
毎日はさすがに無いしな」

「えっ、なんで。私早くFカップになりたいのに」

そんな私の言葉にあきれ顔な勇気君。

「お前って、自分の欲望に本当に忠実なんだな」

「そうよ、私は自分の欲望に忠実なの」

「分かった、分かったから。とりあえず今日はおしまいだ。
だから、服を整えて教室に戻ってくれ」

服を整える??

「きゃっ」

はだけた胸元とそこから覗く私のおっぱい。
きっと乳首まで見られている。
それに気づいて私は慌ててシャツのボタンを閉じようとする。

「おい、順番が違うだろう」

私も目の前に彼はおっぱいパッドを突きつける。

「貧乳がばれるぞ」

「うるさいわね」

私は焦って彼の手からおっぱいパッドを奪い取る。
むかつく、デリカシーが無い。
掴んだおっぱいパッドのほのかな温かみは私の体温。
少し湿っているのは私の汗だ。
それにほのかな私の体臭。

こいつは、痴漢だ。そうに違いない。

「ねえ、君にデリカシーは無いのかな」

私がおっぱいパッドのことで怒っていることに彼はなぜか驚いている。

「さっきまで、お前のおっぱいを直で触っていたんだぞ。
それなのにおっぱいパッドごときで何を怒るんだ」

怒る。怒るに決まっている。
そう言ってやる。
でも言えない。それどころじゃなくなった。

「僕の手にお前に匂いが染みついてるんだけど?
それは良いのかよ」

酷い言葉だ。でもそれは序の口。

あいつは私の鼻先に手の平を突きつける。
いやだ。確かに私の匂いがする。
その手の平をあいつは見せつけるように舐めたのだ。

「ぎゃああ、なに、なにしてるの」

「いや、お前の味がするかと思って。
でも味とか無いな」

「ばか、味なんかない。ないから馬鹿な事しないでよ」

「僕をほっといてくれれば馬鹿な事なんかしようがないんだけどな」

「だめ。それは嫌」

「それってこれからもおっぱいを触ってほしいってことか?」

「………」

「言わないなら、これで終わりだぞ」

「………」

「よし、終わりだ」

ヤバい。あいつは本当に終わりにする気だ。

「ねっ、ねえ。そんこと言わないでよ」

「なら、どうしたいんだ」

「わかったわよ。いいわよ。触りなさいよ」

うわ、勇気君の顔が何こいつっていってる。
むかついたぞって顔だ。
やばい。

「お前、自分の立場少しも分かってないよな。
なんで上から目線でおまえに言われるんだよ」

「う~、御免なさい」

「なら、言葉を選べ。僕が不愉快にならない言葉を」

「はい、おっぱいを触ってください」

「だれがかな?」

「勇気君、おっぱいを触ってください」

「お願いする気持ちが感じられないな」

くそ、こつはSだ。絶対にSだ

「勇気君、私のおっぱいを触ってください」

「何のためにかな?」

「勇気君、お願いします。私のおっぱいを大きくするためにどうぞこれからも触ってください」

「う~ん、60点。しょうがないな。触ってやるよ」

こうして、私は勇気君に懇願して明日以降もおっぱいを触ってもらう立場に落ちたのだった。

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