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嘘から出た誠

授業が終わったとたんに遥が僕の所に来た。

何でこいつは雰囲気を読まないんだろう。
クラスのみんなが興味深々な中、何で来るかな。

「ねえ、無視しないでよ」

静かな教室にこいつの声だけが響く。
これは、クラスの全員が聞き耳を立てているだろうな。

「無視とかしてない。
いいか、学生の本分は勉強だ。
授業中は勉強に集中する。
当り前の話だろう」

うわ~、自分で言ってハズいわ。
田中とか加藤が呆れた顔で僕を見ている。
お前がそんなことを言うなんて信じられなって顔だ。
判ってる。僕だって笑いそうなんだから、今にも笑いだしそうな顔で僕を見るなよ。

「だっ、だって」

「だってなんだよ」

何口をとんがらかしてるんだ。
お前と僕の間にあるのはお前の打算だけだろう。
Fカップが手に入るんだから文句なんか無いだろう。

「ねえ、高瀬君。君は遥にどんな魔法を掛けてのかな?」

横からあいつと同じグループにいるギャルが話しかけてくる。
遥とクラスの男子の人気を分け合っている瀬名とか言うやつだ。

「もう、梨花割り込まないでよ。
勇気君と私が話してるんだよ」

「勇気君ねえ。
うん、やっぱり君は遥に魔法を掛けたみたいだ。
一体、どんな魔法を掛けたのかな」

「ねえねえ、どうやって遥を落としたの。
遥ってこう見えて男と付き合ったことないんだよ。
そんな遥がチョロインみたいなんだけど。
君って実は女たらしとか」

「はあ~、何を言ってんだよ。お前、頭おかしいだろう」

こいつも同じグループで名前は……知らんな。

「ちょっと、由香。割り込まないでよ。
チャンと私が追い込むから、黙って聞いてなさいよ」

なに、追い込むって?
怖いんだけど??

「もう一度聞くよ、君は遥にどんな魔法を掛けたんだい。
由香も言ってたけど、遥は見かけと違って男を遠ざけてるんだ。
そんな遥が随分と君のご執心なのはなんでかな?
誰にも言わないからお姉さんに行ってみ」

「いや、クラス中で聞き耳を立てれるだろう。
言った瞬間に広がるから。
それに、遥さんが僕にご執心とかどんな妄想だよ」

「遥さんねえ。君と遥が話をしているところは今日初めて見たんだけど随分と親しそうだね」

どうする。適当なごまかしは通じそうにない。
だけど本当のことなんて言えないしな。

う~、嫌だけど立花の時と同じ言い訳で行くしかないな。

「は~、遥さんからは内緒って言われてるんだけどしょうがない。話すわ。
遥さんも良いよね」

「えっ、話す。話すって?」

遥の奴、随分と焦ってるな。心配するなお前の貧乳をバラスす訳じゃないんだよ。

「見てわかる通り、遥さんはとても立派なおっぱいの持ち主だ」

立派なおっぱいと言ったとたん、周りの女たちが嫌悪に満ちた顔で僕を睨みつける。
巨乳も貧乳もおっぱいの話題は女子を怒らすんだな。

でも、そんな視線は無視、無視だ。

「大きなおっぱいは素晴らしいものだが欠点もあるんだ」

ここで一拍置いて、周りを見回す。
男はもちろん、女子の目も遥のおっぱいに向いている。

「重いおっぱいを支えることで肩こりに悩まされるんだ」

数人の立派なおっぱいをお持ちの女子は頷いてるな。
それ以外は、まあそんな経験は無さそうだな。

「だから何なのよ」

由香って奴の声だ。こいつも結構短気だな。

「だから、あ~、お前は一生経験出来そうにないから分からなくても問題ないか」

「なに、喧嘩を売ってるんなら買うわよ」

「由香、ストップ。高瀬の話を聞くの。
ほら、続けてよ」

「肩こり、肩こりまで言ったっけ。
その肩こりだが、僕の妹も立花も胸のせいで肩こりに悩まされていたんだ。
それで、毎日風呂上りにマッサージをしてやってたんだよ。
それを立花が友達に自慢したらしいいんだが、その友達の一人が遥さんの従妹だったんだよ。
それを聞いた遥さんが昼休みに僕を拉致ってマッサージのおねだりをしたってわけ。
本当はこんなプライベートな話、したくなかったんだぞ。
お前たちのせいだからな」

僕の説明でなんとなく気まずくなるクラスメート達。
そのくせ遥の胸をガン見している。

「それで、遥、効果はあったの?」

「効果…ええ効果よね。あった、あったよ」

「変なことはされなかったのよね」

「嫌なことはされなかったよ」

そうです、変なことはしました。
でも、嫌じゃないんだな。

「だったら、良いけど。
ねえ、マッサージの効果って一時的よね。
もしかしてこれからずっと遥にマッサージをするのかしら」

キミ、さっきまでも詰問からあきらかに興味本位って感じに変わったよね。
キミたちを楽しませるために僕は居るわけじゃないからな。

「するわけないだろう、こんなに大々的に話題になって、毎日女子のマッサージとかできるかよ」

「嘘、やだ、やってよ」

遥の奴、いきなりマジになるなよ。

「ねえ、遥。高瀬のマッサージってそんなに良かったの?」

「うん、良かった。だから明日もしてもらう」

遥の一言にざわめきが広がる。

「うそ、やっぱり遥って落ちてるじゃん」

「高瀬のマッサージってそんなに気持ちが良いのかな」

かってに言ってろよ。

「嫌だね。こんな状況でできるかよ。絶対変な噂になるからな」

「やだ、やだ、やだ、勇気のマッサージが無くなるのは絶対にダメなんだから」

こいつは、本当に空気が読めない。
とりあえず口裏を合わせて欲しかったんだけどな。
こんなんじゃ、注目を浴びて出来るわけないだろう。

「わかった。私が付きそう。そうすれば問題ないだろう」

いや、何言ってんだよ。

「健全なマッサージが行われるように私がしっかりと監視するから。
それで良いわよね」

嘘だろう。みんな頷いてるぞ。

「やったあ、これでマッサージを続けてもらえるよね」

あ~、バカがいる。
お前は肩のマッサージが望みなんだな。
立会人がいるのにおっぱいとか揉めないからな。

「わたったよ。マッサージをするよ。すれば良いんだろう」

こうして、梨花という女の立ち合いの元、僕は遥のマッサージを続けることになった……やったことないけどね。

それにしてもなぞだ。あいつは本気で僕からマッサージを受ける気なんだろうか。

もやもやした気持ちと、とりあえず逃げ切ったという気持ちで僕は帰宅するのだった。

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