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なんでも許してくれる幼馴染のボーイッシュ巨乳日焼け彼女と激しいセックスの快楽に溺れて幸せになる話

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俺、来島
くるしま
隆弘
たかひろ
の部屋にはもうひとりの住人が居る。
…いや、そいつは厳密には俺の部屋に住んでいるわけではない。戸籍上の住所はあくまで隣の家だ。
とはいえもはや俺の部屋に来ない日の方が非日常、俺の部屋で遊び俺の部屋で宿題を済ませ、挙句の果てには週の半分以上は俺の家で夕食を摂っているのだから住人と言っても全く過言ではないだろう。
この住居が両親が建てた一軒家ではなく賃貸物件だったら、家賃を要求されても文句は言えないくらいの時間をそいつはこの部屋で過ごしている。

幼馴染の少女、モモ。
日焼けした肌に中性的なショートヘア、化粧っ気の無い中性的な顔立ちに距離感の近い立ち振る舞い。
夏場はゆるいサイズのシャツと薄手で丈の短いショートパンツという無防備な格好で過ごすそいつのことを、俺は少し前までほとんど異性として意識していなかった。

ところが高校生になってからのというものの、僅かな期間でモモの肢体は目覚ましい成長を遂げた。
平原だったはずの胸にはソフトボールを軽く凌駕するサイズの双丘が出来上がり、まっすぐに伸びていた両脚にも女性らしい丸みと起伏が生まれ、膨らみながらもきゅっと上向いた尻はこれまで着用していたショートパンツに収まらず、買い替えを余儀なくさせている。

そんな具合に急激に性的になっていく肢体とは裏腹にモモの無防備さは全く変わらず、そのギャップに悶々とさせられていた俺だったが、先日ちょっとしたきっかけでついに一線を越えてしまった。
幸いにも俺とモモは相思相愛だったため、処女と童貞を交換しあってからという倒錯した順番ではあったものの、無事恋人同士という関係に発展することが出来た。

それがつい3日前のことだ。
どうやらモモは前々から俺との関係を進展させたかったらしい。
晴れて恋人同士になれた喜びからか、2人で居るときも学校で他人の目があるときも、あからさまに好意を示してくるようになった。

今日も帰宅してシャワーを浴びると、すぐに俺の部屋に転がり込み俺の左にべったりとくっついて嬉しそうに体を揺らしながら鼻歌を歌っている。
「フーフフフー♪フー♪フフフ~ン~♪」
どこかで聞いたことのある曲だが、いったいなんだったか。そういえば、カラオケにもしばらく行っていないな。
小さい頃観ていた2人で1人の某特撮ヒーローの曲をデュエットするのが俺たちの十八番だが、せっかくだし今度行った時はもっとカップルらしい曲を一緒に歌うのも楽しそうだ。

触れ合う肩口から伝わる体温が心地良い。体の動きに合わせてゆさゆさと揺れる胸が俺の視線を吸い寄せる。
短く整えられた髪は不思議と前より艶が増して見え、女の子らしい甘い香りを漂わせている。
隣に寄り添うモモの存在は、単純に性的な興奮を煽るだけでなく、なんとも例えがたい幸福感を俺の胸中に生じさせてくれる。
はじめて体を重ねたその日から、こいつの存在が俺にとって今までよりも遥かに大きく、より大切なものになったのがわかる。
モモにとっての俺もそうなのだろうか?

7月半ばの夏の太陽がようやく1日の役目を終え、月へとバトンを渡した時間帯。
いつもの俺たちならばゲーム機のコントローラーを引っ張り出し、2人でレースをしたりダンジョンに潜ったり箱庭を弄くり回したりしている頃合いだ。
日によっては各々好き勝手に漫画を読み耽ったり、テレビの中の芸能人達がわいわいと騒ぐ音を背景に他愛ないお喋りに興じたり、まだ知らない名曲を求めて音楽サブスクのプレイリストを掘り漁ったりすることもある。
だが今日は、想い人が隣に居る喜びを共有するだけで、何もせずともいつも以上に満足出来ている。

ところで、先程こいつが浴びてきたシャワーは自宅のものではない。
俺の両親が長く家を空けているのをいいことに、こいつは3日前からバス用品を持ち込んでうちの浴室を利用しているのだ。
前々から寝る時以外はほとんど常にうちに居たモモだが、いよいよ実家に帰らなくなる日が近づいてきたような気がする。

いつの間にか洗面所には見慣れないパステルピンクのカップと歯ブラシが並んでいたし、いつ「今日からはヒロくんと一緒に寝るね♡」などと言い出すことやら。
いや、その瞬間までのカウントは既に秒読み段階に入っていてもおかしくない。
今俺たちが横に並んで座っているこの狭苦しいシングルベッドを処分し、ふたりで快適に眠れるサイズの新しい寝床を用意する算段をつけておくべきか。

ふたりで一緒に寝る。そこには当然、睡眠以外の意味も含まれるわけで。
3日前の情事がフラッシュバックし、モモの豊満な裸体が頭をよぎる。
あれが毎日俺の隣に横たわっていたら。
そう考えると、思わずごくりと生唾を飲んでしまった。股間のモノがむくりと鎌首をもたげる。

そのタイミングでモモが首を傾け、頭を俺の左肩へと預けてきたのだからもう。
「ヒーロくん♡」
甘えた声で俺を呼ぶ。やめろ。いや、やめなくていいのだが。
濃縮した砂糖のような甘さが肩口から耳へと流し込まれ、ますます俺の理性に穴が開く。

「どうした?」
「えへへー、呼んだだけ♡」

バカップルか?
上機嫌なモモに脊髄反射でツッコミを入れそうになったが、実際今の状況を端から見たらどう見てもバカップルそのものだな。
というか誰に見られているわけでもなし、いちゃつこうが何しようが構うまい。バカップル大いに結構。
ツッコミの言葉は脳内にとどめておくことにしよう。

俺を見つけると一気に表情を明るくして駆け寄り、そばに居ると遠慮無く身を寄せて甘えてくるこいつの仕草は愛らしい犬のそれに似ている。
こいつに耳や尻尾があったら今頃ぱたぱたと振り回していただろうな、などと益体もない考えが浮かぶ。
…耳と尻尾、似合いそうだな。いずれはそういうコスプレをさせるのも楽しいかもしれない。

背中側から腕を回してモモの肩に手を乗せ、その体を軽く抱く。俺より少し高い体温が腕からも伝わってくる。
空いている手で頬を撫でると、モモは心底嬉しそうに目を細める。

「しあわせ…♡」
「俺もだよ」

空気中の糖分濃度がどんどん上がっているのを感じる。
デートスポットでイチャつくカップルの気持ちは今まで想像することしか出来なかったが、当事者になってみるとなるほど納得が行く。
これは、良い。すぐ隣に居る相手と触れ合いながらまっすぐ好意を伝え合うというのは、こんなにも素晴らしいことだったのか。
胸の内が多幸感で満たされる。モモの方向に向き直り、顔を寄せて唇を重ねた。

「んっ…♡」

さすがに初体験の時よりは冷静だが、柔らかな感触を唇で楽しんでいるうちに段々と興奮が高まってきた。
ズボンが少しずつ膨らんできている。

とはいえ、モモが処女を失ってからまだ3日しか経っていない。
セックスの最中は興奮で麻痺していた痛覚も行為の後は正常に戻ったらしく、翌日は歩き方もぎこちなかったし部活も昨日までは休んでいた。
今日は一見正常に戻ったように見えなくもないが、まだ気を遣って然るべきだろう。だから俺の分身には自重してもらわねばならない。

それに、今日のモモはトイレに立つ頻度も高い。
こいつは具合が悪い時もなるべく態度に出さずに隠そうとする性格だから何も言ってこないが、体調を崩している可能性も疑った方が良さそうだ。

流石にそんな状態のモモにセックスを強いるほど自分勝手にはなれない。…破瓜直後に容赦なく2回戦を強いた俺が何を、という気もするが。
いや、だからこそ、その分だけ労ってやらねば。どうにか股間の疼きを抑えようと努める。
これ以上キスを続けているとその努力があっさり水泡に帰してしまいそうだったので、一旦唇を離す。

すると、モモの表情が新しい悪戯を思いついた時のそれに変わる。
「ねーねーヒロくーん」
「なんだ?」
これは盛り上がりかけた股間をからかわれる流れだな。
だが、スケベだのケダモノだの言われる覚悟を決めた俺の耳に飛び込んできたのは、非難やからかいではなく。

「えっち、したいんでしょ?ボクもだよ…♡」
ピンク色の囁き声で放たれた誘惑の言葉。
それを受けて全身の血液が一瞬で股間に集結し、目の前の雌を突き刺すための肉槍が力強く勃ち上がった。

───────♡───────

どうやら俺の心配は取り越し苦労もいいところだったようで、モモの秘所はもう破瓜の後遺症から解放されていたらしい。
そんなに早く回復するものなのかと疑問に思ったが、『世の女性は初体験の痛みをどれほど引きずるものなのか』ということについて信頼できる知識が全く無い以上、何もわからないというのが正直なところだ。

ともかくモモの心身は既に性交に臨むコンディションが整っているらしい。
俺の性欲に満ちた視線を浴びせられて頬を上気させ、潤んだ瞳を色欲で輝かせている。

「はじめてのえっち、すっごく気持ちよかったの…♡ふともも触られたり、おっぱい揉まれたり、乳首いじめられたり、ちんちんでずんずん責められたり…♡」

大胆な言葉で過日の感想を告白し始める恋人の唇に、視線が吸い寄せられる。
まだ少なからず恥じらいを覚えている様子はあるが、緩みきった口元からは初体験の快楽を反芻させて激感に震えていることが伺える。
普段の少年のような振る舞いからはとても想像も出来ない淫靡な口ぶりと表情に、俺の股間はますます硬度を増す。

「だからね、もっと…してほしいな♡」
自らシャツの裾を摘み上げて下乳を露出させ。

「どこを触ってもいいから…♡」
もう片方の手でショートパンツをわずかに下ろし、薄緑色のショーツを露出させる。

「してほしいことは、なんでも、してあげるし…♡ヒロくんがしたいことも、全部、していいよ…♡」
媚びきった眼差しを俺に投げかけながら、更に誘惑を続けるモモ。

「だから…めちゃくちゃに、ぐちゃぐちゃに、して…♡♡♡」
あまりにも強烈なその言葉に俺の理性は容易く砕け散り、本能は目の前の女を押し倒してその着衣を剥ぎ取ることを選択した。

先日も思ったが、モモは言葉と態度で俺を興奮させるのが上手すぎる。
性欲の欠片も無さそうだった幼馴染がこんな本性を隠し持っていたとは。

シャツを乱暴に脱がせた衝撃で胸がばるんと大きく揺れる。
ショートパンツを一気にずりおろした勢いでふとももの肉が震える。
仰向けに倒れた肢体が見せるそういった反応のひとつひとつが、肉棒の苛立ちを高めていく。

あえて特定のネットミームを例に挙げずとも、『なんでもする』『何をしてもいい』というのは実に危険で破壊力のある言葉だ。
互いの考える『なんでも』のラインが一致しているとは限らない以上、望まない事態を招きかねない。
だが今日ばかりは、言葉に甘えてやりたいことをやらせてもらうとしよう。…俺のリビドーがモモの許容範囲内に収まっていることを祈りつつ。

3日ぶりに見たモモの裸体。
健康的な褐色の日焼けが、競泳水着の形にくっきりと残った白い肌の輝きを引き立たせている。
きめ細かな肌はミルク多めのカフェオレを思わせる色に変じてこそいるものの、決して荒れることなくつるつるすべすべとしている。世の女性はさぞ羨ましかろう。

首や肩、腰回りやふとももなど随所に水泳で付いた筋肉が見受けられるが、決して筋肉質なだけではなく程よい脂肪がその上に乗っているのがわかる。
しなやかな弾力感ともっちりとした柔らかさが同居した奇跡的な肢体が俺の目の前に供されている。

手に収まらないサイズの双乳は仰向けの姿勢でもお椀形から崩れず、どっぷりとした大きさ──Fカップくらいはありそうだ──を誇示している。
乳輪に埋まった陥没乳首は俺の愛撫を期待してわずかに勃ち上がっており、ほんのりと顔を覗かせている。
股間の秘貝は未だぴったりと閉じられてこそいるが、ほんのりと湿り気を帯びているように見える。

モモの全身あらゆる箇所から性の匂いがする。この女を犯し尽くしたいという衝動に任せ、まずは震えながら愛撫を待つ乳首に口を寄せた。

「あっ…♡」
深い胸の谷間から漂う甘い体臭が鼻から脳へと登っていき、麻薬を思わせる強烈な多幸感が俺を襲う。
先日の初体験の時には味わいそこねた陥没乳首を、舌でほじくり出すように舐めしゃぶる。
柔らかな乳首をひと舐めするごとに、グミのような弾力が備わっていくのが舌先から感じ取れた。

狭い乳輪の中から飛び出したそれをちゅうちゅうと吸い上げると、モモが快感にぶるぶると身を震わせるのがわかる。
俺は更なる反応を求めて、勃起した乳首にがぶりと歯を立てた。

「い゛ひっ♡」
モモの体がびくりと一際大きく震え、シーツを摘む手にこもる力が増すのが見て取れた。

甘噛みの範疇に抑えていたのが幸いしてか、モモは痛み以上に快楽を感じているようだ。
瞳に燃える情欲の炎は消えていないどころか、より勢いを増している。もっともっとと求めているのが伝わってくる。
こいつにマゾの気があるのはわかっていたが、もしかすると俺が思う以上のドMなのかもしれない。

もう片方の乳首が少しも触れていないのに勃起しているのが目に入る。
その無言の求めに応じて両乳を外側からまとめて潰すように圧し、ふたつの乳首を隔てる距離を一気に縮める。
むにゅりとした感触を掌で楽しみながら、俺は愛撫を待つピンク色の突起をふたつまとめて口に含んだ。

「あはぁ…♡」
モモの口から甘い吐息が溢れ出る。
欲望に任せた行動に肯定的な反応を返してくるのが嬉しくて、ますます口の動きが止まらなくなる。

舌を這わせ、つつき、熱気に任せて舐め回す。軽く甘噛みして反応を楽しむ。
母乳を求める赤子とはまるで違う、性欲に任せた力強さで左右の乳首を一気に吸う。

「ゃ♡あ♡あぇ♡」
吸い上げたところで当然何も出てこないのに、錯覚した脳が砂糖以上の甘みを生成する。
修学旅行で南国に行った時に吸い付いたサトウキビを思い出す。舌先に感じる中毒性はそれを遥かに上回っている。
俺の手で圧されてぎゅっと密度を増した胸の谷間。そこから漏れる甘い香りが濃度を増している。

一旦手の力を緩め、乳首から口を離す。再び露わになった谷間に顔を、掌の中の巨峰に指を埋める。
暖かな乳房が俺の頬までを一気に包み込む。その柔らかな感触を思う様味わいながら、鼻先から感じる体臭を大きく吸い込む。
少し汗ばんだ肌から感じる甘い香り。鼻から脳へと突き抜けるそれは、俺が汗の匂いとして認識しているそれとはまるで違う。
ガス化した興奮剤のように俺を煽り立てるそれがもっと欲しくて、俺は目の前の柔肌にべろりと舌を這わせる。

「はぁ…♡」
胸の谷間に顔と舌を擦り付ける俺の姿に何か感じるものがあったのか、モモの手が俺の後頭部を撫でつけてきた。
俺は欲望のままに振る舞っているだけなのだが、胸に埋まる恋人の姿はモモの母性を刺激したらしい。存分に甘えさせてもらうとしよう。
乳房の付け根をなぞり、かすかに浮き出た汗を舌先にかき集めて味わう。かすかな塩気と得も言われぬ甘みを飲み込む。

「美味い…」
「…えへへ♡」

思わず漏れた言葉に、照れくさそうなはにかみが返ってくる。こういう何気ないやり取りが愛おしい。
舌先を胸から腹へとずらし、へそを穿るように味わう。
びくりとくすぐったそうに身を震わすモモの反応を楽しみながら、次は脇腹を目指して顔を動かす。
くびれた脇腹を舌で圧すと、肌の下にある筋肉が心地よい弾力感を返してくる。

どこを舐めても違う味、反応、感触がする。このまま全身を舐め回して味わい尽くしたくなってくる。
恋人の肢体を舌で堪能するのがこれほどまでに愉しく、興奮するものだったとは。

「はひぃ…♡」

脇腹から再び胴体を登り、乳房の外側、山の1合目をなぞり上げる。
先程揉みしだいた、より標高の高い箇所とはまた違うぷくりとした感触。
この至高の巨乳は、俺の想像以上に多様な表情を見せてくれる。
いつまでも愛撫していたくなる衝動をこらえて、次の標的に目を向ける。

白と褐色との境目を通り過ぎ、より高い位置へ舌を這わせる。
秘されつつも何気ない仕草の際にちらちらと露出する箇所、すなわち腋へと鼻先を突っ込む。

「やっ…♡」

モモの声にはかすかに非難の色が混じったようにも聞こえたが、あえて無視する。
これくらいで狼狽えるくらいなら、男に対して『したいこと全部していいよ♡』などと危険な発言をすべきではないのだ。それをわからせてやろう。

肌の窪みをこそぎ取るように、わざとらしいほど大きなストロークで腋を舐める。
シャワーを浴びた後でも、皮膚の凹凸をなぞると他の箇所より少し多めの塩気が感じられた。
舌の動きに反応してモモの体がぷるぷると震えているが、くすぐったいのか快感を覚えているのか判別しがたい。両方のような気もする。

「…ちょっと、はずかしぃ…♡」
恥ずかしがらせるためにやってるからな。
俺は別に、腋に欲情する性的嗜好は持ち合わせていない。
…いないのだが、こうしていると腋を愛する方々の気持ちが少しわかってきたような気がする。
性器よりははるかに無防備だがほどよく秘されているこの場所を、思い切り暴き責め立てるというのは思った以上に快感だ。

もうしばらく腋を味わっていたい欲求もあるし、未だ手つかずの手足についても責めてみたい気持ちがある。
だがそれ以上に、そろそろ秘貝をかき開いて肉棒をねじ込みたいという衝動が高まってきた。腋から顔を離す。
その前の最後の仕上げとして、ひくつく秘裂を味わうこととしよう。股間を目指して顔を動かす。

「ヒロくん、ちょっといい?」
まさかの待ったがかかったか。

「『何をしてもいい』んじゃなかったのか?」
「えっとね、舐めたいなら、それはいいんだけど…ボクも、ヒロくんの、舐めたいな…♡」

言い終わるなりモモは体を起こし、手ぶりで俺に寝転ぶよう促す。
意図を察して横たわると、膝立ちの体勢でひょこひょこと身を動かしたモモが俺の体を跨いでのしかかり、股間をこちらに向けてきた。
いわゆる69の体位になった俺たちは、ずいと目の前にやってきた互いの性器に舌を伸ばす。

はじめてのフェラとはじめてのクンニを同時にし合う。
こんなことをするカップルは俺たち以外居ない…ということはないかもしれないが、少数派なのは間違いないだろう。
この分だと夏が終わる頃にはどんなことになっているのか少々怖いような、楽しみなような。

「んちゅ…ぇろ…♡ん…♡」
モモが俺の肉槍に舌を伸ばし、亀頭をゆっくりと舐め回し始める。暖かく湿った舌の感触が心地良い。
目の前の恋人が無防備な性器を晒しながら、自発的に俺の分身をしゃぶってくれているという現実が精神的な充足感を与えてくれる。

お返しに俺も目の前の大陰唇を指で開き、てらてらと濡れそぼった粘膜に舌を添える。
雌穴から吹き出す淫汁を摂取するべく、陰核から膣口までを一気に舐め上げた。

「ぷぁ♡…あむ、んちゅ、じゅる…♡」
俺の舌使いにぶるりと尻を震わせながらも、亀頭に吸い付いて目一杯奉仕してくれるモモが愛おしい。
恋人の体温と唾液の熱が肉槍の穂先を包みこむ感覚は、温泉に浸かった時に感じる安らぎにどこか似ている。

そんな風に思ったのも一瞬。
屹立した陰茎から漏れ出る我慢汁をじゅるじゅると吸い上げ、カリ首を舐め回す口淫はたまらない程に卑猥で。
対抗心を煽られ、俺は負けじとクリトリスに吸い付く。それと同時に、とぷとぷと愛液を吐き出す淫穴に右手の中指を挿し入れた。

「ふぉ゛っ♡…んじゅっ♡んぅ♡んぐぅ♡」
モモはびくりと反応を示しながらも口淫奉仕をやめない。
やめないどころか、より深く男根をくわえ込んで上下運動を混ぜ始めている。射精感が増していく。

互いの愛撫がもたらす快楽が、回路のようにふたりの体を循環しながら高まっているのを感じる。
挿し入れた指でざりざりとGスポット周辺を擦り、押し、刺激する。
口に含んだ肉芽を舐め、転がし、吸い上げる。止めとばかりに歯を立てる。

「ん゛むぃっ♡♡」
最後の刺激が特に堪えたのか、モモは一際大きく身を震わせる。
肉穴がきゅーっと指を締め付け、尿道口からぶしゅりと潮が吹き出て顔を濡らした。

絶頂。こういう時に更なる愛撫を加えるとモモが悦ぶのを俺は知っている。
だから締め上げられた指をずりずりと、痛みを感じさせない程度の激しさで前後させる。
強い圧を与えないよう気をつけながら上下の歯で陰核を挟み込み、舌先でぞりぞりとなぞり上げる。

「ぃ゛ぅっ♡ぃふぅ゛ーーーっ♡♡♡」
指先に感じる暖かさが増す。どろりとした本気汁が指を伝って流れ出るのを感じる。
ぶしゅり、ぶしゅりと潮が吹き上がり続けているのが目に入る。衝動的に陰核から尿道口へと吸い付く先を変える。
とめどなくあふれて口内を満たす潮を吐き出す選択肢は頭に無い。
常識的に考えて美味いはずもないそれが、モモの体から出たというだけで極上の甘露のように感じられる。
俺は情欲のままにごくりごくりと飲み干した。

深い絶頂に沈み、その動きをながらも、モモの唇は俺の肉棒を離そうとしない。
そんな有様にモモの意地と愛情を感じ、胸の底から愛おしさが湧き上がってくる。

だが、はちきれんばかりにいきり立った俺の肉槍は『まだ満足していない』と主張していた。
より強い刺激を求める本能と、口内を蹂躙したいという欲望が腰を突き動かし、更に深い場所まで陰茎をねじり込む。

「お゛ごぉ♡」
どちゅり、どちゅり、ごぽり。
亀頭が喉に入り込む感触の心地よさが腰を震わせる。
突然の暴挙に対する防御反応として、モモの舌が陰茎を押し出そうとする動きを感じる。
だがそんなささやかな動きは俺の興奮を煽るばかりで、肉槍を口内から追い出すには全くの力不足だ。

どちゅり、ごぽり、ずちゅり、どちゅり、がぽり。
自分勝手な射精欲を満たすために、俺の腰の動きはますます激しさを増していく。
はじめてのフェラチオを精一杯やり遂げようとする恋人の愛情を土足で踏みにじり、道具のように扱う背徳感が脳を焼く。
狭くこりこりとした喉の入り口で亀頭をしごき上げる快感に、射精の瞬間が近づいているのを感じる。

「ぐっ♡ごっ♡お゛っ♡がぅ♡」
膣に挿し込んだ指への締め付けが増し、絞り上げるような強さへと変わっていく。
いよいよ耐え難くなった射精欲求を解き放つべく、俺は最後に一際大きく腰を突き出した。

どびゅーーーーーーーーっ、びゅーーーっ…びゅっ、びゅっ。
満を持して解き放たれた精液を、モモの喉奥へと排泄する。
膣内への生中出しとはまたベクトルの違う快感が俺の背筋を震わせる。

「ん゛ぐっ♡ぐぶっ♡」
恋人の体を性処理用の道具のごとく扱い、吐き出した子種汁を嚥下することを強制する。
暗く暴力的な獣欲が満たされたことで、物理的な性感とはまた違う精神的な充足感が得られたのを感じる。

吐精を終えた肉棒をゆっくりと口から引き抜く。
「げふっ、え゛ふっ…ふぅ゛ーっ、ふーっ…♡」
苦しげにむせ込み、荒れた息を整える恋人の呼吸音。
射精して冷静さを取り戻した俺の胸に、一筋の罪悪感が去来する。

「大丈夫か?」
手を伸ばし、背中をさする。
「らい、じょぶ♡…えへへ、せーえき、全部飲めたよ…♡」
肩越しにこちらを覗くモモの眼差しには、更に激しく情欲の炎が燃え盛っていた。
道具のように扱われたことなど何とも思っていないのか、あるいはそれが更にこいつの興奮を煽っているのか。

おそらくはいつも通りの愛らしくはにかんだ笑顔を見せようとしたのだろうが、モモの表情は情欲で歪みきっておりもはや発情した雌犬のそれにしか見えない。
潤んだ瞳と吐息の熱さがその印象を強めている。

「きれーに、してあげるね…♡」
挙げ句、亀頭に残った精液をぺろぺろと舐め取り、物足りなさげに鈴口に吸い付く始末。
どうやら、この程度であればまだまだモモの受け入れられる範疇らしい。

数分後に来るであろうセックス本番に向けてモモが口淫を続けている間に、俺も新しい刺激を眼前の性器に与えてやるとする。
次は中指を飲み込んでいるこの肉穴に、更に追加で別の指を挿し入れて思う様ほじり、擦り、責め立ててみるのも愉しいだろう。
空いている方の手で尻肉を揉みながらそんなことを考えた時、膣穴の上方でひくひくと震えるもうひとつの穴が目につく。

尻穴。
お気に入りだ





おかずのひとつ──今やそんなものをネタに自慰する気など欠片も起きない──に、女性が菊門を犯されてよがり狂うものがあったのを思い出す。
尻を揉む手が無意識に動き、指先でそこに触れる。ピンク色にすぼまった尻穴は、当然堅くその門を閉じている。

いずれはアナルを使った行為にも手を出したいところだが、流石に何の準備も同意も無い状態で無理矢理責め立てるわけにはいかない。
前の穴とは違い、こちらはあくまで排泄器官だ。現実には適切な用意無しにいきなり男の欲望を受け入れられるようには出来ていない。
それくらいのことを冷静に判断出来る程度の理性は、茹で上がった俺の脳内にも残っている。

「ぁむ、んちゅ、ぇろ…や







、そっちも興味あるんだ…♡」
やっぱり?どういうことかと問いただしたくなったが、続く言葉が俺の疑問を押し流した。

「きれいに洗って準備してあるから…だいじょうぶだよ♡」
もしかすると、俺の眼の前に居るのは幼馴染の姿をした淫魔かもしれない。
何度もトイレに立っていたのはそのためか。尻穴を洗浄し、俺の欲望を受け止める準備をしていたのか。

どろどろと淫穴から溢れ出る愛液を、空いた左手ですくい取って肛門に塗りたくる。
ひくつく尻穴の周辺を、円を描くように指でなぞって刺激する。
ふるふるとぎこちなく反応を返すそこの感触を楽しみながら指を細かく動かし、皺のひとつひとつを数えるようになぞり上げる。

「んふーっ♡ちゅ♡ぷふぅーっ♡」
愛情に満ちたゆるやかな口淫を続けるモモの口から悩ましげな吐息が漏れる。
流石にまだくすぐったさが勝っているだろうが、こいつならば既に快楽を感じているかも、という都合の良い考えが脳裏をよぎる。

より大きな反応が欲しくなって、俺は膣穴に挿し入れたままの右手中指を再び動かし始める。
既に強い快楽を感じた経験のある場所と同時に責め立てることで、尻穴で感じているものを快感と勘違いさせてアナル性感の開発を進める。
…エロ漫画のようなやり方だが、こいつならば現実に出来そうな気がしてくるから不思議だ。

「じゅる、ぅふーっ♡ぇろ、ぷぁ♡ちゅぴ、ちゅぶ、んむぅーっ♡」
肉棒で塞がれたモモの口から嬌声が漏れ出る。その間隔がどんどん短くなっていく。
媚声の高まりに比例するように、目の前の菊門がわずかずつだが緩んでいくのがわかる。

右の中指でGスポットを愛撫しながら、左の小指で尻穴を優しく押す。
指先に感じる柔らかな弾力に、俺の興奮はどんどん高まっていく。
気づけば膣内に挿し入れた指は、ずこずこと激しく動き回り雌肉をかき乱している。

「んむ゛ぅ♡んぐぅーーーーっ♡♡♡」
弱点を強烈に刺激されたモモが、甘やかな絶頂へと至る。
ぎゅーっと締まる膣肉にこいつの意識と力が大きく割り振られたその瞬間、尻穴がわずかに緩んだのを俺は見逃さなかった。

ずぶり。
小指の先、第一関節までが菊門を通り抜ける。

「あ゛ぉっっっっ♡♡♡」
激感に意識を押し流されたのか、肉槍をしゃぶるモモの口がその動きを止める。
だが口淫による刺激が収まったのも気にならないほど、両穴に突き刺した指から感じる熱と締め付けが心地良い。
この感触は癖になりそうだ。

「ふぅーっ♡んふぅーっ♡ぷぁ♡…すごい♡」
再び屹立した肉棒が口内から解放され、ひんやりとした外気に晒される。

「あそこも、お尻も…ボクの穴、どっちもヒロくんのモノにされちゃった…♡」
媚びきったその言葉と声色に、ますます股間の凶器がいきり立つ。
そろそろ中指ではなく、これをねじ込んでしまいたい。

暴力的な衝動に駆られた俺はずるずると背中をベッドに這わせ、先ほどまで自分の頭があった位置まで腰をずらす。
モモの下から抜け出して上体を起こし、腰を持ち上げて膝立ちの姿勢になると、目の前には四つん這いになったモモの肢体が熱気を放っている。
白い尻から背筋に合わせて視線を動かしていくと、褐色の日焼けとは対照的な、X字に白く焼け残った背中が眩しく輝いている。
肌を晒す水泳の時ですら、競泳水着で隠されている部分を自由に眺めている。その事実が征服感を煽る。

いくら見ていても飽きない素晴らしい肢体に感謝しつつ、俺は恋人の胎内に肉棒を突き入れた。

「はぁぅ♡…ぉっきぃ…♡」
後背位でのセックス。正常位での初体験とはまた違う媚肉の感触が心地よい。
それ以上に異なる目の前の光景、すなわち尻を差し出した雌の姿が原始的な興奮が生じ、俺の心を刺激した。
尻肉を両手で掴み、揉みしだきながら腰を前後させていく。

だぱっ、ずぱっ、だぱっ、どちゅっ、だぱっ。
「ゃん♡あっ♡んっ♡ぁふっ♡」
打ち付けた腰から伝わる、手に収まりきらない分の尻肉の感触を楽しむ。
前回よりも深く突き刺さった肉槍を通して、雌穴の熱と締め付けと潤いを堪能する。
膣穴がきゅっと締まっているのに、この姿勢はとても動きやすい。
ストロークの深さも速度も、初体験のそれを上回っているのがわかる。

ぶちゅっ、ずちゅ、ぷちゅ、ぶちゅっ、ぶちゅぅ。
「あっ♡あっ♡んあ゛っ♡いいよぉ♡きもちぃ♡きもち…ぃ゛ひ♡♡♡」
一物を最奥へ突き入れるのもそこそこに、モモの弱点であるGスポットに照準を移して膣内の浅い位置をずりずりと刺激する。
裏筋で感じるGスポットの感触が、他の部位とはまた違った快楽をもたらす。
それは俺だけでなく、モモにとっても同じのようだ。

ずっ、ずっ、ずっ、ずっ、ずぃ、ずぅ、ずっ。
「い゛ぃ♡あ゛っ♡あ゛っ♡すごぃ♡すごぃ♡すごぃ♡あ゛ーっ♡♡♡」
嬌声が激しさを増す。性器で感じた快感が体を満たし、喉から溢れ出ているかのような直接的な反応にますます股間の猛りが増す。
亀頭を締め上げ、より強い快楽を求めて舐め上げるように震える雌肉の刺激が心地良い。
舐め上げるとは言っても先程までの優しい口淫とはまるで違う、貪欲な食らいつき。
もっともっとと求める声なき声に触発され、俺は再び肉槍を最奥に突き入れた。

どすっ、だぱっ、どすっ、どすっ、どぽっ、どぽっ、どすっ。
「あっ♡あっ♡あ゛ぁっ♡いぃ♡おっきぃ♡おっきぃのが♡おくっ♡おくっ♡あ゛っ♡奥いぃよ゛ぉ♡♡♡」
どこが気持ち良いのかを口にするモモの痴態に触発され、全身の熱が高まっていく。
もっと、もっとこの女を乱したい。燃え上がる嗜虐心をそのまま叩きつけるように、肉槍の穂先でどすどすと子宮口を突き上げる。
尻を掴む手は『それだけでは我慢出来ない』とばかりにひとりでに動き、白と褐色の対照的な色合いがまぶしい桃尻をぴしゃりと平手打ちした。何度も、何度も。

どすっ、どすっ、ぴしゃっ、どすっ、ぱちん、どすっ、どぽっ、ぱちん。
「あ゛ぁっ♡はぁっ♡あ゛っ♡あ゛♡お゛っ♡あ゛はぁっ♡あ゛っ♡もっと♡もっとしてぇ♡♡♡」
暴力と紙一重の激しい交合にもモモは喜色に満ちた媚声で応え、止めどなく溢れる快楽を受け止め続ける。
四つん這いの状態で快感を浴び続けるのもそろそろ限界なのか、彼女の腕がぶるぶると震え、ついに崩れ落ちる。
うつ伏せのまま尻だけが持ち上がった姿勢となったことで、子宮にかかる圧力が更に増す。

ぶしゅり、ぷしゅりと溢れる潮が俺の両脚に降りかかる。
もっと、もっと目の前のメスを乱したい。
欲望のままに右の小指を無防備にひくつく尻穴に突き入れる。

「あ゛ぉ♡」
さっきよりも深く、第二関節までもが菊門を通り抜けて直腸を埋める。
膣肉の締め付けが更に増す。それが嬉しくて、突き入れた指をぐにぐにと動かす。

「お゛ぉ♡あ゛ぉ♡お゛ぉ♡すごい♡すごぃ♡おしりもっ♡あそこもっ♡…どっちも、いぃよぉ゛♡♡♡」
乱暴に両穴を犯されてなお、俺の恋人は悦んでいる。それが嬉しくてたまらない。
びくびくと睾丸が震え、作り出された精液がせり上がってくるのを感じる。

「モモっ…!」
絞り出すように名を呼ぶ。
「あ♡あ♡あ゛ぁっ♡…出してっ♡出してっ♡ら゛してぇっ♡」

ぶちゅずちゅどすどぽぶちゅどぽどぽぶちゅどぽどぽどぽどぽどぽどちゅどちゅっ。
空いた手で眼の前の女の腰を掴み、先日のそれを上回る勢いで腰を前後させる。

「だっ、射精

すぞっ!!」
最後のトドメとして肉棒が抜けるギリギリまで腰を引き、一際強い勢いで一気に突き入れた。

「あ゛っ♡あ゛っ♡いくっ♡いぐっ♡あたしもっ♡あたしもっ♡や゛っ♡お゛っ♡い゛ぐっ♡い゛ぐっ♡あ゛っ♡あ゛あ゛あ゛あ゛ぁーーーーっ♡♡♡」
どびゅるぅーーーーーーーーっ、びゅぐぅーーーっびゅーーっ…
子宮口に押し付けた鈴口から濁流のような精汁を吐き出し、叩きつける。
亀頭をぐりぐりと擦り付け、孕め孕めと無言で主張する。
凄まじい勢いで放たれた子種が恋人の子宮を蹂躙する、その征服感に酔いしれる。
生中出しがもたらす例えようもない快楽を存分に楽しんだ俺は、尻穴を蹂躙する指と膣穴を征服する肉棒をまとめて引き抜いた。

「あ゛はぁーっ♡はぁーっ…♡」
激しい交合に息も絶え絶えのモモの体をひっくり返し、仰向けの体勢にする。
荒い呼吸に合わせてふるふると上下する両の乳房に吸い寄せられ、俺は恋人の腹の上に腰を下ろした。
そのまま彼女の両胸を掴み、ゆっくりと硬度を減じさせていた肉棒をたわわに実った巨乳で挟み込んでしごき上げる。

むにりとした感触が心地良い。
後戯の快感に腰を震わせた俺は、尿道に残った精液をびゅるりと吐き出した。

───────♡───────

その少し後。
極めてぬるい温度の湯で満たされたバスタブに、俺たちは2人で互いに向き合いながら浸かっていた。
…いや、それだけだと少し言葉が足りない。
正確に言うと、対面座位の姿勢で繋がり、いちゃいちゃと口づけを交わしながら入浴していた。

精液と愛液をモモの胸で拭き取るような馬乗りパイズリを楽しんだ後、放心状態のモモの顔を見て俺は冷静になった。
射精後のいわゆる賢者タイムに入ったこともあり、流石に申し訳なくなった俺はこいつを労り、優しく接することにしたのだ。

ぼーっとしていたモモの手を取って風呂場へと連れ込み、様々な液体で汚れた肢体を丁寧に洗ってやった。
折角なので俺も一緒に入浴し、ゆっくりといちゃつこうとしていたのだが。

「あむ♡んちゅ♡ちゅっ♡…ちゅっ♡」
気づけばバスタブの中でさわさわと俺の股間を刺激するモモの手によって肉槍は力を取り戻し、流されるままにセックスの続きが始まってしまっている。
まあ、こいつが嬉しそうだからいいか。
体は大丈夫なのかと少し心配ではあるが、さっきまで俺がやりたい放題やった分、今度はモモのしたいようにさせてあげるべきだろう。

「んちゅ♡…んふふー♡ヒロくん、だいすき♡」
口を離し、幸せに満ちた表情でモモが好意を伝えてくる。
互いの顔がすぐ目の前に見えるこの体位が、俺に――そしておそらくはモモにも――強い幸福感を与えてくれている。
「俺も、モモのことが大好きだ」
だから、こんなストレートな言葉を返すことが出来た。

「えへへー、幸せ♡…ケダモノみたいに激しいヒロくんも、こんなに優しくしてくれるヒロくんも、どっちもだーいすき♡」
なんたる包容力。
こんな甘い言葉をかけられると流されてしまいそうになるが、一応一言くらいは謝っておいた方が良いだろう。

「…さっきはごめんな。流石に喉までチンコを突っ込んだり、尻を叩いたり指突っ込んだりするのはやりすぎだった」
煽る言葉をかけてきたのはモモの方だが、いくらなんでも恋人同士の2度目のセックスでやるにはアブノーマルすぎた。反省している。

「えー、だってヒロくんそういうのも好







、だったら受け入れてあげたいって思ってたから…それに、ボクもすっごい気持ちよかったから全然大丈夫だよ?」
マジか。…ん?
「待て待て、なんで俺が喉まで突っ込んだり尻叩いたり尻穴を責めたりするのが好





って断言した?どういうことだ?それにお前、尻穴を洗浄して準備万端だったってことは、今日す



前からわかってたのか?」
そうだ。イラマチオやスパンキングについては事後に気づいたとしても、尻穴については事前に知っていないと準備出来なかったはずだ。
なぜ。どうしてこいつは俺の性的嗜好を知っている。

「えっ、あー、あはは‥‥‥ごめん。ボクね、ヒロくんの部屋にあるえっちな本とかDVDとか、だいたい全部読んでるし観てるから…」
は?
…え??
……なんだと???

いや、家の合鍵まで持っているこいつならば。自分の部屋より長く俺の部屋に居るこいつならば。
部屋のあちこちに頑張って隠した俺の秘蔵のあれこれに気づいていてもおかしくはないか。
いや、しかし、そんな簡単に気づかれる場所に隠したつもりは無いし、誰かが触った形跡も…

衝撃も収まらぬうちに、モモが俺の耳元に口を寄せて囁く。
「…だからね、ヒロくんの好きなこと、したいこと、ボクは全部知ってるから…なんでもボクの体に教え込んでくれていいんだよ…♡♡♡」

こいつ、エロすぎる。
繋がったまま緩やかな快楽を得続けていた腰に力が入る。
眼の前の豊満な肢体を再び貪り尽くすべく、俺は口づけを交わすと同時に再び腰を動かし始めた。

───────♡───────

そんなこんなで俺の性的嗜好を知り尽くしたモモは日々様々なプレイを受け入れ、提案してくれるようになった。

肉欲に溺れた俺たちが行ったプレイは多岐に渡り、夏休みが明ける頃には互いの体で触れていない箇所などひとつも残っていない程だった。

一週間ほど競泳水着を着たままのセックスにハマった時などは、部活の最中に危うく勃起しかけることもしばしばあったが…それはまた別の話。

9月1日、新しい学期が始まる日。
まだまだ夏の暑さが続くことを嫌でも実感させる日差しの下、俺たちは手を繋いで一緒に学校への道のりを歩いている。
小さな頃から一緒に居た恋人
おさななじみ
は、今も、そしてこれからもずっと俺の隣に居る。

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