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プライド高くてドスケベボディな酔いどれ金髪狼女の処女を頂く話

【前編】

――――その女は大きかった。

 身体もだが、存在感が、である。

 金色の髪はろくな手入れもしていなさそうなのに月光に輝き、琥珀色の瞳は爛々らんらんと生命力をみなぎらせていた。

 聞いた話では仙人に育てられた人狼だと言う。

 成程、それも納得の気配の濃さだ。

 幾ら体格で勝ろうと、只人である俺では一口で食われてしまいそうにも感じられた。

 そんな女が頬を紅くして俺を見詰め、おごそかに口を開く。

「選べ……。――――ツマミか、イタズラか!!」

「……大分酔って来たなこいつ……」

 俺は日本酒の入ったグラスを傾け、目の前の金髪巨乳狼女を半眼で眺めた。

 何故俺がこの酔漢ならぬ酔婦に自宅へ押し掛けられて絡まれているのか。

 それを説明するには遡ること二時間前……。

 いややっぱ三十分前……。

        §――――――――§

「貴様、こんな狭苦しい所に住んで居るのか? ウォセよ、もう少し住む場所には金を使った方が良いぞ」

 築六十余年のアパートを見て、高級マンション住まいの金髪狼女である狼妃ランフェイはそう抜かした。

「マジで付いてきやがったこの女……。あと余計なお世話だ、男の一人暮らしなんざこれで十分なんだよ」

 ウォセと呼ばれた俺――宇尾瀬うおせ咬介こうすけ――は呆れ顔を作ってみせ、荒っぽく靴を脱ぎ捨てて自分の部屋へと上がる。

 つーか財布忘れてさっきの飲み屋で人にたかってた奴に言われたくねえ。

 しかもチンピラと喧嘩になりかけて追い出されたから俺の家で更に飲もうとしてるし。

「ふん、まぁ良い。それより酒だ、今度こそ決着を着けるぞ!」

 スーツ姿のランフェイは我が物顔でソファーにどっかりと座り込んだ。

 普通であれば腹も立ちそうな物だが、こうも上機嫌でいるのを見ると注意する気にもなれない。

 身長180センチ、クールな顔立ちに金のウルフヘア、色気の有る低めの声、実働部隊制服ダークスーツも良く似合っており、腹が立つ位に女からモテる。

 俺らは黒服の下も黒シャツなので基本ヤクザにしか見えないが、こいつはホストか宝塚扱いである。せぬ。

 だが中身は人懐っこい駄犬だ。出会った最初の頃は凶暴な猛犬という感じだったが、今では大分落ち着きが出てきた。

 でも若い女が独身男の部屋に来てサシ飲みはちょっと警戒心無くし過ぎなんだよなぁ……。

 おまけに飲み比べを続ける気だし。俺が勘違いしたらどうすんだ。

「ったく。……おい、ランフェイ。俺が勝ったら、お前のことを一晩好きにさせて貰うからなぁ? それでも良いのか?」

 俺は腰を曲げ、ランフェイの真紅のネクタイを掴んで冗談交じりに脅す。

 しかし自分が負けるなど一ミリも思っていないのか、アホ狼は面白そうだとでも言うような表情を浮かべた。

「はっ、良かろう。……だが我が勝ったら、貴様には一つ頼みを聞いて貰うぞウォセ」

 ランフェイは俺のネクタイを握り返し、睨みつけてくる。

「おーし、上等じゃねえか……。そんならまず一杯目だ」

 俺はネクタイを手離し、二つのグラスに清酒を注いだ。

 実際こいつとするつもりはないが、危機感を教えてやるのも先輩の仕事である。

 まぁ相手は人狼なので実年齢とか分からんし、もしかしたら年下ではなく年上だったりするかもしれんが。

 とは言え、年下じゃなかろうと、幾ら酔っていても、同僚且つ素手で鉄を引き裂くような女に俺は手を出したりはしないだろう。多分。

 ……うーん、若干不安だがそれはともかくとして。

「「乾杯!」」

        §――――――――§

 ……というような事情で今の状況になった訳である。

 なお、ランフェイはビールには強かったが日本酒四合目で顔が赤くなっていた。

「こらウォセ、聞いているのかぁ! ツマミかイタズラかと聞いている!」

 鋭い目を更に尖らせ、真剣な――というより据わった目付きで酔っ払いが俺を指さす。

 やや呂律が回らなくなってきており、人差し指もふらふらと宙を彷徨っていた。

 それを言うなら〝お菓子かイタズラかトリックオアトリート〟だろうが。

 良い大人がイタズラで脅すな。というかこの酔っ払いのイタズラはマジで危険だろ。

「あー、悪いが冷蔵庫ん中空っぽでな。んじゃ、コンビニかどっかで買って来る……」

 俺はよっこらしょと立ち上がって出掛けようとしたが、すかさず力強い手にがっしと掴まれた。

「いーや、貴様何か隠し持っているらろう……。誤魔化ひて逃げるつもりらなぁ?」

 ちょっくら散歩して来たらその間に寝てくれるかと思ったが、そうもいかないらしい。

「は? いやツマミなんて持ってないが……?」

「ふん、我の鼻を誤魔化へると思うたか。すぅーっ。良い匂いがするぞぉ、どこだぁ……?」

 ランフェイは形の良い鼻をひくひくとさせ、俺の身体に顔を近付ける。

「待て待て、距離が近え! ……おいこら、どこの臭い嗅いでんだ!?」

 上から順に匂いを嗅いで来たと思ったら、まさかの股間の近くで止まりやがった。

「ふぅ……、ふぅ……っ♡ うるひゃい! 集中させりょ!」

 人狼の怪力で俺の腰を捕まえたまま駄犬酔婦が叫ぶ。

 このままでは愚息が文字通り食われ兼ねんと焦った俺の脳裏に一つの閃きが生まれた。

「……待った待った。お菓子みたいな物なら有るの思い出した」

 俺はジャケットのポケットに放り込んでいた物を取り出す。

 熱遮断紙の包装のお陰で溶けたりした様子は全く無い。

「ん……? 何ら、やはり有るではにゃいか……」

 どうやら酔っ払いの気は引けたらしい。

 野生動物を落ち着かせようとする気持ちで俺はそぅっと掌の上に乗せた物を見せた。

「いや、みたいな物だっての。ほれ、これは技研・・から貰った――」

 瞬間、ランフェイがそれをひょいと奪い去って『ESCP』というロゴが刻まれた包装紙を剥ぎ取る。

「――あむっ」

「あっ」

 俺が呆気に取られている間に、金髪狼女は中に入っていたお菓子もどきを食べてしまった。

 もぐもぐと口を動かし、躊躇ためらうこと無くごくりと嚥下する。

「……チョコらな。中に入っていふのは、ひゃけか? ふむ、ツマミにはにゃらんが中々の美味らな」

「説明の前に食うなこの駄犬……。確か中に入ってんのは一応媚薬・・の筈だぞ……」

 俺は溜息を吐いて椅子に座り直し、もう一つチョコを取り出して食べた。

 これは媚薬と言っても弱い部類で、耐性の有る俺は酔い覚ましに使っている。

 アルコール類を変換して人体に安全な範囲での性欲と快感の増加を行うとかだったか。

 まぁ財団の技術研究班が言う〝人体に安全な範囲〟とやらがどの程度かは信用におけないが。

「ふふん、我は人狼じんろーぞ? 並の毒や薬は……ってだーれが駄犬、らっ!!」

 ランフェイが怒りと共に力を籠めた瞬間、パンっとジャケットのボタンが弾け飛んだ。

 俺は咄嗟に飛んできたボタンをぴっと摘まみ取り、目をしばたたかせる。

「……何その胸」

 眼前の女は頭部に一対の獣耳を生やし、そして明らかに胸が肥大化していた。

 あ、と口を開けていたランフェイはさっと顔色を変える。

 ぴんと背筋を伸ばして胸を張り、長い脚を組み、コホンと咳払いを一つ。

「……ちょっと、変化へんげが解けたな」

「はい?」

 俺が聞き返すと、ランフェイは直立した耳をパタパタと動かして視線を逸らした。

「いや……、邪魔なので、小さくしていた。……まぁ、ちょっと、軽く、いや少しだけ酔って解けたが」

 ぼそぼそと言い訳して、ほんのりと頬を染める。

 どうやら酔いは醒めたが、へべれけに酔っていたことを認めたくはないらしい。

「……」

「……」

 あれで小さくしてた? とか、思いっきり酔ってただろうが、とか思ったりもしたが、俺はそれを酒と一緒にぐっと飲み込んだ。

 杯を空けて、ゴンっと卓袱台ローテーブルに叩き付ける。

「はぁー……。……勿体無え」

 そして酒気を帯びた溜息を吐くと、うっかり本音が漏れた。

「……ほう?」

 ランフェイはじろりと俺を見る。

「ぅおっと……。すまん、つい口が滑った」

 俺は慌てて謝罪したが、頭を下げるとどうにも視線が胸に吸い寄せられた。

 元々、スーツを着ていても胸の膨らみが分かるサイズである。高い身長から考えると90は有っただろう。

 それが一回りや二回りでは効かない程に増量しているのである。

 視線誘引性能は150パーセント上昇と言った所か。

「……全く、どこを見て謝っているのやら。誠意が感じられんな。ん?」

 にやにやと笑うランフェイが残っていた背広のボタンを外す。

「いやお前、それは……は?」

 ワイシャツ姿になろうとする酔っ払いへ反論しようとした俺は思わず言葉を失った。

 しゅるり、と金髪爆乳狼女が黒服の脱ぎ捨てる。

 その下に有ったのは遮光性の高いインナーだけだった。

 正確に言えば、全身を保護するボディスーツ状の特殊兵装の上半身部分だ。

 防刃、防弾、耐熱、対酸、対呪術、対魔術、吸湿、静音性。様々な機能が高い水準で纏まった戦闘服バトルスーツである。

 通称『アンチミスティックドレス』。難点と言えば女性しか着用出来ないことと、着ているのがこれだけだと痴女同然ということ位だ。

 どうやら黒のワイシャツだと思っていたのはこのAMドレスと付け襟だったらしい。

 サテン生地のような光沢を帯びた黒地に、金と銀の大小様々なラインが走った競泳水着のようなデザインである。

 ぴっちりと肌に張り付く素材は裸同然にボディラインを晒し、ヘソの穴の窪みすら視認出来る。

 片方だけで顔よりも大きな双丘は立派な乳袋に包まれ、布地に柔らかな陰影を表していた。

「その……、ウォセ。流石にそこまでじっくり見るのを許したつもりはなかったんだが……」

 やや困惑した声がかかり、俺は慌てて顔を上げる。

「っ……! す、すまんランフェイ!」

 そこには酒のせいだけとは思えぬ赤みを帯びた金髪美女が俺を見詰めていた。

「あー、うむ、構わん。……ふふん、みっともなく膨れたと思うておったが、そうも情熱的に見られると悪い気はせんな」

 珍しく照れを見せるランフェイは可愛らしかったが、聞き流せない発言に俺はカチンとくる。

「……みっともなく? 冗談キツいな、ランフェイ。お前のこの胸は至宝と呼ぶに相応しい代物だ。AMドレスの上からでも分かる。この大きさで垂れもせず、張りを保って形が崩れていないというのは見事と言わざるを得まい。鍛えられた大胸筋が土台に有るからこその美、それを一目で感じさせるのがお前の乳房だ。薄らと腹筋が見える引き締まった腰、丸みを帯びつつも筋肉の厚みを感じさせる躍動感有る手足、それらの肉体美を踏襲しつつも圧倒的な母性を兼ね備えている乳。つまりこの胸はお前という美を象徴しているに等しい。それをみっともないと卑下するのは俺が許さん。もしまだ分からないというのならば何度でも説明してや……」

「……分かった! 分かったから! そう暑苦しく語るな怖い!」

 金髪爆乳人狼が真っ赤な顔で胸元を隠した。

 むにゅ、と乳が腕に押されてたわむ。

 ううむ……、素晴らしい。

「何故隠す。恥じるような物ではないと言った筈だが」

「それとこれとは別だ! くすぐったくなる程の視線を浴びせるな莫迦者ばかもの!」

「さっきは見ても構わんと言っただろうが。『金色ジンスェア狼妃ランフェイ』ともあろう者が己の言葉を違えるつもりか」

「くっ……! さては酔っておるな貴様!? 先程のは無礼を許しただけで許可を出した訳では……ええい!」

 すっくとソファーから立ち上がったランフェイは腹立たし気に俺へと近寄り、背中を向けて膝の上にずんと座った。

「ぐっ……!」

 一瞬、椅子が悲鳴を上げたがすぐに狼女の体重は見た目通りの重さに戻る。

「ふん、この位置なら貴様の視線も気にならん」

 胸に負けず劣らずのデカ尻を俺に乗せた女が長い脚を組んだ。

 ……何と言うか、この女アホじゃないのか?

 正面からではなくとも、上乳デコルテはガン見出来るし、胸を揉める距離だし、というか酔った男に自分から密着すんな。

 髪から良い匂いはするし、重くて柔らかい尻が腿に乗ってるし、女の体温を密接に感じるし……、あーもう無理だわ。無理。

「……おい、ランフェイ」

「なんだ、ウォセ――――んぅっ♡」

 俺は無防備金髪狼女の顎を摘まみ、肩越しに唇を奪った。

 アルコールとチョコと癖の有る甘い味がする。

「んー♡ んーっ♡ は、ぁっ♡ んっ……♡」

 一旦離し、そして再び接吻。

 二度目は抵抗もなくなり、身体の強張りも少し解けた。

「ちゅ……♡ ふ、ぅ……♡」

 唇をくっ付けるだけの軽いキスを終えると、ランフェイは潤んだ瞳で俺を見詰める。

 怯えと期待を含んだその眼差しに俺は渇きを覚えた。

「……これからお前を抱く。良いな?」

「っ……♡ やってみろ、人間……っ♡」

 人狼が鋭い犬歯を見せ付けて笑う。

 それは威嚇のつもりだったのかもしれないが、俺には彼女なりの甘え方であるように思えた。

        §――――――――§

 立ち上がらせてスラックスも脱がせ、ランフェイをAMドレス一丁の姿にさせる。

 床に落ちた黒服の上に、パサリと真紅のネクタイと付け襟が落ちた。

「……っ♡」

 ツヤツヤと光沢を帯びたボディスーツに身を包んだランフェイがじっと俺を睨む。

 足首から手首までが覆われているので肌の露出面積自体はそう多くないが、引き締まった肉体の凹凸が見て取れる程に身体のラインが出ていた。

 180センチという女性としては高い身長に、たっぷりと肉を付けることで女らしさのバランスを取ったような肢体だ。

 スポーティな筋肉の付き方でありながら柔らかさを感じさせるのは、それがトレーニングによる物ではなく天性の肉体だからか。

 そしてモデル級の小さな顔よりも片方だけで大きな乳房、骨盤の広さを感じさせるむっちりとした腰付き、人間の首など容易く蹴り折れるであろう重厚な太腿。

 端的に言って「エロい」と感じさせるには十分過ぎる程の魅惑的なドスケベボディである。

 トイレの時はどうするのかと思っていたが、局部に穴が開いたタイツの上にレオタードを重ねたような構造らしい。

 要するに、ズラせば挿入出来るという訳だ。

「エッロいなぁ……。ハードなのも合いそうな見た目じゃねえか」

 俺はランフェイを抱き寄せ、先程まで彼女が座っていたソファーにどっかりと腰を下ろす。

 抱き締めて分かったが驚異的なくびれである。

 腰はこれ程にスリムなのに、何を食ったら胸と尻と脚にこうも肉が付くのやら。

「ふん、好きにしろ……。痛みは慣れているからな」

 その物言いに俺は苦笑した。

 どうやら本当に色事とは縁が無かったらしい。こんな処女丸出しの女も珍しかろう。

「……折角なんだしお前も楽しめ。まずはリラックスしろ」

 動じないような素振りを見せてはいるが、余計な力が入っていては気持ち良くなるのに邪魔である。

 ぐいっとデカ乳の下に腕を通し、体重を預けさせる。

 俺に寄りかかる形となったランフェイは一瞬身を硬くしたが、渋々俺の指示に従った。

「っ、ふぅ……。暑く、なってきたな……」

「だったらAMドレスこれも脱ぐか?」

 俺はランフェイの太腿につぅっと指を這わせ、優れた筋肉特有のしなやかな盛り上がりを確かめる。

「ふぁっ♡ ば、莫迦! くすぐるな!」

 媚薬が効いているのか、服の上からでも金髪爆乳人狼は面白い位に反応した。

「くく……。ちったぁ我慢しとけ。段々気持ち良くなっから」

 俺は指先ではなく掌で撫でるようにして、敏感肌を優しく愛撫する。

 太腿、鼠径部、腹筋、下乳、脇腹。性感を与える為ではなく、男に触れられることを慣れさせる為の動きだ。

「ふぅ……、はぁ……♡」

 先を急がずゆっくりと続けている内にランフェイの身体から力が抜けてきた。

 同時に、くすぐったさを堪えるような身震いが増えてくる。

「……」

 視線を下ろせば、双丘の頂点がぷっくりと膨らみかけているのが見えた。

 俺は両の掌にずっしりと重たい乳房を乗せて、たぷたぷと揺らす。

「ふー……っ♡ は……、ぁっ♡」

 ランフェイが息を整えるタイミングに合わせて、きゅっと乳首を摘まんだ。

 びくんっと女体が震え、乳首が完全に勃起する。

「良い感度だ……。自分で良くなぐさめていたのか?」

 光沢の有る布地にぷっくりと形を浮かばせた乳頭を撫でながら聞くと、金髪爆乳狼女は小首を傾げた。

「んっ、なぐさめ……? っ! 我を愚弄するか貴様っ!?」

 俺は苦笑しつつ、意味を理解した瞬間に沸騰したランフェイをどうどうとなだめる。

「オナニーは別に悪いことじゃねえよ。感度が良いのを褒めただけだ。それに、性欲はきちんと発散した方が体にも良い」

「そ、そうなのか……?」

 疑い混じりながらも期待を込めた目でランフェイは俺を見た。

 この反応だと、恥ずかしいと思いつつも自慰をしていたようだな。

 ちゃんと性教育しろよな保護者か誰か……。

 今時、お嬢様学校に通ってる中学生でももうちょいマシだと思うぞ。

「そうなんですよ、っと……。ほら、軽く撫でたり摘まんだりしただけで、お前のここもびちゃびちゃになってんじゃねえか」

 俺はAMドレスの股布の下に指をくぐらせ、未通おぼこいスジマンをなぞる。

 商売女のそれとは違い、ランフェイの秘所はひだがはみ出ておらず内側にぎゅっと詰まっていた。

「ひぁっ♡」

 可愛らしい声を出すデカ女が脚を閉じる。

 しかしそれは俺の指をつるぷにの割れ目へ余計に押し付けるだけだった。

「暴れるなっての。優しく処女卒業させてやっから〝俺に任せとけ〟」

「っ……♡ しょ、処女ではない!」

 ランフェイが真っ赤な顔で抗弁してきて俺は首を傾げる。

「はぁ~? こんな綺麗なスジマンで何抜かしてんだ。……おら、膜触られてんの分かるか? このぷにょぷにょした粘膜の襞がお前の処女の証なんだよ」

 ちゅぽん、と膣口に指先を突っ込み、傷付けないように気を付けて処女膜をいじった。

「くっ……、我は人狼だぞ……! 多少の傷は一晩で治るわ!」

 ランフェイの主張はともかく、ふと俺の頭に以前聞いた噂が思い出される。

「……ふむ。……〝人狼は破瓜の血で眷属を増やす〟など眉唾話だと思っていたが、膜が再生するであればそれも有り得るか……」

 俺は以前からの疑問が氷解して膝を打った。

 人狼は特殊な性質を持つ獣人であり、純粋人の姿から狼の姿まで自由に変身する能力を持つ。

 また、眷属という形で人狼に近い存在を作ることが知られており、これは〝狼憑き〟と呼ばれる呪術的な感染者である。

「ほぅ……? まぁ、それも間違いではないな。血でありさえすれば眷属は増やせるが、交わり・・・の際の血は更に良い」

 自分のことだから自信が有るのか、ランフェイは余裕を取り戻した声色で語った。

 とはいえ、この傲岸不遜な我儘娘が眷属を持っているという話は寡聞にして存じ上げない。

 恐らく処女ではない云々もどうせオナニーの際にちょっと血が出た程度の話だろう。

「成程なぁ。ちゃんとゴムしましょうね、ってことか」

「……いや、そういう話か……?」

「そういう話なんだ、よっと」

 俺は首を傾げるランフェイを抱え直し、ぐいっと脚を開かせる。

「お、おい。ウォ、セ……?」

 上体だけ振り返った金髪金眼の狼女がじっと俺の手元に注目した。

 実は、媚薬チョコの他に何か有ったかな、と思ったら丁度良いのを渡されていたのを思い出したのだ。

「これか? これはちょっとしたオモチャ・・・・でな。まぁ、色々と機能が有るらしいが……」

 俺はAMドレスの上から、ハート型のタトゥーシールをランフェイのお腹にペタリと貼る。

 生体電流を感知したサイバネ淫紋が起動し、ふちの部分がピンク色に変わった。

「……?」

 軽く100センチオーバーな爆乳が邪魔で上からは見えないが、俺のスマホに入っている連動アプリには着用者のバイタルデータがちゃんと表示されている。

 興奮度は中、絶頂回数は0。

「……とりあえず、ほぐしとくか」

 俺は処女の金髪狼女に本格的な愛撫を開始した……。

        §――――――――§

「――――あーっ♡ ぁあっ♡ だめぇ♡ クリイってるからぁ♡♡ んぅっ♡ 乳首摘まむなぁ♡ っ♡ 弾くのもだめぇ♡ あー♡ 胸もクる♡ イく♡ イくっ♡ イっ……~~♡♡」

 ランフェイはクリトリスで都合三度、胸で一度の絶頂を迎えた。

 充血した陰核は包皮が剥けて完全に露出しており、とろとろと溢れる愛液をまぶしてこすってやると快感に身をよじらせる。

 そして触り心地の良い布越しにハードグミのようなデカ乳首をもてあそび、クリの感覚と同期させることで性感を起こした。

「ふぐぅっ……♡ 指っ、ごりごりって♡ 太いのが中にぃ……っ♡ あっ、くっ……♡ そこ、だめっ……♡ 腰が持ち上がっちゃ……♡ あ♡ あっ♡ ぁっ♡ ぁあっ♡ だめっ♡ ウォセっ♡ アソコでイく♡ イっちゃうからぁ♡」

 普段の声からは想像も付かない甘く高い声で雌狼がく。

 俺はドーナツ状の処女膜の穴に中指を通し、弱点と思しき所を攻め立てた。

「っ♡ ……ま、マンコでイく♡ イきますっ♡ んっ、ぉおおっ……~~♡♡」

 耳元で囁いてやると、ランフェイは教えた通りに自分の絶頂を宣言してぐっと背中を反らす。

 狭い膣穴が更にきゅうっと締まって俺の指に吸い付いた。

「……ふむ。興奮度大、絶頂回数八回」

 俺はアプリにデータがきちんと反映されているのを確認し、ゆっくりと中指を引き抜く。

 効果時間が短いので、媚薬が効いていたのは最初の一、二回だけの筈だ。

 処女の割に大変敏感なエロい身体である。

「っく……♡ はーっ……♡ はーっ……♡」

 金髪爆乳狼女は連続で絶頂した疲れで、くたりと俺にもたれかかった。

 汗の匂いと獣っぽい匂いと、それから甘い雌の芳香がしている。

 雄の本能を著しく刺激され、俺はごくりと生唾を飲んだ。

「……ッふー。それじゃ、今度は奥も開発するか」

 美味そうだ、とは思う。

 だがまだだ。あと一手間加える必要が有る。

「……え?」

 まだ続くのか、とランフェイはぎょっとした表情を浮かべた。

 正直、もうハメても十分な頃合いではあるだろう。

 本人の言う通り痛みには強い筈だし、マゾッ気も見受けられる。しかし……。

「俺のは、ここ・・まで届くからな」

 淫紋の中心をとんっと突くと同時に、俺はアプリを操作した。

 『低周波電流浸透機能』という仰々しい名前の付いたそれが作動を開始する。

「――っくぅ!?♡」

 ランフェイはびくんっと身体を跳ねさせ、子宮の上の淫紋に手を当てた。

 恐らく、この発情雌狼は子宮頚部ポルチオをノックされるような感触を感じた筈である。

 低周波の電流を流し、体外からポルチオマッサージで性感を開発する。それがこのサイバネ淫紋のもう一つの機能だ。

 真面目な話としては装着式ウェアラブル拡張躯体サイバネティクス、つまりサイボーグ医療の一端として研究された物である。

 AMドレス越しに使えるのはこれもサイボーグ医療の研究で生まれた物だからだろう。

「んっ♡ なっ♡ なんだっ♡ これはっ……♡」

 ランフェイは周期的に訪れる快感で身体を震わせる。

「こら、剥がそうとすんな」

 シールの端に爪をかけようとした腕を俺は掴んだ。

「だ、だが……っ♡」

「……怖いんなら俺に抱き着いてろ。布団行くぞ」

「ぁ、ああっ♡ わか、った……♡」

 振り返ったランフェイが俺の首にぎゅっと掴まり、俺は彼女を横抱きにする。

 思いの外軽い狼女が腕の中でポルチオを刺激されているのを感じながら、お姫様抱っこで煎餅布団まで運んだ。

 酔いが残っているからか、初めての性行為セックスだからか、いつもの跳ね返りっぷりは鳴りを潜めている。

 年や生まれは違えども同僚として親しくなってきたと思っていたが、こうしておんなとしての顔を見ると言葉にし難い興奮があった。

「はっ♡ くっ♡ はぁ……っ♡ し、芯に響く……っ♡」

 金髪爆乳デカ女を向かい合った状態で膝の上に乗せ、俺は布団へと座る。

 俺にしがみつくランフェイが熱い吐息を首筋に吹きかけてきた。

「一回手ぇ離して仰向けになれ。良い子だから」

「っ♡ わ、わっぱ扱いするな……!」

 俺は文句を言いつつも指示した通りにする可愛い雌狼の頭を撫でてやる。

「良く出来たな、偉いぞ」

「く、ぅ……♡ ば、莫迦者♡ 止め……っ♡」

 金髪狼女は目を細め、後ろに寝かせた耳を触られるのを受け入れていた。

 どうやらリラックスしているようだ。

 数度のオーガズムで適度に力も抜けており、感度も良好。

 ……反応も可愛い。正直言って俺好み過ぎて困ってくる。

「もうちょい股開け。……そうそう、それで良い」

 俺はランフェイに開脚させ、股布の上から陰部をぐりぐりと抉った。

「あっ、がっ♡ や、ぁ……っ♡」

 吸湿性の高い布がぐちゅぐちゅになっていて、押す程に愛液が染み出て来る。

「あー、美味そ……。んじゃ、もっかい手マンするからな」

 股布をズラすと綺麗なピンクの陰裂が現れた。

 無毛、色素沈着無し、ぽってりと厚い大陰唇、興奮で小陰唇が開き、膣口から透明な体液を垂らしている。

「わ、わかった……っ♡」

 ランフェイはこくんと頷き、自らの脚を掴んで固定した。

 快感を堪える為かもしれないがこちらとしても都合が良い。

 俺は軽く慣らしてから中指をぬぷぷっと膣穴に挿入した。

「んっ♡ は♡ お……っ♡ 深……ぃ……っ♡」

 指を根元まで入れると金糸の処女が笑わせるようなことを漏らす。

 思わず吹き出しかけたが、男を知らない彼女にとっては本当のことだろう。

 実際、中指で届くのは精々が半分・・といった所か。

 きちんと奥まで解す理由の半分はそういう訳・・・・・だ。

 残りは女が感じる姿を見るのが好きという単なる俺の趣味だが。

「指の先に集中しろ。手足から力を抜け。息を吸って……、吐いて……」

「んぅ……っ♡ あぁ……っ♡ ふぅ……♡ はぁ……♡」

 ランフェイは出来る限り俺の言葉に従っていた。

 メロンのような爆乳が呼吸で上下し、ポルチオマッサージ機でぴくぴくと跳ねる。

「気持ち良いか、ランフェイ?」

 俺は指を無闇に激しく動かさず、ぐるりと指先で円を描いた。

「ふぅっ♡ はぁ……っ♡ 気持ち、良いっ……♡」

 この程度なら痛みを感じなさそうだと分かったので、ゆっくりと膣内を拡げつつ指を前後させる。

 金髪爆乳人狼の反応を確認しながら、ぐるぐるにゅるにゅると螺旋状に処女膣穴を掻き回した。

「んっ……♡ おっ♡ あっ♡ ぁっ♡ ふぁっ♡ あぁっ……♡ ふぅ……っ♡ はぁ……っ♡」

 ランフェイは甘ったるいがり声を発して顔を背ける。

 そして俺の臭いがたっぷり染み付いた布団に鼻と口を押し当てて深く呼吸した。

「ふーっ♡ ふーっ……♡ これ、好きっ♡ ウォセの匂いっ♡ あ、あ、あっ♡ イく♡ イく♡ まんこイくっ♡♡ っ♡♡ 奥っ、届いてっ♡ 待って♡ 大きいのが来るっ♡ イくイくイくイくっ♡♡ っぁ――~~……♡♡♡」

 発情雌狼は深い絶頂で身体を跳ねさせ、薄い布に包まれた爆乳をたぷんっと揺らす。

 背中と一緒に頭を仰け反らせた為、俺からは顔は見えず、白いおとがいとぴんと伸びた舌先だけが見えた。

「はっ……♡ はっ……♡ っ♡ ま、やっ、あっ、あ♡ まだっ♡ 続けるのか♡ ……えっ、〝下りてきた〟って、……んっ♡ 〝子宮〟? ……おっ♡ ぉおっ♡ 我のっ♡ 子宮っ♡ いじめるなっ♡ 外からと直でっ♡ お、ぉ、ぉお、お……――~~っ♡♡♡」

 遠吠えのような野太い喘ぎ声を上げ、ポルチオ性感を目覚めさせられた金髪処女デカ女はボタボタと白く濁った愛液を溢れさせる。

 アプリを見ずとも、ランフェイの腹部に貼ったサイバネ淫紋に表示された数字からこれで十回イったことが分かった。

「ふぅ……。いやー、処女でポルチオアクメをキメられるなんて変態だな。偉いぞ」

 俺は淫紋のマッサージ機能をオフにし、荒い息を吐く淫乱人狼の頭を優しく撫でてやる。

「はー……っ♡ はー……っ♡ 変態は……っ♡ 貴様の方だろうが……っ♡」

 ランフェイは俺の手に頭を押し付けて目を細め、絶頂の余韻に浸っていた。

「まぁ否定はしない、なっ……と」

 膣穴からぬるんっと指を引き抜く。

「んっ……♡」

 黒い布地に浮き上がった腹筋がびくんっと震えた。

「……」

 俺の指にねっとりと纏わりついた淫乱人狼の本気汁が美味そうな糸を垂らす。

 誘われるようにして濃厚な雌フェロモン入りの愛液を舐めると、海の味と女の味、それから僅かに鉄の味がした。

「……くふっ♡ 雄の目をしているなぁ、ウォセ……♡」

 ランフェイは媚びるように笑い、俺の腕を引っ張って指をぱくりと咥える。

 そしてじゅるじゅると自らの淫蜜をすすり、ちゅぽんっと音を立てて離した。

「ッ、挑発だけは一丁前じゃねえか……!」

 俺はいい加減汗でベタベタになってきていた黒シャツとインナーを脱ぎ捨て、スラックスのベルトも緩める。

 そして下半身も裸になった所で、用意していたスプレー缶をチンポに吹きかけた。

「……? 何だそれは?」

「コンドーム、つまり避妊具の一種だ。……避妊具は分かるか?」

「流石に知っている。だが、あれは風船のような物ではなかったか……?」

 最低限の知識は持っているらしい処女雌狼が首を傾げる。

「これは新型でな。通称『NULLヌル』、体感厚さ0ミリを謳う塗る・・コンドームだ。パワードスーツの人工筋肉と肌を密着させる接続皮膜コネクタースキンの素材を使っている」

「機密品であろうがそれ……」

「因みに扱いとしては医療器具で、皮膚が剥がれた時とかの液体絆創膏として支給されているぞ」

「だからそんな物を避妊具に流用するなと!」

 はぁ、とランフェイは呆れた表情で小さく溜息を吐く。

 どうせこれが技研で作られた物だと分かったのだろう。正解である。

 なお、表面の感覚がフィードバックされるので生の感覚にとても近くなるというのがこのNULLの売りだ。

 人狼の処女を頂くのには打って付けの逸品と言えよう。

「さて、こちらも準備出来たことだし……」

 俺はランフェイの腿の間に膝を突き、ベチンと下腹部の上にチンポを乗せた。

「っ……♡」

 雄の熱を肌に感じ取り、金髪爆乳人狼が息を呑む。

 正常位の体勢なので、目算110センチは有ろうかというデカ乳も左右に広がって視線が通っていた。

 ランフェイは俺の勃起した男性器を琥珀色の瞳でまじまじと見詰める。

 見られて恥ずかしくなる程初心うぶではないが、どこまで届くのかを見せ付けるのは興奮するな。

 まぁ全部入ったことは無いが。

 俺の身長は188センチ、その八分の一程。正直言って、喜ばれることよりも怖がられることの方が多い。

 だがランフェイは恐れよりも期待が勝っているようだった。

これ・・が今からお前の中に入る。覚悟は良いか?」

 俺は亀頭で膣穴をぶちゅぶちゅと弄くり、たっぷりと潤滑液をまぶす。

「……ふん♡ さっさとかかってくるが良い……♡」

 飲み比べでの勝負の延長とでも思っているのか、ランフェイは勝気な表情で俺を誘った。

 実に良い女だ。

 食らい甲斐が有る。

 ……或いは、食われるのは俺の方か。

「……挿入いれるぞ」

 俺は短く宣言し、ゆっくりと腰を動かす。

 熱湯のように熱くなっている膣肉をこじ開け、処女穴に極太男根を押し込んだ。

「ぐっ……♡ ぅ♡ ぃ♡ ぎっ♡ んっ、ぅうう……っ♡」

 みちみちと狭い肉洞を掘り拡げられ、処女雌狼は噛み締めた歯の間から悲鳴を漏らす。

 しかしそこには隠し切れぬ悦びが混じっていた。

「……子宮口まで届いたな。ッ……」

 竿が半ばまで挿入した所で膣奥に到達する。

 だが俺は腰を止めず、そのまま体重をかけて子宮を押し戻した。

「お、おぉ、おお゛っ――……♡♡」

 ずん、と肉杭を子宮頚部に突き刺されてランフェイはマゾポルチオアクメに達する。

 ただでさえキツい膣肉がチンポに噛み付くように収縮した。

 指を入れた時点で分かっていたが、第二種ヒト由来分キュ泌物摂食体質にも劣らぬ名器だ。

 運動している女は締まりが良いというのが世の定説だが、その論で言えばこの女は申し分無い。

 薄らと割れた腹筋、ウェスト並のサイズの太腿、それでいてごつごつとしていないナチュラルボディ。

 優れた肉質は膣に於いても同じであり、さながら処女の狭さと経産婦の柔軟性を兼ね備えているようである。

「ふー……。ランフェイ、痛いか?」

 美しい金の髪を撫でながら聞くと、気高き人狼は琥珀色の瞳を潤ませて息を弾ませた。

「は……♡ はっ……♡ 全然……っ♡ むしろ刺激が足りなくて、うずいてくる程だな……っ♡」

「そうか、ッ……」

 しゅるりと白い腕が俺の首の後ろに回される。

 俺は求められるままに口付けた。

「んっ……♡ は、ぁ……っ♡ ふふ……♡ これで貴様は我のモノだな、ウォセ……♡」

 性別を超えた美貌の持ち主が頬を染めて俺にそっと囁く。

「ッお前なぁ……!」

 たとえそれがねやの中でのリップサービスだとしても、勘違いするには十分だった。

「気に入らぬのなら、我に参ったと言わせてみよ♡ そうしたら、我が貴様のモノだと、認めてやらんこともないぞ……♡」

 人狼の姫は俺に押し倒された体勢でそんなことを抜かす。

 どちらであってもこの美女に求められている訳だ。

 その上で、男としてはこうも挑発されて乗らぬ訳にはいくまい。

「なら、望み通りにしてやるから……なッ!」

 俺はチンポをカリ首ギリギリまで引いて、再びどちゅっと人狼マンコを突いた。

「ぁあっ♡ 長過ぎっ、るっ♡ こんなっ♡ 奥までっ……♡ ふ、ぅ、うっ……♡♡」

 ずちゅ、ずちゅ、と湿った衝突音が響き、ランフェイは甘い吐息を吐く。

 ピンク色の皮膜で覆われた逸物が膣壁をぞりぞりとこすり上げ、肉厚で凹凸に富んだ蜜壺がきゅうきゅうと魔羅を締め付けた。

「このスケベマンコがッ……! 初めてでこんな柔らかくて感じるとかおかしいだろッ!」

「あっ♡ ふっ♡ ウォセっ♡ ウォ、んぅ……♡ ちゅう♡ れろ♡ ちゅる♡ ごく♡ んぁ……っ♡♡」

 俺はランフェイにキスを落とし、舌を絡ませる。

 ぬるぬると唾液を混ぜ合い、互いの味を確かめた。

「お♡ あ♡ あっ♡ 凄い♡ 交合まぐわい凄いっ♡♡  頭ばちばちってなる♡ あーっ♡ さっきより気持ち良いっ♡ またイく♡ まんこイくっ……♡♡」

 ウルフカットの金髪を振り乱し、爆乳人狼が腰をくねらせる。

 雄の精を貪欲に求めるその動きで、射精欲求がぐいぐい高められた。

 同性をも魅了する外見で、並の男では束になっても敵わない程に強く、確固たる自我を持つ。

 そんなクールな女が己の下で快楽に喘ぐ様はとても可愛らしかった。

「っ♡ 胸っ、揉むなぁ♡ 乳首押し潰すのもっ♡ くっ♡ んぁっ♡ 噛むのも駄目だっ♡ 駄目♡ ダメ♡ ん、ぅうう……っ♡♡」

 俺は馬鹿でかい乳房を鷲掴みにして揉みしだく。

 AMドレスで覆われた乳肉がもにゅもにゅと形を変え、はちきれんばかりである。

 飴玉程も有る勃起乳首を布越しに口の中でコロコロと転がすと、ランフェイは顔を隠して恥ずかしがった。

 男根の根本でぎゅるりと精液が装填される。

 極上の雌を食らう喜びで既にチンポはバッキバキに硬くなっており、鈴口から溢れ出た我慢汁が新型コンドームの先端を膨らませる感覚がした。

「ふぅ……♡ はぁ……♡ これ、好きっ♡ 手繋ぐの……っ♡ 大きく、堅い手だ……♡ んっ♡ ……分かった♡ 射精せ、ウォセ♡ 我も……っ♡ ぉっ♡ 好き♡ 好きだ♡ 好きすきすきすき――……っ♡♡♡」

 深みの有る低い声にたっぷりの甘さを加えた高い声で啼き、金髪狼女はぎゅっと脚を俺に絡み付かせて絶頂する。

「ッ、射精る……ッ!!」

 ぶびゅぐっ、ぶびゅびゅっ、びゅぐびゅぐびゅるぅっ、と俺は盛大にランフェイの膣内で射精した。

 恋人繋ぎした手を布団に押し付け、もしコンドームをしていなければ確実に子宮へ精液を流し込む体勢だ。

 膣奥へ押し当てた男根の先端で医療用疑似皮膜がもったりと重たくなっていく。

「っくぅ、ぅぅぅ……っ♡♡」

 ランフェイは子宮を圧迫される感触で絶頂が続いているらしい。

 下腹部の淫紋がちかちかとピンク色に点滅していた。

「ッふぅ……」

 俺は最後の一滴まで吐精し、にゅぷぷっと陰裂から肉茎を引き抜く。

 元処女マンコは俺のデカチンに耕されてぽっかりと開いたままで、何層にも重なった肉襞まで見える様は壮観だ。

 竿と皮膜の間に爪を入れ、一度剥がしてから捻るようにして避妊具を外した。

 そしてコップ半分程もザーメンの詰まったコンドームを縛って放り捨てる。

 栓の抜けた膣穴からは破瓜の血の赤と本気汁の濁った白の混じった体液がとろとろと流れ出てきていた。

「はー……っ♡ はー……っ♡ くふ、くはは……っ♡」

 のっそりとに身体を起こした金髪爆乳狼女は笑いながら酒瓶を掴み、水でも飲むようにごくごくとラッパ飲みし始める。

「おいおい、ランフェ……んぐッ!」

 その愚行を止めようとした俺は顔を掴まれ、口移しで無理矢理酒を飲まされた。

「ぷはァ……っ♡ 堪らんなぁ♡ もう一度するぞ♡ まだ出来るだろう? ウォセ♡」

 俺を見詰めるギラギラとした眼差しは、強敵を見付けた時のそれと同じだ。

 こいつが第一蒐集班うちに配属された時も初日から喧嘩を売ってきたのを思い出す。

「……このアマ、ちょいとしつけが必要みてえだなぁ……?」

 勝負好きの駄犬にてられたか、俺の方も戦意らしき物が込み上げてきた。

 ビキビキとやる気満々のチンポにNULLをスプレーし、二回戦目の準備をする。

「それでこそ、だな……♡」

 情欲にとろけた雌のかおで、ランフェイはペロリと唇を舐めた。

        §――――――――§

「おっ♡ あっ♡ ぁんっ♡ 我のっ♡ 中がぁ♡ うぉせのっ♡ 形にっ♡ なって♡ きているぅ……っ♡♡ あーっ♡ あーっ♡ 太い、のが……♡ おくまでっ♡ 届いてっ♡  おっ、おお゛っ……♡♡」

 四つん這いのランフェイが淫らな声をあげてきゅうっと膣を締まらせた。

 後背位バック。またはアニマルポジション、ドギースタイルという呼び方も有る。

 発情した雌狼にはお似合いの体位と言えよう。

 重量感満点のデカ尻にも良く合っており、パンパンと荒々しく腰をぶつける度に尻肉が波打っていた。

「っしりを♡ たたくなぁっ♡ んぅっ♡ ……ちがっ♡ 感じてなどないっ♡ ぐぅぅっ♡ 子宮つぶれるぅ……っ♡♡ おっ♡ ぐっ♡ みっ、認めるっ♡ 我は……ぁっ♡ たたかれて♡ 気持ち良くなっているぅ♡ あんっ♡ なっていますっ……♡♡」

 これはもう叩かない方が失礼に当たるでっけぇケツをスパンキングする。

 叩く度にマゾ雌マンコが締め付けてくるし、ふさふさな金色の尻尾が嬉しそうに揺れた。

 任務での戦闘中は良く出していたが、どうやらこの尻尾は半霊体らしい。

 後ろからでもたぷたぷの爆乳が胴体に隠れ切れずはみ出ているのが見えるし、女性的な丸みを帯びつつ引き締まった背中もエロい。

 AMドレスに覆われていない白い首筋もまた魅力的である。

「ふッ……! ふッ……! 射精るぞッ。おォ、ッ……!!」

「きゅ、急にっ……♡ んぎっ♡ うっ、お゛……っ♡♡ ぉおお、ん――……っ♡♡♡」

 俺はランフェイへのしかかるように体重をかけ、射精と同時に首へと噛み付いた。

 ぶびゅびゅぐっ、びゅるっ、ぶびゅびゅるっ、と大量の牡汁をゴム一枚隔てた子宮に向かって吐き出す。

 金髪爆乳マゾ雌人狼は咆哮の如きイキ声を発し、びくびくと身体を震わせた。

        §――――――――§

「ふん……♡ われのじゅーなんひゃをもってすれば、これ位ぞーさも……っ♡ こ、このままするのか? んっ……♡ ふ、かっ……♡ お゛っ♡♡」

 ランフェイが背中側で保持する右脚を掴み、俺は180度開脚で拡がった膣口に怒張をぶち込んだ。

 つまりはI字バランス立位だ。

 AMドレス姿が足首までスパッツで覆われたユニタードを着た体操選手にも似ているからお前は出来るかと試したが、まさか本当に出来るとはな。

 デカい胸が邪魔になるので横向きに開いた片足を前ではなく後ろ側で抱えているが、大変に美しいフォームのI字バランスである。

 いや本当スタイル良いな……。太腿もぶっといのに脚長いから印象誤魔化されるし、全体的に引き締まってんのに柔らかそうだし……。

「くっ……♡ さっきと♡ またっ♡ ちがう場ひょっ……♡ んんっ♡ むねぇ、らんぼーにするなぁ♡ こんなぶっとく♡ ゴツい指れぇっ♡ おもちゃにされ、てっ……♡ イ、イく……っ♡♡」

 ぴっちりすべすべの布越しに爆乳を揉み、勃起したデカ乳首をこりこりと弄くる。

 本気汁でドロドロの発情雌穴を雄槍でほじくり、横から挿入する感触も楽しんだ。

 この体位の良い所は幾つも有るが、深くまで挿入出来ることがその内の一つとして数えられる。

 膣奥までみっちりと肉棒で満たして小さなストロークでとんとんと腰を振っている内に、恥骨がぶつかる程までランフェイの膣内が拡がった。

「ちゅ……♡ ちゅう♡ んぁ……♡ ぁむ♡ ちゅ……っ♡ じゅる♡ ちゅ♡ ぷはぁ……っ♡ キス、すきぃ……っ♡ もっと♡ もっろ♡ んっ……♡」

 挿入しながらキスが出来るというのも一つの長所だろう。

 普段は高飛車な女が甘えてくるのは雄として昂るし、キスハメで膣内に射精するのは非常に気持ち良い。

 NULLは本当に生でしているのではないかと不安を覚えさえする程の感覚なので、そのスリルが快感を助長する。

 そしてこの特上ハメ穴は襞や肉粒、膣のうねりといったチンポを悦ばせる部位が沢山有り、子種を乞うのがとても上手だった。

「おー、おー、もう射精るわ。マンコ締めろよ、ランフェイ」

「んぅ……っ♡ わ、わかったぁ♡ いっぱいだしてくれ……っ♡」

 俺は上に向けたまま保持している右脚ごとAMドレス姿の同僚を抱き竦め、射精に向けてスパートをかける。

「……クソ、可愛いなお前……。ふ、……ッ!!」

「ちゅ、ちゅぅ……っ♡ んっ、あっ、あっ、あぁあっ……~~♡♡♡」

 発情マゾ雌マンコの入り口から奥までをじっくりと味わい、唇を重ねながら腰を密着させて吐精した。

 ぶびゅうっ、びゅぐぐぐっ、ぶびゅびゅるるぅ、っと勢いの衰えぬ大量射精がコンドームを膨らませる。

 ぐにぐにと膣肉がチンポをマッサージして、きっちり全部出し切るまで射精のサポートをした。

        §――――――――§

「くぅ……っ♡ ふ、ふ、ふ……♡ こ、こんなかっこうをっ♡ んっ♡ さしぇてまへっ♡ われをっ……♡ もとめりゅか……っ♡♡」

 ランフェイは後ろから股を広げるように抱きかかえられ、それでも不敵に笑ってみせる。

 もっとも、呂律の回らぬ上の口とは違って、素直な下の口は嬉しそうにきゅうきゅうと締め付けてきていたが。

 いわゆる駅弁――四十八手で言う所のやぐら立ち――の変形だ。

 両脚を持って羽交い絞めを行う、と言い換えても良い。

 脚と同時に腕も極める為、女性側は動くこともままならず、秘所を晒す屈辱的な体勢である。

 まぁいくら酔いが回っていようと人狼が本気で抵抗したらすぐ解けるだろう。

 つまりこれは合意の上でのプレイだ。

 チンポケース固めをされているのは金髪爆乳マゾ雌人狼が自ら望んでいるからである。

 ……身長180のデカ女にこれやるのは流石にちょっと俺でもキツいなぁ。

「んあっ♡ おぅっ♡ し、しきゅうにっ♡ ひびっ♡ くぅっ……♡ あっ、んっ、あっ……♡ ま、まけぬっ♡ われは……っ♡ じん、ろぉっ♡ きひゃまの……っ♡ ものになど、おっ、ぉおおっ……♡♡♡」

 どすどすとポルチオを突いていると、ランフェイが深い絶頂に達した。

 まだカウパーしか詰まっていないゴムの先端にちゅうちゅうと子宮口が吸い付く。

 精液を搾り取ろうと根元から鈴口に至るまで余す所無く膣肉が締め付け、自我でも持っているようにぐにゅぐにゅと蠢いた。

 金髪人狼は絶頂を繰り返し、その身に纏う雌臭を強めている。

 脚抱え羽交い絞め立位でランフェイのフェロモンをダイレクトに吸い込まされて、俺は暴力的なまでの獣欲を湧き上がらせた。

「ッこの淫乱雌狼がよ……! そんなに俺のチンポがお好みかぁ……ッ!?」

「ふーっ♡ ふーっ♡ んぉっ♡ す、きっ……♡♡ すきっ♡ すき♡ ちんぽもっ♡ すき、らぁ……っ♡ うぉせっ♡ だいすき……っ♡♡」

「――ああ、クソッ! 俺もお前が好きに決まってんだろ!!」

「っ……♡♡ や、やたっ♡ あっ、ぁああっ♡♡♡」

 ずん、と爆乳マゾ雌チンポケースを肉杭で串刺しにし、子宮口と鈴口を密着させる。

 液状化した生殖本能が尿道をぞるぞると駆け上り、ほとばしった。

 ぶびゅるるっ、ぶびゅびゅぐっ、びゅぶびゅぐぐっ、と粘っこい精液が子宮口から流れ込む。

 だがそれは医療用疑似皮膜に遮られ、子宮にはただその熱だけを伝えた。

「ぐ……ッ」

「あ、は……っ♡ きもち、いい……っ♡♡」

 ランフェイはマゾ子宮アクメの余韻に浸り、きゅんきゅんとチンポを締め付ける。

 歯の無い子宮口が哀れにも避妊具へと噛み付くが、コネクタースキンと同質のコンドームはその程度で破れることはなかった。

        §――――――――§

「ちゅぷ……♡ ちゅ♡ じゅぅ……♡ れろぉ♡ ちゅう……っ♡」

 金髪爆乳人狼は射精後のチンポを丹念に舐めて清める。

 物欲しそうにしているから任せてみたが、初めてにしては中々悪くないお掃除フェラだった。

「あー、もうカラか。まぁそら四、五、……六回もヤったら無くなるわな……」

 俺は布団の脇に放ってある使用済みゴムを横目に、空っぽのスプレー缶をぐしゃりと握り潰す。

「ちゅる♡ ぴちゃ♡ んぁ……む♡」

 掃除としては過剰な程の口淫を行ったランフェイは仕上げとばかりに陰茎を咥えた。

「おーい、ランフェイさんや。その辺でもう十分だろ、これ以上は……ッ」

 じゅるじゅるとバキュームされ、俺の性器は再び硬さを取り戻す。

「ぷはっ……♡ そうらな、これへよかろお……♡」

 顔を上げた酩酊狼女はぐいと俺を押し倒し、上に跨った。

「……待てこら。もうゴムが切れたっての」

「……うるひゃい。ろーれもいい」

 据わった目付きの人狼に見下ろされ、命の危険とか何やらでぞくぞくする。

 ちょっとだけだが、このまま殺されるのも良いかもなぁ……、と思ってしまった。

「どうでも良くはねえだろ。眷属……になるのはこの際置いとくとして、そもそも避妊を……」

「ばか」

「は?」

「われがすきなんらろ! しろ! なからし!!」

 酔っ払いがドンドンと駄々っ子の如く俺の胸板を叩く。

 酔っているのも有って、見た目よりかなり重めの鉄槌打ちマウントハンマーだった。

 俺だから良いが、常人だと肋骨折れてるわこれ。

「ごふッ。こ、この駄犬……! マジで待て! 好きだから中に出せってどういう意味だ!?」

 俺が問いかけると、ランフェイはぴたりと動きを止めた。

「……う、うぅ……。うぉせの、いじわる……」

 完璧に酔っていらっしゃる人狼の姫様がぽろぽろと涙をこぼし始める。

 ……うむ、酔っ払いに聞いた俺が悪かったな。

 いやでもこれ回答間違えるとマジで死に兼ねない奴じゃねえかな。

「……あー、すまん。お前のことを好きなら、俺はお前の中に出さないと駄目なのか?」

「……そうら。……っ。ずっと、うずいている、のに……っ」

 俺はそこそこアルコールの回っている脳味噌をフル回転させ、この酔いどれ金髪人狼が何を言っているかを解読しようとした。

「疼いている……子宮が、か?」

 いつだったかサキュバスの飢餓衝動についてそのような話を聞いたことが有る。

 どうやら当たりだったらしく、ランフェイはこくりと頷いた。

「……うぉせは、われが、きらいになったのか……?」

「ッ……!」

 潤んだ琥珀色の瞳に見詰められ、俺はぎりぎりと胸が痛む。

 同時に、庇護欲と独占欲と情欲がドロドロに入り混じった物が俺を満たした。

 ――俺はがばりと上体を起こし、泣いている女の唇を奪う。

「っ……!」

「――抱く。今からだ。膣内射精なかだしもする。文句は、有るか」

「……ない」

「そうか」

 胡坐を掻き、泣き止んだランフェイの太腿を掴んだ。

 ずっしりと重さを感じる女の腰を軽く浮かせ、そのまま対面座位で挿入する。

 とろっとろに解れた雌肉は抵抗無くにゅぷんと雄槍を呑み込んだ。

「んぁ、ぁ……っ♡」

 甘い声を漏らす金髪金眼の狼女がぎゅっと俺を抱き締める。

 そしてゆっくりと自ら腰を動かし始めた。

「……好きだ、ランフェイ」

「っ♡ われも、好きだ、ウォセ……っ♡」

 自分の言葉を噛み締めるようにして、ランフェイは艶を帯びた低い声で応える。

「お前の月光に輝く髪が好きだ。不遜で力強い眼差しの瞳が好きだ。熟れた林檎の如く甘くも引き締まった身体が好きだ。己の強さを疑わない所が好きだ。挑戦を恐れない所が好きだ。我儘であれども寛大な所が好きだ。それに……」

「ば、ばかっ♡ われはきさまのっ、そういう所がっ……♡ うぅ……っ♡」

 嫌い、という一言を言えない正直者の狼女は真っ赤な顔を伏せた。

「俺はお前の嘘を吐けない所が好きだし、そうやって照れる可愛い所も好きだ」

「うるさい、ばか……っ♡」

 ランフェイは羞恥を誤魔化すように、ずっちゅずっちゅとピストンの勢いを激しくした。

「ふっ……♡ ふっ……♡ このっ♡ デカチンっ♡ はぁ♡ 大きすぎて、苦しいんだからなぁ……っ♡ こんなっ……♡ 見ろ♡ 形がうき出ているんだぞ……っ♡」

 金色の人狼はぐいんぐいんと淫らに腰を動かし、自分の下腹部を見せ付ける。

 当然そこにはサイバネ淫紋が貼り付いており、きちんと絶頂の回数をカウントしていた。

「……お前、93回もイったのか」

「み、見る所がちがうっ♡」

「良し良し、記念すべき100回目に膣内射精なかだしキメてやるからな」

「……~~っ♡ って、まてウォセ……!?」

 俺はランフェイの頭を撫でるのを止め、デカ尻をがっしりと両手でホールドする。

 こいつの自分がイかないように抑えた動きでは余りにまだるっこしかった。

「――お゛っ♡♡ ま、まった♡ 今イったから♡ もっとゆっく、りっ♡ んっ♡ ぁっ♡ あ、あ、あっ……♡♡」

 きっちり膣奥まで怒張を叩き込み、疼いているらしい子宮をノックした。

 これで残り5回。

「すごいっ♡ 生ちんぽすごい♡ かったっ♡ あっつぃ……っ♡ 子宮っ♡ やけどする……っ♡♡」

 どうやら疑似の皮膚でも一枚有るだけで違ったらしい。

 これで残り4回。

「んぅっ……♡ ちゅ♡ ぇろ……っ♡ はぁ……♡ ちゅむ♡ じゅる……♡ ちゅ、う……っ♡♡」

 ベロを絡め、口腔を舐め合い、唾液を交換する。

 これで残り3回。

「胸がっ♡ 好きなのだろうっ♡ ほれ、どうだ♡ ……っ♡ ぁああ……っ♡♡ 乳首はっ♡ だめだっ♡ ぎゅうってするのもぉっ……♡♡」

 蒸れたデカ乳の谷間に顔を挟まれて挑発されたので、お返しに乳首を摘まみ、乳を搾るように胸を握った。

 これで残り1回。

「ッ――」

 俺はぐいとランフェイを押し倒し、対面座位から屈曲位の崩しへと移行する。

 上から覆い被さり、体重をかけてピストンを行う体位だ。

 いわゆる種付けプレスである。

「っ……♡ っくぅ……っ♡ 子宮をつぶす気か……っ♡ 深すぎ、るっ……♡」

 マゾ雌狼は手足を俺に絡み付け、決して逃がさないように抱き着いた。

「……好きだ、ランフェイ。お前のことが一番好きだ」

「……っ♡ ばか♡ イけ♡ イってしまえ♡ 我の中に射精しろ……っ♡♡」

 美しい顔をくしゃりと歪めて囁かれた言葉で、俺の我慢が限界に達する。

「――射精る……ッ!!」

 俺は恥骨がぶつかる勢いで腰を密着させ、種乞い雌狼の膣内へと射精した。

 ぶびゅびゅぐびゅぐっ、ぶびゅびゅる、びゅるるるっ、と今日一番の濃さと量の精液を子宮へと注入する。

「あ゛♡ ぉ゛♡ お゛お゛ぉ゛ん゛――……~~っ♡♡♡」

 遠吠えその物な喘ぎ声を発し、ランフェイは深い法悦へと至った。

 ぎゅ、っと両脚で俺の太腿を押さえ、精液を一滴残らず搾り取ろうとする。

 視界の端に何やら光を感じたので視線を下へ向けると、サイバネ淫紋が白く光っていた。

 ピンクのハートの内側を塗り潰す光が下からびくんっびくんっと増えていく。

 気が付いた時点で半分以上が白くなっていたが、射精が終わる頃には縁のピンク色を残して完全に白い光となった。

 確かあれは淫紋の機能の一つで、『膣内射精メーター』だ。

 成程、つまり俺は一度の射精でランフェイの子宮を満タンにしたらしい。

「はぁ……、はぁー……ッ」

 心地好い疲労感と達成感に包まれ、ゆっくりと身体から力が抜ける。

「ふー……っ♡ ふー……っ♡ いつまで、乗っておる……っ♡」

「あだッ!」

 ランフェイにかぷりと首を甘噛みされ、俺は慌てて上体を起こした。

「全く、自分の体格を考えよ。我でなければ窒息していた所だぞ……♡ んっ♡ ちゅ♡ ちゅう……♡」

 俺に抱き着いていた金髪人狼はそのままくっ付いて来たので、再び対面座位で接吻する。

「……ッ」

 突然、がりっ、と舌に鋭い痛みが走った。

「……♡」

 視線を合わせた人狼は楽しそうにウィスキー色の目を細める。

 どうやら〝続けろ〟ということらしかった。

「……」

 俺は口内に広がる鉄の味と痛みを我慢して舌を絡め合う。

「ぷはぁ……っ♡ ふふふ、貴様はこれで完全に我の眷属モノという訳だ……♡」

 キスを終えてランフェイが見せてきた長い舌にも噛み痕が有り、見ている内にその傷は塞がった。

 ……逃げ道を封じられたようだ。

 破瓜の血混じりの愛液を舐めたり、ゴム有りで処女を奪ったり、たっぷり解した後生でハメたり、眷属になるかもしれない行為は幾つかしてきた。

 しかしこれで確定である。

 まぁこいつのことだから、俺が自分の行動で眷属になったのではなくランフェイにさせられた、ということにしたかったのかもしれない。

 俺に責任を負わせない為だろうが、妙な気遣いをしやがって。

「……お前は俺のモノだろうが」

 イラッと来たのでお返しに人間の方の耳にかぷっと軽く歯を立てる。

 敏感な所を齧られ、ランフェイは小さく身を震わせた。

「ぁん……っ♡ み、耳を噛むな莫迦者……♡ そ、それに、我は負けたつもりなど無い! 飲み比べでも負けておらぬしな!」

 ふん、と尊大で負けず嫌いな金髪人狼はデカい胸を張る。

 思い返してみれば、今日のこれはこいつとの飲み比べから始まったのだった。

 強い酒には弱くともアルコールの分解は早いし、酔うと傍若無人度が上がるし、無敵かこいつは。

「やれやれ……。こんな酒癖の悪い女だとは知らなかったぞ……」

 俺が溜息を吐くと、ランフェイはからからと笑う。

「くはははっ! 我も知らなかったからなぁ。何せ、この国の法律では二十歳になるまで飲めぬであろう?」

「は?」

「ん?」

「――――はぁぁぁあッ!?」

        §――――――――§

 ……なお余談ではあるが、安アパートでのクソデカい喘ぎ声は普通に近所迷惑だったので後日俺は追い出され、十歳下の同僚で恋人の狼女が住む高級マンションへと転がり込むことになるのであった……(ペット扱いで)。

 

【後編】

「……」

 一月一日の朝、金髪の美女が炬燵に入ってぬくぬくとしていた。

 彼女の名は狼妃ランフェイ、いわゆる『人狼ルーガルー』である。

 一般的な『獣人アニマロイド』……、医学的名称としては『特殊身体形質遺伝子保有者』と呼ばれるそれとは少々違う存在だ。

 とはいえ今のランフェイは収納可能な狼耳を出しっぱなしにしており、綿入れ半纏を羽織り、天板に頬を乗せ、全身だらりと脱力している。

 そんな状態であっても美人であることに変わりは無かったが、いつもの尊大さはまるで失われていた。

「……」

 ハイソな高級マンションのリビングルームにでんと構えられた炬燵で、美しき人狼はぼんやりと無聊ぶりょうかこつ。

 テレビから聞こえる新年の挨拶も右から左に、伏せ気味の耳から通り抜けていった。

「……!」

 突然、彼女の狼耳がピンと立つ。

 ランフェイはゆらりと炬燵から立ち上がり、乱雑に広がっていたブロンドのウルフヘアをさっと手櫛でかした。

 そして下着の上に半纏という斬新なファッションのまま、トットットッと玄関へと向かう。

 フローリングの廊下は冷えていたが、今はそれも大して気にならなかった。

 思わず綻びそうになる顔へぐっと力を籠め、待たされたことへの不満を思い出す。

 電子キーのパスが入力され、ドアの鍵がカチャカチャと音を立てて開いていった。

 最後にガチャリとドアが開き、背の高い――身長180センチのランフェイよりも高い――男が少し驚いた表情を見せる。

「……ただいま」

「遅いぞ、ウォセ」

 ランフェイは大きな胸を持ち上げるように腕を組み、同居人である宇尾瀬うおせ咬介こうすけを睨み付けた。

       §――――――――§

「遅いぞ、ウォセ」

 そう言って俺を睨むランフェイだったが、その後ろでは立派な金の尾がブンブンと左右に振れて喜びを示している。

 頭の上の狼耳もパタパタと忙しなく動いており、かつて生家で飼っていた大型犬が思い出された。

 とは言え、目の前に居るのは犬ではなく人狼だ。それもとびっきりの美女。

 俺の黒い綿入れ半纏を羽織っているが他は下着だけで、胸元はドでかい乳の長い谷間が見えているし、超ミニのスカートみたくなっている下半身は白い太腿が眩しい。

 こいつ無自覚的に欲情を煽る格好するから困るんだよな……。

 俺が分別の有る大人だから良い物の、ヤりたい盛りの十代だったら毎日襲ってんぞ(今は週五)。

「寝てるかと思ったが起きて待ってくれてたんだな」

 俺はコートを脱ぎながら部屋へと上がり、ネクタイを弛める。

「ふん、たかぶって寝られなかっただけだ。……貴様の事後処理とやらがこうも時間のかかる物とは思わなんだがな?」

 ランフェイは腕組みしたまま俺にジト目を向けた。

 俺達が特殊任務に駆り出されていたのはつい数時間前までのことだ。

 『大晦日おおつごもり百鬼夜行ひゃっきやこう追儺祭ついなさい』、またの名を『年末厄払いバーゲンセール』。

 年越しの間に生じる大小様々な怪異を、異能者に悪魔降霊師、強化鎧装着者が力を結集して調伏すると言う一大イベントである。

 東京某所にある『禍津まがつ日神ひのかみ神社』で密かに執り行われているこの行事はいつ頃始まったのかも定かではない。

 分かっているのはやらなければ大変になると言うこと位な物。

 今年はペイルライダーが復活して第二次エロナウィルス大流行の兆しが有った為、例年よりさらに大変だった。

 現在は俺達が所属しているESCPファウンデーション主導でこのイベントを管理している。

 その為、現場勤務かつ中間管理職である俺は任務報告やら各方面との挨拶やらと色々有った訳だ。

 当然そこには打ち上げも含まれており、鋭敏な嗅覚を持つ人狼には俺が酒を呑んできたことなどお見通しだろう。

「これでも早く抜けてきた方なんだが……。しかしお怒りはごもっとも。どうか土産こいつで許してくれないか?」

 俺は炬燵の上にドンと酒瓶を置き、人狼のお姫様のご機嫌を伺った。

 『明神みょうじん稲荷いなり』と銘の振られたこの酒は追儺祭の前に振舞われた御神酒おみきであり、その際にランフェイが気に入った様子だったのを良く覚えている。

「む……! 金で取引はしていないと聞いたが……」

「はっはっは。実は『疵有りスカー』の奴が幸いにも蔵元の知り合いだそうでな。一瓶譲って貰った」

 実際は物々交換だが、こっちから渡したのは元々は技研の物なので実質の元手はゼロである。

「……貴様が飲みたかっただけではないか?」

「うぐっ……」

 俺は呆れ顔のランフェイに図星を突かれた。

 やれやれ、と溜息を吐いているが飲みたかったのはお前もだろうと言いたい。

「それで『疵有り』と言うと……、ああ、あのデビルコーラーの」

 ランフェイも顔に傷を持つ男を思い出して興味深そうに頷いた。

 彼は追儺祭での大呪詛おおすそばらいの立役者であり、そう言う点でも記憶に残っていたのだろう。

 フリーに近い中立勢力所属であるが、財団うちとは協力関係に有るので俺は結構な回数共闘したことも有る。

 強い上に色々と顔が広いので頼りになる男だ。

「今回は不参加だったが強い上におっかない嫁さんも居てな、多分お前も気に入ると思うぞ」

 俺は手指を消毒して酒瓶の蓋を抜く。

 炬燵に入ると足先からじんわりと温かくなった。

「ほう、それは楽しみ……、ってわざと話を逸らしているだろう貴様」

 金髪の狼女はジト目で俺を見詰める。

「む、バレたか。はっはっは。……すまなかった、これでどうかご寛恕かんじょ頂きたい」

 俺はうやうやしく冗談めかして頭を下げて人狼の姫に御神酒を捧げた。

「はぁ、全く……。ん、……詫びの品と言うことは、我に一本丸々献上すると言うことよな?」

 溜息を吐いていたランフェイがにぃっ、と嗜虐的な笑みを浮かべる。

「そ、それは……!」

 否定し難い、しかし何とも殺生なことを言われて俺は困り果てた。

「くくく……、冗談だ冗談。そう情けない顔をするな、ウォセ」

 ランフェイは鋭い歯の間から笑い声を漏らし、二つのグラスを炬燵の上に並べる。

 以前は用意されるのが当然と踏ん反り返っていたが、こいつも生活能力が身に付いてきた物である。

「クッ、からかいやがって……! そういやツマミは何か有るか?」

「貴様の買った弁当が有るだろ。ほら、三段重ねの」

「……ああ、おせちか。元旦だし確かに丁度良いわな」

 俺は冷蔵庫からおせちの重箱を取り出し、箸と皿を用意したランフェイと共に炬燵へと足を入れた。

「えーと何だったか……。そう、明けましておめでとうございます、だな?」

 ランフェイが疑問符を交えつつ新年の挨拶をする。

「おう、明けましておめでとうございます。今年も宜しく」

 俺はグラスを軽くぶつけ、乾杯の合図を兼ねて祝いの言葉を述べた。

「ふふふ……、今年も、か」

 琥珀色の目を細め、金髪の美女がくいと御神酒を煽る。

「ああ、今年も、だ。……去年の今頃はまだお前と出会ってもいなかったが」

 俺もとろりとした透明な液体を口に含み、ゆっくりと味わった。

 洋梨やメロンの香りに近い甘い吟醸香がふわりと広がり、磨かれた米と清らかな水から生まれた透明感の有る味わいが舌の奥にじっくり浸透する。

 感じる酒精アルコールの濃さは中々だが、それを気にさせない程に柔らかく丸みを帯びた口当たりだった。

「さて、それはどうだろうな。街中ですれ違う位はしていたかもしれんぞ?」

「いやいや、お前のように派手な見た目の女を忘れんだろ。はっはっ――いや、まさか身長から顔まで変化へんげしていたとかは……」

 いぶしむ俺の言葉にランフェイは答えず、くつくつ、と笑う。

「……今後とも宜しくな、ウォセ」

 いつの間にか空になっていたグラスにとくとくと酒が注がれた。

        §――――――――§

「――……で、これはどう言う事の次第だ?」

 白黒の牛柄ビキニ――正確には乳牛ホルスタイン柄だ――を身に纏い、付け角までした金髪狼女が俺を眇めで睨み付ける。

 どうやら酔いが醒めたらしい。

 妙に酔いが回るのが早いと思っていたが、神秘を帯びた酒による一種の状態異常だったか。

 そう言えばこの酒は『明神稲荷』、つまり狐の神の名を冠している訳だ。

 狼と狐は同じイヌ科だし、人狼に良く効くと言うのも何となく分からない話ではない。

「どう言う事と言われても、爆乳狼女の牛柄ビキニ水着撮影会だが?」

 電気カーペットに寝転んでローアングルから写真を撮っていた俺は素直に答えた。

 程よく筋肉質でむちっとした太腿、薄らと割れた腹筋、そして大迫力の下乳。

 その大きさは真下から撮ろうとすると乳が邪魔で顔が見えない程である。

 ううむ、流石は貫禄の112センチ(技術研究班調べ)。

「……ふん!」

 ランフェイの右足が俺の顔面に迫る。

「あっぶねッ!」

 寸での所で俺はスタンピングを回避し、ドンッと床が揺れるのを肌で感じた。

「我の記憶ではもっとこう……、穏やかでしっとりした良い感じの雰囲気だった筈だがっ!?」

 人の顔を踏み砕こうとしやがった人狼が牛娘コスのままキレる。

「いや、その記憶のすぐ後に暑いって抜かして脱ぎ始めたんだよお前が」

 俺は体を起こし、自分から良い雰囲気をブチ壊した女を半眼で見詰めた。

「…………。はて?」

 ランフェイはふいと視線を逸らして首を傾げる。

 嘘を吐くのが下手糞な狼女の額に汗が浮かんだ。

「誤魔化そうとしてんじゃねーぞ。その顔は〝そういやそんなこと言ったな……〟って思い出した顔だろ」

「くっ……、では何だこの布切れは! こんな物を無理矢理着せよって!」

 牛柄ビキニを着た金髪爆乳デカ女は開き直って論点を変える。

 薄い布で作られた白黒の水着はぴったりと肌に貼り付くようなタイトさとなっており、秘部のスジや胸の頂きに有る膨らみが浮き出ていた。

 そしてマイクロビキニと言うには大きい面積の水着ではあったが、そもそもが爆乳である為にトップの方は乳輪がギリギリ収まるサイズとなっている。

 これがビーチに現れたのであれば痴女認定は間違いないだろう。

「クリスマスに渡したプレゼントのお返しとして頼みを一つ聞くって約束だったろ。今年は丑年で縁起も良いし。って言うか何が無理矢理だ。お前さっきまでノリノリで牛の鳴き真似までしてただろうが」

「ぬぅぅっ……! 言われてみればそんな気がうっすら無きにしも非ずだが貴様ぁ……っ!」

 ランフェイが悔し気にだんっと床を踏みつけると、ばるんっとデカ乳が揺れた。

「うーむ、これが作用反作用の法則……」

 俺はパシャリとスマホのシャッターを切り、牛娘コスの狼女が怒る様子を写真に撮る。

 暴れるとデカ乳輪がビキニからはみ出ないか不安になってつい撮ってしまうな。

 いや、既にちょっとはみ出てたわ。眼福眼福。

「……ん? 待て。何だ? 何か妙だぞ……?」

 ランフェイが違和感に気付き、自分の胸を両の掌に載せてたぷたぷと揺らした。

「む……」

 気付くのが早いな、と思いつつ俺はゆらりと動いてランフェイの後ろへと回る。

「ふむ、胸が張って・・・・・、それに重くなっている・・・・・・・ような……」

「……」

 俺は警戒心を刺激しないようにゆっくりと背中側から手を回し、ビキニ水着ごとむにゅりと爆乳を揉んだ。

「んぅっ♡」

 ランフェイが小さく甘い声を漏らしたと同時に、水着の生地がじわりと濡れる。

「お、もう出る・・ようになったのか」

「は? おい、ウォセ。これはどう言う……んっ♡」

 俺が優しく胸をマッサージする度に水着の胸部分が湿り気を帯び、瞬く間にぷっくりと乳首が勃起した。

「まさかこれが単なる牛柄ビキニだとでも思ったか? ふふふ、甘いな、甘い。練乳よりも甘い……!」

 きゅうっと乳首をつまんでやると、濃厚なミルクが布越しに搾り出される。

「あぁぁっ……♡ わ、我の胸から乳がっ……♡」

 ウシ乳狼女はちょっと胸を弄られただけでがくがくと腰砕けになった。

        §――――――――§

 『ESCP-11369』、またの名を『ミルクサーバーメーカー』。

 牛の角を模したヘアバンドとホルスタイン柄のビキニ水着のセットであるこのオブジェクトはその物ずばり、〝母乳が出るようにする〟と言う機能を有する。

 しかし母乳体質になる薬も存在する昨今、それだけであればさして驚く程の物でもない。

 このオブジェクトの優れた所はそれこそ乳牛種の獣人並の乳量となる上、更には母乳を作る栄養や水分を必要としない所だ。

 呪いや状態異常の類ではなく強化バフ扱いと言うのも特筆すべき点であろうか。

 それ故に人狼のような神秘の濃い存在にも効くのは中々良く出来ている。

「――――と言う訳だ」

 俺は日光の入らない寝室へとランフェイを連れ込みながら、母乳が分泌されるようになった理由を懇切丁寧に説明してやった。

 乳腺を揉み解すのも同時に行っていたので、寝室までの道筋に母乳が垂れて文字通りのミルキーウェイとなっている。

「はー……っ♡ はー……っ♡ 相も変わらず……♡ 碌でもない代物を……っ♡」

 金髪爆乳狼女はベッドに突っ伏して甘く乳臭い液体をシーツに染み込ませつつも、欲情に潤んだ瞳で俺を睨み付けた。

 ランフェイの初搾りは生クリームのようにこってりとしており、いかにも乳糖度の高い乳汁である。

 道すがら味見をしたが余りの美味さにコップ一杯分は飲んでしまった程だ。

「このデカ乳からミルクを搾ってやりたいと前から思っていてなぁ。……中身が詰まって余計デカくなったんじゃないか?」

 俺はマゾ雌狼を抱き起こすついでに胸をむにゅうと掴む。

「くっ……♡ 誰のせいだと……っ♡」

 デカ乳からびゅっと重たい母乳を漏らしてランフェイは小さく身体を震わせた。

「下の方もびちゃびちゃになってんな。あー、雌臭え。乳の匂いと汗の匂いが混じってこりゃ凄えわ」

 俺は節くれ立った指でぐちょぐちょの水着越しに陰裂をぐりぐりと刺激する。

 こいつの眷属・・になってから嗅覚が鋭くなったので、女が発情しているかどうかが以前よりも良く分かるようになった。

「っぁ♡ 貴様こそっ、汗や血の臭いをこびり付かせたままで、誘っているのかと思ったぞ……っ♡ ふぅ……っ♡」

 人狼の姫は上体を捻って振り返ると、俺にしなだれかかって深く息を吸い込む。

「一晩中戦い詰めだったんだからしゃーねーだろ。お前だけ風呂入ってズリぃぞ……!」

 俺もランフェイを抱き締め、後ろ髪で隠れたうなじの匂いをすぅっと嗅いだ。

「はぁ……っ♡ ふぅ……っ♡ はぁ……っ♡ はー……っ♡」

 つがいの匂いを確認すると言う動物的な行為で本能がたかぶる。

「フゥー……ッ、スゥ……、フー……ッ!」

 これから交尾をするのだ、と再認識をし合うことによる興奮が全身を駆け巡った。

「ウォセ……っ♡」

「……待て、ランフェイ。折角なんだから普通にヤるんじゃ勿体無いだろ」

 俺は可愛らしい発情雌狼を抑え、予定していたプレイに軌道修正を試みる。

「む……、また・・か貴様……」

 ランフェイが呆れ顔を作るがその眼差しには期待感がありありと透けて見えた。

「嫌じゃないなら四つん這いになって待ってろ。今、用意する」

「はぁ……♡ 嫌ではないが……、貴様の変態趣味に付き合っていると我まで変態になりそうだ……」

 ウシ乳マゾ雌狼女はブツブツと呟きつつも、いそいそと体勢を変える。

 その間に俺はしまっていたアタッシュケースを取り出してロックを解除した。

 中に入っていたのはピカピカに磨かれた搾乳機である。

 規格は人間用だが、母乳を貯めるタンクとモーターは家畜用のそれだ。

 しゅるりと水着を解いてやると、母乳を蓄えて重みの増した乳肉がたぽんたぽんと揺れる。

 ランフェイは四肢をベッドに突いている為、軽く100センチを超すデカ乳が重力に従って長い長いI字谷間を作った。

「ちょっと冷たいが我慢しろよ」

 俺はアルコールティッシュで搾乳口であるシリコン製の乳房パッドとランフェイの胸を消毒しておく。

「んっ……♡」

 拭いている間にぽたぽたと乳汁が溢れ出てくる為、きちんと消毒する為にティッシュを四枚も使うことになった。

「よいしょ、っと。いつにも増して重ってえな……」

 露わとなった乳房にきゅぽんと搾乳口を貼り付け、内圧を下げて吸い付かせる。

 常であれば112センチMカップのデカ乳は推定で120センチ以上にサイズを増しており、片乳だけで西瓜一玉に相当しようかと言う大きさと重さになっていた。

「はぁっ♡ はぁっ……♡ この我を、家畜扱いしおってぇ……っ♡」

 マゾ雌狼は倒錯的な興奮にぶるりと身を震わせ、白く美しい背中に汗を浮かべる。

 彼女の身体は天然の肉体美であり、肉食獣の高密度な筋骨と女の柔らかさや丸みを兼ね備えていた。

「それじゃスイッチ入れるぞ? 3、2、1、ゼロっと」

「ま、待っ――――んぅうっ♡♡」

 モーターが唸りを上げ、搾乳を開始する。

 同時に、ランフェイはびゅうっと双房から母乳を吸い出されて絶頂に達した。

 今のは性感帯を刺激されたことによる物ではなく、噴乳と言う行為自体に快感を覚えたことによるオーガズムだろう。

 赤子に授乳するのは大変そうだが、雄としては実に滾る淫蕩さである。

「おお、すげえ。こりゃ牝牛その物だな」

 ブシュッ、ブシャッと搾乳音が響き、見る間にタンクの目盛りが増えていく。

「ふぅぅ……っ♡ こ、この下郎めぇ……っ♡ 眷属の癖にっ、生意気なぁっ……♡」

 俺の加虐心を煽る為なのか自分の被虐心をくすぐる為なのか、人狼の姫は四つん這いで乳を噴き出しながら憎まれ口を叩いた。

 客観的に見て、無様な姿だ。

 四足歩行の獣と同じようなポーズで、牛の角を模したヘアバンドと愛液でぐしょぐしょのビキニ水着のみを身に付け、機械に繋がれて家畜の如く搾乳されている姿である。

 ESCPファウンデーション日本支部関東営業部秘跡課第一蒐集班の暴力装置エース、『金色狼妃ジンスェアランフェイ』と畏れを持って呼ばれる誇り高き人狼のイメージとはとても結び付かないだろう。

 しかしこれも〝ランフェイ〟だ。

 俺だけに曝け出される雌としてのかお

 この上なく獣欲を刺激し、支配欲と独占欲に俺を駆り立てる艶姿。

 堪らなく愛らしく、狂おしく美しい。

「うーむ、俺はお前を悦ばせようと思ってやってるんだけどなー。〝分かって〟貰えないかなー」

 俺は中指と薬指を水着の下に滑り込ませ、既に綻びかけていた秘貝をにゅぷにゅぷと弄くる。

「おっ♡ あっ♡ っわ、分かっている♡ 承知しているぅ……っ♡」

 噴乳マゾ雌金髪狼女は以前にたっぷりと〝躾けられた〟のを思い出したのか、蜜穴をほじくられた途端にがくがくと首を縦に振った。

 どうやら説教ついでに道具を使ってみっちり膣性感トレーニングしたのが良く効いたらしい。

 前は外へ押し出すような強くとも均一な締め付けだったが、今では入口できっちりと掴んだまま膣肉でこねるような締め付けになっているし、調きょ……教え甲斐の有る良いおんなである。

「そうか? ランフェイは素直で良い子だなぁ」

 艶めかしく絡み付いてくる雌肉を右手であやしつつ、俺はもう片方の手で彼女の頭を撫でてやる。

 ペタリと伏せた獣耳に触れ、金の髪に指を通し、緊張を解きほぐした。

「くふ、ぁ、う……っ♡ ん、く、ぁ、、あ……っ♡♡」

 リラックスさせられたランフェイは快感への抵抗力を失い、あっさりと手マンで絶頂する。

 その拍子にびゅくびゅくと母乳を噴き出してミルクタンクの貯蔵量を増やした。

「ほぉ、中イキでも乳量が増えるのか。そんならもちっと悦ばしてやるとするかな」

 俺はきゅうきゅうと締め付けて来る秘裂から指を抜き、纏わり付いていた愛液をじゅるっと啜る。

 そして一旦手を拭くと、右手に用意していたグローブをはめた。

「っそれ、は……っ♡」

 勘付いた発情雌狼が振り向き、ごくりと唾を呑む。

 まさか忘れた訳ではないだろう。

 何せ、腰が抜けるまで道具と指で連続アクメをキメさせてやった際に最も活躍したのがこれ・・だ。

 『高周波振動刃ヴァイブロブレード』にも使われる振動素子を組み込んだ手袋、通称を『発情の指先Heat Touch』。

 一撫でで女性をイかせる魔法の杖マジックワンドならぬ魔法の手マジックハンドにしてくれる凄い奴である。

 まぁ要するに電マ手袋だ。

「ああ、お前も大好きな……ってそう警戒するな。今日は泣くまでクリイキさせたりしないから」

 俺は四肢に力を籠めて今にも逃げ出しそうなランフェイを撫でて落ち着かせる。

「き、貴様の言葉は信用ならん……っ! と言うか、それはもう使わないと約束した筈だろうが……!?」

「ん? あの時のこれはピンク色だっただろ? 今日のは黒、つまり別物」

「そう言う所だぞ貴様ぁぁ……っ!」

 俺の屁理屈にランフェイは赤面したまま、ぎろりとおっかない視線を向けてきた。

 洒落にならない位に殺気が籠められているが、これもこいつの可愛い所である。

 本気で嫌ならば力尽くで拒絶も出来るし、それに眷属となってしまった俺は〝止めろ〟と一言命令されれば従わざるを得ない筈だ。

 そうされないと言うことは……語るまでも無いことだな。

「安心しろ。俺は優しくするつもり・・・・・・・・だ」

 ツヤツヤの黒いラテックスで覆われた指先を秘所に当てて、俺はにっこりとランフェイに微笑んでみせる。

「っ♡ 抜かせ……♡」

 まるで俺が嘘吐きであるように思っている爆乳マゾ狼女がハッと笑った。

 しかし信じて欲しい。優しくするつもりなのに嘘偽りは無いのだ。

 どこぞのマゾ雌が可愛くおねだりしてくるから激しくなるだけで。

 そのことを彼女には良く教えてやらなければならないだろう……。

        §――――――――§

「――っふぅぅ……♡ このっ♡ 意地悪だ、貴様は……♡ もう、イかせてくれっ……♡」

 濡れた瞳でランフェイが俺を見詰め、懇願してきた。

 白い肌にはびっしょりと汗をかいており、興奮から赤く火照っている。

 眉尻は下がり、すっかり欲情にとろけた雌の貌となっていた。

 俺がしたのは精々十分かそこらの間、軽い絶頂だけで留めるように優しく・・・愛撫しただけだ。

 まぁ初体験で百回イくまでヤり続けたり、手枷口枷首輪目隠し状態で二時間道具責めしてから朝日が昇るまでハメ穴枕にしたり、とハード目のプレイをしてきたのでそれで満足出来る筈もない。

 そもそもこいつマゾだから苦しい位に気持ち良いのが好きだし。

「……〝イかせて下さい〟だよな?」

「っ♡ い、イかせて下さい……っ♡ ご主人様……♡」

 人狼が自らの眷属に向かって、相手に服従していることを認める呼び方をする。

 それは雄の支配欲や優越感を実にくすぐった。

「……良いだろう。イけ、ランフェイ」

 俺は子宮の上を撫でていた手をするりと動かし、とろとろにほぐれた陰裂へ二本の指を潜り込ませる。

 そして、熱く濡れた肉洞の中で一気に指の振動数を高めた。

 人間の手は精密な操作性を有する優れたマニピュレータである。

 ぷくっと膨れた膣壁のでっぱりや、細かいひだの並んだ膣の括れなど、発達した性感帯を探し当ててぴったりと密着させることが出来る。

 そして、そこに従来のローターでは及びもつかないヴァイブレーションを乗せれば、最早それは快楽の弾丸を撃ち込むにも等しい。

「――っあ♡♡ ぁぁあっ♡♡ イきますっ♡♡ まんこっ、イき、ますぅっ……♡♡♡」

 大きく張りの有るむっちりとした尻を高く上げ、ランフェイはビクビクと身体を跳ねさせて自らの絶頂を報告する。

 彼女の女性器は中で振動する指をぐにゅぐにゅと咀嚼し、搾乳機を取り付けた胸からは大量の母乳を噴き出した。

 タンクの目盛りを見るに、どうやら既に五リットル以上も搾乳しているようだ。

 搾乳機を使っていなかったら今頃ベッドがびしゃびしゃになっていただろう。

「うんうん、良く出来ました、っと」

 俺はランフェイの蜜壺をゆっくりと撹拌し、いまだ絶頂し続ける膣肉を優しくマッサージする。

 そして指の根元まで媚肉に埋め、労わりを籠めて奥をぐっと圧迫した。

「あ、ぁ、ぁ――……っ♡♡」

 発情した雌の匂いを撒き散らす金髪狼女はぶるぶると震えて快感を噛み締める。

 膣内だけでなく肌も丹念に愛撫してじっくり焦らしてからの絶頂だったのでさぞ気持ち良かったことだろう。

 振動を段々と弱めて静かに指を引き抜くと、膣口が名残惜し気にちゅぽんと音を立てた。

「さて、これで俺が優しくしてるってのは分かって貰え――」

 ゆらり、とランフェイが立ち上がる。

「――はぁ……っ♡」

 甘い吐息を吐く人狼は俺の黒シャツをブチブチっと音を立てて脱がせた。

 無論、ボタンごとである。

「……あー、ランフェイさん?」

「んー♡ すーっ♡ はぁー♡ ふー……っ♡ んふー……っ♡」

 完全に盛っているご様子の金髪雌狼はベッドから降り、俺の胸板に端正な顔を押し付けて目一杯に臭いを嗅ぐ。

「ダメだこりゃ。駄犬モード入っちまってる」

「はぁ……♡ ふぅ……♡ んっ……♡」

「……はいはい、しゃーねーな」

 理性がぶっ飛んでいるランフェイの無言の要求に従い、俺はシャツを脱ぎ、ベルトを外し、スラックスも下ろした。

「ふー……っ♡ ふー……っ♡ 雄臭い……♡ あぁ……♡ なんとかぐわしい香りだ……っ♡ たっぷりと化物を殺めてきた戦士の匂い、血と汗の匂い、それに我へと欲情した証の汁の匂い……♡ 煮詰められて熟成され、余りの芳醇さに頭がクラクラする……っ♡」

 匂いフェチの人狼は床にひざまずいてボクサーパンツに顔を埋め、折角の美人が台無しな陶酔した表情でブツブツと呟く。

「脳味噌バカになっててもチン嗅ぎすると語彙が戻るとかどうなってんだよ……?」

 もしかして俺のチンポから頭が良くなる臭いでも出てるとか? などと下らないことを考えながら、俺はベッドに腰かけた。

「っ……♡ ふぅ……っ♡ はぁ……っ♡ ああ、我慢出来ん♡ 頂きま、す……っ♡ ん、ぅ……っ♡♡」

 ランフェイは俺の下着を脱がせると、ぼるんと飛び出た逸物へ即座に口付ける。

 涎が溢れかけていた唇はぬるぬると滑り、ずるるっと俺のデカチンを呑み込んだ。

「うぉッ、っつ……!」

「じゅぅっ……♡ んっ♡ じゅっ♡ じゅるぅ……っ♡」

 即尺雌狼がたっぷりと熱湯のような唾液をチンポにまぶして嬉しそうに吸い付く。

 笑顔一つで女から黄色い歓声を浴びるような美貌であると言うのに、今は頬をすぼめてスケベなフェラ顔を晒していた。

「くッ……、チンポ咥えんの上手くなったなぁお前……」

 俺はグローブを脱いでランフェイの頭に右手を乗せ、上達した口淫奉仕を褒めるように撫でる。

「……♡ んむ……♡ ちゅ……っぽん♡ ちゅ♡ ちゅ♡ ちゅ♡ ちゅっ……♡」

 金髪狼女はわざと音を立てて怒張の先端から唇を離し、何度も啄むように口付けた。

 鈴口や裏筋で快感が小さく幾度も弾け、じわじわと肉杭の根本に疼きが溜まってくる。

 俺の方も死闘を繰り広げた昂りは残っていたし、こんだけ雌フェロモンを嗅がされては射精欲求を煽られて仕方ないと言う物だ。

「ふー……っ♡ ぁむ……♡ ちゅ、じゅぅぅ……っ♡ すぅ♡ ふぅ……っ♡」

 果実の如く瑞々しい唇が尿道の上を切っ先側から根本までぬるぅっと通過する。

 そしてランフェイは最も臭いの強い場所で形の良い鼻をひくつかせ、興奮度の高さを感じさせる熱い吐息を吐き出した。

「ちゅぅっ♡ れろ♡ れろれろ♡ ちゅ♡ んふー……っ♡」

 マゾ雌狼は涎を沁み込ませるように陰嚢へ丹念に舌を這わせ、同時にしなやかな指を陰茎に絡み付かせてにゅっくにゅっくと扱く。

 絶妙な力加減で行われる玉舐め手コキは腰が浮きそうになる程気持ち良く、堪らず肉槍の先端から我慢汁が溢れ出た。

「……あー、ヤベ。もう射精そう」

「んっ……♡ ふふん♡ ちゅ♡ んぁ……♡ いつでも良いぞいふれもいーろ♡」

 得意げな笑みを浮かべたランフェイが再び亀頭を口腔に収め、上目遣いに俺を見詰める。

「そのまま口まんこでシゴいてろ、よ……ッ」

 俺はスマホのカメラで牛娘コスの金髪狼女がデカチンにしゃぶり付いている姿を撮影した。

「♡ じゅぷっ♡ じゅぷっ♡ じゅるる♡ じゅっ♡ じゅぷじゅぷじゅぷっ♡」

 興奮したランフェイは下品な音を立てて顔を前後させる。

 その片手は男根の根本に添えて向きを調節し、もう片方の手は自らの秘所を弄くっていた。

「うわ、えっろ……ッ。これ動画で撮ったら滅茶苦茶売れそうだな?」

「っ……♡ じゅぅぅ……っ♡ れりょれりょっ♡ れりょれりょれりょ……♡」

 抗議のつもりなのか、マゾ雌狼は俺を睨んで裏筋をベロで激しくなぞる。

 長く厚い舌がこすり付けられる度、ぞくぞくと俺の背筋に快感が走った。

「……ッ上目遣いの睨みフェラとか最高かよ。精液込み上げて来たわ……」

 俺はカメラをビデオモードに切り替えてランフェイの痴態をじっくりと撮影する。

 ぐちゅぐちゅとまんこを弄る姿も、搾乳機のチューブが繋がったウシ乳からびゅーびゅーと噴乳する姿も、である。

「っ♡ じゅるっ♡ じゅずっ♡ じゅう……っ♡」

 ランフェイはオナニーする左手を止めず、一層激しく口で奉仕してきた。

 繰り返しカリ首の段差をぷるぷるの唇が乗り越え、痺れにも似た甘い衝撃がぞわりと背骨を伝う。

「ッ、射精るぞ……ッ!」

 射精衝動の導火線に火が点き、俺は美しい金髪を手でぐっと押さえた。

「じゅるっ♡ じゅぞぞぞぞっ♡」

 ウシ乳発情雌狼がトドメとばかりに金玉ごと引っこ抜くようなバキュームを行う。

「ぐ……ッ!!」

 ぶびゅびゅるっ、と俺は金髪狼女の口内に精液を放った。

「――っ♡ ん……っ♡♡」

 俺が射精した瞬間、ランフェイはずるんっと咽喉奥までチンポを呑み込む。

「おッ……!!」

 みっちりと咽喉輪で締め付けられ、ぶびゅぐっ、ぶびゅびゅぐぐっ、と精液ポンプが稼働する度に凄まじい快感が走った。

「――……っ♡♡♡」

 ウシ乳マゾ雌狼は目を閉じて快楽と雄の味をじっくりと楽しみ、びくびくと身体を震わせて噴乳する。

 搾乳による快感、自慰による快感、そして咽喉奥口淫ディープスロートでの苦しみによる快感、それらが合わさって深い絶頂となっているようだった。

 尿道を圧迫された射精はびゅぐびゅぐと長く続き、ランフェイの食道に直接流れ込む。

 その間もねっとりと舌が肉茎を舐め回し、もっと出せと貪欲に要求してきた。

 サキュバス並みの強烈な口技だ。こんな技術を一体何処の誰に仕込まれたのか。

 ……いやまぁ大変身に覚えは有るのだが、高々二か月ばかりでこうも上達するとは俺も驚きである。

「ッ……!」

 ごきゅ、ごきゅ、とランフェイが精液を嚥下する際に咽喉が締め付けてくる。

 一滴残らず出し尽くすまで口淫搾精は続いた。

「ん……じゅる、じゅぅっ……♡」

 ゆっくりとチンポが引き抜かれ、マゾ雌狼は最後の仕上げとして尿道を舌で圧迫することで残り汁まできっちり掃除する。

「ちゅ♡ ちゅ♡ ちゅ、っぽん……♡ 」

 オマケとして肉笠をちゅこちゅこと唇の裏で弾いてから、ランフェイは射精を終えた男性器をようやく解放した。

「ふぅー……。滅茶苦茶気持ち良かったぞ」

 俺は金髪狼女の頭を撫でて感謝を伝える。

「♡ ……ちゅっ♡」

 彼女は亀頭にキスを落として口での奉仕を終えた。

        §――――――――§

 ふと気付くと、十リットルの貯蔵瓶が母乳で満たされていた。

 溜まり切る手前で気付くべきだったが、まぁランフェイの口まんこが気持ち良過ぎたので仕方無い。

「……と言う訳で風呂に来ました」

「何がと言う訳で、だ」

 タオルで胸を隠したランフェイから突っ込みが入った。

「①血みどろの汗みどろになって帰ってきたので俺はいい加減風呂に入りたかった。蒸れ蒸れチンポ大好きなランフェイさんへの忖度で即尺はさせたし、一回シャワーだけでも浴びさせて欲しい」

「だ、大好きではない! ちょっと好きなだけだ!」

 全く性癖を隠せていないチン嗅ぎ好き狼女の弁を俺ははいはいと受け流す。

「②牛柄ビキニと角ヘアバンドを外したので母乳体質は収まった筈だが、この馬鹿デカ乳にはまだたっぷりミルクが残っているので搾り出す必要が有る。そのままヤったらベッドのマットレスまで染み込むのが目に見えているので風呂に来た」

「くっ、やかましい! 馬鹿デカ乳とか言いながら揉むなこの戯けっ……♡」

 揉む前からタオルに母乳を滲ませていたランフェイに手をパシリと叩かれた。

「③母乳パイズリがしたい」

「最早、風呂でヤると言う意思を隠す気が全く無いな貴様……」

「嫌か?」

「……まぁ、嫌ではないが」

 頬を染めたままのランフェイがぷいとそっぽを向いて答える。

 い奴め。

 合意も得られたことなので早速ソープマットを用意した。

 広い浴室にこれを置くともう風俗かデリヘルにしか思えない。

 まぁこいつクラスの嬢なんてそれこそサキュバス――第二種ヒト由来分泌物摂食体質のことだ――とかでも無ければそう居ないだろうが。

 ……怪異を相手にしてると悪魔の方のサキュバスも存在するから面倒なんだよな。

 閑話休題。

 寝っ転がった俺の上にデカ乳デカ尻高身長の金髪美女がのしかかった。

 質量以上の圧迫感を覚えるのは視界を占有するこの爆乳のせいだろうか。

 通常時112センチMカップが一体どこまで大きくなっているのやら。

「ううむ、絶景……。この谷間に住みたい……」

 俺は両脇から質量の暴力とも言える迫力の乳房を押さえる。

 むにゅうと大変に柔らかな手触りを感じると共に、生温かい母乳がポタポタと滴った。

「はぁ……♡ 全く、我もどうしてこんな戯け者にほだされたのか……♡」

 ランフェイはジト目で俺の身体に乳汁をにゅるにゅると塗り広げ、重量感の有るおっぱいをスポンジ代わりにする。

「おお、すっげぇ……。雌臭さと乳臭さもすっげぇ。チンポバッキバキに硬くなるわこんなん」

 半勃ち状態だった愚息がたちまちに硬さを取り戻し、金髪狼女の薄ら割れた腹筋を押し返した。

「っ♡ ……これが、そんな喜ぶような物なのか? ん、甘っ……♡」

 彼女は重たい乳房を抱え、ちゅうちゅうとセルフ授乳する。

 赤子に飲ませる筈の母乳を自ら飲むと言う倒錯的な行為に興奮しているのか、それとも敏感な乳首を己で刺激して噴乳快楽を味わっているのか、咥えていない方の乳頭からもびゅっと濃厚ミルクを噴き出た。

「ふむ、色々と理由は有るだろうが……、疑似的に〝孕ませた〟気分になれるからかもな。こんな極上の雌を孕ませられたら、と思うだけで勃起物だろ」

成程なふほほ、んぇ……♡」

 俺がたぷたぷと液漏れおっぱいを揺らしていると、ランフェイがとろりと口から母乳を垂らす。

「……ふん、だと言うのに胸で無駄撃ちするのも好きとは度し難い奴め♡ いくら乳の間に子種を放ってもやや子は作れんと言うのにな……♡」

 胸の谷間に唾液と母乳を混ぜたローションを馴染ませ、パイズリの準備が整った。

 金髪デカ乳狼女は身体を後ろにずらし、チンポの上に爆乳を乗せる。

「はっはっは、この馬鹿みたいにデカい乳なら本当に妊娠出来るんじゃ……ぬぉッ!」

 ばちゅんっと衝突音が響く程の勢いで、乳肉が一気に陰茎を呑み込んだ。

 ぬめる乳内でギチギチに締め付けられ、より一層柔らかさが味わえる。

 ……嗜虐的な表情を浮かべたランフェイに見詰められながら、だが。

「ほう……、なら孕ませてみて貰おうか……♡」

 ランフェイは推定120センチオーバーの爆乳でチンポを挟んだまま、挿入の向きをぬるんと垂直方向へと動かした。

 スタンダードなパイズリから縦パイズリへの変化だ。

「お、おおぅ……、怒ってらっしゃる……?」

 にゅるぅ、と長い谷間の中で肉槍を扱かれる。

 根元を桜色の乳輪に挟まれ、乳肉の高さを視覚的にも触覚的にも理解出来た。

「別に怒ってなどいないが♡」

 金髪狼女はにっこりと作り笑顔でたんったんっと乳を打ち付けてくる。

「ぜ、絶対怒ってる……ッ! その、すみませんでした……。〝馬鹿みたいにデカい乳〟と言うのは決して悪口のつもりで言ったんじゃなくてだな……ッ」

 弁解など許さぬとばかりに、どちゅんっと根元までピストンされた。

「……貴様がこのように乳が出るようにしたせいで膨らんだのであろう。だと言うのに嘲弄ちょうろうされれば腹も立とうなぁ……っ!」

 怒れる人狼は俺の膝上にデカい尻を乗せ直し、座って上体を倒すことで縦パイズリを行う。

 うつぶせで背筋によって為される動きよりも激しく精確なパイズリとなり、ずっちゅずっちゅと乳まんこがチンポに絡み付いてきた。

「うう……、キレていても力任せではないこのズリ技巧テク……! 流石だ……ッ!」

「貴様が仕込んだのだろうが貴様が!」

 柔っこい乳房にみっちりと包まれてにっちゅにっちゅと左右からこすり合わせられる。

 吸い付くようなもち肌おっぱいが蕩けるような優しい快感を肉茎にもたらした。

「いや、お前の才能が有っての物だぞ。強靭な体幹、相手の弱点を見極める観察眼、そしてこれ程に豊かなおっぱい……。俺は誇らしい! お前は極上のおんなだ!! 美しく、そして強く、エロさもこの上無い! 俺の恋人としては勿体無い程に素晴らしい!!」

「っ♡ そうやって煽てれば、我も納得すると思ったか……っ♡」

「本心だとも」

「くっ……、嘘を吐いてはいないから余計に厄介だなっ……♡」

 形の良い鼻をひく付かせ、ランフェイは頬に照れを浮かべて俺を睨み付ける。

「ったく、この我儘娘は……」

 俺は身体を起こし、デカ乳高飛車狼女へと接吻した。

「ん……っ♡ ちゅ♡ ちゅぅ♡ は、ぁふ……♡ ちゅ……っ♡」

 舌を絡めると濃厚ミルクの甘い味と香りが口内に広がる。

 ディープキスをしている間も、母乳を滴らせる爆乳がぱちゅぱちゅとパイズリし続けた。

「……」

「ちゅうっ♡ ぇろ……っ♡ ぴちゅ♡ ちゅぷ♡ ごくっ♡ んちゅ……っ♡」

 俺はランフェイの長い舌を押し退け、口腔へと侵入する。

 粘膜をこすり合わせて唾液を流し込み、掌にずっしりと重みを感じる胸をぎゅうっと握った。

「んんっ……♡ あ、んぁ……っ♡ ふぅ……♡ 駄目ぇ……っ♡♡」

 ランフェイはびゅくびゅくと噴乳して身体を震わせる。

「んな媚び雌貌で何言ってんだ。乳内射精なかだしキメたらお前の好きな後背位バックで胸いじめてやるから、気合い入れて乳コキしろ」

「っ♡ 分か、った……っ♡」

 すっかり機嫌を直したマゾ雌狼は特盛の乳肉でにゅくにゅくと男根を捏ね回した。

 両脇から押さえたまま時計回り、逆時計回りと捻り、左右それぞれを交互に動かす。

 膣や口とは別種の快感は激しい刺激でなくとも射精欲求をくすぐった。

「おぉ……ッ、良いぞ……! 精液あがってきた……ッ!」

 再び俺は寝そべり、重力に従って垂れる長乳まんこが奉仕する様をじっくり眺める。

「んっ……♡ 硬くなってきた♡ ふっ♡ はっ……♡ ふぅっ……♡」

 ランフェイは目を瞑って意識を集中し、たぱんったぱんっと乳を上下に揺さぶって快感を与えてきた。

「あー、射精る……。母乳縦パイズリで搾り取られる……ッ!!」

 ゆっくりと込み上げてきた射精衝動が臨界点を超え、尿道から溢れ出る。

 びゅるびゅぐびゅぐぐっ、びゅぶぶびゅる、びゅぐびゅぐっ、と俺はランフェイの乳内なかでうどんのように太く長い精液を放った。

「んっ……♡ 熱っ……♡」

 乳房の根元に大量の牡汁をぶっかけられてランフェイはびくりと身体を震わせる。

 そして乳肉でチンポを咀嚼するように、精液を追加された母乳ローション入りパイズリホールをぐっちゅぐっちゅと揉み捏ねた。

「う、ぉ、お……ッ!」

 にゅぷぷぷっとチンポがおっぱいまんこから引き抜かれる。

「……射精し過ぎだ♡ 本当に孕ませるつもりか、この莫迦者ばかものめ……♡」

 にやにやと笑うランフェイが乳房を左右に割り広げると、ぬちゃあっとザーメンブリッジがかかっていた。

        §――――――――§

 母乳パイズリは気持ち良かった。が、それははともかくとしてソープマット上での後背位は母乳で滑ってしまって話にならない。

 なので一旦身体を洗って風呂から出てからにしようと言うことになった。

「あー良い湯だった。なんか肌がツルツルになった気がするな……。もしかして母乳風呂の効能かもしれん」

「……貴様、湯舟の中で乳を搾ってきたのはそれを考えてのことか?」

 本日二度目の風呂だったランフェイは髪を乾かすと白いバスローブをぽいっと脱ぎ捨てる。

「いや、そもそも浴室で母乳を搾っておくのも目的の一つだっただろ。のぼせかけるまで搾乳アクメキメても終わらないのは予想外だったが。……これ母乳体質が定着してんじゃねえか?」

 俺は冷たい水で喉を潤して、それから飲みかけで放置していた大吟醸のことを思い出した。

「はっ、冗談ではないな。そうなったら貴様の戯れでこんな身体にされたと吹聴して回ってやろう」

「止めろ。洒落にならん」

「洒落でも冗談でもないので安心しろ」

「……」

 炬燵から酒瓶を持ってきた俺は上品な酒を下品にラッパ飲みでごくりと一口飲む。

 客観的に考えて、今の俺は十歳下の同僚(ランフェイは外部からの特務派遣員扱いなので部下ではない)の家に転がり込んで情夫をやっている三十路の男である。

 そこに今までのプレイとか乳が出るようにしたとかまで加わると、これはもう風聞が悪い所の騒ぎではない。

「…………」

 俺は再びごくりと酒を飲んだ。

 脳裏に〝結婚〟の二字が過ぎる。

 ランフェイと恋人となるに当たって全く考えていなかった訳ではない。

 しかし彼女はまだ若い。背は高いがその美しさを損なう物ではなく、女性的魅力にも溢れている。

 これからの人生で俺よりも年の近い将来有望な男と出会うことも有るだろう。

「………………」

 俺は三度みたびごくりと酒を飲んだ。

 脳裏に〝責任〟の二字が過ぎる。

 果たして、この気難しくてプライドの高い女の処女はどれ程に重いのであろうか。

 それにもう十や二十どころか百回以上肌を重ねていると思われる。身体だけでなく反応も良いので、二か月ちょいとは言え雌としてずっぷり仕込んできてしまった。

 これで〝俺じゃ釣り合わないから別れてくれ〟なんて言った日には、その日の内に閻魔様と初めましてからの即地獄行き間違いない。

 しかしそもそも俺に責任を取り切れるのか、と言うのも有る。

 これは家で大人しくしているような女ではない。俺よりも余程強い彼女を家庭に縛り付けるような愚かな真似をするつもりもない。

 だとすれば結婚したとして、俺がランフェイを幸せに出来るだろうか……。

「――ま、実際は出る乳の量も減ってきたのでもうじき治まるであろうが……。ふふん♡ どうした、随分と考え込んでいたようだが? くは、焦る貴様を眺めるのは愉快だったぞ……♡」

 一糸纏わぬ姿でベッドに肘を突いて寝ている金髪美女が呑気に笑う。

「……」

 今後について真面目に考えていた俺は軽くイラっときた。

「ん、なんだ。何か言え、ウォセ。黙ったままでは……んっ、ぅーっ♡」

 口移しで酒を飲まされたランフェイが狼耳を驚きにピンと立たせる。

「……いっそ、孕ませてやろうか」

 俺はランフェイの人の耳にぼそりと囁きかけた。

「っ♡ き、貴様……っ♡」

 珍しくランフェイは表情に怯えを滲ませる。

 不思議とそれが面白く思えて俺はくつりと笑った。

「――怖いか、我が主よ。子を孕むのが。腹が大きくなって戦えなくなるのが」

 ぐいと女の身体を押し倒してその上に覆い被さる。

 芝居がかった口調で脅すのもなんだか楽しかった。

「……酔っているな貴様」

 恐怖の感情は一瞬で消え、ランフェイは俺を静かに見詰める。

「そうかもな。俺は酔っている、お前と言う美酒に。酔いが醒めるのが恐ろしいよ。酔っている間が幸せな分にな」

 酒精が潤滑剤となったのか、ぺらぺらと舌が回った。

「……ふん、この莫迦め。眷属になっておいて我と離れられるとでも思っているのか」

「悪いが過度な期待はしない性質でね。飽きられて捨てるのも覚悟はしている。そうしといた方が辛さは少なくて済むからな」

 俺がランフェイの美しい顔を撫でていると、人狼の姫は困り顔と呆れ顔を半々に混ぜたような表情を浮かべる。

「はぁ……。貴様の欠点はその悲観的なまでの現実主義と自己評価の低さだな……。時に強味ともなるが、今は完全に悪い方向へ作用している」

「それはお前が俺を過大評価しているだけだ。所詮は荒事しか能がない上に、『黒檀コクタン』を装備しなければ一般人に毛の生えた程度の男だろう」

 俺は悪魔降霊師だとか陰陽師だとか竜や人狼と言った特別な才能を持った連中を思い浮かべた。

 すると何故かランフェイが眉根を寄せて険しい表情をする。

「……そう言う所だぞ貴様。そこらの人間が人狼を組手で負かせて堪るか」

「……いやまぁ非異能者代表と言うか。あれは不意打ちみたいな物だったし……」

「あ~~もう……っ!」

 金髪狼女はぎゅっと俺の頭を抱き寄せた。

「んがッ……!」

 痛みと共に首からゴキっと音がした気がする。

「……この戯け! 愚か者! 甲斐性無し! 昼行灯のベッドヤクザ! 女を啼かせるのが生き甲斐の鬼畜!!」

「……否定し難いけど、それ以上言うと三十路の男が年甲斐もなく泣くぞ……」

 俺は爆乳の谷間に顔を突っ込んだままもごもごと言葉を返した。

「しゃんとしろ、貴様は我の認めた男だろうが! 何を悩む必要が有る! 我を! めとれ!!」

「ッ……!」

 猛烈な逆プロポーズを受け、俺は息を呑む。

 まさか、彼女の方からそんなことを言われるとは思ってもいなかったので目が覚める思いだった。

「――それとも何か、他に懸想している女が居るとでも……?」

 ランフェイがスッと目を細める。

「いやいやいや! 違う! 断じて違う!! 俺が好きなのはお前だけだ、ランフェイ!」

 今日一番鋭い殺気を浴びて俺は慌てて返事をした。

「で、あろう? ならばウォセよ、諦める理由を・・・・・・考えるな・・・・

「ッ……!」

「飢えろ。求めろ。貴様の目の前に居るのは〝極上のおんな〟なのだろう。手に入れたくはないのか? この乳を溢れさせる胸のように、みっともなく腹を膨れさせて、〝これは自分のものだ〟とはっきり形にすべきとは思わないのか?」

 低いウィスパーボイスがじっくりと耳に染み渡る。

 するりと手が乳房の丘陵を撫で、筋肉の陰影が薄く浮かぶ白いお腹を撫でてみせた。

「ふ、ぅ……ッ、ふゥ……ッ!」

 沸々と獣欲が湧き起こり、心臓の鼓動が早まる。

 女の柔肌から香る石鹸の匂いと体臭が鼻腔をくすぐった。

「♡ やっとやる気になったか……♡」

 ランフェイは俺の逸物をさすり、勃起具合を確かめる。

 休憩を挟んで種付け煽りまでされ、万全の怒張となっていた。

「ふー……ッ、お前の方も準備は出来ているみたいだな……」

 金髪狼女の股に触れた手にはぬるぬると愛液の感触が有る。

 風呂上りだと言うのに、この女はずっと欲情したままだったらしい。

「当たり前だ……♡ 今日はまだ一度も子宮ここにお情けを頂いていないのだからなぁ、ご主人様……?♡」

 くすくすと笑うマゾ雌狼が俺の首に緩く両手を絡めた。

 平均して日に二度は膣内射精を受けている淫乱女はくねくねと腰を動かし、陰核と陰唇を男性器にこすり付けてくる。

 雄を誘うのと自らの疼きを誤魔化す一石二鳥な土手擦りオナニーで、裏筋側がすっかり淫蜜まみれになった。

今年・・はまだ一度も、だな」

 俺がそう訂正を入れるとランフェイはにやりと笑う。

「……そうか、〝姫初め〟と言う奴だな♡」

「正解、だ……ッ」

 俺は濡れそぼった膣口に亀頭を押し当て、ぬぷぷっと新年初挿入をした。

「んっ……♡ き、たぁ……っ♡♡」

 デカ乳金髪狼女はぶるりと身体を震わせ、甘い声を漏らす。

「挿れただけで絶頂したのか? マンコ弱過ぎだろ」

 俺は熱々でとろとろの姫穴を極太男根でこじ開け、みっちりと奥まで満たした。

「弱く、ない……っ♡ 貴様のちんぽが強過ぎる、だけ……だっ♡」

「はっ、お褒めに預かり恐悦至極。そんじゃ、そろそろ動くぞ……!」

 ぞりぞりと肉笠で膣壁を引っ掻いて抽挿を開始する。

 半分程引き抜いた肉茎をずちゅっと蜜壺に突き入れると、ランフェイが両脚を俺に絡めてきた。

「っは、ぁ……♡ ウォ、セ……っ♡ ちゅっ♡ ちゅうっ♡ んむ……っ♡ はぁ……っ♡ ちゅ……っ♡」

 おねだり上手の発情雌狼と唇を重ねてゆっくりと正常位での情交を愉しむ。

 ずっちゅずっちゅと接合部から粘度の高い摩擦音が響いた。

「すっかり俺のデカチンに馴染んだよなぁ。締め付けはそのまんまだが」

 俺は腰を引いてどちゅっと膣奥に打ち付ける。

「お゛っ♡ ぁっ……♡ 本当っ♡ 一撃一撃がっ♡ 重い……っ♡♡」

 二十センチを超える魔羅のピストンを受けてマゾ雌狼女は歯を食い縛った。

 眼下でたっぷんたっぷんと盛大に揺れるデカ乳の先から母乳が溢れる。

 風呂場で搾ったお陰でもう能動的に搾らなければ出ないと思っていたが、どうやら絶頂でもまだ出るようだ。

「勿体ねえなッ……」

 俺は飴玉のような太乳首に吸い付いて直接母乳を啜った。

 ピストンは大柄な身体に見合った深い膣穴を味わう長いストロークではなく、子宮頚部ポルチオを小刻みに叩く短いストロークに変える。

「あぁっ……♡ これ好きぃ……♡ 我のおっぱい、もっと飲んで……っ♡」

 ランフェイはうっとりと快楽に陶酔していた。

 交合まぐわう間に段々とお互い汗をかいてきて、重なる肌がぴったりとくっつく。

 両手の指を絡めて双房から母乳を吸う内に、射精欲求が膨れ上がってきた。

「……おい、ランフェイ」

「なん、だっ♡」

「お前、今日から避妊薬ピル飲むの禁止な」

「っ……♡」

 俺がそう言った途端、金髪狼女の子宮口がちゅっと鈴口に吸い付く。

「孕むまでヤるぞ。絶ッ対に俺の子供を産ませる」

「あは……っ♡ い目だ……っ♡ 本気っ、だな……♡」

「当然。精液で卵子溺れさせてやる」

「んぁっ……♡ 望む、所だ……っ♡♡」

 膣肉がきゅうきゅうと締めつけてくる中、チンポの根元に段々と疼きが溜まってきた。

 淫乱マゾ雌狼の媚肉は引き締まった肉体に相応しい膣圧で陰茎を圧搾してくる。

 毎夜の如く太いチンポでたっぷりと耕しているのにその締まりは緩むことがない。

 出産すればまた別かもしれないが、そうなったらそうなったで経産婦マンコの楽しみ甲斐が有りそうである。

「ッあー、マジでどこもかしこも気持ち良いなこの女……! もう射精るからベロ出せ、キスするぞ」

「っ♡ れろ♡ んちゅ♡ は、ぁむ……っ♡ じゅる♡ ごくごくっ……♡♡」

 俺はランフェイに覆い被さった状態で唇を重ね、舌を絡めて唾液を飲ませた。

 ベッドに恋人繋ぎした手を押し付け、絶頂に向けて腰の動きを速める。

 年若く美しいプライドの高い雌へと種付けすると言う興奮がうなじの辺りを熱くした。

 愛欲と獣欲が混ざり合い、ドロドロの生殖欲求として尿道の奥を昇ってくる。

「ふーッ、ふー……ッ! 一発目射精すからイけよ……! 孕め、ランフェイ……ッ!!」

 剛直をずちゅっと膣奥まで挿入し、俺は発情金髪デカ乳狼女のよわよわ種媚びマンコに吐精した。

 ぶびゅびゅっ、びゅぐびゅるるっ、ぶびゅぶびゅびゅびゅうっ、と大量の精液が子宮に流れ込む。

 妊娠する可能性を承知した上での膣内射精なかだしは脳味噌が灼けつく程の快感だった。

「あっ、ぁあ、あ゛っ~~――♡♡♡」

 ランフェイは中性的な声に脳が蕩けるような甘さを足した高い善がり声を発して絶頂する。

 貪欲な子宮はごくごくと牡汁を飲み干し、より多くのザーメンを搾り取る為に膣肉を収縮させた。

「――……まだ、まだぁ……ッ!」

 俺は射精を終えてすぐにがばりと身体を起こし、ランフェイの体勢を変えさせて後ろから挿入する。そのついでに先程脱がせた牛柄ビキニを着せた。

「なっ、おいこら何をっ……♡ んっ♡ あっ♡ あ……っ♡」

 ウシ乳狼女は胸を揉みしだかれて喘ぎ声と共に水着越しで母乳を漏らす。

 角とパンツは装着していないので効力としては不完全だが、それでも乳汁分泌量は多少復活しているようだった。

「約束通り、後ろからこのデカパイ揉んでやろうと思ってな……! 噴乳アクメも気に入ったんだろ?」

「ば、莫迦っ♡ それはっ、貴様の……方だろぉ……っ♡♡」

 ずっちゅずっちゅと響く交尾の音に掻き消されるようなか細い声で淫乱マゾ雌狼が口答えする。

「ああ? 嘘吐くの下手糞過ぎんだろ。びゅくびゅくミルクお漏らしして雑魚マンコひく付かせてんのに何言ってんだマゾ雌駄犬が」

 俺は暴力的な質量のおっぱいを扱き上げ、水着からはみ出るデカ乳輪をぎゅっと絞った。

「おっ♡ おぉっ♡♡ イ、イく♡ イきますっ♡♡ おっぱいとまんこでイぐっ……♡♡♡」

 ランフェイは背中をぐっと反らして母乳を溢れさせながら絶頂する。

 元から生地が薄くてぴったり肌に貼り付いていたビキニ水着は濡れてスケスケになっており、隠すと言う機能を殆ど残していなかった。

「ッ……、勝手にッ! イってんじゃ! ねえッ!」

 にゅるにゅると淫肉を蠢かして精液を搾り取ろうとしてくるドスケベ女のケツを俺はスパンキングする。

「あぎっ♡ ぐっ♡ んぉっ♡ ご、ごめんなさいっ……♡♡」

 金髪マゾ雌人狼はウルフヘアを振り乱して喘いだ。

「本当この雌はッ……! 尻もデカくて叩き甲斐が有るし、腰の括れはエゲつねぇし、後ろから乳裏が丸見えだしよ……! セックスの為に育ったみてえな身体しやがってッ!」

「っ……♡ 全部っ♡ ウォセの物だぞっ♡ 我の身体は……っ♡ 余す所なく全てっ……♡♡」

 ぺたんと狼耳を伏せているランフェイが巨尻をふりふりと左右に揺らす。

 尻尾こそ出していないが、もし出ていれば邪魔になる程大きく振っていただろう。

「ッ、ランフェイ……ッ!!」

「おっ……♡ ふ……っ♡ 子宮、潰されてるぅ……っ♡♡」

 俺は孕み頃の金髪雌狼に覆い被さり、どっちゅどっちゅとハメ穴に腰を振りたくった。

「ふッ、ふッ……! スゥ……ッ!」

 獣の臭いが混じった甘い雌臭を嗅いで、ビキビキと逸物が硬度を増す。

「あぅ、ぅ……っ♡ は、孕ませる気だな……っ♡ 全力で……っ♡♡」

 ピストンの揺れで水着がズレて、どたぷんっとウシ乳がまろび出た。

「卵管まで精液でたぷたぷにしてやっからなぁ……! このエロビキニ無しでも母乳が出るようにしてやる……ッ!」

 パンパンと尻肉を叩くような音を響かせ、俺は逸物の根元まで使って媚び雌穴をほじくる。

「お、あっ♡ 好きっ♡ 出してっ……♡ ウォセのっ♡ 赤ちゃん欲しいっ……♡♡」

 甘やかな可愛らしい声で、俺の年下の恋人がおねだりをしてきた。

「ッ――」

 一瞬、意識が遠のく程の多幸感が脳髄を駆け巡る。

 快楽信号は背筋を伝って腰の底まで走り、射精衝動を起爆させた。

「――射精るッ……!!」

 俺は細い腰を掴んで尻肉が波打つ程に生殖器を密着させて精を放つ。

 ぶびゅるるるっ、びゅぐぐっ、ぶびゅっ、ぶびゅびゅぐびゅるっ、と子宮口へゼロ距離で種付けを行った。

「お゛っ♡♡ ぁ゛♡♡♡ お゛お゛ぉ゛――~~……っ♡♡♡♡」

 人狼の姫は遠吠えの如き野太い声で喘ぎ、深い法悦に達する。

 膣肉は激しくわななき、重量感たっぷりの爆乳からは母乳を噴き出していた。

「ぐぅ……ッ! 孕め……ッ!!」

 子宮口にぐりぐりと亀頭を押し当て、俺は一滴残らず子袋に子種汁を吐き出す。

「お゛ぐぅ……っ♡♡ イくの……おわらなぃ……っ♡♡♡」

 ランフェイは尻を突き出したまま自分の乳房をクッションにして崩れ落ちた。

「……く、は……ッ」

 俺はびっしょりと汗を掻いて深く息継ぎをする。

 射精の脈動も終わり、心地良い虚脱感が去来した。

「ふぅ……っ♡ はー……っ♡」

 ランフェイも絶頂の余韻に浸っており、ゆったりとした時間が訪れる。

「……」

「……」

 だがその休憩も数十秒程度のことだった。

 どちらともなく腰がゆるゆると動きだし、再戦の準備が整う。

「ふー……ッ、ふー……ッ!」

「はー……っ♡ はー……っ♡ ん……っ♡」

 俺は起き上がってきたランフェイを膝上に抱え、キスを受け入れた。

 そして緩やかに対面座位での交尾を開始する。

 結局、俺達の姫初めは夕方近くまで続き、都合二十一回の膣内射精を行った。

        §――――――――§

 ……因みに後日改めてプロポーズを行った所、ペアの結婚首輪を求められることになる。

 ランフェイが妊娠したのは結婚式から一か月後のことだった。

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