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ヤリチン男子に肉便器にされてるって噂の【無口爆乳後輩】が僕に告白してきた

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艶やかな桃色の照明が室内を包み込んでいる。
嗅覚を働かせると、誰かが残した煙草の匂いがした。

此処は、大人が夜の交流を営む為に用意された空間。
故に、劣情を煽る設計が随所に施されている。
妙に狭く窮屈な部屋。その閉塞感は自然と男女を密着させ、更には潜在的な危機感を刺激する。綺麗に整えられたシーツは、しかし何処かに別の男女の匂いが残っており、僕の意思とは無関係に雄としての本能が顔を覗かせ、股間が隆起する。何より、暑い。生唾をごくりと飲み込みながら、勇気を出して振り返った。

「あの、一ノ瀬さん……本当に僕の事が好き、なの……?」

背後を振り返る。
静謐な起立姿勢を保つ、後輩の女の子。
僕の質問に対して、彼女はこくりと頷く。
それからすぐにスマートフォンを操作する。
“いつも通りの行動”なので驚きはしない。
数秒待つと、彼女からメッセージが届いた。

【居酒屋の席でも伝えた通り、先輩の事が好きです。】

彼女は──一ノ瀬
いちのせ

レイ
は、当然のように声を発さない。
メッセージアプリで送られてくる文字だけが、彼女の言葉だ。

「……でも、……なんていうか、一ノ瀬さんって」
【先輩が気にされているのは、大学内で流布している噂話でしょうか。】
「……正直に言うとその通りですね」
【ちなみにどんな噂であると認識されていますか。】
「さ、さすがにそれは言えないよ」
【言ってください。】

無言にも関わらず凄まじい圧力。
文字の入力速度も尋常ではない。

「…………武山君の、彼女、というか」
「────」
「い、一ノ瀬さん?」
「────」
「あ、あの」

彼女は、あくまで無表情のまま僕を見詰める。
静寂に怯えていると、次のメッセージを受信したスマホが震えた。

【違いますよね肉便器ですよね怜が性奴隷扱いされているという下劣な噂ですよね講義を不正に休んでは朝から晩まで武山君の家に連れ込まれて武山君の男性器を膣穴に入れられてオンナにされてしまっているという噂──ですよね?】
「あ…………う、うん」

その通りだから、僕は頷くしかない。

【本当ですよ。】

──どきり、とした。
噂は本当だったのか。
できれば、嘘であってほしかった。
見た目の通り、清楚であってほしかった。
何せ、僕は、一ノ瀬さんには憧れているから。
忌々しい嫌悪感が肉体を貫く。
こんな可愛らしい一ノ瀬さんが、あの男の餌食に──?
ぶるりぶるり。スマホが連続して振動した。
やはり、一ノ瀬さんのフリック入力は恐ろしいほど速い。

【怜は、武山君の奴隷肉便器なんです。】
【だから先輩に助けてほしいんです。】

そして薄らと、口元を緩ませた。
そのまま僕に近付いてきて、身を屈めていく──。

【もう一度お伝えしますね。】
【怜は、先輩のことが、好きなんです。】

──一ノ瀬
いちのせ

レイ
。大学のサークルの後輩の女の子。
凄まじい質量を誇る黒髪は麗しく、まるで日本人形のようでありながら、両サイドの艶やかな毛束の一部を赤いリボンで結び垂らしている。絢爛なツーサイドアップヘア。静謐に歩くだけで周囲には苺の香りが振り撒かれ、自然と一ノ瀬さんに視線が奪われてしまう。
肉体も逸品。極上の傑作だ。
彼女の夏の普段着である薄手のワンピースを身に纏えば、伸縮性のある生地が柔らかな凹凸に張り付き、性的な形を露呈させる。どたぷんと溢れんばかりの乳房による、激しい主張。ウエストの細さに目を見張っていれば、続いて現れる最高峰の安産型ムチムチ臀部。そして丸太の如き太さを擁するテカテカの光沢がある太腿。
とにかく、むっちむちでエロい肉体。
そして何より特徴が、感情を表に出さないところ。

普段から無口で無表情。
理由は、コミュ障だから。
誰と会話をするにしてもメッセージアプリを利用している。親しい友人がいるのかどうかは知らないが、仮にいたとしても直接言葉を交わすことはないはず。一ノ瀬さんが声を発して誰かとコミュニケーションを取るだなんて全く想像できない。

「…………?」

〝サークルのお姫様〟と呼称されそうな風貌。
清楚でありながら裏や影を感じさせる、仄暗い雰囲気。
だから、一ノ瀬さんに関する黒い噂は絶えない。
凶悪な魔性を秘めた肉体で、遊び散らかしているのではないか。
男を喰いまくり、承認欲求を満たしているのではないか。
実際にそういう話が学内に流れていたし、先ほど一ノ瀬さん本人から事実であると明かされた。複数の飲みサークルに所属しては女の子を食い漁り、頻繁に問題行動も起こすとして名前が知れ渡っているヤリチン男──武山君に、肉便器として飼育されていると──。

「ま、待って。急に何してるの一ノ瀬さん……!?」

突如、一ノ瀬さんが跪き、僕のズボンのホックを外していく。

「…………」
「ちょ。本当に待ってってば……!?」

あっという間にパンツまで脱がされてしまった。

「…………」

ぼうっと、生気の感じられない一ノ瀬さんの視線の先。
──ぼりゅん。屹立した肉棒が、弾かれたように飛び出した。
ひくひくと震えながら、雄の淫臭を漂わせている。

「…………」

普段以上に硬く勃起していた。ずっと憧れていた一ノ瀬さんに見られているという事もあるし、何より武山君の肉便器にされていたという事実が、僕の内側にある本能を刺激していたから。武山君みたいな、女の子を喰い物としか考えていない最低な男に、こんなにも可愛い一ノ瀬さんが性奴隷にされているだなんて許せない。悔しい。憎たらしい。……羨ましい。不気味な苛立ちで、肉棒が脈打つ。

【先輩のを怜の女性器に入れてもらう前に、挨拶を兼ねてお口で掃除をさせてもらいますね。安心してください。男性器への奉仕は慣れていますから。先輩。】
「慣れてるって……武山君にもしてたから……?」

わざわざ訊かなくてもいいのに。訊いてしまった。

【正確には“させられている”です。怜は、彼に性的奉仕などしたくありません。先輩とは違って乱暴で、こちらからお願いしなければ避妊具も付けてくれない最低な方ですので。】
「……一ノ瀬、さん…………」
【せっかくですから、今日は“怜ちゃん”と呼んでくれませんか。】
「へっ、は、れ、怜、ちゃっ……んっ……?」

一ノ瀬さんが──怜ちゃんが、薄らと微笑んだ。
今日だけで二回も怜ちゃんの笑顔が見れるだなんて。奇跡だ。
密室内の厭らしい間接照明に彩られた怜ちゃんの顔。清楚可憐、お嬢様と呼ぶに相応しい気品のある顔が、唇が、段々と僕の肉棒に近付いてきて──ぶぽっ♡と咥えられた。

「…………♡」

ピンク色の唇に雁首が挟まれる。ぶひゅっ♡と音が鳴る。包み込まれてしまった亀頭は、怜ちゃんの舌によってぺろぺろと舐められていた。竿の表面にも、頬肉がへばりついてくる。擽ったさに身を委ねていると、怜ちゃんが「んふぅぅ……」と大きく鼻息を吐きながら更に肉棒を咥え込んでいく。ずぶぶ♡ずぶぶぅ♡と唇の表面が竿を這い、あっさりと根元まで到達。怜ちゃんの鼻先と僕の縮れた陰毛が触れあっている。そんな状況においても怜ちゃんは端末を手放さず──じぃ♡と画面を見詰めていた。

【先輩の男性器、丸呑みしちゃいました。】
「うぁっ……ちょっと待って、本当にヤバいって……」
【知ってますよ。先輩って童貞ですよね。どうして分かったのかって、先輩の視線ですよ。いつも怜の胸ばかり見ていましたよね。立ち上がるだけで、呼吸をするだけで揺れてしまう、男の子にとっては“毒”のようなこの胸。ご希望であればサイズも教えてあげますから。武山君に揉まれ尽くして育てられた……怜のおっぱいのサイズ♡】
「はぁっ、はぁっ……怜ちゃんッ……」
【以降、少々汚らしい音が出てしまいますが、ご勘弁ください。】

怜ちゃんは、両手で肉棒の根本を掴んだ。
そのまま、ぬぢゅっぽ♡と、吸引を保ちながら顔を引く。
粘着質な唇により肉棒が引っこ抜かれてしまう──そう錯覚してしまうほどの力。たっぷりと長い時間かけて、肉棒全体が舐め上げられていった。怜ちゃんの唇が亀頭まで戻り終えた時にはもう、竿の表面はべっとり♡と唾液塗れになっていた。随分と粘ついた唾液だ。

「……ぶじゅぐぶぼぅ♡ おぼぶぐっ♡ んぶぐぅぶぶぅ♡」

躊躇せずに顔を引き、肉棒を舐め上げて。
そして休息を挟まずに咥え込み、往復を完了する。
怜ちゃんの頬は窄まっていた。唇だけでなく頬肉までもが肉棒にべたっ♡と密着していた。下品なひょっとこ顔。鼻から息が抜けるほど、口腔内の真空感が増し、肉棒に対する快楽が増幅する。怜ちゃんのお口全体に絞め殺されながら、何度も何度も往復される。

「んぶぽっ♡ ぶっちゅっ♡ ぶ~ちゅっ♡ ぶっぽん♡ ぶひゅ♡」

──寡黙なお姫様による、口まんこ吸引音。
あまりにも重たく刺激的な快楽に、身体全体が締め上げられているようだった。肩や腕の動きが鈍くなり、声が発せなくなる。悲鳴を上げようとしても、乾いた咳のような音しか出ずに、全て怜ちゃんの口淫音に掻き消されてしまう──。

「ぶじゅごっ♡ ぶっちゅぅっ♡ んふっ♡ ぶーぐっ♡ ぶぐ♡」
【何処をご覧になっているのですか先輩♡怜を見てください♡先輩のデカチンを怜のお口まんこでしゃぶり上げる度に♡怜の爆乳がタプタプ揺れていますよ♡そうです♡皆さんが毎日のように性的な視線を送り続けてきたせいで淫らに発育してしまった♡103cm♡Jカップのデカ乳です♡他の男の子に取られずに♡せっかく怜のデカ乳を独占できているのですから♡ラブホの天井など見ずに♡怜の肉体をオカズにしながらおちんぽ気持ち良くなってください♡ほら♡ほーら♡】
「ぶちゅぶぶっ♡ んふっ♡ んーまっ♡ んまっ♡ んべるれるぅ♡」
【いかがですか♡おちんぽへの愛を込めたねっとりベロキス♡先輩のちんちん可愛いです♡もうすぐにでも射精してしまいそうなほど痙攣していますよ♡いつでもお好きなタイミングで出してくださいね♡怜はザーメン肉便器ですから♡先輩の精液を受け止めるだけに存在している清楚ビッチなドスケベ爆乳後輩なんですから♡遠慮は不要です♡】

左手で肉棒の根元を押さえ、右手では端末をパチパチと操作して。
真紅のリボンをはらはらと揺らしながら、怜ちゃんの頭が前後する
メッセージに書かれていた通り、怜ちゃんの胸は激しく揺れていた。頭の動きにワンテンポ遅れながら、だぷっ♡だぽんっ♡とわざとらしく弾んでいる。時折、怜ちゃん自身が重たい胸の動きに引っ張られたりしていた。武山君専用の肉便器として飼われている噂の中にも、確かにこのおっぱいが──“3桁間近まで迫る凶器のような爆乳”であるとの内容もあった。それを聞いた夜、何度オカズにしたことか。きっと僕以外の学内の男子も、一ノ瀬怜の3桁間近爆乳を妄想しながら精液を吐き散らしているはずだ。

「んべるれるべぇ~るれる♡ ぶっぽん♡ ぶっちゅ~♡」

怜ちゃんの黒髪やうなじ、背中から、むわっ♡と汗臭さが立ち上る。男の僕らとは違い、汗でさえも綿菓子に似た甘い匂いがする。心の中で怜ちゃんに謝りながらも、僕は背中を丸めてその濃厚に蒸れた汗臭を嗅ぎ、肉棒をビクつかせていた。

「おごっ♡ ごぶっ♡ れるねるべるぶっちゅぅ~♡」
【先輩の顔エロすぎ♡そろそろ限界なんですね♡】
「んぷっ♡ ぶじゅるるるぅっ♡ ぶっ♡ ぶごっ♡」
【怜、焦らしたりすることができないんです♡武山君だけではなく♡一度に複数人の男の子を相手にすることもありまして♡そういう夜は男性器を抜く速度が求められます♡おちんぽをいかに素早く射精させるか♡ですから♡怜のむちむちボディの視覚的扇情効果だけでなく♡濃厚媚び媚びフェロモンを嗅がせるんです♡怜の体臭を嗅いだ男の子は全員♡セックス狂いの獣になってしまいますからね♡】
「ぶぱっ♡ ぶじゅるぶぱっ♡ ぶっ♡ ──ぶぶっ♡」

甘美な体臭。淫らに揺れるお姫様爆乳。濃厚おしゃぶり快楽。
初体験の感覚に溺れながら、僕は「ごめんねっ」と言いながら怜ちゃんの頭を掴む。そうでもしないと途轍もない快感に負け、腰を引いてしまいそうだったから。とはいえ、憧れの一ノ瀬怜ちゃんに乱暴してしまった事実には変わりはない。申し訳なさが募り、泣きそうになっていた僕に──僕のスマホに──怜ちゃんからメッセージが届いた。

【やんやん♡お口レイプかっこいいですよ♡先輩♡♡】
【そのままぱんぱん腰振って♡怜の口まんこに射精して♡♡】
【ねばねばとろとろの童貞ザーメン♡♡吐き出して♡♡ほら出せ♡♡】

遂に僕は端末を手放してしまい──怜ちゃんの指示に従った。
腰を前後に揺さぶる。自分でも分かる程に弱々しい動かし方だ。
それでも怜ちゃんは、うっとりとした瞳で褒め称えてくれる。
……だぱちゅっ♡ぶちゅるぅ♡べちゅっ♡ぬっぽちゅっ♡
やがて限界に到達した僕は、踏み止まる事なく、射精した。

「あッ……うッ……一ノ瀬さ……怜ちゃん、怜ちゃんっ」

快楽の蔦が絡みついてくる。腰が痺れ、喉が震える。逃げ出したくなる気持ちを抑え、怜ちゃんのお口へと肉棒を叩きつける。あぁ出る。僕がそう叫んだ時、虚ろな目をした怜ちゃんが鼻から空気を抜いて口腔内を真空状態にして、強烈に吸い付いてくれた。
──ぶぶぢゅるるぅっ♡ぶっちゅ~っ♡ぶっぢゅるる゛ぅ♡
──どっぽっ♡どぽびゅぐっ♡ぬびゅりっ♡ぶっぴゅ~っ♡
これまで経験した事のない絶頂感に眩暈がする。魂もろとも飛び出していく感覚。大学の入学式で見かけて以降、ずっと恋焦がれていた一ノ瀬怜ちゃんのお口で射精するというのが、こんなにも気持ち良いだなんて。僕は、背中を痙攣させながら吐精し続けた。

「………………♡♡」

腰を引き、彼女のお口から肉棒を引き抜く。
ずるずるずる~……ぬっ、ぽぉん♡
根本から先端まで、透明な涎でベトベトだった。
亀頭や竿、陰嚢からひたひたと滴る唾液。小さな水音。
怜ちゃんの瞳は淫靡に細められ、頬は精液でぷくりと膨らんでいた。
両腕を弛緩させたまま僕を凝視し、もごもご♡と無意味な咀嚼を繰り返す。泡立てているのか。リスの物真似でもしているのか。いずれにせよ可愛らしい怜ちゃんに見惚れているうちに、顎を上げてごきゅん♡と精液を飲み込んだ。幾度となく波打つ喉。やがて、怜ちゃんは虚空に生温い吐息を漏らす。それからまた、僕をじ~っ……♡と見詰めてきた。

【先輩の精液、とっても濃厚で喉にへばりついてきますね……♡】
【武山君よりも精子量も豊富ですので雄としてかなり優秀かと♡】
【では♡ぬるぬるちんぽをお掃除しましょうか♡ねっ……?♡♡】

端末を片手に、ブラウスのボタンを数個外していく。
どたぷん♡と隆起した乳肉のど真ん中に、“穴”を形成する。
女性経験が皆無で、AVやエロ漫画の類いもあまり見ない僕でも、そこに陰茎を挿入するべきなのだろうと分かる。それ程、魅力的な穴だ。怜ちゃんからのメッセージによれば、ズリ穴と呼ぶのだそう。僕は、歯を食い縛った。精液をぶっこぬかれ、半勃ち状態の肉棒はとても敏感な状態だ。相当な覚悟を持って挿乳しなければ、情けない顔を晒す事になる。

──ぬっ、とぉ♡だぷにゅっ♡ずぷにゅる♡むっちゅん♡
口をあんぐりとさせながら、懸命に腰を突き出していく。
弾力に富んだ乳肉を掻き分け、なんとか根元まで挿乳を完遂した。
挿乳過程だけでも、余分な淫汁が拭われたように思える。行く手を阻むように構えていた肉厚な乳房のお陰だ。このまま頑張って引き抜けば、きっと陰茎は綺麗になっているはずだ。その旨を怜ちゃんに伝えて、「抜いていい……?」と首を傾げてみたのだが──。

返ってきたのは【ダメですよ♡】という言葉。
それと、魔性の微笑み。

こちらが理由を問う前に、追加メッセージを受信した。
一瞬、呼吸が止まった。
背中に冷や汗が滲んだ。
指先が震えた。
怜ちゃんが送信してきたのは、非常に怪しい空気が漂う動画ファイルであった。サムネイルに映っている四つん這いの女性は、濡れ羽根色のツーサイドアップや優艶な肉体の具合から察するに、一ノ瀬怜ちゃんで間違いない。その周囲を取り囲んでいる全裸の男達は、たぶん、僕と同じサークルの面々。これはまさか、“サークルのお姫様”たる怜ちゃんが、彼らによって輪姦されてしまっている様子を記録した──ハメ撮り動画なのか──?

【先輩♡その動画をご覧ください…………♡♡】

嫌だ、と答えられる訳もなく、僕は動画をタップした。
数秒の読み込みの後、再生され始めたのは──予想通りの映像で──。

『うお。武山のピストン相変わらず鬼エグじゃん。AV男優かよ』
『俺達の一ノ瀬怜のデカ乳がたぽたぽ揺れまくりだ。エッロ』
『あれ何センチだっけ。誰か健康診断の結果盗んだ奴いたろ』
『確か103cmとかだったような……カップはIだかJだか』
『さっすが。街中でグラドルにスカウトされるだけあるわ~』
『そんなクソエロ爆乳黒髪オタク女をちんぽでぶっ潰すの最高すぎやろ』
『つか顔マジ綺麗な。隅々まで舐め回して匂い付けしたいッスわ』
『わかる~怜ちゃんのかわいいお顔べろべろしたい』

男子が皆、上裸になっている様子が、その場の熱気の高まりを物語っている。フットサルサークルという事もあり、それなりに筋肉質な肉体だ。痩せ気味の僕とは違い、首は太く胸板は厚く、腹筋は美しく割れている。彼らが手を叩きながら見詰めている先には──武山君と怜ちゃんの姿があった。犬の交尾のような体勢で、セックスしていた。激しく奏でられている肉音。獣の吠え声と、牝の小さな悲鳴。汗が飛び散り、おっぱいが揺れている。……武山君は、年下ながらも獰猛な雰囲気がある。入学後はその毒牙で女を喰いまくっていると有名であり、その被害者の一人が“一ノ瀬怜”。同じサークルで距離感が近い事もあって、彼からは“ヘビロテ肉便器”として愛されているのだとか。あまりにも最低な男だ。

僕は、拳を握り、奥歯を噛んだ。許せない。
怜ちゃんを道具扱いしている武山君が、憎い。
だがいくら憎悪を抱いたところで、過去への干渉は不可能。

引き続き、怜ちゃんが藻掻き苦しんでいる様子を見せつけられる。
酒に酔った連中に取り囲まれている中、武山君の豪快な腰振りによって怜ちゃんはハメ倒されていた。雌雄の腰がぶつかる度に、ばっちゅん♡ばっちゅん♡と下品な肉音が鳴り響く。結合部からは白濁色の汁が滴っている。また、淫熱に侵されたせいで、たっぷりと汗ばんでいる肌が映像越しでも見て取れた。何も事情を知らずに視聴したとしたら、「これは強姦ではなくて、恋人同士のイチャらぶセックスなのでは」と思い込んでしまっていただろう。きっと、武山君はセックスが上手なのだ。蠱惑的な腰使いでメスのおまんこを蕩けさせ、林檎も軽々と粉砕する巨大な掌で怜ちゃんのたぷたぷのおっぱいを握り潰し、耳元では低音ボイスで甘い台詞を囁いて脳を蹂躙する。そんな支配欲に満ち溢れた交尾に翻弄される怜ちゃんは──がくがく♡と震えては、口からだらしなく涎を垂らしていた。

『怜の名器まんこ、やっぱ最高のハメ心地だわ。全身ムチムチだから犯し甲斐もあるし。オラ。たまには喘げよ爆乳オタク女。無口キャラ死守してんじゃね~ぞクソが』

酷薄な一言を皮切りに、腰の動きがより凶悪になる。
力強い衝突の連続。彼の腰と、怜ちゃんのお尻の間で伸びる愛液の糸。愛情の確かめ合いではなく、我儘で独善的なセックスだった。満たされるのは武山君の性欲だけ。怜ちゃんはただ受け身に徹するのみで、その様子は文字通りオナホ肉便器そのもの。
──だぱんっ♡だぱんっ♡ばちゅっ♡どっちゅっ♡
──どたぷっ♡ばるんっ♡たぷたぷたぷっ……♡♡
お祭り騒ぎのように柔肉を打ち鳴らし、一方的に蹂躙する。決して鳴く事のない小鳥の首を絞め、是が非でも喘がせようとしている凶暴な肉食獣の姿に──僕は──。

『おっほっ。吸い付きヤッベ……。怜、てめぇ黙ってイキやがったな……? あぁ畜生無理だっ……。俺もイクッ。あ~出すからなッ怜ッ! まんこ締めろッ……!』

屈強な上半身を弓なりに反らして、天井に向かって吠える。それからすぐに怜ちゃんの身体へ両腕を絡めてしがみつく。先刻までの猛然たる姿勢はどこへやら。その瞬間だけは、怜ちゃんのぷにぷにの媚肉に身を委ねてしまいながら──たっぷりと精液を放つ。
──どぽっ♡どぷどぷどぽぶりゅ♡どっぴゅ~っ……♡
精液がどれほどの量だったのか。いかに濃厚だったのか。映像からは読み取れないから想像するしかないのだが、怜ちゃんの表情の蕩けっぷりが“全て”だろう。冷静で寡黙。何事にも動じずに我を貫き通す静謐なる乙女。そんな一ノ瀬怜が、大嫌いな武山君に射精されてしまっているというのに、嫌悪感を忘却して快楽に酔いしれてしまっているのだ。

ぷつん。動画が終わる。
僕の意識が現実に引き戻される。

気付いた時には既に、怜ちゃんの乳房に対して腰を振っていた。
たぱむ。たぱむ。ぱちゅぱちゅ。実に非力なパイズリピストンだ。
当初の名目はお掃除であったはずで、その目的はとっくに達成されている。だというのに僕は、腰を止められなかった。燃え盛る嫉妬心を原動力に一生懸命に彼の真似をして、怜ちゃんを取り戻そうとしていた。内心、無意味だと分かっているのに、腰を振り続ける。

【武山君にハメ潰される怜を見て、雄の本能が疼いてしまったんですね♡男の子らしくて素敵ですよ先輩♡で~も……♡怜はおっぱいまんこも名器ですから♡夢中になりすぎると二発目のお漏らしをしてしまいます♡ですので、そろそろ抜きましょうか……♡】

怜ちゃんの言う通り、極上の乳圧によるまったり快楽に病みつきになっていた僕は──やだやだ、と拒んだ。離れようとする彼女の肩を掴み、必死にぱちゅぱちゅと腰を打ちつける。まだお掃除が必要だと言わんばかりに、腰で円を描きながら陰茎を乳肌に擦り付けた。

【……もう♡いつまで後輩のデカ乳にちんぽすりすりしてるんですか♡我儘はいけませんよ♡先輩、来年で二十歳ですよね♡立派な大人の癖に日本語も分からないんですか♡】

妖しい瞳で睨まれたかと思った矢先、お腹をぽんと押され、尻もちを着いてしまった。当然ながら、彼女の乳内から陰茎もぬぽっ♡と抜けてしまう。すっかり発情してしまっていた僕は、「何をするんだ」と目をぎらつかせながら鼻息を荒げる。すると、視線を向けた先では──あろうことか、怜ちゃんがスカートを捲り上げ、パンツをズラしながらM字開脚をして──膣口を開閉させていた。
くっぱ……♡くっぱっ……♡と愛液を捏ねる膣肉。
興奮の熱量が高まる最中、メッセージが届く。
本来、無機質なはずの文字列が、確かな熱を孕んでいた。
熱いのだ。僕の思考に入り込んで肉体の芯を火照らせる、魔性の熱量。それに従い、アメニティのコンドームの包装を破って肉棒に被せていけば──あっという間に、ゴムちんぽの出来上がりだ。お掃除パイズリで復活勃起したそれは、悠然と構えている。

「怜ちゃん……」

ベッドに沈み込む一ノ瀬怜の肉厚ボディに、覆い被さる。
僕は、男として弱い部類であるとの自覚がある。それ故に、雄の支配欲すら持っていないと思い込んでいた。けれど、怜ちゃんを見下ろして肉槍を挿入しようとしているこの瞬間、支配欲の器の中で黒く濁った感情が沸騰していた。日々の生活で溜め込んでいた怜ちゃんへの肉欲が、ハメ撮りで刺激された嫉妬が、忽ち混濁して暴走していく。僕も武山君のように怜ちゃんを抱いて、奪ってしまいたい。僕だけの女の子にしてしまいたい。
そんな酷い妄想の全てを、口走ってしまっていた。
怜ちゃんが──ふい、とそっぽを向いてしまう。
嫌われてしまったのかと思ったが、どうやら違うらしい。
彼女のぷにぷにの頬は、真っ赤に染まっていた。
そして、僕のスマホに短いメッセージが届く。

【抱いて……?♡♡怜の王子様……♡♡】

刹那、僕の意識はぶっ飛んだ。
肉欲の獣に憑りつかれたかの如く、荒々しい息遣いとなり、腰を突き出していった。膣肉が犇きあう中身を掻き分け、ぬぷぬぷと奥へ侵入する。僕の陰茎が長いのか、怜ちゃんの膣の全長が短いのかは分からないが、あっさりと子宮口に到達した。避妊具に覆われた亀頭で、とっちゅ♡と軽く突き上げてやった瞬間──怜ちゃんが「……きゅ♡♡」と喘いだような気がした。意識も感覚もオーバーヒートしていたから、幻聴かもしれない。それでも怜ちゃんが上半身を仰け反らせているのだけは確かで──僕は恍惚としていた。
僕の肉棒で、あの一ノ瀬怜ちゃんが感じてくれている。
ただそれが嬉しくて、武山君の真似をしながら腰を振った。

──ぬっぱんっ♡ぬぱんっ♡ばこちゅっ♡どっちゅっ♡

一突きする度に絶大な快楽が背筋を走る。腰が砕けそうになる。それでもめげずにいられるのは、怜ちゃんの可愛い顔がそこにあるからだ。八の字になった眉。汗ばんだ鼻梁。窄められた唇。豊満な肉体を悩まし気にくねらせている様は、どう見ても快楽を享受している。僕のピストンで感じてくれているのだ。支配欲に続き、優越感がどぷどぷと溢れ、力が漲る。腰をひたすらに叩きつけて、憧れの一ノ瀬怜ちゃんを“ハメ”まくる。

「怜ちゃん……怜ちゃん……ッ」
「………………っ♡ ……ッ♡」
「ちゃんと気持ち良い……っ?」
「…………~っ……♡♡」

セックスに集中している怜ちゃんは、端末を手放してしまっていた。これでは意思疎通がとれない。彼女は恥かしがり屋さんで重度のコミュ障だから、視線すら合わせられない。となると現状は、僕たちは発情した生殖器を擦り合っているだけ。こんな、快楽を追及するだけの交わりでは、武山君と変わらないではないか。そう思った僕は、若干の気恥ずかしさを何とか乗り越えて──怜ちゃんの手を握り、指を絡ませた。恋人繋ぎを試みた。

……きゅっ♡きゅっ♡きゅ~っ♡
鼓動に合わせて、指先に力を込めつつ。
……どちゅっ♡どぱちゅっ♡ばっちゅん♡
大袈裟な腰振りで怜ちゃんの膣を犯す。

経験や技術では、武山君達に遠く及ばない。前戯での愛撫や雰囲気の高め方、腰の振り方など未熟な点は数え切れないと思う。けれど、僕にしか伝えられないものもある。愛情だ。好きって気持ちだ。滾る欲望を解消する為だけに“利用”するのではなく、“愛しあう”事。彼女が言葉を返せないというのなら、相応の手段で表現するしかない。そう考えた僕が、焦燥の中で思いついたのが──この、恋人繋ぎらぶらぶセックスだった。

「僕……怜ちゃんが好きだから……」

手の温もりを感じながら、想いを正直に告白すると。
快楽が一気に爆発して、精巣が疼き、射精の予感が膨張する。
落ち着くまで腰を止めてしまいたい。もっと長く愛しあっていたい。だが、雄の本能はそれを許してくれない。僕の肉体に憑依して、無理矢理に腰を突き動かす。どちゅん。ばちゅん。いつしか結合部からは淫らな汁が飛び散っていた。愛液。我慢汁。汗。それらが混ざり合った白濁色の汁だ。ベッドシーツの濡れ方がセックスの激しさを物語っているが、冷静に俯瞰している余裕はない。歯を食い縛りながら、ひたすらに“好き”を伝え続ける。
──どちゅ♡どちゅんっ♡どちゅどちゅどちゅっ……♡
射精に向けて勢いが増していく中、分厚い乳肉も暴れ狂う。
──たぽたぽたぽたぽっ……♡たっぽんっ♡どたぷっ♡
その瞬間。怜ちゃんの前髪がふわりと浮き、綺麗な瞳が零れ落ちた。黒と紫の中間。微量の涙。やがて、唾液の糸を紡ぎながら唇が開き──微かに──。

「…………すき♡♡ …………すきすきすき♡♡」

鼓膜を揺らし、脳にじんわりと響く、一ノ瀬怜の可憐な声音。
初めて耳にした彼女の言葉は、とっても、甘くて──。
直後。怜ちゃんは僕の背中に両手を絡めてきた。腰にも両足を巻き付けてくる。全身の肌が密着し、息遣いから心音まで感じ取れるようになった。その状態のまま、だちゅだちゅ♡と腰を揺さぶる僕。一方で怜ちゃんは、「す♡」と「き♡」だけを繰り返している。彼女の言葉は拙いけれど、童貞の僕を絶頂に導くには十分過ぎる破壊力を秘めていた。
一瞬の浮遊感。そして、熱い精液が次々と漏れ出していく。

──どぽぶりゅっ♡ぶっぴゅっ♡ぶりゅ♡ぶ♡びゅぅ~っ♡

予想を遥かに上回る絶頂快楽によって、呼吸困難に陥る。数秒前まで見えていた怜ちゃんの蕩け面が見えなくなり、視界がばちばちと明滅する。甘美は火花が散れば散るほど、その些細な衝撃が後押しとなって精液がどっぽっ♡と噴き出す。途轍もない射精量だった。避妊具をしていなかったら、怜ちゃんの子宮をたぷたぷに満たしてしまっていたであろう。それでも尚、絶頂は続いた。遂には、苦痛なのか快楽なのかの判別もつかなくなる。けれど僕は腰をぴったりと密着させて、怜ちゃんへのゴム越し射精を堪能していた。

「ふ……♡ ふ……♡ ふ……♡♡」

小さなお口から、生温い吐息を漏らしている。
怜ちゃんの美麗な顔は、真っ赤に堕ちてしまっていた。
汗ばんだ手を伸ばし、端末を握る。震える指先でぽちぽちと操作する。普段とは違い、かなり遅い入力速度だ。それくらい、怜ちゃんも感じてくれたという事だろうか。
表情だけでそう尋ねると、怜ちゃんは小さく首を傾げた。

【先輩……すき♡だいすき♡すっごい気持ち良かったです……♡♡】
【でもまだ足りない……♡怜、おちんぽ好きのわがまま便器だから♡♡】
【先輩もまだできますよね……?♡ちんぽ♡勃起できますよね……?♡♡】

そのまま身を翻し、うつ伏せになった。
僕の視界いっぱいに広がるのは──汗でしっとりと濡れた背中や、肉々しいデカ尻。淫臭を内包した蒸気がむわっ♡と立ち込め、劣情の炎を煽ってきた。大好きな怜ちゃんの濃密な牝臭にあてられた僕の本能が「体力の限界を超越せよ」と命じてくる。貧弱な雄といえど、本能には抗えない。気付けば陰茎の海綿体に血液が流れ、むくむくと膨らみ始める。陰嚢も収縮して、次の射精に備え始める。僕は、「ふ~っ」と息を吐き、額を拭う。

膝立ちのまま、怜ちゃんを見下ろしていると──。
……ふりっ♡ふりんっ♡ぷりっ♡ぷりっ♡
余分な贅肉たっぷりの尻を、左右に振り始めた。

上半身はぐったりとさせながら、臀部だけを高々と突き上げ、等間隔で左右に揺らしておちんぽ挿入を誘惑している。むちむちの尻肉を鷲掴みにしながら、奥深いねっとりまんこをハメ倒してくださいと言わんばかりの淫らなケツ振り。怜ちゃんはちらりと背後を振り返り、僕に情熱的な視線を送っていた。無言での求愛。ドスケベなハメ媚び。
普段、僕の前では清楚寡黙なお姫様を演じていたのに、武山君達の前ではこんな痴態を晒していたのか。大学生ちんぽで一晩中輪姦されて善がっていたのか。先刻までの行為で、独占欲と好意が満たされた僕は、何故か苛立ちを抱くようになっていた。無表情で無口。アニメや漫画が大好きで、オタク男子憧れの爆乳お姫様の癖に、僕の気持ちも知らずに、夜な夜なヤリチン共に抱かれやがって。じゅくじゅくと、悪辣な憤怒に毒されていく。

「…………ふぅっ」

安産型のお尻を、むぎゅっ♡と掴むと。
シーツに顔を擦り付ける怜ちゃんが、ぽしょりと囁いた。
スマホに頼らず、その透明な声で──淫靡な台詞を奏でたのだ。

「……ね♡ ……怜♡ ……今日、危険日♡♡♡♡♡」

ふりふり……♡♡ お尻を振りながらの、一言。
その掠れた声が失せると、怜ちゃんは息を吸った。
そしてまた、シーツに突っ伏して、無言になる。
危険日。雄の精子に襲撃されれば、容易く受精してしまう日。女性の神秘たる子宮が無防備であり、新鮮な卵子が剥き出しである状態。そんな、牝にとっての脆弱性を露呈させ、尚もむちてかヒップをぶんぶんと振り回そうとする。ぐっぱりと開いた膣口からは大量の本気汁が漏れ出し、重量感のある粘ついた糸が伸びて、シーツを濡らす。一度閉じたとしてもすぐに開き、また同じ事を繰り返す。赤子が見ても、怜ちゃんのおまんこが「おちんぽを入れて欲しい」と叫んでいると分かるだろう。僕は、ゆっくりと腰を持ち上げた。

今日一番の硬度を得た肉槍で──膣口を貫き、奥まで猛進する。
涎垂らしまくりの膣肉は、当たり前のように僕を歓迎する。
──ぶちゅっ♡ぬちゅぬちゅぶっちゅっ♡むぢゅっ♡
子宮口までぬっぽりと挿入して、びたん♡と腰を密着させる。

倒れ込むようにして、うつ伏せの怜ちゃんに抱き付いた。身体の前側へと両手を回して、布団の隙間からもっちもちの爆乳を掴む。断言するが、おっぱいを揉みたかったのではなくて、こうしなければ満足に腰振りが出来ないからだ。要は、取っ手が必要だった。馬鹿みたいに肉付いたデカ乳をハンドル代わりにしなければセックスができないくらい、疲弊していたのだ。大好きな怜ちゃんの肉体を道具みたいに扱ってしまっている自覚があったので、彼女の耳元で「ごめんね……」と謝罪を述べてから、最初から全力で腰を動かす。

「……お゛♡ ……お゛♡ ……お゛ぅ♡ ……ん゛ほぅ♡♡」

膣内の粘ついた淫汁を掻き回して、亀頭で子宮口を嬲る。室内に響き渡るのは、粘ついた重低音。雌雄の濡れた肌が幾度もぶつかり、快楽の天井を目指している。豪快過ぎる肉音に、僕は夢の世界にいる気分になっていた。何もかも、あまりにも現実離れしていたから。全身を迸る鋭い快楽だけが、僕と現実を辛うじて繋ぎとめていた。
誰とも話さず、悪戯で驚かされても無反応で、その声を聞いた者は誰もいないと言われていた──一ノ瀬
いちのせ

レイ
ちゃんの下品な喘ぎ声。武山君や、その周りの悪い男の子達でも引き出せなかった怜ちゃんの本当の姿。他の誰よりも可愛い恋する乙女であり、年齢相応の受精欲求を持った孕みたがりなマゾ女。そんな彼女に──避妊具を介さずに肉棒を挿入してしまっているのだという事実を再認識すると──心臓が、ばっくんと跳ねる。

「僕っ、怜ちゃんのこと大好きだからっ、だからっ」
「……ふぅ゛♡ ……う゛ゅ♡ ……あ゛ふっ♡ ん゛っ♡」
「は、孕ませてやるから、な……この、爆乳デカ尻女っ……」
「──っ゛♡ う゛っ、ぎゅ……♡ や゛♡ や゛っ♡♡」

はち切れんばかりに肉厚で瑞々しい臀部が揺れる。生まれて初めての加虐欲に燃える僕は、何度も平手打ちをした。ばちん。べちん。掌で尻たぶを躾けてやる度に、怜ちゃんはお馬さんみたいに鳴く。まともに言葉を紡いだ事がない口を開いて、おんおんと叫ぶ。
小刻みに震える手を伸ばしてスマホを掴もうとしていた。
僕に何かを伝えようとしているらしい。とても可愛い。
然し、そんな彼女の手首を押さえてしまう。
そのまま、より強くお尻を叩き、腰を打つ。
──だちゅだちゅだちゅっ♡ばっちゅっ♡ばちゅっ♡
怜ちゃんは「ごめんなひゃ……♡」と言った後、枕に顔を埋めてしまった。それでも決してお尻は引かない。どんな状況であれ肉便器に徹する様は、彼らの調教の賜物なのだろうが、関係ない。今は僕だけの女の子だ。そんな荒々しい暴走の果てに、怜ちゃんは──。

「怜の子宮♡♡ 先輩のザーメンでとぷとぷにして♡♡
……孕ませて?♡♡ ……孕ませて孕ませて♡♡♡」

一ノ瀬怜の言葉には魔法が宿っていると、僕は確信した。
冷淡な声音は脳に凛と響き、すぐさま肉体に強制絶頂を命じてくる。奥歯を噛もうが、下腹部を力ませようが、無駄。巨大津波に呑み込まれるように、絶頂の快楽に晒される。ぶくぶくと泡立つ精液が管を駆け上り、尿道口から飛び出していく。壊れたポンプのように吐精しまくる。いけない事だと分かっているのに、怜ちゃんのおまんこに──子宮に、熱い想いを込めた種付け汁を注ぎ込んでしまう。もう、誰にも止められない状態だった。

──どっぷりゅっ♡ぶりゅるっ♡ぶっぴゅんっ♡どぴゅっ♡
──びゅーっ♡びゅーっ♡びゅっ♡ぶっびゅ~っ♡とぽんっ♡

不思議なもので、僕の脳裏には子宮に精液が流れ込む映像が浮かんでいた。勝手な妄想の代物だと理解しているが、興奮する。夜な夜な怜ちゃんを想ってはティッシュに吐き出していたはずの黄ばんだ精液が、朱色の子宮にたっぷりと吐き出されていく。粘液の防御を纏う精子の軍勢は、組み込まれた本能のままにウネウネと蠢く。あの、一ノ瀬怜ちゃんの卵子を探す。先の事など考えられない僕は、己の遺伝子を届けようとする精子を少しでも応援しようと、残った力で腰を振り──ぱんっ♡ぱんっ……♡と怜ちゃんのお尻を揺らす。

「……ふ♡ ……ふ~♡ ……ん゛っ、お゛……♡」

体力を使い果たした僕は、後ろに倒れた。
禁忌を侵してしまった罪悪感で呆然とする中。
怜ちゃんが四つん這いになり、やはりお尻を振った。
挿入前とは異なり、忙しない揺らし方。
振り幅が小さく、何か明確な目的があるような雰囲気──。

数秒後。──ぶりゅりゅっ♡ぶっひゅ♡ぶりゅ♡と。
膣口から白濁色の泡が膨らみ、泥みたいな粘液が垂れた。粘っこい質感。尋常ならざる量。間違いなく、僕の精液だ。おまんこが下品な屁音を鳴らせば、同じようにまた精液の塊が落ちる。むちむちヒップの直下。ベッドシーツには黄ばんだ痕が広がっていた。

やがて、平静を取り戻した怜ちゃんがスマホを握り締める。
前傾姿勢になって素早く文字を入力して、ふぅと一息。
彼女からの熱い視線と共に、僕のスマホがぶるりと振動した。

【お疲れ様です。先輩。】
【危険日っていうのは嘘です。寧ろその逆です。】
【怜の卵子をかぷかぷできなくて残念でしたね。】
【でも、先輩の本当の気持ちを知れて嬉しかったです。】
【怜を助けてくれるんですよね。付き合ってくれるんですよね。】
【契約の印に、もう一度、きちんと怜にキスをしてください。】

のそり。怜ちゃんが身体を反転させ、仰向けになる。
軽く万歳をして、無防備である事を強要していた。
僕からの──王子様からのキスを待ち侘びるお姫様。
これまでの僕だったら躊躇していたと思う。けれど今は違う。怜ちゃんの置かれている状況を知り、そして奴らから守る術を会得した。だからこそ自信を持って彼女に覆い被さり、手首を握り締めて、……ちゅ~っ♡とキスをした。甘い味がした。

「……………………♡」

半開きの瞳をそっぽに逃がしているが、相変わらず赤面していた。
柔らかそうなほっぺも、小さな耳も。全て熱々で、真っ赤。
そうやって恥ずかしそうにしながらも──頷いてくれた。

「……怜も、先輩すき…………♡♡♡」

恐る恐る僕の手に触れて、きゅぅ、と握り締めてくる。
近い距離感で視線を合わせるのは暫くの間は難しそうだが、少しずつ改善していけるだろう。僕からも怜ちゃんの手を握り、頬擦りをして──もう一度、キスをした。

【 (*・ω・(ε・* )♡♡ 】

振動するスマホを、握り締めながら──。

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