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痴漢から助けた清楚系爆乳JDに媚び媚び中出し懇願されちゃう話

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昨今のリモートワーク普及で幾分マシになったものの、朝の通勤ラッシュ時間の電車内は依然として混雑を極めている。俺はいつものように通勤カバンを足の間に挟むよう床に置き、右手で吊り革を掴みながら左手でスマホを操作し、ネットニュースを漫然と見漁っていた。
槇村悠人
まきむらゆうと
25歳、しがないサラリーマンの日常の一コマである。このままなんとなく時間が過ぎてゆき、いつものように会社の最寄り駅で降りる。
――そう、思っていたのだが。

(ん? あれって……?)

異変に気づいたきっかけは視界の端に映る妙な動きだった。
よくよく見てみれば近くにいる禿頭の中年男性が、すぐ前の人の下半身をまさぐっている。

(まさか……痴漢!?)

その中年男性の前にいたのは二十代ぐらいの若い女の子。私服姿からしておそらくは大学生だろうか。
肩まで伸びた艷やかな黒髪の清楚な美少女といった風貌で、とても自分から反撃したり声を上げれるようなタイプには見えない。むしろ、こういう卑劣漢は“大人しそうな子”こそを狙うのだろう。

(周りの人は……気づかないのか?)

今はまだ“すし詰め”の満員電車でなく見通しも良いため、傍から見れば痴漢が起きているのは火を見るより明らかだ。にも関わらず、近くにいる人間は自分以外気づく素振りすらなく、気にも留めようとしない。もしかしたら『傍観者効果』が働いているのかもしれなかった。

(……よし)

知ってしまった以上、もう見て見ぬふりなんて出来ない。
なにより、周囲にこれだけ人がいるのに誰も自分を助けてくれず、かといって声を上げることもできず、恥辱に耐え続ける彼女の心情を慮ると、やりきれない気持ちになるのだ。

「――ちょっと。そこの」

俺は勇気を振り絞って後ろから声をかけると、中年男性の手首を素早く掴み、ギリギリと締め上げた。
「駅員さん呼びますよ?」
なるたけ声色を凄ませて警告すると、中年男性は「すんません」と小さく吐き捨てながら別の車両へと逃げていった。

(ふぅ、うまくいった)

これでよかったのだ。ただ脅して退散させるだけでいい。ここで本当に駅員さんを呼んで大事にでもしたら、彼女は衆人環視に晒され、不必要に尊厳を傷つけることにもなりかねないからだ。

「――君、大丈夫?」
「はい……。あの……ありがとうございますっ!」

痴漢されていた女の子は頭を下げて感謝してくる。さっきまで青ざめていていたが、今は明るく天真爛漫な笑顔を見せていた。

(か、かわいい……っ!)

傍目に見てもオーラはあったが、こうして改めて面と向かってみると想像以上に美少女で、思わず見惚れてしまう。
身長175センチの自分より頭一つ小さい背丈、愛らしい小顔、くっきりとしたラインの眉に整った目鼻立ち。小動物のようにクリっとした丸い瞳は、見ているだけで吸い込まれそうな漆色だ。
服装もシンプルな白のワンピースにベージュのカーディガンを羽織った清楚系コーデでバッチリ決まっており、木漏れ日のなかを静かに佇んでいる美しい情景が目に浮かぶようだ。
「? どうかしました?」
「あ、いや! なんでもないよ!」

邪なことを考えている俺に、彼女は不思議そうに訊ねた。下心でじっと見つめているなんて、これではあの痴漢と同類である。俺は自戒の念を込めて邪念を払った。

「でも悪いね。もう少し早く気付いてあげられればよかったんだけど……」
「ううん、そんなことないです。お兄さんのおかげで助かりましたし、それに穏便に済ませてくれたのも嬉しかったです」
「そ、そっか。それはよかったよ」

柔和な微笑みを浮かべる彼女を前に、俺は年甲斐もなく緊張してしまう。いくら年下の女の子といえど、彼女いない歴&童貞歴=年齢の男にとって、こんなミス・ユニバースみたいな子は眩しすぎる存在なのだ。

「……」
「……」

しかしながら、会話がそれ以上続くことはなかった。
たかだか電車で居合わせた他人同士であるし、歳もまぁまぁ離れた社会人と学生の男女。しかも痴漢現場を見た側と見られた側、気まずくて会話が弾むどころではない。それにそんな逆境をものともしないコミュ力があるのなら、俺はとっくにモテていて彼女も作れている。
(まぁ……これでよかったんだよな。今日はちょっとしたトラブルに遭遇して、ちょっとした勇気を出して、ちょっとしたヒーローになれた。それで十分だ。誇らしいじゃないか)

などと自分に言い聞かせながら、毎朝の通勤ルーチンへと回帰していくのだった――

「……♡」

それから何事もなかったかのように何駅か跨ぎ、満員電車状態になる頃には、彼女の姿はすっかり見えなくなっていた。いよいよ身動きが取りづらくなった車内で人波に揉まれつつ、“あんな可愛い子と連絡先を交換できなかった”ことを今さら悔やんでいた。
とはいったものの、普通に考えればこんな冴えないオッサンがまともに相手される訳なく、苦笑いしながらやんわりと拒絶されるのがオチだったことだろう。そう考えると身のほどを弁えていて正解だったかもしれない。そうやって残酷な現実に勝手に打ちのめされていた俺の背中に、ふと不思議な感触があたった。

(ん? なんだ? すげー柔らかい……?)

カバンとかビール腹とか、かつて満員電車で様々な柔らかいものを背中に受けてきたが、そのどれとも違っている。
マシュマロのようにふわふわとしていながら、もっちりとした弾力もあって、何にも代え難い心地よさがあった。さらに言えば、その感触は真横に“二つ”連なっているように思える。

「……っ!?」

声が出そうになったのを必死に抑える。
もしや、今背中に押し付けられているものは、女性の“おっぱい”ではないか? しかもかなり大きくボリューミーで、間違いなく“巨乳”だ。

(そういえば……あの子も“大きかった”ような……?)

不快にさせると思ってまじまじと見なかったが、あの痴漢から助けた例の子も立派なものをお持ちだった。それこそ現役グラビアアイドルと言われても納得できるぐらいに。
(まさか……な)

だからといって、見失ったあの子が真後ろにいるとは限らない。都合のいい妄想だ。背後を確認できない以上、太ったおばさんという可能性もありえる。
そうやって背中に突然やってきた極上の感触に煩悶としていたとき、ふいに電車が横に大きく揺れた。

(ふ、ふおおっ!?)

その拍子に体重をかけられ、ふにゅん♡と押し付けられる。スーツ越しにも伝わる柔軟な形の変化に、言いようもない興奮を覚えた。
しかも、揺れが収まったあとも離れようとせず、巨乳(仮)は背中で潰れたままである。

(な、なんのつもりだ? もう寄っかかる必要ないだろ!?)

こちらとしては願ったり叶ったりの状況だが、なぜ一向に離れようとしないのだろう。なにかしら作為的なものを感じて不気味でならない俺は、少しずつ横にズレて離脱しようと試みた。

「っ!?」

……が、背後の人物は逃さないとばかりに追従してくる。
それどころか、小さく円を描くように動いてイヤらしく擦り付けてくる。

(うそだろ……、これって……“逆痴漢”!?)

しかしながらこの場合、痴漢は痴漢でも女性が被害に遭うソレとは訳が違う。男からすれば約得でしかない、夢のようなシチュエーションだ。
(まずい……勃ってきた……っ)

当然の反応として息子に血流が集まり、ムクムクと大きくなっていく。
前の人にバレないよう誤魔化そうにも、ネズミ一匹通れる隙間もない“すし詰め”では身動きもままならない。

(一体、なにが起きてるっていうんだッ!?)

非日常的な状況に混乱する俺を余所に、ますます大胆に身体を密着させてくる。ついにブツがパンツの中でフル勃起しはじめたとき、背後から手が伸びた。手にはスマホが握られており、俺だけに画面が見えるよう傾けられている。

「……?」

画面に目を凝らすと、白紙のメモ帳になにやら文章が打ち込まれているのがわかった。

『さっき痴漢から助けて頂いた者です。お礼をさせて欲しいので、次の駅で一緒に降りてください』
「ッ!?」

文章を読んだ瞬間、雷に打たれたような衝撃が走る。
さらに指で画面がスクロールされ、改行されて隠れていた末文が表示されると、しなやかな指先が俺の股間をやんわりと撫でてきた。

『こんなコトとか……してあげますから♡』

「色々とすみませんでした。会社も休むことになってしまって……」
「いやいや、いいって! 幸い仕事はそんなに溜めてなかったしさ! 君こそ大学サボっちゃって平気なの?」
「授業の板書は友達に頼んでありますし。それに……どうしてもお兄さんにお礼がしたくて……♡」
「そ、そっか……」

もう二度と会うこともないと思っていたはずの美少女と、どういうわけか朝の繁華街を並んで歩いていた。しかも目的地はあろうことかラブホテル。
彼女の言うお礼が“ナニ”を意味するかは明白だった。無論、俺もそれを承知で彼女の誘惑に従い、駅を降りた。
自らの意志で選んだこととはいえ、社会人としての責任感よりも性欲を優先してしまったことに、引け目を感じずにはいられなかった。

「どうしたんですか? 具合……悪いですか?」

そんな俺の心情を目敏く察したかのように、彼女は心配そうに俺の顔を覗き込んでくる。

「ああ、大丈夫。別にそういうんじゃないんだ。ちょっと緊張しちゃってて。恥ずかしながら俺、こういう経験したことなくって……。しかも……君みたいな可愛い子となんて……さ」
「君、じゃなくて“紗也香”って呼んでください♪」
「え?」
「私、真島紗也香
まじまさやか
っていいます。20歳の大学二年生です」
「“紗也香ちゃん”って言うんだ。俺は槇村悠人。25歳のサラリーマンってとこかな」
「“悠人さん”……ですね♪ あ、着きました。あそこです」

そう言って沙也香ちゃんが指差した先には、雑然とした繁華街には場違いなほど小洒落た建物があった。

(ついに来てしまった……!)

本来ならば会社に出勤しているであろう時間に、行きずりの女子大生とラブホテルに入るという異常な状況に気落ちし、思わず足を止めてしまうが、彼女が腕を組んできたことで我に帰る。

「さ! 入りましょう! 悠人さん♡」
「わ、わかった……」

そうして彼女に誘われるかのように、建物へ入っていくのだった――

「俺……本当にこれから……あの子と……?」

心臓が五月蝿くて鳴り止まない。先にシャワールームに入った沙也香ちゃんが身を清めている音を聞いていると余計に緊張し、銅像のようにベッドに腰掛けていた。
このままではどうにも落ち着かないので、気分転換がてら“真島紗也香”について考えてみることにした。
(……ぶっちゃけ、清楚っぽいわりに積極的だよな?)

第一印象では痴漢の被害者に甘んじるような大人しそうな女の子だった。清純な容姿と振る舞いからして、派手に遊んでいるようにはとても見えない。
しかしながら、そのあと俺の背後に密かに回り、胸をわざと押し付けたり、股間を触ったりしたあげく、“お礼”と称して誘うという大胆不敵なことをやってのけた。しかも初めて訪れたラブホの部屋選びのパネル操作に迷いが無く、普段から頻繁に利用しているのは明らかだ。
そう考えると怪しさ満点というか、正直最初は美人局的なのを疑っていた。けれど痴漢の被害に遭って困っていたのは事実なようだし、お礼をしたいという気持ちにも嘘偽りは無いように思える。ただその手段と方法が極端で逸脱しているだけだ。

(ホント何者なんだろうなあ……、普段はパパ活とかやってんのかな? ……なにより、そんな子がどうして俺みたいな男と)

なかなか答えが掴めない思案に暮れるうち、いつの間にかシャワーの音が鳴り止んでいたことに気づく。

「おまたせしました~」

扉を開く音とともに、バスタオル一枚で身体を隠しただけの沙也香ちゃんが姿を現した。

「……!」

その姿をみた瞬間、ただでさえ忙しなかった心臓がドクンと跳ね上がる。
濡れ髪から滴り落ちる水滴に、しっとりとした白い肌。湯上がり特有の上気した顔はどこか色っぽく、俺の視線は釘付けになった。

「……悠人さんってば。そんなにじっと見つめられると……恥ずかしいですよ?」
「ご、ごめん。つい見惚れちゃって」
「本当ですか? 私ノーメイク姿はあんまり自信ないので、お世辞でも嬉しいです♪」
「お世辞なんかじゃないって。沙也香ちゃんは可愛いよ」
「ふふ……ありがとうございます♡」
素直な感想を述べると、彼女は嬉しそうにはにかんだ。

「――でも悠人さんだって……カッコいいですから♡」
「え?」

沙也香ちゃんは意味深に言うと、腰掛けている俺の身体にもたれかかってきた。
タオル越しからも伝わる彼女の高い体温、そして豊満な乳房の柔らかい感触や太腿のムチっとした肉感に包まれる。西洋人形のような整った顔が目と鼻の先まで迫っていて、シャンプーの爽やかな芳香に混じった女の子の甘い匂いが鼻孔をくすぐった。

「おうっ!?」
「あははっ♪ なに変な声出してるんですか。それに……全身カチカチですよ?」
「そ、それは……、緊張しすぎてヤバくて……」
「ふふ、かわいいですね♡」
「うう……っ」

年上の男のくせにラブホのチェックインもロクに出来ず、緊張でオドオドしっぱなしでエスコートされてばかりで、挙句の果てにそんな情けない醜態を「かわいい」と言われるなんて……。なんだか人生の黒歴史として記録されてしまうレベルの恥ずかしい体験である。
「大丈夫ですよー? 今日は“お礼”なんですから。悠人さんは気張らなくていいんです。頑張らなくていいんです。力を抜いて……全部私に任せてください……♡」

沙也香ちゃんの鈴を転がすような囁き声が鼓膜を伝って思考に浸潤する。まるで催眠術にかかったかのように緊張を忘れ、心が安らいでいくのを感じていると、唇をそっと奪われた。

「……んっ♡……ちゅっ♡……ちゅるっ♡」

唇を啄むようなキス。優しく愛おしむようなものだった。
沙也香ちゃんとの初めての口づけはとても甘く、蕩けそうで、いつまでもこうしていたい気持ちになる。

「ちゅっ♡……んんっ♡……んっ♡……ちゅっっ♡」

俺も見様見真似で彼女の唇に吸い付き返す。沙也香ちゃんは一瞬驚いた表情を見せたが、すぐに嬉しそうに目を細めた。

「んふふっ♡……れるぅ♡……じゅるっ♡……ぢゅるるっ♡」

沙也香ちゃんは妖しい笑みを浮かべ、舌を差し入れてきた。ぬめりとした粘膜が口腔に侵入し、俺の舌を複雑に絡め取りながら無理やり生暖かい唾液を交換してくる。

「じゅるううっ♡……じゅるっ♡……ちゅるる♡」

貪るようなディープキスだった。互いの息遣いと淫猥な水音だけが室内に木霊する。

(こ、これが……大人のキス……!)

今まで経験したことのない濃厚な快楽。頭がクラクラとして、どうにかなってしまいそうだ。
気分が高まり理性が緩んだのか、俺は無意識のうちに彼女の尻に手を伸ばしていた。が、彼女が痴漢されていた光景を咄嗟に思い出し、慌てて引っ込める。

「ぷはぁっ♡……はぁっ♡……触らないんですか?」

すると沙也香ちゃんは唇を解放し、不満げに問いかけてくる。俺は荒くなった呼吸を整えようと、必死になって酸素を取り込んでいた。

「はぁ……はぁ……、そ、それは……ぁ」

今しがた尻を触られて嫌な思いをしていた女の子に同じことをするのは些か抵抗がある。だが、沙也香ちゃんはそんな俺の躊躇いを見透かすかのように優しく微笑んだ。

「気にしないでください♪ むしろ……撫でて欲しいです。私、今日痴漢に穢されちゃったんですよ? だから……悠人さんに癒やされたいんです……♡」
「っ!」

そう言って訴えかけるように、瞳を潤ませる。なぜそうまで好意を抱いてくれるのかという疑念に駆られたものの、据え膳食わぬは男の恥だ。女の子にこうまで言わせてしまった以上、遠慮なんてできるわけがない。俺は引っ込めていた両手を再び彼女の尻へ伸ばした。
「……んっ♡」

バスタオル越しの柔らかなお尻に触れた瞬間、沙也香ちゃんの身体がぴくん♡と跳ねた。彼女の反応の良さに興奮したか、あるいは尻肉の瑞々しい感触に感動したのか。俺は夢中になって尻を愛撫しはじめた。

「はぁっ♡……あっ♡……悠人さんっ♡……ゴツゴツしてて逞しい手なのに……撫で方、優しい……っ♡♡」

割れ物を扱うように、慎重に、丁寧に、愛おしんで、丸くて豊かな臀部を撫で回す。円を描くような動きで五本指を表面に這わせるたび、密着する彼女の身体からぴく♡と小さな震えが伝わり、愉悦感を覚えた。
「ああっ♡ 私が……気持ちよくしてあげないといけないのに……っ♡ こんな……気持ちよくさせられてっ♡ ……やぁっ♡」
「俺は……沙也香ちゃんにも気持ちよくなってくれる方が……嬉しいよ……!」

沙也香ちゃんは俺の手の動きによって色香を含んだ声を漏らし続ける。昂りを抑えきれなくなり、勢い余ってタオルの下に手を潜り込ませた。
ほんのりと濡れていて指を滑るような艷やかな生尻の感触が掌を覆った。

「ぁぁっ♡♡ やだっ♡ 直は……っ♡」
「沙也香ちゃん……っ!」

柔らかいながらも張りがあって、指を沈めれば同じ力で押し返してくる、その夢のような感触に熱中した。滅茶苦茶にしたいのを我慢しつつ、あくまで優しくやんわりと揉みしだいてあげた。
「んーー♡ んっ♡ っ♡」

愛撫を強めると苦悶の声を上げるものの、嫌がる素振りもなく甘んじて受け入れている。むしろ積極的にせがむよう身を捩らせ、豊かな胸を擦りつけてきた。タオル生地一枚に包まれた彼女の巨乳が俺の胸元に寄せられ、お返しとばかりに上下左右に撫でてくる。その柔らかいおっぱいの味わいに俺はますます昂ぶった。

「はぁっ♡……悠人さん……っ♡……あっ♡ だめ……ッ♡♡」
「なにが……だめなのっ?」
「だってっ♡ っ♡ あっ♡ やだっ♡ こんなつもりじゃっ♡ っ♡ あっっっ♡♡♡」

小さな悲鳴を上げた瞬間、沙也香ちゃんは苦しそうに呻きながら、ひときわ強くビクビクと全身を震わせた。
「だ、大丈夫!? なにかマズかった?」

俺は慌てて手の動きを止める。ほどなくして落ち着いた沙也香ちゃんは息を荒らげながら答えた。

「……っ♡♡ はぁ……はぁ♡ だいじょうぶ……ですっ♡ 軽く……イッちゃっただけです……♡♡」
「えっ……、そ、そうなの?」
「正直……自分でもおどろきです♡ 悠人さんの触り方……優しく愛してくれる感じで……キュンとしちゃいました♡」

沙也香ちゃんは顔をとろんと蕩けさせながら満足気に言う。俺は初めての体験で、女の子を気持ちよくしてあげられたことに確かな喜びを覚えていた。

「そっか……。それならよかったよ」
「はい♡ 悠人さんのおかげで……たっぷりと癒やされちゃいました♡ ……今度こそ、悠人さんの番ですよ?」

そう言って沙也香ちゃんはおもむろに立ち上がり、躊躇なくバスタオルを外した。

「……どうですか?」

彼女は恥じらった様子で、おずおずと訊ねる。
「綺麗……」

無意識にそう、呟いていた。
彼女の産まれたままの姿は芸術的なまでに美しかった。陶磁器のような肌。健康的な肉付きの太腿。くびれた腰つき。下腹部に走る一筋の秘裂。そしてなにより、片手では覆いきれないほど大きく育った“二つの果実”。重力に従ってやや垂れ気味ながらも、お椀型の整った形を保っており、先端に広がる健康的なピンク色の乳輪の頂点には小ぶりな乳首がつんと尖っていた。
息をするのも忘れて見惚れている俺の反応を見て、沙也香ちゃんは嬉しそうに微笑んだ。

「ありがとうございます♡ 悠人さんも脱ぎましょうか」
「あ、いや、俺はこれからシャワー浴びてくるけど」
「……そんな必要、ありませんよ?」

沙也香ちゃんは妖しく笑いながら、俺のズボンに手をかけようとしてくる。
「いやいや! 俺、こんなことするとは考えてなかったから、身体なんて綺麗にしてきてないし!」
「それがいいんです」
「へっ?」
「知ってました? 相性の良い異性の体臭って、いい匂いに感じるんですよ。“フェロモン”……とでも言うんですかね?」

唐突な発言の意図が分からず困惑する俺を余所に彼女は続けた。

「さっき電車の中で悠人さんの背中に密着したとき、実は悠人さんの匂いで興奮しちゃったんです。ほんの少し濡れましたし……♡」

相性のいい相手だといい匂いに感じる。それが本当なら、彼女が俺に好意を向ける理由の一端が分かった気がする。

「だから、シャワーに行く必要なんてないですよ?」
「沙也香ちゃんがそれでいいなら……」

結局彼女の押しに根負けし、そのまま服を脱ぎ始めることにした。
シワにならないよう上着とズボンをハンガーに掛けに行って戻ったりしつつ脱衣を進めるなか、沙也香ちゃんは床にしゃがみこんだまま期待の眼差しでじっと見つめてくる。
そうして最後の一枚のトランクスをおそるおそる下ろしたとき、勃起した肉棒がブルン♡と外に飛び出した。

「わあっ♡ おおきい……♡♡」

天を衝くように反り返るペニスに恍惚とした眼差しを向けてくる。その反応にむず痒さを覚えた。

「俺のってそんな大きいの?」
「はい♡ すごく立派ですよ♡ 太くて長くてカリ高で、逞しい中太型なのがエッチです♡ 電車で触ってみたときから『大きそうだなぁ』って思ってました♪」

彼女の男根への見識ぶりからして、やはり肉食系で間違いないようだ。とはいえ清楚っぽいのに積極的なのは“ギャップ萌え”を感じる背徳的な魅力があり、ますます彼女に惹かれていく気がした。

「ねぇ悠人さん。そのまま座ってもらっていいですか?」
「ん? いいけど」

俺は沙也香ちゃんに促されるままベッドに腰掛ける。しかしながら、こうしてお互い全裸で向かい合っていると、いよいよもってこれから彼女と体の関係を結ぶ実感が込み上げてきて、不思議な高揚感があった。

「“パイズリ”って知ってますか?」
「うん、知ってるけど。……まさか」
「はい♪ 私、パイズリ得意なんですよ♪ これから悠人さんにシてあげます♡」

彼女はそう言ってこちらを挑発するように、両腕で豊満な胸を寄せあげてみせた。

「あっ♡ 今、悠人さんのおちん○ん、ビクってしましたね♡」
「あはは……、そりゃ、沙也香ちゃんみたいな子にパイズリされるってなったら、ね……」
「ふふ♡ じゃあ、さっそく始めちゃいます♪」

沙也香ちゃんは開かれた俺の両足の間に座り込み、たぷん♡と乳房を持ち上げて、屹立した肉棒の左右に置いた。すると、ずしっ♡とした柔らかい重量感が股間にのしかかる。

「うわっ」
「もー、なんですかぁ♡」
「いやぁ、なんかスゴイなって……つい……」

魅惑のたわわの質量と柔らかさに圧倒されて間抜けなリアクションをとる俺を、沙也香ちゃんはくすくすと可愛らしく笑う。

「それじゃあ、悠人さんおちん○ん♡ 私のおっぱいで……挟んであげます……♡」

沙也香ちゃんは妖艶な表情で見上げながら両手で左右の乳肉を持ち、そのまま優しく包むよう勃起した肉棒を挟み込んだ。

「んっ!」

彼女に大きいと褒められたペニスが亀頭部を残し、肉メロンに埋もれて見えなくなる。安堵するほどに温かく、表面がすべすべしていて柔らかい乳肉に覆われる愉悦に背筋がゾクゾクと震えた。

「どうですか? 悠人さんのおちん○ん……おっぱいに挟まれちゃいましたよ?♡」
「柔らかくて……気持ちいいような……なんか、不思議な感じだ」
「ちなみに、私の胸のサイズっていくつぐらいだと思います?」
「え? うーん……Gカップぐらい?」
「違いますよぉ? ――Iカップの……101センチです♡」
「……!」

脊髄反射で彼女のたわわに視線が移り、生唾を飲み込んだ。
今こうして俺のブツを包んでいるのは“100センチ超えの爆乳”だ。まさにグラビアアイドル級。夢のようなサイズである。
その事実を噛みしめると、さっきよりもさらに大きく見えてしまい、肉棒がビキビキと張りつめていくのを感じた。

「うふふ、硬くなりましたね♡ 私のおっぱいが101センチIカップだと、そんなに嬉しいですか?♡」
「正直言うと……サイズ聞いた瞬間、スゲー興奮した……」
「あはは♡ 素直ですね♪ それじゃあ動きますよ……?」

沙也香ちゃんは乳房を両手で抱えたまま、ゆっくり上下に動かしはじめた。

「くぅ!……っ!」
「……♡♡」

自慰で扱くような即物的な快楽があるわけでなく、刺激も比較的緩やかである。だが、彼女の手の動きに合わせて形を変える“たわわ”がペニスを覆い包むその扇情的な光景。そして竿に伝搬する柔らかさと重量感が、“沙也香ちゃんの爆乳にパイズリされている”という確かな実感を与え、得難い興奮を覚える。

「どうですか? 気持ちいい……ですか?♡」
「うんっ、なんか……これ……やばいなっ」
「よかったです♡ これでやっと悠人さんにちゃんとした“お礼”ができますね♡ 私のおっぱいで……いっぱい気持ちよくなってください♡」

沙也香ちゃんは嬉しそうに微笑むと、動きを変化させる。右左の乳を円を描くよう、ゆっくりと交互にたぷたぷ♡と揺らす。乳肉がすれ違いざまにカリ首を擦っていった。

「うあっ!……あっ!」
「ほらほら♡ こんなこともできちゃうんですよ♡」

ただ優しく包み込むだけでなく、ペニスの敏感なところを的確に責める技巧が加わったことで、本格的な刺激と快楽が与えられる。

「……あっ……それ、やばっ!……うぁっ!」
「こんなの、まだ序の口ですよぉ?♡ ……こーんなこともしてみたり♡」

そう言って沙也香ちゃんは手を止めると、口を閉じたままモゴモゴと動かして何かを含みはじめる。やがて唇から大量の唾液がとろーっ♡と伸びるように溢れ、亀頭の先と谷間に落ちていく。彼女はそれらを谷間全体に馴染ませるよう乳と乳で擦り合わせた。
「はーい♡ 悠人さんの我慢汁も合わさって、ローションいらずのヌルヌルパイズリの完成でーす♡」

彼女は言うが早いかパイズリを再開させる。すると、さっきより乳肌が滑るように竿の表面を擦る。柔らかくて弾力のあるおっぱいの感触が格段に分かりやすくなり、快感が何倍にも増した。

「いっ!……やばいっ!……きもちいいっ!」
「コレ、参考のために鑑賞したパイズリモノAVでやってたやつの真似なんですよね。人の体液だけでローションを再現するのがいやらしいし、エロい音も出るし、おっぱいの表面もヌルテカになるしで、女の私でも思わずムラムラしちゃいました♡」

沙也香ちゃんの言うように乳房が肉棒を扱くたび、ぬちゅ♡ぬちゅ♡と粘質な水音が鳴り響き、乳房の表面にはラブホの照明を反射するテカリができて淫靡な見栄えとなり、聴覚的にも視覚的にもこちらの興奮を存分に煽ってくる。

「そろそろペース上げちゃいますねー♡」

彼女の宣言通り、まったりとしていたパイズリの動きが速まっていく。左右別々に動かしていたのをやめ、両乳を同時に上下させながら、ずにゅ♡ずにゅ♡と卑猥な音をたててストロークを繰り返した。

「あっ!……ふぁっ!……ぅっ!」
「えっちな声……漏れちゃってますよ?♡ 我慢汁もドバドバです……♡ それに……悠人さんの顔、気持ちよさそうに蕩けてて……、私も興奮してきちゃいます♡ もっと……気持ちよくなってくださいっ♡」
たわわに包まれたペニスの先と俺の顔と交互に見ながら、沙也香ちゃんはさらにパイズリの動きを激しくさせていく。
「っ! ぐあっ! んっ!」
「ほーら♡ ほらぁ♡ 激しいパイズリの音って……すっごくエッチじゃないですか?♡」

盛んな手つきによってリズミカルに爆乳が叩きつけられ、たぱんっ♡たぱんっ♡という官能的な音がラブホの部屋に響く。股間に膠着するたびに表面が波打って揺れ、重い振動が下半身を伝う。
そんな激しい乳扱きによって肉棒に与えられる快楽は凄まじく、情けない声を漏らすしかなかった。

「ああ! ああっ! あっ! んぐっ!」
「ほぉーら♡ さらにこうやって……こうして……♡」

だが彼女は、ただ扇情的なパイズリピストンをするだけに飽き足らなかった。さらに変化を加えるべく、今まで掌で抱えていた乳肉を腕で抱きしめるように強く押さえつけると、丸みを帯びていた乳房が縦長の楕円形に潰れ、ついに亀頭まで隠れてしまった。

「こーんな風に……ぎゅっ♡……って、しちゃったりしてっ♡ ほらっ♡ ……ぎゅーーーっ♡♡」

沙也香ちゃんはこちらの劣情を煽るように言いながら、パイズリピストンを再開させる。
柔らかな圧迫感が肉棒を隙間なく密着する強烈な“乳圧”を伴った扱きに、脳髄が蕩けるような快感が走り抜けていく。まるで彼女のたわわな実りの中に挿入し、出し入れしているかのような錯覚すら覚えた。
「ああッ!! それっ……やばいっ! もう……っ!」
「あはっ♡ いいですよぉ♡ このままぁ……好きなときにイっちゃってください♡」

唾液とカウパーでヌルヌルとした谷間を肉棒が高速で往来する快楽に耐えきれず、下腹部に甘い痺れが広がりはじめる。
沙也香ちゃんはトドメを刺すように、両腕で押さえている爆乳を勢いよくたっぷ♡たっぷ♡と揺するよう激しく上下に動かし、敏感な亀頭やカリ首を擦りあげた。

「くうっ!! あああっ!! むりっ!! 射精

るッッ!!」
「ほらっ♡ ほらっ♡ ほらっ♡ 101センチIカップに……出しちゃってくださいっ♡♡♡」

――びゅるううううううっ♡ びゅびゅうううう♡ びゅるうーーーーっ♡

腰がガクンと落ちる感覚とともに視界がチカチカと瞬き、突き抜けるような悦楽が下半身を支配する。
ドクンドクンと谷間の中でペニスが何度も跳ね上がりながら、堰を切ったように白い欲望を吐き出した。

「ふふっ♡ おちん○んがすごいビクビクしてましたねっ♡ 気持ちよかったですか?♡」
「はぁ……はぁはぁ……うん……めちゃくちゃ、よかった……」

長い射精が収まり、心地よい倦怠感に身を任せながら答えると、沙也香ちゃんは戦利品でも見せつけるように閉じていた両胸を開け広げる。
肉棒がおっぱいの拘束から解放され、弾き出されるように勢いよく手前に跳ね返った。
「……ほら、見てください♡ こんなにいっぱい出されちゃいました♡ 悠人さんがたくさん気持ちよくなってくれた証拠ですね♡」

どろりと粘ついた大量の白濁液が谷間の至るところにへばり付いており、いくつもの橋を掛けている。
その淫靡な光景を恍惚と見つめる表情。そして沙也香ちゃんのIカップの爆乳を俺の精液まみれにしたという征服感によって、鎮まった昂りがすぐさま蘇った。

「――あの……悠人さん」
「うん? どうしたの?」

後処理用のタオルを使って各々体に付着した体液を拭き取っていると、紗也香ちゃんがモジモジしながら遠慮がちに尋ねてくる。

「その……まだ、お礼し足りないなーって思って? 時間もまだありますし……」
「! そ、それって、つまり……」
「はい……♡ 悠人さんの……“欲しい”な……って♡♡♡」

紗也香ちゃんは頬を紅潮させながら、媚びるように上目遣いでこちらを見上げる。
彼女が言わんとすることを察した俺は、そのままなし崩しにベッドに押し倒した。

「きゃっ♡ ……意外と大胆なんですね♡」
「まぁ、その……、いくら初体験でも女の子に終始リードされてばかりじゃ男が廃るかな……って」
「お礼なんですから、そんなこと気にしなくてもいいんですよ? ……でも、悠人さんに食べられちゃうの……楽しみです♡」

安っぽいプライドがために強引には事を進めてしまったのは気が引けたものの、紗也香ちゃんは決して拒絶することはなく、むしろ期待に瞳を潤ませていた。
俺はその期待に添えるよう、漫画やネットで得た付け焼き刃の知識をフル動員しながら、正常位の体勢で彼女を組み敷いた。

「もう、挿れちゃっていい?」
「はい♡ ここ……ですよ♡」

紗也香ちゃんは股にある秘裂に二本指を当て、そのまま押し開いた。くぱぁ♡と充血した肉の花弁が咲き、中からとろり♡と透明な蜜が溢れる。初めて生で見る女性器のあられもない姿。これから堪能する媚肉の味を想像し、ペニスがさらに硬くなった。

「出したばっかなのに全然元気なんですね♡ 素敵です♡」
「うん……、紗也香ちゃんとすると思うと、なおさら興奮が収まらないっていうか……」
「そうなんですね♡ 私も……興奮してますよ♡ 悠人さんのおちん○ん……はやく欲しいですっ♡♡」

彼女はそう言って急かすように身を捩らせる。
俺は堪らず肉棒をぶち込みたくなる衝動に駆られるが、この土壇場に来て重要なことを失念していたのを思い出した。
「あ、そ、そうだ。ゴム付けないと」
「……ゴムは要らないですよ?」
「えっ、いや、流石にそういう訳には」
「私、エッチするときは相手にゴム付けさせるんですけど、悠人さんだけは別です♡ 悠人さんとは安全日とか関係なく生でシたいんです♡ ダメ……ですか?♡♡♡」
「……ぐっ!」

沙也香ちゃんは媚び媚びに甘えた声を出しながら、熱っぽい眼差しを向けてくる。女の子にそこまで言われたら、たとえ方便だったとしても逆らえない。逆らえるはずがない。それにいざとなれば、イク直前に抜けば問題はないはずだ。

「じゃ……このまま挿れるよ……」
「やったっ♡」
彼女が指で開いて分かりやすく誘導してくれるおかげで、複雑な構造の中から膣口の位置を特定し、肉棒を掴んで先端部をあてがうことができた。
「ええと、角度はこれでいい?」
「もう少し下に傾けてください」
「こう?」
「はい、大丈夫です♪」
「よし……」

準備は整った。後はこのまま挿れるだけだ。
――これから俺は、童貞を捨てる。
緊張のあまり心臓が早鐘を打ち、生唾を飲む。
永遠にも思える一瞬ののち、意を決して腰を前に押し出した。

「っ♡」

亀頭が割れ目を通過した瞬間、沙也香ちゃんが小さく喘ぐ。腟内は想像以上に熱く、そして狭い。けれどヌルヌルとした粘液に満ちているおかげで、驚くほどスムーズに奥へ進んでいった。

「ああっ♡……すごっ♡……太い……っ♡♡」

自分のモノを歓喜しながら受け入れてくれる沙也香ちゃんの反応に興奮し、足を大きく開いて最奥まで突き立てる。すると肉棒が根本まで埋まり、結合部から愛液が溢れていった。
「……んっ♡♡……悠人さんのおちん○ん♡……子宮の入り口まで……届いちゃってます……♡♡」
蜜壺が雄の侵入を歓迎するかのように、無数の襞々がうねりながら絡みついてくる。まるで竿全体をしゃぶられているかのような甘美な刺激。もし先に射精してなければ、これだけで果てていたかもしれない。

「くぅっ! 沙也香ちゃんナカ……きもちいいっ……!」
「ああ♡ 嬉しいです♡ ――悠人さんの童貞……私が奪っちゃいましたね♡♡」
「……!! 沙也香……ちゃんっ!!」

上目遣いしながら放たれた言葉によって、張りつめた理性の糸がプツンと途切れるのが分かった。
本当なら優しく、ゆっくりと丁寧に動きはじめるつもりだった。だが俺は彼女の両脚を衝動的に掴み、本能のまま腰を振りたくった。
「はぁ……はぁっ!」
「あっっ♡ あんっ♡ あっ♡ んっ♡」

原始の時代より遺伝子に刻まれてきた腰の動きを叩きつける。パンッ♡パンッ♡パンッ♡と肌と肌がぶつかる音がラブホの部屋に響き渡った。

「やぁっ♡ いきなりっ♡ 激しいっっ♡」
「あ……、ご、ごめんっ!」

彼女の苦悶の訴えで我に帰り、俺は咄嗟にピストンを止める。

(や、やってしまったぁ……)

興奮して逸るあまり失敗してしまったかもしれない。冷や汗をかく思いである。
ところが、彼女は俺が動きを止めたことに戸惑いを覚えているようだった。

「えっ……? やめないで……ください」
「……!」

沙也香ちゃんは切なげに眉根を寄せ、懇願するように腰を前後に揺らしてくる。
彼女はむしろ欲望に忠実なピストンこそを望んでいて、それをやめてしまったことの方が失敗だったのだ。女の子の天邪鬼を真に受けてしまったことを反省しつつ、それだけ求められていたことに嬉しさが込み上げた。
「……わかった。じゃあ遠慮なく動くからね?」
「んっ♡ お願いしますっ♡」

俺は再び彼女の脚を抱え、野獣のように腰を動かした。

「……ぐっ! あっ! ううっ!」
「ああっ♡ あーー♡ んっ♡ んんっ♡ あんっ♡」

肉棒が抜けそうになるくらい引いては、一気に根本まで叩きつける。その一連の動作を緩急をつけつつハイテンポで繰り返した。
ペニスの先端がお腹を突き上げるたび、沙也香ちゃんの口から甘い悲鳴が漏れ、その艶めかしい声にますます興奮させられる。さらに彼女の悦びを示すかのように柔襞の締めつけがきゅっ♡と強まり、女芯を穿る快楽に酔いしれた。

「ああっっ♡♡ そこっ♡ いいですっ♡ おくのっ♡ きもちいいとこっ♡ 届いてっ♡ あっ♡」
「ここがっ、いいのっ?」

以前、女好きの友人から聞かされた『女の子によって膣の中の感じる場所が違う話』を思い出しながら探っていたが、幸運にも見つけることができたようだ。
俺はその挿入角度を維持しつつ、より深く、より大きなストロークで腰を前後に振りたくった。
「ぁああああっ♡♡ あっ♡ あーーー♡♡ ああっ♡ あーーっ♡」

嬌声のトーンがさらに高くなる。たしかな手応えを感じた俺は、愉悦感に身を任せ、抽挿の速度をさらに加速させる。
腰を振るたび、愛液塗れでテラテラと光る肉棒が蜜壺を往来し、じゅぷ♡じゅぽ♡と空気を多く含んだ淫猥な水音が響く。潤いに満ちた結合部から溢れた女蜜たちは、下半身同士がぶつかる衝撃によって辺りに飛び散っていった。

「ああんっ♡♡ あーーーー♡♡ だめっ♡♡ あっ♡♡ 悠人さんのおちん○ん♡♡  気持ち良すぎてっ♡♡ ああぁぁあっ♡♡ 頭ヘンになっちゃいます♡♡♡」
「うう! はぁ……! はぁっ!! 沙也香ちゃん……! 沙也香ちゃんっ!」

俺は人生初のセックスの快楽に夢中になり、一心不乱に腰を振りたくっていた。
沙也香ちゃんみたいな可愛い子にゴム無しの生挿入を熱望され、しかも俺の腰使いで感じてくれている。まるで白昼夢でも見ているような幸せな気分だ。

「あぁっ♡♡ んっ♡♡ あーーーー♡♡ 子宮……降りてきてっ♡♡ 子宮口、いっぱいっ♡♡ あっ♡♡ キスされちゃってますっっ♡♡♡」
「ッ! 沙也香ちゃん……ナカ……っ! また締めつけてッ!」

快感に蕩けきった表情を浮かべ、淫らなことを口走る。膣襞も蠕動しながら締めつけを強めていった。
官能が高まりに高まっていって、いよいよ射精欲が込み上げてきた俺は、後先顧みないペースでピストンさせる。

「あっ♡♡ あぁーーっっ♡♡ それっ♡♡ だめっっ♡♡ あっ♡♡ あっ♡♡ あっ♡♡ あーーーっ♡♡」

肉欲のまま体を反らして間断なく突き上げながら、正常位で組み伏せている眼下の光景を愉悦と眺める。
全身から大量にかいた汗で白い肌が艷やかになり、両足を大きく平開して俺の肉棒を密着して秘裂に受け入れながら、両手でベッドのシーツをシワができるほど強く握りしめている。
さっきまで男根をパイズリで翻弄していた101センチIカップ爆乳が、自重で潰れたまま俺の突きに呼応するかのようにぶるんぶるん♡と激しく揺れる絶景を愉しみ、腟内のペニスの硬度がさらに増す。
彼女のあられもない喘ぎ声に加え、性交の激しさを物語る衝突音や水音、そしてベッドのスプリングを軋ませる音が大きくなり、いよいよクライマックスへと至る。

「いくっ♡♡ あーーーー♡♡ いくっいくっ♡♡ だめっ♡♡ いくっっ♡♡」
「あああっ!! お、俺も……っ!!」

腹の底からこみ上げる甘い痺れを感じはじめ、ブツを膣から抜く準備を整えたその瞬間。突如として彼女の両足が俺の腰に絡みついてきた。

(――な!?)

動揺した。それは彼女の方から膣内射精を欲するサインだったからだ。
(本音を言えば……俺だって膣内
ナカ
に射精

したい……射精

したい……。でも、避妊した方が彼女の為だ……。でも……射精

したい、射精

したい、射精

したい)

葛藤がよぎる。
このまま生殖欲求に従うか。それとも……

「いくッッ♡♡ あぁあああぁぁあああああっっ♡♡♡ い”っっく”っっ♡♡♡ イ”ッッ♡♡♡ク”ぅっっっ♡♡♡ っ~~~~~~~♡♡♡♡♡♡」

お腹を強く突き上げた瞬間、沙也香ちゃんの身体がビクン♡と跳ね、耽美な悲鳴を上げながら絶頂する。背中を弓なりに反らしたまま硬直し、ガクガクと全身を震わせた。
彼女が絶頂したのを皮切りに、膣壁がぎゅぅうっ♡と強烈に絞り上げる。その刺激によって俺はとうとう我慢の限界を迎えてしまう。

(――ダメだ!!!)

だが、寸でのところで理性が勝利する。
俺は急いで腰を目一杯後ろに引き、ペニスを蜜壺から抜き取った。

――びゅぶうううううううっ♡ びゅびゅうううううううっ♡ びゅぶーーーーーっ♡

肉棒がドクンドクンと脈動しながら白い欲望を勢いよく放出し、沙也香ちゃんの全身に遠慮なくぶちまけていく。
中出しを回避できた安堵と少しの後悔を覚えつつ、射精の快楽に身をやつしながら彼女の綺麗な肢体を雄汁で汚していく倒錯感に溺れる。

「はぁ……はぁ……っ」

オーガズムがようやく収まると、興奮で誤魔化していた連続射精の疲労がどっと押し寄せる。俺は肩で息をしながら、鉛のように重い身体を彼女の傍らに倒した。

「あっ……♡ はぁ……はぁ……っ♡ んっ♡ ……はぁ……♡ ああ……♡」

沙也香ちゃんは押し寄せる絶頂のさざ波に身を委ねながら、子宮に注がれるはずだった白濁が身体中に飛沫している様を呆然と見つめていた。

「ナカに出しても……よかったんですよ?」
「避妊は……女の子にとって……大事な問題なんだから……。身体は大切に……しなきゃ……」

沙也香ちゃんは俺の言葉に鳩が豆鉄砲を食らったような顔をするが、やがて照れた様子ではにかんだ。
「私のこと、気遣ってくれたんですね……♡ 悠人さんのそういうところ……好きです……♡」
「それって……」
「おちん○ん、私が綺麗にしてあげます♡」
意味深な言葉の意味を訊ねる前に、彼女は横たわる俺の股間に顔を近づけ、萎みかけている陰茎を口に咥えた。

「……れろっ♡ ちゅるっ♡ じゅるるっ♡」
「あっ! ちょっ! っ!」

舌先で鈴口から根本に至るまで舐め回しながら竿全体を優しく吸引する。膣の感触とは趣が異なるお掃除フェラの快感によって、萎んでいたはずの愚息がみるみるうちに復活していくのがわかった。

「――っはぁっ♡ ……すごいですっ♡ また元気になっちゃいましたっ♡ 悠人さんって絶倫なんですねっ♡♡」
「あ、あはは……、困ったなぁ……。自分でするときはこうならないんだけど……」

いつもなら一回出せば満足するのに、どういうわけか沙也香ちゃん相手だと疲れ知らずだった。分身の暴走にもはや呆れすら憶える一方、彼女は逞しく反り返るペニスを見つめながら漆黒の瞳を爛々と輝かせていた。

(……まだ時間は……あるよね?)
「?」

小声でなにやら呟いた直後、柔らかい感触が身体の上に重くのしかかった。
一瞬、何が起きたのか理解できなかったが、視界に映る天井と覆い被さってくる白濁まみれの彼女の姿によって、自分が押し倒されたのだと気づく

「沙也香ちゃん……?」
「ふふ♡ 今度は……私が悠人さんを……食べちゃいますね♡♡」

そう言って硬く勃起する肉棒を掴むと、騎乗位の体勢で再び秘裂に挿入しようとした。

「えっ……ちょっ……ま、まって」
「――いやでーす♡ 待ちませーん♡」

慌てて止めようとするも時すでに遅し。抵抗する間もなく割れ目にあてがった亀頭が膣口に納入され、そのまま腰を下ろして一気に根本まで飲み込んでしまった。

「ぐうっ!?」
「んぅっっ♡♡ 三連戦目なのに、こんな……バッキバキに硬いなんて……♡♡」

膣内に入った瞬間、ペニスの再来を悦ぶかのように膣襞が絡みついて肉幹を刺激してくる。雌肉が与えてくる悦楽によって、さっき出したばかりにも関わらず射精欲が滾った。

「沙也香……ちゃん! これ以上は……無理だって!」
「……嘘はだめですよ?♡ 私のおま○このナカでビクビクして、喜んでるじゃないですか♡ それに……悠人さんが悪いんですからね♡ 初めてのセックスで中イキさせてくる犯罪ドスケベチ○ポのくせに、何回ドピュってもガチ勃起できる女泣かせなのがイケないんですよッ♡♡」

俺の絶倫ぶりを目の当たりにしたせいで変なスイッチが入ったのか、沙也香ちゃんは人が変わったように卑猥な言葉を並べ立てながら鼻息を荒らげている。
俺は彼女の豹変ぶりに困惑した。たしかに沙也香ちゃんは清楚な雰囲気に反して性に大らかな女の子であることは分かっていたが、これほどのものとは思わなかったのだ。
まるで“捕らえた獲物を前に舌なめずりをする獰猛な肉食動物”のように妖艶に歪んだ笑みを浮かべ、一度セックスの快楽を味わい尽くしてもなお潤んだ下の口で雄肉を頬張るその貪欲な姿は、今朝方電車で痴漢の被害に遭っていた子とは似ても似つかないものだった。

「……時間も押してますし、さっそくパコっちゃいますねっ♡」

沙也香ちゃんはそう言って俺の胸板に手を置いて体重をかけると、躊躇いなく腰を振りたくってピストンさせた。

「っ! ああっ! 今イッたばかりでっ! ひあっ!」
「あっ♡ あんっ♡ かわいい声で、鳴くんですね♡ んぅっ♡」

絶頂直後で敏感になりすぎていることを訴えるも聞き入れてもらえず、パンッ♡パンッ♡パンッ♡と肌がぶつかり合う原始的な性交音が再び室内に鳴り響いた。
俺の直線的で単調なものとはまるで違う“ベリーダンスのような妖しい腰使い”によって、膣壁全体がうねるようにペニスを無慈悲に扱き上げる。
また上下のピストンに時おりツイスト運動が加えられたり、浅いところを往復してカリ首を刺激したかと思えば、深々と抽挿してヌルヌルの熱い膣壁で竿全体を覆って摩擦したり、予測のできない変化に富んだ激しい快楽を与えられ、あたかも彼女の手のひらの上で翻弄されるような倒錯感を覚えた。

「くっ! ああっ!」
「ああっ♡ あんっ♡ あーー♡ 悠人さんのチ○ポっ♡ きもちいいっ♡ んぅっ♡ あっ♡」

翻弄するようなテクニックで責めていた沙也香ちゃんだったが、次第に蕩けるような喘ぎ声を漏らして己の肉欲を顕にしはじめる。彼女は自分の気持ちいいところに剛直が当たるよう腰を前後に揺すっては積極的に快楽を得ようとしていた。
また沙也香ちゃんの膣内は先ほどよりもさらに熱く蕩けていた。無数の膣ヒダの一つ一つが肉棒に絡みつくように蠢いて膣奥に誘い、亀頭と子宮口がキスするたび互いに深い官能に痺れるのだった。

「あぁっ♡ あーーーー♡♡ あっ♡ ああっ♡ あんっ♡」
彼女の激しい腰の動きに合わせ、たわわに実った二つの果実がばるんばるん♡と大きく弾んでいる。騎乗位でしか拝めないその扇情的すぎる光景に目を奪われる
「ああっ♡ はぁっ♡ ……悠人さん、おっぱい見すぎですっ♡ んっ♡ あっ♡」
「そ、それはっ! ぐうっ!」
「ふふっ♡ んっ♡ しょうがない……ですねっ♡」

沙也香ちゃんはクスリと笑うと腰の動きを一旦止めて上体を起こし、俺の両腕を強引に掴んで豊満な両胸に自ら押し付けてきた。

「あっ!?」
「――ほぉ~らっ♡ 私のおっぱい……好きなだけ味わってくださいっ♡」

手のひらがたわわの極上の柔らかさに包まれる。
ずしっとくる重量感を支える俺の指先が、乳肉の内部へ食い込むよう沈んでいく。瑞々しく張りのある肌触り、汗ばんだ体温、指を僅かに動かせば簡単に形を変えてしまう柔軟性。それらが合わさった魅惑の感触が、両手を通じて脳髄まで駆け巡り、最高の興奮を得る。

「あっ♡♡ 悠人さんのおち○ぽ♡ ビキッって、硬くなりましたねっ♡♡ あははっ♡ 悠人さんは大好きなおっぱいを揉み放題、私はナカでおちん○んを硬くしてもらえる。……まさにウィンウィンですね♡」

紗也香ちゃんは悪戯っぽく微笑むと、ペニスを根本まで咥え込んだまま踊るように腰をグラインドさせた。

「っ! ああっ! その動き……やばいっ!」
「んぅ……♡ ふふっ♡ やばいですか?♡」

敏感な亀頭を子宮頚でグリグリと愛撫され、あまりの快感に悶絶してしまう。紗也香ちゃんはそんな俺の反応を見て気をよくしたのか、腰振りをさらに激しくさせた。

「あー♡ これっ♡ んっ♡ 私も好きかも、ですっ♡ 悠人さんの、太くて長くて硬いのがっ♡ 奥の、きもちいいトコ、ディープキスしてくるみたいでっ♡ あんっ♡」

紗也香ちゃんは甘い吐息を漏らしながら、艶めかしく身体をくねらせる。くちゅくちゅ♡と腟内で愛の蜜を練り込む淫猥な水音が結合部から響き、肉棒にまとわりついて離れない膣襞が捏ねくり回してくる快感に抗えず、ただひたすらにされるがままだった。
だが、俺を追い詰めるのはグラインド騎乗位だけではなかった。両手の先には101センチIカップおっぱいが以前あてがわれたままで、彼女の方も俺の前腕を掴んだまま離そうともしない。そんな状態で何もできないはずもなく、俺はただ欲望に従い、片手で抱えきれないサイズのたわわを丁重に揉みしだいていた。

「んっんっ♡♡ ふふ♡ やっぱり、悠人さんの優しい触り方っ♡ すき、ですっ♡ あっ♡ ふわぁっ♡」
「はぁ……っ! うっ! っ!」

彼女の小顔の下にぶらさがったお椀型の綺麗な爆乳が、五本指の動きに合わせて縦長になれば横長にもなる。まさに俺の意のままに自由自在に形を変えてしまうのだ。そして揉めば揉むほどに“柔らかな圧倒的質量”が指の腹にのしかかってくる感触は、この世のものとは思えないほどの心地良さだった。
グラビアアイドルクラスの爆乳の手触りをしっかりと堪能し、一方で生挿入されながら艶やかな腰使いで搾り取られるという“男の夢をこれ以上ないぐらい体現した快楽地獄”によって、二度の吐精を経て在庫切れしたはずの精子が陰嚢の底でグツグツと盛んに煮えたぎり、大量に再装填されていく気がした。

「あっ♡ あーーー♡♡ あんっ♡ ……ふふっ♡ そろそろ……あっ♡……出ちゃいそう、ですか?♡♡」
「う、うんっ! もうっ! ……ぐっ! だから……そろそろ、抜いてっ!」

腰に甘い痺れが広がり、射精欲が尿道の奥からこみ上げる。いよいよ絶頂が近づいていた。

「あぁっ♡♡ いや、ですよっ♡ あっ♡ だって、もっとぉ……♡ 悠人さんのドスケベチ○ポ♡ 食べていたいんですっ♡♡」
「いや、だからぁっ! 出ちゃうんだってっ!」
絶頂が近いことを訴えかけるも、暖簾に腕押しだった。それどころか腰使いをさらに活発にさせてくる始末である。
自分からどうにかしようにも、ただでさえ連戦で思うように身体に力が入らないのに、体重をかけて跨がられ両腕を抑え込まれた状態では退かすことも叶わなかった。掌で掴んでいる双乳を握り締め、痛みで怯ませて隙を作れば、あるいは可能かもしれない。けれど、そんな非道いことを沙也香ちゃんにする踏ん切りがつかなかった。

「まずい、よっ!! このままじゃ……紗也香ちゃんのアソコに……中出ししちゃうよっ!!」
「……いいじゃないですかっ♡ このまま……腟内
ナカ
に出してくださいっ♡♡」
「っ!?」
「イイコト……教えてあげますっ♡ んぁっ♡ 女の子って、男の人が思ってるより……あんっ♡……中出しされるの……好きなんですよ??♡♡」
「そ、そんな……っ!?」
「ほーら……ほーーらっ♡ びゅー……びゅー♡♡♡ どく……どく♡♡♡ びゅるるー……びゅるるー♡♡♡」

まるで子供をあやすような優しい口調で擬音を繰り返し囁き、こちらの射精欲をこれでもかと促してくる。
追い打ちをかけるよう腟内の締めつけがぎゅーーーっ♡と強まり、ペニスを根本から先端まで隙間なく吸い上げられる。
もう我慢できない。
子宮内まで深く貫いたまま、甘美な解放感に身を委ねた――

「がぁっ!! あああッ!! 紗也香……ちゃんっ!! ごめんっ!!」
「……あはっ♡♡♡ だしちゃえっ♡♡♡♡♡」

――びゅるううううううう♡ びゅくううううううう♡ びゅるるーーーーーーー♡

彼女の甘い誘いとともに、鈴口から白い欲望が迸った。
三回目にも関わらず、ビュルビュルとこちらまで音が聞こえてきそうなほど勢いのある射精だった。

「――♡♡♡ あぁぁ……♡♡ 腟内
ナカ
に……どくどく出されてる……っ♡♡♡」

肉棒の力強い脈動の感触から膣内射精を感じ取り、沙也香ちゃんは感極まったように恍惚と震えていた。
大量に放出される白濁はすべて子宮内に直接注がれ、余すことなく充填されていく。
彼女の悦びに呼応するかのように膣襞がキツく絡みつき、一滴残らず搾り取るように吐精を促すのだった。

「ごめん……」
「も~~~! 何回謝るんですかあ。ちゃんとアフターピル服用しますから安心してください♪」

情事の後片付けが全て済んで、宿泊時間が終わる目前。俺は罪悪感を抱いたまま幾度も謝罪の言葉を口にしていた。不可抗力かつ彼女の方が強く望んでの結果だったものの、俺が無責任中出しをしてしまった事実には変わりないのである。

「もし妊娠しちゃったら……、俺……絶対責任取るよ」
「大丈夫ですって♪ ……でも、これで本当に妊娠できたら……このまま悠人さんのお嫁さんになれるんですね♡ ……もしそうなら嬉しいです♡」

沙也香ちゃんは嬉々として微笑むと、ベッドに腰掛ける俺の隣に座ってくる。

「――ねぇ、沙也香ちゃん」
「はい?」

俺は意を決して、ずっと抱いてきた疑問を彼女へぶつけることにした。

「どうしてそこまで俺に好意を向けてくれるの? 俺たちは今日会ったばかりで、しかも歳の離れたオッサンと若い女子大生だよ?」
「悠人さんは“歳の離れたオッサン”じゃありませんよ? 優しくて、背が高くて、私好みの顔の、かっこいい“年上のお兄さん”です♪」
「え、えー……? そ、そう言ってくれると嬉しい……な……」
「っていうか、年上って言っても“たったの五歳差”じゃないですか。私が高校の頃の同級生には、もっと歳の離れた男性と付き合ってる子がいましたよ?」

彼女にクスクスと笑われながら突っ込まれ、俺は照れ臭さを隠すように頭を掻いた。
やがて沙也香ちゃんは俺の肩にそっと寄り添うと、真剣な様子で喋りはじめる。

「……大学に入った頃からあの路線をずっと使ってるんです。一年近く、ほぼ毎朝です。そのなかで……何度も痴漢に遭いました」
「そうだったんだ……」
「私、男の人とエッチなことをするのは好きですけど、それとこれとは話が違います。誰とも知らない、加齢臭のする脂ぎったオヤジに痴漢されるたび、鳥肌が立ちました。かといって反撃すると何されるか分からなくて怖いし、恥ずかしくて周りに助けなんて求められません」

そう語る彼女の声は僅かに震えていた。彼女が今までどれだけ嫌な思いをしたか、察するに余りある。

「私の清楚っぽい容姿や格好が原因だとは分かっています。でも、私は今の自分が好き。あんな卑劣な奴らのために自分を変えるなんて死んでもイヤ。……だから、もし次に痴漢に遭えば、もう女性専用車両に逃げるしかない。そう思っていました」
「うん……」
「でも、そんなときに助けてくれたのは、あなただったんです。今まで誰も彼も助けてくれなかったのに、悠人さんだけが私を助けてくれました」

そう言って、彼女はこちらに振り向く。
さざ波のように揺らめく黒い瞳には、俺の顔だけが映り込んでいた。

「悠人さんは私を救ってくれたヒーローなんです。……ですから、もしよかったら……これからも――」
「守るよ」
「え?」
「沙也香ちゃんは俺が守るよ。こんな俺なんかでよければ……だけどさ」

彼女の言葉尻を遮るようにして、俺は想いを伝えた。
沙也香ちゃんは一瞬呆気にとられるも、みるみるうちに満面の笑みとなった。

「――はい。よろしくお願いします♡」

想いが通じ合った喜びのまま、どちらからともなく口づけを交わしあう。
愛の確かめ合いに夢中になるなか、視界の端に時計が映ったことで時間制限が迫っているのを急遽思い出し、名残惜しくも唇を離すことにした。

「……そろそろ出なきゃ」
「……ですね」
「あ、そうだ。もう昼頃だけど、実はこの辺に美味しいイタリアンの店があるんだ。これから一緒に行かない? よかったら奢るよ」
「わっ、本当ですか? やった♪ ……あー、でも今お腹一杯なんですよねぇ」
「え? どうして? 朝食べすぎちゃったとか?」

疑問符を浮かべる俺に対し、沙也香ちゃんは妖しい笑みを浮かべる。

「悠人さんのせいですよ♡ おっきい人とエッチすると……胃袋が押し上げられて満腹になるんです♡」
「……あっ!? へ、へぇ……そ、そうなんだっ!」
「ふふ♡ ……でも、せっかくの悠人さんとのランチなので付いて行きます♪ あっさりめのスープ料理とかなら食べられそうですし」
「それなら、新鮮なトマトを使ったミネストローネがメニューにあったと思うよ」
「へー、美味しそうですね♪ ヘルシーっぽそうだしイイかも♪」
「なんか話してたらお腹空いてきた……。俺もそれにしよっかなぁ」

そんな風に他愛もない会話を交わしながらラブホを後にした。
道中、沙也香ちゃんの方から腕を組んできて、スーツ姿のサラリーマンと女子大生が真っ昼間から繁華街をアツアツな様子で練り歩くという絵面のせいか周囲の視線が刺さったけれど。それはそれで案外満更でもなく、俺たちは幸せな気分に浸りながら目的地に向かうのであった。

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