巨乳キャラあつめました 巨乳のキャラクターが登場する漫画や小説を集めたサイト

親戚のお姉さん達と『中出し危機一発』ゲーム ~次はどの穴に挿れる? 挿したらアレが出ちゃうかも~

」の他の作品を見る

小野崎
おのさき
璃空
りく
は、複数の穴を凝視しながら、次の一手を迷う。

そろそろ限界は近い。今度こそは出てしまうかもしれない。緊張を持ってじりじりと焦らすように睨

め回す。

「さあ、りっくん、どれにする? お姉さんはこっちの穴がいいと思うなあ」
「うーん……じゃあそっちに……」

「いいえ、こっちの穴がいいわ。りっくん、さっき由鶴のにしたらすぐ出ちゃったでしょ。瑞樹お姉ちゃんのにしておきなさい」
「そ、そっか。それじゃあ……」

「りっくーん、朱花お姉ちゃんはこっちの穴がイイと思うんだけどなぁ?」
「えっ、えっ……と……うぅ……」

璃空の答えは決まらない。選べるのは三択のうちひとつだけだと思うと、催促されたことで余計に決断力は鈍ってしまう。ひとつに絞るのは難しい。

しばらく迷った末、璃空は決断する。

「い、いくよ!」

穴の入り口に先端をあてがい――ぐっと一気に差し込んだ。

ポンッ!!

短剣を突き刺した瞬間、樽の中から弾け出る海賊の人形がテーブルを転げ落ちて、コロコロと畳の上を転がっていく。

「あーあ、りっくんの負けね。だから瑞樹お姉ちゃんのにしときなさいって言ったのに」
「う~……今度こそはって思ったのに……」
「ごめんねぇりっくん。せっかくお姉さんのを選んでくれたのに」
「ゆづちゃんおみくじで『凶』出してたもんねー。りっくんに悪い運気が行っちゃってるのかもよ」
「朱花ちゃん、酷いわぁ。それだと私が疫病神みたいじゃないの」

年明けの三が日。この時期になると毎年、小野崎家には親戚一同が集う。

彼女たち瀬戸
せと
三姉妹は璃空の伯母の子で、璃空とは昔から一緒に遊ぶ仲である。11歳の璃空に対して彼女たちは22歳。遊ぶというよりは遊んでもらう、という方が適切であるだろうか。とにかく、三姉妹にはよく面倒を見てもらっている。

厚手の白ニットとブラウンのガウチョパンツの長女・瀬戸由鶴
ゆづる
。おっとりした雰囲気で、ウェーブのかかった茶髪のロングヘアが特徴的なお姉さん。飴を溶かしたような蕩けた眼差しを送る垂れ目につい甘えたさを覚えてしまい、過去に一度だけママと呼んでしまったことがある。

グレーのカーディガンと薄色のデニムの次女・瀬戸瑞樹
みずき
。三姉妹の中では特に大人びて落ち着いた雰囲気があり、サラサラの黒髪ストレートヘアと眼鏡が特徴的なお姉さん。母親と似た生真面目な口調のために厳しそうな印象を持っていたが、可愛いもの好きで、璃空のことをぬいぐるみのようによく抱っこしている。

黒のハイネックニットワンピースと黒タイツの三女・瀬戸朱花
あやか
。赤みがかったふんわりポニーテールと悪戯でも好んでいそうな吊り目が特徴的なお姉さん。ギャルのような雰囲気があり、服装や化粧は三姉妹の中で一番お洒落で、女性のフェロモンと香水が合わさったとてもいい匂いがする。

今でこそ各々特徴が目立っているが、これでも彼女たちは三つ子の姉妹。子供の頃は三人並ぶとほとんど見分けがつかなかったそうで、その名残として共通している部分はいくつかある。

璃空にとって一番印象的なのは、その柔らかな体つきだ。

胸も、お尻も、背もでっかい。昔から漠然と感じていた肢体の豊満さはたまに会うごとに女らしさに磨きをかけていて、性を意識するようになった今は、璃空にもその身体がいかに恵まれているのかは語られずともわかる。

細身の身体なのに出る所は出ていて。抱きつかれるとふっくらしていて、むちむちと柔らかくて、あったかい。そんな美人なお姉さんが三人もいるというのは、彼にとって密かな自慢だ。

三姉妹と遊べることは毎年の喜びであるのだが、朱花が飛んでいった人形を拾い上げて再びセッティングしようとしたところで、璃空は表情を曇らせた。

「ねえ朱花お姉ちゃん。まだそれやるの?」
「そのつもりだけど……りっくん、もしかして飽きちゃった?」
「うん。だってずっとそればっかりなんだもん。他のことして遊ぼうよ」
「他のこと、かあ」

璃空と三姉妹の両親、それに祖父母も合わせて皆が炬燵を囲んで談笑している間、璃空たちは別の部屋で遊んでいた。

三姉妹と居られるのは確かに嬉しいことだ。ただそれでも、一日中同じ遊びが続くとなると流石に飽きが生じてくる。

海賊の人形が入った樽に順番に短剣を刺していき、ハズレの穴に刺してしまうと人形が飛び出して負けになってしまうというおもちゃ。皆で遊べるものといえば今はそれくらいしかない。昔は他にも色々あったのだが、備品をなくしたり壊れたりしてほとんどのものは処分してしまった。

「そうは言っても、みんなで遊べるようなものってそれくらいしかないでしょう?」
「それは、そうだけど」

わかっていたことを瑞樹にも言われてしまう。

お姉ちゃんたちともっと楽しいことをしたい。口には出さなかったが顔色に表れていたようで、それに気づいた由鶴があることを提案する。

「それじゃあ……ア



やっちゃおっか?」
「あ、ア



って……本気でする気なの、由鶴」
「なに驚いてるのよぉ瑞樹ちゃん。瑞樹ちゃんだってする気だったくせにぃ」
「む……」
「何かあるの、お姉ちゃん」

期待に胸を躍らせる璃空の無邪気な眼差しに由鶴が答える。

「お姉さんたちね、りっくんと一緒にできる楽しい遊びを考えてきたの」
「そうなんだ。どんな遊びなの?」
「興味津々って感じだねー。それならりっくん、お隣の部屋行こっか。ここだとちょっと狭いから……ね?」
「えー。でも隣は寒いよ」

朱花に促されても渋る璃空。暖房の効いた部屋でぬくぬくしていると、外の冷たさに触れるのを躊躇ってしまうものだ。

「大丈夫よ。身体を動かして温かくなれる遊びだから」
「んー……瑞樹お姉ちゃんがそういうなら」

寒いのは嫌だが、好奇心の方が勝った。せっかくお姉ちゃんたちが楽しめるようにと考えてきてくれたのだし、どんな遊びなのかも気になる。

璃空が襖を開けると、冷えた空気が温室に流れ込んでくる。鳥肌を立たせながら部屋を移動すると、

「音、聞こえないかしら」
「みんな下にいるんだし、だいじょぶだいじょぶ」

瑞樹と朱花がひそひそ話しながらしっかりと襖を閉める。

六畳一間のその部屋は、部屋の大きさ自体は今しがたの部屋と変わらないが、空き部屋として大したものが置いていないので空間的にはやや広さを感じる。

ホカホカの身体に冷えきった空気が撫でつけて身震いしながら、璃空は訊ねる。

「うぅ、さぶ……そ、それで……どういう風に遊ぶの?」
「その前に、ひとつだけ訊いてもいいかな」

由鶴が言うと、降りてきた三姉妹の視線に璃空はどきっとする。視線が集まることくらいいつものことなのに、なぜだかその時は、妙な圧迫感のようなものまで一緒になって降ってきていた。

「ねえ、りっくん。りっくんてさ……精



してるわよねぇ?」
「へっ?」
「どうなの? お姉ちゃんに教えてちょうだい?」
「え……し、知らないよ。何のことかわかんない」
「本当かなー? 去年来た時から、りっくんのお部屋のゴミ箱から変な匂いがするぞー?」

由鶴も瑞樹も朱花も、答えを求めて迫ってくる。瞳を妖しげに輝かせた笑顔は、怒られているわけでもないのに緊張が走って小さな胸の奥をざわざわとさせる。

「りっくんもそろそろ、そういう年頃でしょう。恥ずかしがらなくても、お姉ちゃんたちはそういうの知ってるのよ」
「エッチな動画とか見ると男の子のおちんちんの先っぽから、アレが出ちゃうのとか……♡」

瑞樹や朱花が浮かべたその顔は璃空が今までに見たことのない――オンナの顔。

だが璃空はそれを理解していた。その顔の意味するところも、言葉の意味も。

精通を迎えていたのは確かで、自身を慰める方法も知っていればいかがわしい動画や本を友人の伝手で譲り受けて見たこともある。周りの大人たちの反応からそれがいけないことなのだとそれとなく知ってもいた。

いけないことをしていると自覚してながら、覚えたての快楽の味にすっかり酔いしれてしまって、ほとんど毎日自慰は欠かしていない。

とはいえ、訊ねられたからといってそれを素直に打ち明けられる度胸は璃空にはない。

「ぼく……わかんないよ、全然」

三姉妹のことは好きだ。本当の姉のように、そして異性としても。

好きであればこそ、そういうことをしていると知られたくはなかったし、彼女たちを慰みものとして扱った試しもひとつとしてない。璃空にとってそれは、罰当たりに等しい下劣な行いであると思えたから。ゆえに、彼女たちの方からそ









で見られる日がくるとは思わなかった。

璃空がシラを切るのは、その驚きもある。

が、すぐにそれは逆効果であったことを悟る。

「そっかぁ。知らないんだぁ……♡」
「それなら、お姉ちゃんたちがぜーんぶ教えてあげちゃうぞ♡」
「これからやるゲームで必要になることだからね。ちゃんと見て、しっかり聞いておくのよ?♡」

身体が熱い。部屋は冷えきっているのに。ドキドキして、急速に血が巡る。

そこに座るように促されると三姉妹は肌が触れるくらいべっとりくっついてきて、お姉さんの大きな身体に囲まれる。夏でもないのにむんむんとした熱気が肌を照りつけてくる。

由鶴から順に話されたゲームの内容は、衝撃的なものだった。

「これから一緒にやるのはねぇ、『中出し危機一発』っていうゲームなの」
「このゲームでは、お姉ちゃんたちの穴とりっくんのおちんちんを使いまーす♡」
「四人で順番にお姉ちゃんの穴をひとつ選んで、りっくんの硬くなったおちんちんを挿れるのよ。それでもし精子が出ちゃったら、その時の穴を選んだ人の負けになるの」
「……へぇっ!? お、お、おちんちんを……お姉ちゃんの穴、に……??」

その意味を知ればこそ、驚きは大きかった。家族同然に思っていたお姉ちゃんたちの口からいくつもいやらしい言葉が吐き出されていて、しかもそのゲームの内容は果てしなく性的で不純な遊戯である。

いかなる行為であるかもわかった上での驚きだが、あくまで璃空は純粋なのだと確信している彼女たちは驚きの意味を、無知ゆえの困惑と解釈して説明を加える。

「そうよぉ。あ、精子っていうのはね、りっくんのおちんちんが気持ちよくなった時におしっこの穴から出てきちゃう、白くてネバネバしたもののことなのぉ」
「精子が出るようになることを精通っていうのよ。りっくんが精通できていることを前提としたゲームではあるのだけど……」
「りっくんが精通できてないなら、お姉ちゃんで精通して中出し射精するまでゲームすればいいってことだもんね♡」

精通、精子、中出し射精……耳を通して頭の中に書き込まれていくワードが検索結果として、今までに見た漫画や動画の記憶を連想させる。裸になった男の人と女の人が肌を重ね合わせて、大きくそそり立ったおちんちんを女の人のお股の中に差し込んで、白い粘液を中に注ぎ込んでいく様子。

子供ながらの好奇心で調べて、その結果がど











も璃空は知り得ている。

だからこそ戸惑った。自分がオカズにしていた世界と同じことをお姉ちゃんたちとできることに期待を抱いたが、知っていて軽率にやろうとはとても言い出せない。

「え……でも、お股の中で出しちゃったら……」
「出しちゃったら、なあに?」

由鶴が首を傾げてすぐ璃空はハッとして気づいたが、もう遅い。朱花がにやにやと意地の悪い笑みを浮かべる。

「あれあれ? 精通が何かもわからないのにどうしてそんなマズそうな顔してるのかな?」
「それにりっくん、どうしてお股に挿れるってわかったのかなぁ? 穴がどこにあるのかとか、中出ししちゃったらどうなるのかとか、お姉さんは言ってないんだけどなぁ♡」
「あ……う……」
「りっくん? 正直に言ってごらんなさい。本当はしてるんでしょう……精通」

三姉妹が浮かべるのは期待の微笑み。

羞恥にまみれた璃空の心は早鐘を打って隠し通せないことを悟り、城門のように閉ざしていた口を観念してこじ開ける。

「し…………してます」
「♡♡……そっかぁ、りっくんやっぱり精通してたんだねぇ♡」
「りっくん顔真っ赤っかだ♡ かわいー♡」
「うう……ごめんなさい」
「謝らなくていいのよ。何もおかしいことじゃないんだから。恥ずかしい気持ちもわかるから、お姉ちゃんにも隠さなくていいのよ」

優しく愛でられるほどに顔はぽっぽと火照る。失望されるよりは遥かに好待遇だが、家族に知られるというだけで充分な辱めは幼心には耐えがたいものがある。

少年の性事情を知るや否や、三姉妹から次々質問が飛んでくる。

「それで、りっくんはぁ、おちんちんを毎日自分のお手手でしこしこしてるのぉ?」
「し、してます」
「エッチな動画とか漫画とか見たことあるのかしら?」
「あり、ます……」
「女の人のお股におちんちん挿れて、中でぴゅってしたらどうなっちゃうのかな?」
「あ……赤ちゃんができる」

ひとつひとつ答えるごとに身体が蓄えていく熱は鉄すらも溶かしてしまいそうな勢いだ。

「じゃあじゃあ、お姉さんたちの裸を想像したり、おっぱい揉み揉みしたいなーとか、エッチなことずぅっと考えてたのかなぁ」
「そんなことしないよ! だってぼく、お姉ちゃんのことが好き――だ、から……」

勢いで吐いた言葉はもう戻らない。それを発言の途中で悟る璃空は段々と俯いて、煙が出そうなほど赤面する。

『……♡♡♡』

面と向かって打ち明けられた気持ちは彼女たちの想像以上の釣果だったようで、璃空がちらりと顔色を窺うと、三人ともに漏れなく、璃空にも負けないほどに頬を染めているのが見えた。

「お姉ちゃんも、りっくんのことがだーい好きだぞ♡」

朱花が右から抱きついて、甘い匂いとおっぱいが押し寄せる。

「ちょ、ズルいわよ朱花! りっくんのことが好きなのは朱花だけじゃないのよっ」

瑞樹が左から抱きついて、むんにゅりとおっぱいに挟まれる。

「ふふ、りっくんがお姉さんたちのことを大好きだって気持ちと同じくらい、みんなりっくんのことが大好きなのよぉ♡」

由鶴が正面から抱きついて、ふんわりおっぱいとニットと甘い匂いに全方位から包み込まれる。

「お、おねえちゃん……くるひぃ」

顔も頭も前後左右からおっぱいに押し潰されて、柔らかいやらいい匂いがするやらで心まで揉みくちゃにされる少年は、幸福の重さを身をもって知らされるのだった。

「それじゃあ改めて、ルールを確認するわねぇ」

璃空が聞かされたゲームの内容はこうだ。

・四人で交代して手番を回し、自分の番になったらまず、姉妹三人のうちひとりの穴を選んで璃空の陰茎を挿入する。
・挿入したら一分間腰を動かし続けて、時間になるまで止めてはいけない。遅くてもかまわないが、最低でも百回はピストンすること。一分経過しても回数が満たない場合は百回になるまでピストンしなくてはいけない。
・もしも射精してしまった場合、その時の手番の人が負けになる。負けてしまった人には罰ゲーム。

「りっくん、ちゃんとわかったかなぁ?」
「うん、まあ……やり方はわかったけど、中で出しちゃったら赤ちゃんできちゃうよ」

説明を聞く限りでは、限界まで射精を我慢したところで膣内射精という結果は変えられそうにない。それを危惧すると瑞樹が補足を入れる。

「心配いらないわ。そうならないように、避妊具つければ大丈夫だから」
「ひにんぐ?」

聞きなれない言葉に首を傾げると、朱花がそれらしい四角い袋を見せてくる。

「コンドームっていうんだけど知ってる? この中に薄ーいゴムが入っててね、これをおちんちんつければ射精しても妊娠しないで済むんだよ」
「そうなんだ……知らなかった」
「お子様用のコンドーム買ってきたからぁ、りっくんのおちんちんにもぴったり合うと思うの。りっくんは難しいこと考えないで、気持ちよくなっちゃっていいからねぇ。さてさて、ゲームを始める前に準備しないとね」

由鶴はそう言って下を脱ぎ始め、瑞樹や朱花もそれに続くのに躊躇いはない。パンツやタイツが取り払われて、透き通るような肌の艶めかしい美脚に色とりどりのショーツ姿へと移り変わる。そこで留まらず、はちきれんばかりの巨尻に張りついたその小さな薄布まで脱ぎ出してしまうのだから、少年のドキドキは収まりがつかない。

初めて見やる――モザイク修正のない女の秘所。女体の神秘を生で拝めるというだけでも少年の心を揺さぶるのは容易い。その女体が大好きな姉妹のものなのだから、興奮は余計だ。彼女たちの見てはいけない部分を堂々と見せつけられ、璃空はすっかり見惚れてしまう。

「ほら、りっくんも下脱いで、おちんちん出して」
「う、うん」

瑞樹に促されて、璃空もそれに従って立ち上がる。

ゲームなどと題しても性行為という実態は変わらない。一枚一枚脱ぐごとに彼女たちとエッチするのだという意識が高まって、頭は既に茹だったような状態。

エッチなことはいけないこと。そんな固定観念は軽く吹き飛んでしまった。何せ、お姉ちゃんたちは自分を愛してくれていて、その上でシようと言っているのだから。これで応えない方が不義理だろう。

それにもし、そういう機会が訪れたとしたら、その時の相手はお姉ちゃんたちがいい――そんな思いも、なかったと言えば嘘になる。

脳内ではずっと女体と交わる妄想が続いているが、璃空の陰部がいざ露わになると、毛の一本も生えていないそれは弱々しく垂れ下がったまま。招きすぎた興奮のせいで強張った身体は勃起を促すことができず、格好のつかない姿を三姉妹にお披露目してしまう。

「あはっ♡ りっくんのおちんちん小っちゃーい♡ かわいいなぁ♡」
「あんまり見られると恥ずかしいよ、朱花お姉ちゃん……」
「この後みんなに嫌ってくらい見られるんだから気にしたら駄目だぞ♡」
「でも、このままだとコンドームつけられないわねぇ。男の子なんだからぁ、りっくんがかっこよくおちんちんおっきさせるところ、お姉さんに見せて欲しいなぁ♡」
「りっくんがどういうことしたらおちんちんおっきくできるのか、お姉ちゃんに教えてくれないかしら? りっくんのためなら、お姉ちゃん何でもしてあげるわよ?♡」

璃空の胸は張り裂けんばかりに鼓動が鳴りやまない。

身体の隠すべき部分は丸裸に、心まで赤裸々に語らせようというのだ。恥ずかしさでいっぱいいっぱいだが、その求めに応じ、自分も彼女たちを求めたいという気持ちも確かにあった。

今の姉妹たちならどんなに淫靡な願いでも叶えてくれるだろう。自分が興奮するためのオカズとして身体を捧げてくれるのだろう。

そう思ってしまうと、欲望のブレーキはもう利かない。

「お姉ちゃんの……おっぱいが見たい」

愛していればこそそんなことを思ってはいけない。それは犯罪なんだと思い込むことで抑制していたが、彼も男である以上邪念は捨てきれなかった。

璃空の要求に三姉妹はにっこりと微笑んで、衣服を捲り上げた。

「はいどうぞ♡」
「りっくんの大好きな」
「おっぱいだぞ♡」

たぷんっ。ぽよんっ。ぷるんっ。

大きな大きなおっぱいが目の前に六つも。三人分あるそのどれもが璃空の手では収まりきらないだろう存在感を示し、ぷつっと控えめに突起した乳首や乳輪の大きさ、桃色の可愛らしさも同じ。姉妹揃って恵まれた豊乳に璃空は思わず息を呑む。

璃空が自慰を始める時、オカズにしている漫画や動画などでおっぱいが露わになった瞬間からいつも勃起は始まる。それだけおっぱいに対する性的興奮は大きく、三姉妹の美巨乳を彼女たち自ら見せてくれるという夢のような体験によって興奮は天上昇り。

萎びていた愚息も反応せずにはいられなくなる。これで勃たないのは男らしくない、とでも言いたげに。

「あ♡ おちんちんムクムクしてきたね♡ おっぱい見て興奮してるんだ♡」
「さっきまであんなに縮こまっていたのに、りっくんも男の子なのね……♡」
「お姉さんのおっぱい、好き?」
「うん……すごく綺麗で、エッチな感じ……」
「あらあら、お口が上手ねぇ♡ それならお姉さん、ご褒美あげちゃうわ。お利口さんのりっくんのおちんちんがもっと硬ぁくなるように、生おっぱいでぱふぱふしてあげるねぇ♡」

先ほどおっぱい攻めに遭ったのと同じような形で、今度は生乳が迫りくる。

右から朱花のおっぱいが、左から瑞樹のおっぱいが、そして正面から由鶴のおっぱいが。三方向からの柔肉サンドによって瞬く間に少年の顔は潰される。

「ほ~ら、ぱふぱふだぞ♡ お姉ちゃんのおっぱい気持ちいいかな?」
「……! ~っ!」
「うふふ♡ りっくん嬉しそうねぇ♡」

もちもち、ふわふわ、ぷにゅぷにゅ、たぷたぷ……初めて触れる生のおっぱいに、天にも昇る心地よさを覚える。どこを向いてもおっぱいまみれ。女の甘い匂いがして、ほんのりと温かく生々しい柔らかさに顔じゅうを埋め尽くされてしまえば、きっと大人ですら性欲を抑えるなんてできるはずがない。

そう確信する璃空の下腹部は、あっという間にたくましい姿へと成長を遂げる。

「すごぉい♡ おちんちんカッチカチになっちゃった♡」
「しっかり勃起できたのね……りっくん、偉いわ♡」
「格好いいぞ男の子♡」

日頃の自慰によって剥き慣れた肉棒は亀頭まで顔を見せていて、パンパンに張って細かく震える。それでも璃空の限界までの勃起は男優のそれと比べると拙さが目立つモノだが、一生懸命そそり立つ肉棒を三姉妹は心から称賛してくれる。

いつでも戦いに赴けるような状態に頃合いを見計らった由鶴がコンドームの袋を破った。

「それじゃありっくんのおちんちんにゴムつけてあげるわねぇ」

リング状のゴムがくるくると璃空の肉棒に装着される。薄い膜が竿にぴったり張りついていくと、これが今から膣内に入れられるんだと強く自覚させられる。

「ん、ちゃんとつけられたわねぇ。瑞樹ちゃんと朱花ちゃんも準備はいいかしら?」
「ふぅ……ん……大丈夫よ。りっくんにおっぱい当てておちんちん見てたら、充分濡れたから」
「あたしも……イイ感じだよ」

瑞樹は股の間に手をやりながら、朱花は乳首をつまんで、もう待ちきれないといわんばかりに紅潮する様子を見せる。

「そうしたらあとは順番ねぇ。さっきのゲームと同じ順番でもいいかしら、りっくん?」
「うん、ぼくはそれで大丈夫だよ」
「……ふふ♡」

何の気なしに頷くと、由鶴の瞳が妖しげに輝く。その微笑みに一瞬だけ疑問符が浮かんだが、そんなものはすぐに消えてしまう。

最初の番は由鶴だ。由鶴が背中に回って璃空の肩を掴むと、

「それじゃあお姉さんが一番手ね。最初は、そうだなぁ……朱花ちゃんの穴にしようかしら」

短剣
りく
を穴
あやか
の前に持っていく。

「いいの、ゆづちゃん? りっくんの初めてもらっちゃっても」
「いいのいいの。私は朱花ちゃんとしてるところが見たいから。瑞樹ちゃんもいいかしら?」
「別に構わないわ。どうせりっくんは私たちだけのものなんだし……三人で分け合えばいいもの」
「そっか。ふたりともアリガトね。じゃー、りっくん。お姉ちゃんとしよっか♡」

幼心にその初





の重さがいかほどのものなのかは理解しきれない。

だが初体験の相手が三姉妹であることを璃空は間違いなく喜んでいる。女の味を知れることより、彼女たちとより親密な関係に至れるという純粋な喜びだ。

「朱花お姉ちゃん……」
「おいで、りっくん♡ お姉ちゃんと気持ちよくなろっ♡」

大股開きで腰を掛け、抱っこを待つように両手を広げられると、小さな身体が吸い寄せられてそこにすっぽりと収まる。柔らかな肌が触れ合って、お姉さんの甘い吐息が掛かる。

細身の屹立が朱花の膣口に擦れて、ぴくんと跳ねた。間近で見る女の人のカラダ。むちむちしたなだらかな身体つきに陰部のささやかな恥毛が、それが大人のものであることを証明している。成熟した肉体に自分の未熟な竿を挿れるのだと思うと、背徳的な感情が濃さを増すように感じた。

同級生たちより一足先に大人の階段を上るのだという優越感もあった。

「挿れ方わかるかな。ここにね、おちんちんの先っぽをくっつけて……そうそう♡ そのままゆっくり、腰を前に押しつけて……」

朱花に教えられながら雌の入り口に肉棒をあてがう。軽く力を加えると亀頭からぬるぬる沈み込んでいって、襞の生々しい感触と温かさに竿全体が包み込まれる。

自分の勃起が女体の――お姉ちゃんの中に繋がっている光景に、感動に近い驚きが生まれる。

「あ……入っちゃった……」
「大丈夫りっくん? 痛くない?」
「うん、平気だよ。朱花お姉ちゃんこそ痛くない? こういうのって女の人は血が出ちゃったりするんだよね?」
「そっかそっか、りっくんは物知りでいい子だね♡ でも大丈夫。しっかり濡らしておいたし、りっくんのおちんちん、お姉ちゃんのおまんこにぴったり嵌ってるから痛くないよ」
「そっか……そうなんだ。よかった」

漫画などで得た部分的な知識をふと思い出したが、朱花の笑顔を見るに杞憂に終わったらしい。

案ずるべきことがないのであれば、あとは存分に味わうだけ。璃空ももう欲求を抑えきれなくなっていた。

「動いても、いい?」
「うん♡ りっくんの好きなようにしていいよ♡」
「ただし一分間だけだからねぇ。お姉さん数えてるから、ストップって言ったらちゃんと止めないとだめよぉ」

由鶴がスマホのタイマー機能で時間をセットし、彼女のスタートの合図で抽送が始まる。

初動はゆっくりと、慣らすようにぎこちなく腰を振る。

「ん……んんっ! これ、すご……」

初めての大人の味は子供にはいささか強すぎる刺激であった。緩やかな抜き差しをするだけで腰はがくがく震えて脳までビリビリ痺れが走る。

「朱花お姉ちゃんの中はどう? 気持ちいいかな」
「う、んっ……すごく、きもちぃ……」

エロ動画の中で、男優が激しく腰を振っていたのが信じられないと思えた。

腰を押し込んで奥まで差し入れると亀頭をぎゅうっと粘膜に締めつけられて、引けばぞわぞわした感覚とともに敏感な所をねっとりと舐めしゃぶられるように肉襞が吸いついてくる。微かな動作でさえ腰をまともに動かせないほどの刺激がもたらされるというのに、このまま勢い任せに腰を振ったりすれば、精液どころか頭まで弾けてしまいそうだ。

「ふぅ……はぁ……どう、かな、朱花お姉ちゃん。ぼく、ちゃんとできてる?」
「うんうん。上手にできてるよ、りっくん。ゆっくりでいいからね。焦らなくていいよ……」

見よう見まねの性交にも朱花は微笑んでくれる。大人のそれより拙いと自覚しながらも立派にやれるんだというところを見せたくて、声が出そうになるのも我慢して理想の雄を目指す腰使いで抽送する。

「ねえねえりっくん。朱花ちゃんのおまんこがどういう感じなのかお姉さんに教えてくれないかな」
「そうね。穴を選ぶ時のヒントになるかもしれないし、教えてくれるわよね?」

膣の感触を漠然と味わっていた璃空は由鶴たちに訊ねられると、肉棒に伝わってくる快感をじっくりと吟味するように確かめる。

「えっと……なんかうねうねしてて、ちんちんににゅるにゅるしたのが……ふぅっ……くっついて、くる……」
「ふふっ、そうなんだ♡ 自分のおまんこを説明されるのってなんか恥ずかしいけど……りっくんがそれで気持ちよくなってくれるなら、お姉ちゃん冥利に尽きるかな♡」

懸命に雄の役目を果たそうとする健気な姿を眺め、朱花が璃空の頭を撫でてくれる。身に余る快楽に耐えるだけで精いっぱいで、ぎこちなく腰を動かすしかできないもどかしさを覚えつつも、璃空は必死に抽送を続けた。

あまりの気持ちよさに身体はぷるぷると震えて、女体にしがみつくことで辛うじて耐えていられるような状態。大きな胸に顔までうずめてしまって、おおよそ男らしいとは言えない格好でへこへこ腰振りを繰り返す。

その間ずっと頭を撫でられているのも『赤ん坊みたいで恥ずかしい』『11歳にもなって』と背伸びしたがる気持ちが湧いてくるが、いつの間にか男らしくあろうとする気持ちはどこへやら、今だけはお姉ちゃんに甘えていたいという気持ちにすり替わって、ぎゅーっと抱きしめながら膣内の感触に身悶えた。

それから間もなく、睦み合いの時間は驚くほど早く限界を迎えてしまう。

「はいストップ。一分間経っちゃってたけど今のでちょうど百回だから、朱花ちゃんのおまんこはもうおしまいよ。おちんちん抜きましょうねぇ」
「え、もう終わり?」
「ありゃ残念。りっくんのおちんちん、もっと味わいたかったんだけどなー」

名残惜しくも繋がりを解消すると、朱花の中から吐き出された肉棒は挿入前よりも雄々しく、反り返るように膨らんでいた。その変貌ぶりに瑞樹が目を丸くする。

「随分大きくなったわね。朱花の中はそんなに気持ちよかった?」
「うん。こんな気持ちいいの初めてで……自分の手でするより全然すごかった」
「そうなの。それはよかったわね。それなら今度は……由鶴のに挿れてみる?」

次の決定権は瑞樹にある。由鶴の方を見ると既に準備万端で、未熟な雄を誘うように脚を開いて待ち構えていた。

「さあどうぞ、りっくん♡ お姉さんのおまんこでいい子いい子してあげる♡」
「由鶴お姉ちゃん……っ」

ぱふっと由鶴の胸に飛び込む璃空。おっぱいの柔らかさと女のフェロモンを充分に味わってから、硬くした竿を彼女の中にも沈めていく。

恥毛の濃さ、陰唇の形、大きさ……挿入口の見た目は朱花のものと変わらないように見える。やはり三つ子らしく、身体のつくりも全て同じなのだろうか。

一瞬浮かんだその考えは即座に間違いであったことを、挿入直後に思い知らされる。

「あっあっ……由鶴、お姉ちゃんの……ちがうっ」
「んー? 朱花ちゃんのおまんこと感触が違うのかな」

璃空はふんふん鼻息を荒くさせて、何度も頷く。声を出す余裕すらないのだ。

長女の膣内の状態は明らかに違っていた。汁気は多めに潤っていて、よく潤滑する代わりに肉壺の締め具合はいささか強め。ざらざらした柔肉のブラシに竿全体を圧迫されているのを感じる。質の異なる媚肉の味に璃空の頭は蕩けてしまいそうになる。

「お姉さんのおまんこはどんな感じかな。ふたりに教えてあげて?」
「ん、とね……つぶつぶしたのがちんちんの先っちょにくっついてきて、朱花お姉ちゃんのより狭い感じがして、っくぅ……なんか、こしょこしょする感じ……」
「へえー、ゆづちゃんのとあたしので、おまんこの中はそんなに違うんだね♡」
「お姉さんと朱花ちゃんのおまんこ、どっちが気持ちいい?」
「ど、どっちも……だけど、由鶴お姉ちゃんのが、ちょっと刺激強い、かも」

熱い吐息を何度も吐いて今にも達してしまいそうな璃空の様子に、瑞樹が注意を促す。

「りっくん、気持ちよくてもちゃんと我慢しないと駄目よ。じゃないと瑞樹お姉ちゃんの負けになっちゃうんだからね」
「んん……んぅ……がんばる」
「んふふ……りっくんのおちんちんがお姉さんの中で元気におっきしてるねぇ。ぴくんぴくんって震えながらカチカチにできて、お姉さんで気持ちよくなってるんだねぇ……偉い偉い♡ その調子であと五十回出し入れしようね」

慣れない刺激に耐えるために動きは依然緩慢なまま。当たり前のように一分経過してしまっているが、ノルマの回数が満たされるまでは抜いてはいけないルールであり、由鶴の脚が小さな身体をがっしりホールドして逃れられないようにされている。

「はーい、今ので百回目だよ。りっくんお疲れ様♡」

気持ちよさを噛み締めながら抽送すると、ようやく由鶴の身体から解放される。抜かれた肉棒はさらに痙攣して震える頻度を増して、限界が近いことを悟らせる。

「はぁ……ひぃ……」
「おちんちんがこんなに震えてる……♡ お姉さんの中で気持ちよさそうにしてたものね。もうお射精しちゃいそう?」
「ちょっともう……出そうかも」
「そろそろ危ない感じかなー? だけどりっくん、まだ朱花お姉ちゃんの番が残ってるんだからまだ出したらメッだぞ♡」

朱花に肩を掴まれた璃空は回れ右をさせられる。振り返った先には瑞樹がいて、これまでと同様に脚を広げて璃空を迎え入れる準備を済ませていた。

「朱花お姉ちゃんは、みーちゃんの穴を選びまーす♡ ほらほら、瑞樹お姉ちゃんのおまんこにおちんちんずぼずぼしようね♡」
「瑞樹お姉ちゃんの、おまんこ……」
「りっくん、私にもりっくんのおちんちん挿れてくれる?」
「うん……! 瑞樹お姉ちゃんともしたい」

花から花へと花粉を運ぶ蜜蜂のように、別の姉へと吸い寄せられていく。

優しく抱き込まれると同時に元気に反り返る肉棒は女体の中にすんなり収められて、璃空は温泉にでも浸かったような溜め息を漏らす。

「はぁ……瑞樹お姉ちゃんのおまんこ柔らかくて、あったかい……」

次女の膣はこれまでで最も緩やかな刺激をもたらすもので、すぐにでも出そうになっていた射精感が落ち着きを見せる心地よさに、癒されていくような感覚を覚える。トロトロの肉襞がねっちょりと絡みついてくるのも優しい抱擁のようで、多少力を入れて突いても甘々とした柔らかい刺激が何とも言えない中毒性を生み出していた。

「瑞樹ちゃんのおまんこはどんな感じなのかなぁ?」
「なんだか、すっごくふわふわしてる……速く動いてもちんちんがびりびりしないし、ぬるぬるって優しくマッサージされてるみたいな、ちょうどいい感じ」
「そうなのね。ちょっと緩かったりしない?」
「ううん、瑞樹お姉ちゃんのおまんこも気持ちいいよ」
「そう……♡ それならよかった」

三度目の膣挿入ということもあって段々と刺激に慣れてきた璃空は、少しずつ抽送を速めてテンポよく腰を振る。甘い刺激で済んでいるおかげで多少の余裕を取り戻せたが、それでも少年に耐えられるだけの快楽の許容量はそう多くはない。

ピストンすれば裏筋にぬるぬるの襞が擦れて、例えゴム越しであろうと快感は着実に蓄積していく。落ち着こうとしていた射精感がまた煮え始めてくる。

「ふぅ……ふぅ……っ」
「りっくん、我慢できなかったらそのまま出しちゃってもいいのよ……?♡」
「み、瑞樹お姉ちゃ……」
「みーちゃんってばずるーい♡ さっきは我慢しなさいって言ってたくせに。駄目だぞりっくん♡ 今出しちゃうと朱花お姉ちゃんの負けになっちゃうんだからね♡ 男の子なんだから我慢我慢♡」

天使のように微笑みかけてくる瑞樹と、小悪魔のような言葉をかけてくる朱花。

腰を速めたおかげで限界はすぐそこまで迫ってきていて、すぐにでも出したい気持ちでいっぱいだが、駄目と言われてしまうと『耐えなくちゃ』という気持ちも膨らんできてしまう。

これはあくまでゲームで、勝敗を左右するところが全て自分に委ねられている。自分のせいでお姉ちゃんが負けになってしまうと考えると責任は重いように感じて、なるべく耐えることに比重を置いて腰を振る。自分の欲を優先して情けなく漏らして、格好悪いと思われてしまうのも嫌だった。

「ストーップ。一分経ったからおしまいよぉ」

由鶴に制止された時、璃空の身体は薄っすら汗を浮かべるほどに熱を蓄えていた。

ずるんと抜けた肉棒もいつ射精してもおかしくない様子で痙攣が収まらない。

「あらあらあらぁ、おちんちんがこんなにぴくぴくしちゃって……♡」
「お姉ちゃんたちのおまんこでいーっぱいくちゅくちゅして、精子漏れちゃいそうなんだね♡」
「はぁ~……うぅ……もう、我慢できないよ……」
「だけどまだ、りっくんの番が残ってるわよ。今度はりっくんが自分で好きな穴を選んで挿れていいのよ」

むずむずと疼く股間のせいで頭の中は射精することでいっぱいになる。次に挿入すればもう、欲求は抑えられなくなるだろう。身体の奥の栓が抜けて、びゅるると精液を漏らす妄想が浮かんではそのたびに肉棒が震え続ける。

「ぼく……ぼくは……」

三姉妹の誰で果てたいのかと自身に語り掛ける。どんなに格好がつかなくとも耐えるのはもう無理だと思えた。だったら好きな女体の中で漏らしてしまいたいと、璃空の中の雄が叫び声を上げた。

「ああ、そうそう。ひとつルールを言い忘れちゃってたんだけどぉ。りっくんの番の時だけ、コンドームを外さないといけないのよ」

その欲望の火を一時的に収めたのは、突拍子もない由鶴の言葉。

「えっ! どうして?」
「だってぇ、お姉ちゃんたちが負けちゃうかどうかは、りっくんが我慢できるかどうかにかかってるのよ? りっくんは自分で穴を選べて、自分の調子に合わせて腰を動かせるんだからぁ、それくらいのハンデがないと不公平でしょう?」
「で、で、でも……それだと赤ちゃんが……」
「りっくんがイかないように我慢すればいいじゃない」
「そうそう♡ そのくらいの緊張感があった方が、我慢し甲斐があるでしょ。赤ちゃんができないように慎重に穴を選んで、気をつけて腰振らないとだね♡」
「そんな……ぼくもう、出ちゃいそうだよ……」

まるで果てるつもりであったのを読んでいたかのように、姉妹全員が口を揃えて生ハメを所望している。妊娠はしないという安心の証であったゴムが肉棒から取り除かれて、無防備になった分身の姿が晒される。

「どうしたのりっくん。どのお姉ちゃんと生でシたいのか、りっくんが好きに選んでいいんだよ♡」

朱花に催促されても迷いに混濁した頭は混乱を続ける。目の前には三つの選択肢があるが、ひとつしか選べないと思うと決心はつかない。

「さあ、りっくん、どれにする?♡ お姉さんはこっちのつぶつぶいっぱいの穴がいいと思うなあ♡」
「いいえ、こっちの穴がいいわ……♡ りっくん、由鶴のに挿れたらきっとすぐ出ちゃうでしょ♡ 瑞樹お姉ちゃんのふわふわ穴にしておきなさい……♡」
「りっくーん♡ 朱花お姉ちゃんはこっちのうねうね穴がイイと思うんだけどなぁ?♡」

見せつけるように股を開いて指で穴を拡げて、胸も丸出しにして、雌の色香で誘おうとする三姉妹。

射精間近でくらくらしても生中出しへの危機感が薄れるほど理性は手放していない。丸裸の肉棒を差し込んで射精してしまえば子種を植え付けてしまうことになる。それでも中出ししたいと、雄の声も聞こえる。

璃空の足はふらふらと動き始め――ひとりの前で足を止めた。

「りっくん、お姉ちゃんとしたいの?」
「うん……瑞樹お姉ちゃんがいい」

三姉妹全員に平等の想いを捧げている璃空にひとりだけを選ぶというのは非常に困難な選択である。

だがもし射精せずに耐えることができれば、手番が他に回る。自分の時のみコンドームを外さなくてはならないなら、ここを凌げばゴム中出しで済む可能性はあると考えたのだ。瑞樹の緩やかな膣内だったら他よりも我慢できそうな自信もあった。

「瑞樹ちゃんいいなぁ♡」
「りっくん、あとでまた朱花お姉ちゃんともしようねー?」
「りっくんに選んでもらえて嬉しいわ……♡ ゆっくりでいいから、そう……そのままそおっと挿れて……」

ふたりに見守られながら女体に覆いかぶさるようにして、丸裸の肉棒と瑞樹の雌穴をくちゅ、とくっつける。淫らに汁を漏らす穴は喜んで小さな雄を迎え入れるように、ぬぷぬぷと男の証を呑み込んでいった。

「っ……うう……!?」

皮の中からズル剥けている裸の亀頭が粘膜にナデナデされる。今度はもう両者の間を遮るものは何もなく、生のままの愛撫が襲い掛かるように快楽を染み込ませてくる。

膣内の感触が先ほどと明らかに異なるのはゴムなしというのもあるが、肉壺の圧力まで変わっているのは瑞樹自身の加減としか思えない。

「お、お姉ちゃん……そんなに締めたら、で……出ちゃうよぉ」
「……うん? お姉ちゃんは何も……してないわよ?♡ ほら、りっくん。お射精我慢して腰振らないと、瑞樹お姉ちゃんと赤ちゃん作っちゃうわよ……♡」

口先でそう言って誤魔化されるほど璃空は単純ではない。肉棒が入りきった途端、締めつけが増したのは彼女の真意を雄弁に語っている。

瑞樹は意図的に力を加えている。射精寸前とわかっていて、咥え込んだ肉棒から精液を吐き出させるつもりなのだ。あんなに緩やかだった媚肉の抱擁は精液を吸い取るための器官としての本領を発揮して、何の手加減もなく子供に牙を剥いているのだ。

もう限界だと何度も訴えかけているにもかかわらず、膣締めに脚のホールドまで加えているともなれば、確実に膣内で漏らすように仕組んでいるのは明白。

「りっくん頑張れー♡ 今出しちゃったら罰ゲームだかんねー♡ 我慢だぞー♡」
「ほらほらりっくん、もう一分経っちゃったわよぉ。あと八十回おちんちんにゅぷにゅぷしないと終わらないよ?♡ 急いで急いで♡」

朱花や由鶴の反応を見れば、全員が膣内射精を促すために今まで手を抜いていたのだというのも明らかだ。三姉妹の手番では射精しない程度の刺激で存分に感度を高めさせて、璃空の番で本気を出して一気に搾り取るという仕組み。わざわざコンドームを外させたのもゲーム上のルールを言い訳にしているに過ぎない。

だとすれば、どの穴を選んだところで璃空の番が回ってきた時点で姉妹たちは手加減をやめる。このゲームに乗ってしまった時点で避けられない運命だったのだ。絶品の媚肉の味を三分間と三百回味わわされた上で、全力の膣締めにまで耐えるなんて、若すぎる肉棒にそんな余裕はありはしない。

璃空の小さな身体は瑞樹の腕と脚に絡め取られるように抱きしめられて、ほとんどの自由を奪われてしまった。さながら女郎蜘蛛が獲物を捕食するかのごとく、性器を貪られているのだ。

ろくに身動きできず、腰を引いて抜こうものならたちまち両脚に押さえつけられて、すぐにまた肉棒は膣内に押し戻されてしまう。精液の射出口は常に瑞樹の膣内にあって、子供の貧弱さではどうあがいても膣内射精を避けることはできそうにない。

「も、もう出ちゃう……出ちゃう……あっ……ううっ!」

そうやって出し入れすれば、肉棒の耐久値はあっという間に削がれてしまう。破裂しかねんばかりに膨れた竿にたっぷり溜め込まれた快楽が、ダムの決壊とともに一気に溢れ出した。

鈴口から噴き出た白濁は肉壺の隙間をみっちり埋め尽くすように瑞樹の中へ広がっていく。雄としての使命を身体が果たそうとしているのか、確実に孕めるように、奥の方まで届くように、射精量も勢いも璃空が今までにしてきた自慰とは比べ物にならないものだった。

「んっ……♡ おちんちんが震えて、あったかいのが出ちゃってる……♡ お腹の中にどんどん流れ込んできて……もう♡ りっくんったら、お姉ちゃんの中でイっちゃったのね♡」

璃空の射精を察知した瞬間、瑞樹は両脚をぐっと押さえつけて肉棒を膣奥深くにまで導いていた。璃空の遺伝子は一滴も漏らされることなく瑞樹の中に。全部を注ぎ込んでしまった。

初めての中出し――膣内で射精する快感の波に溺れた璃空はしばらく呆けて呼吸を落ち着かせていたが、次第に冷静になってくると、敬愛する姉の中に種付けしてしまった事実が重く伸しかかってくる。

「ごめんなさい、お姉ちゃん……ぼく、中に出しちゃった……」
「いいのよ、りっくん……それだけお姉ちゃんの中が気持ちよかったのでしょう? いっぱい出してくれてお姉ちゃんも嬉しいわ♡」

満足げに頭を撫でられながら竿を抜くと、瑞樹の膣口からとろりと白濁が溢れ出てくる。いつもならティッシュに吐き捨てるだけの汚液を女体に植え付けたという確かな証拠は素晴らしく淫靡なもので、いけないことをしてしまった意識がありながらも、鎮火しかけた頭の熱は再び燃えてしまいそうになる。

「あららぁ、すっごいたくさん出ちゃったわねぇ♡ でも射精しちゃったってことはぁ……」
「りっくん、罰ゲームだね♡」
「罰ゲーム……そういえば、罰ゲームって何なの?」

璃空にとってはこのゲーム自体が羞恥的な罰のようなものであり、これ以上のペナルティがあるものだろうかと思いつつもそれとなく訊ねる。

朱花がにこにこしながらスマホを取り出して、答える。

「負けちゃったりっくんには、罰ゲームとして……お姉ちゃんのおっぱいをちゅっちゅしてるところを、撮影しちゃいまーす♡」
「え」

きょとんとする璃空の左右からおっぱいが迫りくる。由鶴と瑞樹の生の巨乳。ぷっくりとして母性を漂わせる先端の乳首をふたりから口元に差し出される。

「ほぉら、りっくん。お姉さんのおっぱい好きなだけ吸っていいのよ♡」
「なんでわざわざ撮るの!? そんなの……は、恥ずかしいよ……」
「恥ずかしいから罰ゲームなの♡ 我慢できなかったりっくんがいけないんだからね……♡」
「うう……」

カメラを向けられて顔から火が出そうな思いをしながらも、大人の色香と己の性欲には抗えなかった。

由鶴の乳房に顔を寄せて、先っぽをはむと咥えて吸いついた。

「んふっ……♡ りっくんにおっぱい吸われちゃってる♡ くすぐったいけど、気持ちいいわぁ♡」
「はいりっくん、こっち見て? あはっ♡ 超かわいい♡ おっぱいしゃぶってるりっくんかわいすぎ♡」

璃空の頭は瑞樹と交わっていた時よりも、ぷすぷすと焦げそうに火照る。こんな赤子のような姿を姉妹たちに見られて、撮影までされて、その上で甘えたがる自分がいる。恥ずかしいのに、おっぱいの魅力には逆らえずに由鶴の乳房をしゃぶり続ける。

「ねえりっくん、今度は瑞樹お姉ちゃんのおっぱいを吸ってくれないかしら……♡」

従ってしまった以上はひとりだけ贔屓なんて璃空にはできない。瑞樹の乳房もちゅうちゅう吸って、撮影されて。その後は朱花の乳房にもしゃぶりつく。

「りっくん♡ 朱花お姉ちゃんのおっぱい美味しい?」
「うん……おっぱい好き……」

自分の恥ずかしい瞬間を撮り残されているとわかっていても、それによる羞恥的な感情さえ興奮へと変わっていった。大きな乳房から出るはずのない母乳を吸い出すつもりでむしゃぶりついて、もう片方の乳房も手の平で掬い上げて、たぷたぷ揺らしてみたりふんわり揉み込んでみたりと魅惑的な感触を存分に味わう。

幼い身体の昂りは下半身に如実に表れていて、由鶴がそれを愛おしげに見つめる。

「りっくんのおちんちんはまだまだ元気いっぱいねぇ♡ もっかいゴムつけてあげるから、今度はちゃぁんとお射精我慢しようね?」

授乳撮影のおかげでビクビクするまで滾った肉棒に再びコンドームを装着される。添えられた言葉はもう建前としか受け取れない。

妊娠させてしまうのは大変なこと。だから避けないといけない。璃空の理性はそう語るが、三姉妹はあからさまに孕むことを望んでいてその上で璃空を誘って、璃空自身もまた彼女たちともっと気持ちよくなりたいという本望を抱えていた。

ゴムをつけている間に射精できれば妊娠は回避できる。ただ気持ちいいだけで済むのだ。

オナニー以上の気持ちよさを知ってしまって我慢なんてできるはずもなく、そんな言い訳で自分を納得させて、女体と交わるための気持ちの準備を整える。

「りっくんの次だから、またお姉さんの番ねぇ。じゃあ……今度はお姉さんの穴に挿れてくれる?」
「それって、自分で自分の穴を選ぶってこと?」
「そうよぉりっくん。選べるのは三人なんだから、自分のを選んだっていいのよ。さっき出しちゃったばかりならすぐにはイかないでしょうしねぇ」

寝転がる由鶴の股の間に身体を差し入れた璃空は、肉棒を彼女の中へぬぷっと沈めていく。

射精して感度の増した肉棒にざらざらの媚肉が擦れる感触は強烈な快感をもたらして、璃空の口から吐息が漏れる。ゴムをつけていてこれなら、生ならどれだけ気持ちいいのだろうか。どれだけ気持ちよく射精できるのだろうか。雄の心はいけない妄想ばかりを繰り広げる。

「ん……ぅぅ……由鶴お姉ちゃんの、やっぱり、すごい……」
「お姉さんの中、気持ちよすぎてちょっと辛いかな? 瑞樹ちゃんたちのよりキツイみたいだから、ゆっくりしないとおちんちんがびっくりしちゃうわよぉ♡」

璃空は最初、ゴムをつけている段階で射精するために思いきり腰を振るつもりでいたのだが、由鶴の名器はそれを許さない快楽の波を浴びせてきた。元から狭い膣道である上につぶつぶの襞に亀頭を舐められると、ぞくぞくっとした感触が背筋を一気に駆け上がってくる。

結果、どう頑張ろうと抽送はゆったりとしたものにならざるを得ない。傍から見れば控えめに見える腰振りを繰り返して、気がつくと制限時間と回数を満たしているのだった。

はあはあと息を熱くさせて由鶴の中から肉棒を抜く。ぶるんと跳ねるほどビンビンになって、またいつでも射精できそうな状態を彼女たちに見せつける。

「おちんちんまた大きくなってきたねぇ……瑞樹ちゃんどうする? 次はもういきなり出ちゃうかもしれないわよぉ」
「そうね……それなら今度は、私のおまんこにしようかしら。柔らかい穴ならりっくんも我慢できるでしょう?」
「うーん……多分まだ、我慢できると思う」

いささか強めの刺激で勃起は激しくなったが、射精感にはまだ余裕がある。とはいえ三姉妹の性器はそれぞれ特徴がありつつも、どれもが満足感を得られる代物である。あと数回挿入するだけで射精に至るのは容易いとも思えた。

瑞樹の膣内に竿を挿れると、じゅくじゅくに潤った襞が絡みついてくる。愛液だけでなく璃空の精液も混ざったどろどろの淫液がゴム越しに塗りたくられて、より明確な快感が伝えられてくる。

ふっくらした媚肉に敏感な亀頭を柔らかく包み込まれる感触はまったりとしていて、悦に入る肉棒がだらだら我慢汁を垂れ流しているのを感じる。

由鶴のそれよりも余裕を感じた璃空は今度こそ、激しめに腰を振る。今のうちに射精するつもりで蕩ける蜜壺に肉棒を擦りつけて、ぱちんぱちんとささやかに肌のぶつかる音が立つ。

「んっ、ん……んっ、ん……っ! 瑞樹お姉ちゃんの、気持ちいい……」
「りっくん頑張れ頑張れ♡ 頑張って腰を振って、いっぱいびゅるびゅるしちゃおうね♡」
「駄目よりっくん♡ 出しちゃったらお姉ちゃんが罰ゲームになっちゃうんだから♡ 出ちゃわないようにしっかり我慢するのよ♡」

璃空は目いっぱい腰を打ちつけるが、膣締めのない瑞樹の中はやはりいささか緩く、快感は募っているものの射精に至るにはまだまだ足りない。ちゅぷちゅぷと汁が漏れ出てくるのも、抽送に合わせて乳肉が房を揺らすのも扇情的だが、興奮を高めてもそれで達するには時間も足りなかった。

「はい、そこまでよぉ。一分経ったからもうおしまいねぇ」

中途半端なところで肉棒を抜かなければならないのも手痛い。溢れそうになっていた射精感がリセットされて、次に挿入してから射精に導くには一分では短すぎる。

抗おうとしたところで、所詮は三姉妹の手の平の上ということなのだろうか。抜いた肉棒はまた一段と震えが大きくなって、自分の中で快楽を溜め込んだ結果に瑞樹が頬を染める。

「またこんなに、震えるほど勃起してる……♡ あれだけ出したのにまだ射精しそうなのね」
「あぅ……もうちょっとで、出そうなのに」
「そろそろ危なさそうかな? みーちゃんの穴なら耐えられそうだけど、でも今やったばかりだし、あたしもりっくんのおちんちん欲しいし……いいや! りっくん、朱花お姉ちゃんとしよ♡ おちんちんイかないように調節すればいいし♡」

ごろんと横になる朱花の身体に覆いかぶさって、限界まで張り詰めた肉棒を差し込んでいく。

うねる膣道を子供の陰茎が通り抜けてくると、触手のようなヒダヒダが精液を搾り出そうとしてカリ首に引っかかってくる。悶絶しそうな気持ちよさに襲われるが、璃空は必死に腰を動かした。

「ふっ、ん……! はぁっ、んっ……!」
「あんっ♡ りっくんてば、お姉ちゃんのおまんこにがっついちゃって♡ そんなに朱花お姉ちゃんで射精したいの?」
「う、うん……! お姉ちゃんの中で、いっぱい気持ちよくなりたい……!」
「すっごく嬉しいけど、まだ駄目だよ♡ 今出されちゃうとお姉ちゃんの負けになっちゃうんだからね。おまんこは緩めにしてるから、どうしても出したかったら、一生懸命腰ぱんぱんしないとだぞ♡」

朱花の胸に顔をうずめて、甘やかな匂いと女の身体の柔らかさを餌にしながら興奮を高めに高める。そうやって自身を追い込んでいく璃空は、ふんふん鼻息を荒くして肉棒をじゅぷじゅぷ抜き差しして媚肉で扱き上げる。

もう少し。あと少し。もうちょっとで出せる。もうすぐ出るから、どうか間に合って欲しい。

璃空の必死な抽送は――

「はい残念♡ 時間切れよぉ♡」

――無慈悲にもそこで止められてしまう。

「ふぅ……ふぅ……ふぅ……あと、ちょっと、なのに……」
「惜しかったね♡ だけど一生懸命腰振るりっくん格好よかったよ♡ 小っちゃいおちんちんだけど、朱花お姉ちゃんの気持ちいい所ずんずん突いてくるから、お姉ちゃん興奮してきちゃって……なんか……熱くなってきちゃった♡」

朱花の身体はすっかり出











いた。

のぼせたように全身を赤く火照らせて、きめ細かい肌の上を汗が光る。暖房も何もないのに湯気まで立ち昇らせそうで、中途半端に脱ぎ崩していた衣服を全て脱ぎ去って、生まれたままの姿を小さな雄の前に見せびらかす。

「わっ……朱花お姉ちゃん……っ」
「あらあら朱花ちゃんったら……♡ じゃあお姉さんも脱いじゃおっかな」
「なら、私も……」

後に続いて由鶴や瑞樹も脱ぎ出して、璃空まで流れに乗って皆が皆、全裸になる。こんな姿を家族に見られでもしたら言い訳のしようがないというのに、そんなことを気に掛ける余裕もとっくに霧散してしまっている。

目の前に並ぶ艶やかな肢体。どれもがオンナの顔を浮かべて、未発達の雄を前に発情を示している。むっちりと成熟したカラダの蒸れきった美しさに蠱惑された少年の心は、抵抗のしようもなく鷲掴みにされてしまう。

「どうかなぁりっくん。お姉さんたちの裸は……?」
「えっと……とっても綺麗だよ」
「ふふっ。綺麗だなんて……おませさんね」
「それで、りっくんはどの裸と絡み合いたいのかな♡」

訊ねられるより前から璃空の選択は決まっていた。

「ぼく……朱花お姉ちゃんがいい」
「さっきお姉ちゃんの中で頑張って出そうとしてたもんね♡ いいよ、さっきの続きしよ♡」
「その前に、ちゃんとゴムは外すのよ。次に出しちゃったら生中出しと罰ゲームなの、忘れちゃ駄目よ?」

瑞樹にコンドームを外されて本当の意味で裸にされた璃空は、それでもお構いなしに朱花と身体を重ね合わせる。

正常位の形ですべすべの肌をくっつけて、下腹部もしっかり結合させて、奥までの密着。最奥までには至らない拙さがありながらも、それを感じさせないつもりで璃空は気合を入れて腰を振り立てる。

「お姉ちゃんっ……朱花お姉ちゃん……っ」
「いいよりっくん……♡ どんどん上手になってるね♡ おちんちん突くの上手♡ そのままお姉ちゃんの中で、気持ちよくどぴゅぴゅってしちゃっていいからね♡」

璃空の限界が近いことと、進んで射精を目指していることをわかっているからか、瑞樹のように強烈な膣締めはせず、ちょうどいい力加減で璃空の竿を咥え込むことで朱花は射精を促している。

もはやゲームのことも、妊娠がどうとかも気にしてはいない。朱花の中で気持ちよくなりたいという一心で、璃空は快感を噛み締める。それに、瑞樹だけに出してしまうのも不公平だと思えた。三姉妹みんなを愛していればこそ、種付けも平等に行わなくてはならない。

そんな風に思い至った結果、璃空の中から我慢は掻き消えた。

朱花の生膣で絶頂して精液を吸い取ってもらうために、何度も何度も抽送して、女体の中で肉棒を酔い潰れさせる。幼げな屹立でも朱花は満足してくれているのか、突き入れるたびに膣壁が収縮して悦びを伝えてくる。

その何度目かの収縮が急激に強くなった時、押し潰された肉棒が我慢の限界を迎えた。

「朱花お姉ちゃん……いくよ……もういく……」
「お、おいで……りっくん……おいで♡」
「んぅ……ッ……!!」

まるで風船が破裂するような勢いだった。

璃空の身体から飛び出した精液は朱花の膣内を真っ白に染めていく。子供でありながらも確かな生殖能力は彼女の卵を探し回ってうじゃうじゃと胎内を泳ぎ回る。射精と同時に蜜壺もきゅうっと締まって、精液を根こそぎ搾り取ろうとする蠕動で肉棒がびくびくと悶絶させられる。

「あははっ……♡ すっごーい♡ りっくんの精子がおまんこの中に入ってきてるのわかるよ♡ いっぱい出せて偉いぞー♡」
「朱花お姉ちゃんのおまんこ、気持ちいいから、いっぱい出たよ……」
「そっか♡ りっくんが気持ちよくなってくれて、お姉ちゃんも嬉しいよ……♡」

朱花に頭を撫でられながら女体に身体が沈む。ふかふかのおっぱいをクッション代わりに身体を休めていると、由鶴がにやにやと璃空の顔を覗いてくる。

「お楽しみのところ悪いけどぉ、りっくんがまた自分の番で射精しちゃったから、罰ゲームよ?」
「あ……そうだった……」

絶頂を迎えて熱が引いた頭は現実に向き合わされる。

身体を起こすと、瑞樹の口から告げられた罰の内容は、

「りっくんには、お姉ちゃんたちとキスしてもらいます。もちろんそれも撮影しちゃうからね♡」
「うう……やっぱり撮るの?」
「だってぇ、りっくんのかわいい所、お姉さんずっと見ていたいんだもん♡」

由鶴がそう言ってスマホのカメラを向けてくる。恥と性欲で真っ赤になり続ける璃空に朱花が顔を寄せてくる。

「りっくんりっくん♡ お姉ちゃんにちゅーして?」
「しょうがないなあ……もうっ」

照れ隠しでやけになりながらも、朱花と唇を重ね合わせる。

璃空にとってのファーストキス……ではあるが、厳密には母親の方が先だったりする。今より幼い頃、寝る前にキスをするのが挨拶のようになっていて、その時は軽く唇を触れさせるだけの簡単な口づけだった。

朱花のそれは、熱烈な愛の証である。

その時の軽い挨拶を想像していた璃空の唇は触れた途端に朱花の唇に吸い込まれて、隙間を割って入ってきた彼女の舌が璃空の口内を滅茶苦茶に掻き回す。

ぐるんぐるんとうごめいて、璃空の舌と強引に絡ませられると脳味噌がショートしてしまいそうな衝撃に見舞われる。

「……ん、ふふ♡ 大人のキスの味はどうかな」

淫靡な微笑みに答えられるだけの余裕も蒸発してしまった。

ぼうっとしている暇もなく、解放された途端にまた別の唇に吸い込まれてしまう。気がつくと、目の前に瑞樹の顔が迫っていた。

「りっくん……好きよ……♡……んんっ」

立て続けに襲い来る大人のディープキス。はむはむ啄むかのように求められると、璃空も自然と応じて舌を絡ませていた。

彼女たちの好きという気持ちに負けないほどの愛を込めて、それが伝わるように舌を伸ばす。

「最後はお姉さんねぇ。りっくん、だーい好きよぉ♡」
「んん……っ!」

口内での愛し合いは激しく、口の隙間から漏れ出る水音が淫らに反響して璃空の耳をも犯すように突き刺さった。

唾液を交換して、舌同士をナメクジの交尾じみて絡ませ合う。

三人分のお姉さんとの口交尾をばっちり撮り収められたのち、濃厚な接吻でしっかりと維持された勃起に再びコンドームが装着される。

いつもの自慰ならとっくに涸れているはずの性欲は大人の魅力に感化されて、未だ収まることはない。それにまだ、精液を注ぐべき穴は残されている。

「ねえお姉ちゃん。次の罰ゲーム、ぼくが決めていいかな」
「え? どういう罰ゲームにするの?」

璃空には考えがあった。

初めは抵抗感があった中出しも、一線を越えた今は自ら望んでするつもりでいる。それは、彼女たちを真に愛していればこそ。

「次にぼくが負けちゃったら、お姉ちゃんたちと結婚するの」
「あらあらあらぁ……♡」
「りっくんったら……本気なの?♡」
「うん。ぼく、お姉ちゃんたちと結婚したい」

意志は固かった。

昔からそれとなく憧れのようなものを抱いてはいたが、幼心には家族愛に近いものとしか認識できずにいた。

今はそれがはっきりと確かな愛であると断言できる。家族愛ではなく、それ以上の比較しようのないもっとずっと大きな愛である。

それだけの愛を捧ぐほど、大好きなお姉ちゃんたちがもし他の知らない誰かに取られたりしたら――そんなのは嫌だ。そのための勇気ある告白である。夫婦になって子供を作れば、自分だけのものにできる。愛の証を作ってでも、彼女たちと結ばれたい。

幼いながらも男としての本能を開花させる璃空に、三姉妹は心からの笑顔を向けた。

「うふふ♡ りっくんがそんなこと言ってくれるなんて、とぉっても嬉しいわ♡」
「だったらりっくん、自分の番が回ってくるまで我慢できる?」
「途中でお漏らししちゃったら、罰ゲームはなしだからねー♡」
「ぼく頑張るよ! お姉ちゃんたちのこと大好きだから!」

こうして淫靡な遊戯は急展開を迎えてまた一巡する。

ゲームという建前で始まったセックスは本気の睦み合いに変わって、六畳一間の空間は窓を結露させるまでに熱を籠らせていった。

「んっ♡ んっ♡ 頑張ってりっくん♡ あと五十回よ……精液漏れないようにして、しっかり突いてね……♡」
「っくぅ……頑張るから、見ててね、瑞樹お姉ちゃん……っ」

裸と裸で、溶けて混じり合いそうな発熱の絡み合いが続く。

「いいぞー♡ りっくん♡ お姉ちゃんにもっとカッコイイところ見せてね♡ ぁんっ♡ 腰使いも上手だぞ♡ 頑張れ♡」
「んあっ……ふう……朱花、お姉ちゃん……」

女の味に慣れてきたことで腰使いは躍動感を得ていくが、名器の膣扱きを耐え抜くにはまだ身体は未熟さが残っている。それでも璃空は歯を食いしばってでも射精感に耐えて、膣内を穿ち続けた。

「あふっ♡ んん……♡ おちんちん気持ちいいわよぉ、りっくん♡ あともうちょっとで、お姉さんの中に出せるから……もう少しだけ頑張って我慢しようねぇ♡」
「由鶴お姉ちゃん……っ……もう、ちんちん、いきそう……」
「頑張れりっくん♡ このままだとお姉さん孕めないよぉ♡ ゴム外せるようになるまで我慢我慢♡」

ぬちゅぬちゅと粘着質な汁音を立てての交尾。一月の空気はまだ涼しげで、だというのにぐっしょりと汗を滴らせて、閉めきった部屋に蒸れるほどの湿り気とすえた匂いが立ち込める。

そうして姉妹たちの身体を限界まで味わった末――とうとうその時は訪れる。

「はぁ…………っはぁ……」
「……おめでとうりっくん♡ 時間になったから今度はりっくんが穴を選ぶ番だよぉ♡ りっくんはどこで射精したい?」
「もちろん、由鶴お姉ちゃんだよ」
「♡♡♡……いいわよ♡ ゴム外して、中でぴゅっぴゅしていいからね♡」

由鶴の中に沈めていた肉棒を一旦引き抜いて、コンドームを取り除いてからまた膣内へ収める。

きゅうっとした狭さの淫穴はより生々しく、遮るものがなくなったことで射精間近の陰茎に途方もない快感を与えてくる。

「あっ……♡ りっくんの生おちんちんが入ってきた♡」
「お姉ちゃん……おまんこに、出すから……いっぱいいっぱい出すから……ぼくのお嫁さんになってくれる……?」

膣内で竿を震わせながら由鶴の顔をじいっと見つめる。今にも力尽きてしまいそうな心もとの無さが目立つ小柄な雄の懇願にも、彼女は優しく笑いかけてくれる。そしてゆっくりと頷いたのがスタートの合図となった。

正確な知識も経験も持ち得ない彼の抽送は、ある意味では自慰行為に等しい。女をよがらせる方法など知るはずもなく、単調な腰振りでも気に入ってくれているのは偶然でしかない。

「はっ……ふぅっ……んん、ん……♡ おちんちんが、どんどん膨らんでる……っ♡」

膣内を抉るたび、吐かれる息に熱が籠って快感を示されるともっともっとお返しをしたくなる。気持ちよくさせてもらった分だけ喜ばせたい。そのために璃空は腰を振る。由鶴の中は相変わらず刺激的で、気を抜くとあっという間に果ててしまいそうだが、耐えるほどに蜜壺を突いて喜ばせられて、精液を濃くして感謝の量を増やせると思えば最後の瞬間まで踏ん張る理由として充分だった。

「お、姉ちゃん……もう、そろそろ……」
「イキそう? お姉さんの中に……りっくんが頑張って溜めたの、全部出してくれる?」

種付けに意識が削がれた璃空に答えるだけの余裕はもうなかった。ただ必死にぶんぶんと首を縦に振るだけ。

彼女も受け入れの準備を整えたように思えた。膣内の摩擦が多くなると愛液を溢れさせて、汗を湿らせた柔肌から濃い雌の匂いを漂わせる。釣られるようにそこへ飛び込んで、女体を抱きしめて。

もう離したくない――強い想いが最後の時を迎えさせた。

「んぁっ♡ んんんっ……♡ りっくん、りっくん……♡ よく頑張ったね、りっくん……お姉さんも、りっくんのこと愛してるからねぇ……♡」

想いの分だけ抱きしめる腕に力を込めると、由鶴も抱き返してくれる。駄々っ子のようにわがままにしがみつくのに対して彼女のそれは、雄としての役目を果たした身体を労わるような、天使の翼に包まれる暖かな抱擁。

立派に勃たせたモノは雄々しさには欠けるが、それでも懸命に雌を孕ませようとして女体の奥まで潜り込んで遺伝子を注ぎ込み、璃空という男の色を塗りたくっていく。他の誰にも上書きされないように、しっかりと奥まで。濃いものをたっぷりと。

脈動が収まってからも余韻に浸ったまま名残惜しそうにふたりは抱き合い続けた。じっとりと熱を孕んだ吐息ばかりが部屋の中を駆け巡る。

数分してから璃空は身体を起こし、ふやけたような竿を抜くと由鶴の雌穴から罰ゲームの証がこぼれ落ちた。

「また、ぼくの負けだね……」
「そうだねぇ。負けちゃったりっくんには、罰として……お姉さんたちを幸せにしてもらうからねぇ」

何度もゲームに負けて、罰まで受けさせられて。いつもなら悔しさでいっぱいになる胸の内は清々しさに満たされていた。

身体を重ねて何度も愛を確かめ合ったお姉ちゃんは誰もが幸せの微笑みを湛えていて、そんな贅沢な光景を前に不満なんてあるはずもない。

「お姉ちゃん……」
「なぁに?」
「ぼく、お姉ちゃんたちのことが大好きだよ。由鶴お姉ちゃんも、瑞樹お姉ちゃんも、朱花お姉ちゃんも、みんな大好き。遠くにいても、ずっと好きだからね」

姉妹たちはもう何時間もすれば帰ってしまう。次に会えるのはまた来年になってしまうかもしれない。

きっと会えない時間の方が長くなる。だから紡いだ。ありったけの想いを。忘れてしまったりしないように、手の届かないような遠くまで離れていかないように。

次に会う時は、今よりもっと立派な告白ができるように。

三姉妹はそれぞれ顔を見合わせると、膝立ちで擦り寄って全員で璃空を抱きしめる。

「かわいいかわいい旦那さん」
「お姉ちゃんたちを幸せにしてね♡」
「約束だよぉ♡」

暖かな身体に包まれながら囁かれ、慈愛のキスが降り注いだ。

他の漫画を見る